2019年10月25日

マウナケア・ツアー その3 ギンケンソウ(銀剣草)

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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ここはハワイ島のマウナケア(山頂4205m)の中腹の標高2800mにあるオニズカ・ビジター・ステーションです。この扉の中にマウナケア(山)の固有種であるギンケイソウが生えているとガイドさんから聞いたので中に入って見に行ってみることにいたしました。どんな形の植物なのかは知る由もありませんが、見ると判るとのことでした。扉には次のように書かれていました。
STATE OF HAWALL

DEPARTMENT OF LAND AND NATURAL RESOURCES

DIVISION OF FORESTRY AND WILDLIFE HALE POHAKU EXCLOSURE

Estab. 1982; elev. 9000'
扉の左側にも次のような注意書きがありました。SILVERSWORDが植物の英語名だと思われたので、ネットで確認するとMAUNA KEA SILVERSWORDが英語名でした。
AHINAHINA ENCLOSURE MAUNA KEA SILVERSWORD

STAY ON TRAIL

クリックすると拡大扉があった場所は前記事で紹介したお弁当を食べたテーブルが並べられていた右の写真のエリアの奥でした。テーブルが空いていなかったので先に、ガイドさんに薦められたマウナケア固有種の植物を探しに行ってからお弁当を食べました。
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中に入ってマウナケアの方を見た景色です。この中にギンケンソウが生えているかどうか分かりません。黄色い花が沢山咲いていました。一見して分かるとのことなので黄色い花の植物ではなさそうです。
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黄色い花もきれいなので拡大写真を掲載いたしました。車で登ってくる時も沢山見かけた黄色い花だと思います。
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こちらの写真にはいろんな植物が写っています。変わった植物も多いのですが、なんとなくギンケンソウとは違うように感じました。
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白い花を咲かしている植物も咲いていました。
ハワイ諸島では在来自生種の植物は1800種ありますが、約85%がハワイ諸島の固有種です。鳥類では海鳥を別にすると、77種の在来種の内76種がハワイ諸島固有種で、哺乳類の在来種はコウモリの1種のみなのです。クリックすると拡大これらの数値からもハワイ諸島は、人類到達以前は世界からは隔離された場所であったことが分かっていただけると思います。何気なく生えている植物もハワイ諸島の固有種なのかもしれません。仮説ではありますが古代の人類は海鳥の移動を見て小舟を進めて新しい島を見つけて行ったと想像されています。つまり人類が移動した同じルートをクリックすると拡大火山噴火で島が出来た遥か昔に海鳥に種子が付着して植物が移動した可能性が高いことになります。それが進化して沢山の固有種になったと思われます。人類が住む以前は海亀や海蛇以外の陸生の爬虫類は住んでおらず、両生類も生息していなかったと考えられているのがハワイ諸島だそうです。昆虫などの節足動物は沢山の種類が生息していますが分類的には非常に偏っていることから海鳥に付着するなどしてハワイに到達出来た節足動物だけが繁栄して種類を増やしたと考えられているようです。南極大陸を除く象徴的なあらゆるエリアに進出したアフリカを起源とする人類(ホモ・サピエンス)ですが、人が住めるような温暖な地域において、ハワイは人類が到達するのが、最も遅いエリアの一つと言えるのかもしれません。クリックすると拡大ちなみに日本に人類が到達したのは4万年前~3万年前で、南アメリカ最南端辺りは1万2千年前で、グリーンランドは6000年前~4000年前です。それに対してハワイへの人類到達は1500年前~1000年前です。
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白い花を拡大して見ました。高山植物だと思いますが、ギンケイソウではなさそうです。
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探検している気分にさせられました。
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敷地内に石組がありました。正面がマウナケア山頂です。マウナケアはハワイの先住民たちにとって数々の神が棲む聖地なのです。代表的な神は雪の女神ポリアフです。マウナケアの方向に向いていることから、神々に関係したものだと思われます。
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ギンケイソウ探しは後回しにして、この石組を詳しく見てみることにいたしました。調べてみるとハワイ神話に登場する雪の女神・ポリアフの祭壇でした。祭壇のことはヘイアウ(heiau)で、捧げ物を置く台はレレまたはウヌだそうです。
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祭壇を拡大いたしました。
ポリアフの神話をネットから転用させていただきました。
昔のハワイでは、山の斜面に石垣を築いて造った巨大な滑り台を、木製のそりに乗って滑るという王族の遊びがありました。

ポリアフは、そり滑りがとても得意でした。ある時、ポリアフが友人とそり滑りをしていると、そこに黒いマントを羽織った美女が現れ、自分とそり競争しようと言いました。さっそく美女とポリアフは、山の上から同時にそりに乗って滑り下りました。ポリアフの乗ったそりのほうが速いのは、誰の目に見ても明らかでした。競争の途中で、なにげなくポリアフは後ろを振り返ると、なんと後ろから、黒マントの美女が大きな炎の塊になって、山腹から噴出させた溶岩の上に乗って追い掛けてくる姿を目にして驚きました。黒マントの美女は、ペレだったのです!

しかし、ポリアフは急いでその場でそりから飛び降りると、あわてて逃げたりせずに、その場にすくっと立って、ペレを真正面から見据えたのです。溶岩はポリアフに向かって流れてきます・・・・ところが、ポリアフの目の前まできた溶岩は、二手に分かれてポリアフを避けるように流れていったのでした。

ポリアフはマウナケアの山頂から、氷のように冷たい風をペレと溶岩に向けて吹きつけました。
溶岩は冷えて固まり、ペレは寒さにこごえて退散していきました。
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中央の大きな石が印象的でした。神聖なものだと感じます。
雪の女神ポリアフと対立関係なのが火の女神ペレ(Pele)です。上で記載の神話に出てくる黒マントの美女が火の女神ペレです。クリックすると拡大今のペレはハワイ島の南半分である活火山のマウナロア(山)やキラウエア火山を支配し、ポリアフはハワイ島の北半分であるマウナケア(山)を支配していると言われています。右の写真はペレを題材として描かれた絵画です。
諸説ありますが、雪の女神ポリアフ(Poliʻahu)は一般的に下記のような4姉妹という説が多いそうです。リリノエワイアウカホウポカネも雪の女神とされることがあるそうです。カホウポカネはハワイ島のフアラライ山の女神との記述が多いのですがWikipediaではマウイ島のハレアカラ山の雪の女神(?)と書かれています。リリノエもハレアカラ山の雪の女神との記述もありました。右の2枚の写真はポリアフを描いた最近の絵画です。
クリックすると拡大 長女 雪の女神 ポリアフ   Poliʻahu
 次女 霧の女神 リリノエ   Lilinoe
 三女 湖の女神 ワイアウ   Waiau
 四女 衣の女神 カホウポカネ Kahoupokane
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ポリアフの祭壇あたりの航空写真です。がオニヅカ・ビジター・ステーションの建物で、クリックすると拡大紫色のマークが夕食のお弁当を食べたテーブルです。黄色のラインが右の写真のベンチマーク(水準点)がある山頂方向です。写真内のマイナスのアイコンを7回クリックすると山頂が表示されます。山頂近くにも祭壇があるようです。


マウナケアの雪の女神ポリアフのご利益(ごりやく)があったのか、遠くに銀色に輝く草が生えているのが目に飛び込んできました。「これがギンケンソウだ」とすぐに分かりました。ギンは「銀」でケンは「剣」だったのです。つまりギンケイソウは漢字で書くと銀剣草でした。確かに見ればわかる。でした。場所は、上の航空写真でポリアフの祭壇の少し東側(右側)のエリアでした。
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近づいてよく見ました。サボテンや多肉植物のように見えますがキク科の植物だそうです。植物の分類を越えて環境が形を作るのだと実感いたしました。進化の不思議を感じました。
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不思議な植物です。
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次々とギンケイソウを見つけました。下記は十分に成熟した個体の特徴です。開花まで5年~50年もかかる非常に成長の遅い植物です。
 葉長 30~40cm
 花茎 70~250cm(最大高さ:300cm)
 開花 7~10月
 頭花 最大500~600個
 標高 2100~3750m
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葉が出ている部分を拡大いたしました。
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クリックすると拡大1株だけですが、花を咲かせた後の花穂が残った株もありました。それが下の写真です。右下の花穂が伸びた縦長の写真はWikimediaから転用させていただきました。ハワイ諸島には2つの亜種があるのみです。1つが今回紹介のハワイ島のマウナケア(山)固有種のマウナケア・ギンケンソウ(Mauna Kea silversword)で、もう1つがマウイ島のハレアカラ山の固有種のハレアカラ・ギンケンソウ(Haleakala silversword)です。右の5秒ごとに切り替わる写真はハレアカラ山の固有種のハレアカラ・ギンケンソウの写真です。
クリックすると拡大  界 植物界      Plantae
    被子植物     Angiosperms
    真正双子葉類   Eudicots
    コア真正双子葉類 Core eudicots
    キク類      Asterids
    真正キク類Ⅱ   Euasterids II
  目 キク目      Asterales
  科 キク科      Asteraceae
  属 ギンケンソウ属  Argyroxiphium
  種 ギンケンソウ   Argyroxiphium sandwicense
 和名 銀剣草
・ハワイ島マウナケア(山)
 亜種 A. sandwicense subsp. sandwicense
 英名 Mauna Kea silversword (マウナケア・ギンケンソウ)
・マウイ島ハレアカラ山
 亜種 A. sandwicense subsp. macrocephalum
 英名 Haleakala silversword 又は east Maui silversword
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かなり広い範囲で見つけることが出来ました。
Wikipediaによるとギンケンソウ属(Argyroxiphium)には現有種が5種と絶滅種が1種が書かれていました。→翻訳
クリックすると拡大ギンケンソウ(銀剣草)にSilversword(シルバーソード)が使われているのに対して右の写真の別種にはGreensword(グリーンソード)の名が見られます。ただし和名として検索してもグリーンソードや緑剣草(ギョクケンソウ)は出てこないのでギンケンソウ属は日本ではあまり知られていないようです。Wikimediaによるとギンケンソウ属はハワイ諸島の固有属だそうです。5種すべてが高山にあるのではなくGreensword (Argyroxiphium grayanum)は湿地に生育しています。East Maui greenswordは公式に1945年以前に絶滅したことになっていますが、1989年にHaleakalā silversword(ハレアカラ・ギンケンソウ)との交配種と思われる個体が見つかりました。
 現有種
  Eke silversword
  Greensword
  Argyroxiphium × kai D.D.Keck (A. caliginis × A. grayanum)
  Mauna Loa silversword (or Mauna Kaʻū silversword)
  Silversword ギンケンソウ
   亜種 Mauna Kea silversword ハワイ島マウナケア固有種
   亜種 Haleakalā silversword  マウイ島ハレアカラ山固有種
 絶滅種(1945年以前)
  East Maui greensword
 以前は含まれていた(現在はDubautia属)
  Dubautia gymnoxiphium
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いろんな形を見せてくれていました。クリックすると特別に大きく拡大するように設定しています。ギンケンソウの英文のWikimediaでの種の保全状況にはG2と書かれていました。我々がよく見かけるCRやENやVUなどのカテゴリー分けとは表示が違うのでIUCNのレッドリストNatureServeの保全状況を比較をしてみるとENに近いものと想像されます。G2レベルはGlobal LevelでのImperiled(typically having 6 to 20 occurrences, or 1,001 to 3,000 individuals)です。ギンケンソウが絶滅危惧種になった大きな原因は人間がハワイに持ち込んだ家畜が野生化した野ヤギや野ヒツジが食べたことだそうです。非常に成長の遅い植物なので動物に食べられてしまうとひとたまりもなかったのだと思います。一時は野生のものは36株まで減ったそうです。現在は人工繁殖をして絶滅しないように維持をしているようです。ギンケンソウが生えていたエリアが柵で囲まれていたのは、野ヤギや野ヒツジの食害からギンケンソウを守っていたのかもしれません。
クリックすると拡大 EX:絶滅
 EW:野生絶滅
 CR:絶滅寸前
 EN:絶滅危惧
 VU:危急
 CD:保全対策依存
 NT:準絶滅危惧
 LC:低危険種
 DD:データ不足
 NE:未評価
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雰囲気を感じてもらうために沢山掲載させていただきました。
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他の植物には過酷な環境だからこそ、環境に適用したことと、高い山のために他の場所への進出が難しいことから固有種になったのだと感じました。
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葉の部分を拡大いたしました。
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さらに葉を拡大しました。何枚かの葉はピントが合っていると思います。表面に細かな毛が付いています。これにより銀色に輝いているのだと思います。
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さらに葉を拡大して見ました。是非ともクリックしてみてください。細かな綿毛は鉱山での保温の役目と紫外線を防ぐ役割もあるようです。このような植物の文献「セーター植物・温室植物にみる極限の適応」には、似た植物としてヒマラヤ地域に右の写真のキク科トウヒレン属のワタゲトウヒレン(Saussurea gossypiphora)など6種があると書かれていました。クリックすると拡大高山で「セーター」を着る意味は、加温や保温、雨や霧避けのほか、高山の強い紫外線を遮る意味もあると考えられているそうです。密生した綿毛は紫外線など波長の短い光を散乱させ、盛んに細胞分裂を行う茎頂や生殖器官を保護しているものと推測されるそうです。ヒマラヤの標高4300〜5600 mに生育しているワタゲトウヒレン(Saussurea gossypiphora)に関する上記の文献には、類似した植物としてハワイの高山帯に生えるギンケンソウ属(Argyroxiphium)が引用されていました。
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今回、ギンケンソウ(銀剣草)の写真を撮ったのはのオニヅカ・ビジター・ステーションの近くでした。Googleマップでは、この辺りはMauna Kea State Park - Halepōhaku Areaと書かれていました。
  2回目の休憩場所    マウナケア州立公園(1989m)
  夕食および高度順応場所 オニヅカ・ビジター・ステーション(2801m)
  沈む夕日を見る場所   マウナケア山頂(約4200m)
posted by SORI at 21:32| Comment(26) | ハワイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月13日

マウナケア・ツアー その2 マウナケア州立公園→オニヅカ・ビジター・ステーション

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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前記事(その1)では宿泊したコナのホテルから2回目の休憩場所であるマウナケアの山麓にあるマウナケア州立公園までを紹介しました。クリックすると拡大上の写真がマウナケア州立公園で、雲に隠れていますが正面がマウナケア山頂です。写真に写っているバスが我々のツアーのバスです。標高約1980mのマウナケア州立公園から右の写真の標高4200mの山頂を目指すわけですが、高山病予防と最後のトイレ休憩と夕食を兼ねて3回目の休憩場所である標高2800mのオニヅカ・ビジター・ステーションを先ずは目指すのです。

本記事(その2)はマウナケア州立公園()からマウナケアの中腹にあるオニヅカ・ビジター・ステーション()までを紹介したいと思います。オニヅカ・ビジター・ステーションも紹介します。
右の図はGoogle地図で表示されるプロフィールマップです。
クリックすると拡大名前の一部に使われているオニヅカはコナ国際空港の正式名(エリソン・オニヅカ・コナ国際空港)にも使われているハワイの英雄の名前(姓)です。名前の通り日系三世で宇宙飛行士でした。1986年1月28日にスペースシャトル(チャレンジャー)の爆発事故で亡くなったことを覚えている方もおられると思います。この公園には16時09分に到着して5分後の16時14分に出発いたしました。オニヅカ・ビジター・ステーションには16時37分に到着いたしました。標高差()は約820mでした。写真には沢山の噴火口が写っています。
  2回目の休憩場所    マウナケア州立公園(1989m)
  夕食および高度順応場所 オニヅカ・ビジター・ステーション(2801m)
  沈む夕日を見る場所   マウナケア山頂(約4200m)


車と同じルートですが徒歩でのルート表示も紹介します。
画面内のPllus d'optionをクリックするとプロフィールマップを含んだルート図を別画面で標高差う辞します。


右側から着て休憩のために公園に入って休憩が終わって幹線道路に出たところです。左に曲がっていきます。
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幹線道路の景色です。
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マウナケアには沢山の小さな噴火口や小山(溶岩ドームや溶岩円頂丘がありました。左方向の遠くに見えるなだらかな山肌はマウアケアです。
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マウナケアを登り始めました。
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沢山の草木が生えていました。マウナケエは長く噴火していないことの証でもあります。最後に噴火は約4,500年前で現在は休火山だそうです。
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傾斜は急になってきました。遠くに見える2つ小山は2枚上の写真に写っている小山と同じものです。
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晴れていたのに急に霧に覆われることもありました。標高的に霧というよりは雲なのだと思います。
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雲に覆われて暗いために見えにくい状態が続いていましたが、沢山の牛が放牧されているところを通ったので写真を撮りました。
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車の正面を見てもらうと運息が分かると思います。ほんとうに山頂から夕陽や夜の星座を見ることが出来るのか、心配になってきました。
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こちらの黒い岩のようなものも牛です。
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溶岩ドームのような小山の間を進みます。傾斜があるのが分かってもらえると思います。
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やっと晴れました。雲を抜けたのだと思います。遠くに見える雲のようなところを通ってきたのだと思います。晴れると一気にきれいな景色になりました。
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オニズカ・ビジター・ステーションのエリアに到着いたしました。


オニズカ・ビジター・ステーションに到着して写真を撮りました。我々の車は右の白い車です。左の一番手前の白い車は我々と同じ旅行会社の車です。ここの施設はオニズカ情報ステーション(Onizuka Information Station)あるいオニズカ・ビジター・センターとも言われています。クリックすると拡大Wikipediaではオニズカ情報ステーションが使われています。元の名前はマウナケア展望台でした。上ですでに記載しているように1986年のチャレンジャー爆発事故で亡くなったハワイ出身の日系宇宙飛行士のエリソン・オニヅカを記念して命名されたそうです。休憩施設兼教育施設で売店、飲用給水、トイレ、DVD投影機があります。高山病予防に大きな役目を持った施設でもあります。ツアー会社では高山病予防のために、ここで30分以上滞在して体を慣す決まりになっているようです。
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建物の正面です。ここから先はトイレがない上に帰りも深夜になることからホテルに着くまではトイレがないので休憩時間の間にトイレを済ますことも大切です。建物の反対側にトイレがあります。
正面に沢山のインホメーションが貼られていました。
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そのインホメーションを拡大いたしました。HAZARDSの文字が書かれていることから、どうやらマウナケアにおける注意書きのようでした。クリックすると拡大するので雰囲気は分かってもらえると思います。内容までは読めませんがタイトルは判ると思います。
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道路の入口から撮ったオニズカ・ビジター・ステーションです。
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モノクロで撮ったオニズカ・ビジター・ステーションです。
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近くにオニヅカ氏と思われる石碑がありました。
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クリックすると拡大顔の部分を拡大いたしました。Wikipediaに掲載されていた右の写真と比べてみると、やはりエリソン・ショージ・オニヅカ(Ellison Shoji Onizuka)でした。彼はハワイ島コナのコーヒー農園を営む両親のもとに生まれたハワイ島出身の人でした。
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奥の方から撮ったビジター・ステーションです。
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オニズカ・ビジター・ステーションあたりの航空写真です。写真内のが上の写真の建物の位置です。


ここまで登ってきた道です。ここを左に入るとビジター・ステーションです。遠くの左の方には雲海が広がっています。
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一般車は我々より少し低いエリアに誘導されていました。
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一般の車は登れないのです。ハワイの先住民にとってマウナケアは神聖な場所なのです。そのことから外部の人間がマウナケアに登ることを嫌っているので、天文台を建設することも大きな反対運動が起こりました。現在も合計13基までと制限されています。旅行者に関しても強硬意見も多いのですが、折り合いをつけて旅行社の企画するツアーに関しては許可制で許されているのです。山頂に留まる時間も制限されています。
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上の写真はこちらの写真から切り取りました。
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すぐに夕食用の弁当が配られました。実はここ2800mの標高の場所で夕食を食べることも高山病予防になるとガイドの方が説明されていました。確かに他のツアーの人もみんな夕食を食べていました。
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まさに日本のお弁当でした。ホテルを出てくすぐに立ち寄ったWolmartエリアで飲み物などと一緒に積み込んだのだと思います。
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温かな味噌汁とお茶もついていました。おかずはいろいろ入っていました。右下が切り干し大根で、その上がお新香2種と昆布の佃煮です。日本のお弁当と遜色ありませんでした。味もハワイとは思えないほどの美味しさでした。
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おかずは左から鶏のから揚げ、シュウマイ、玉子焼き、アジのフライ、分厚いハムでした。割りばしの袋にSUSHI寿司と書かれているので、お寿司も出す和食店のお弁当のようです。少し崩した文字はShionoのように読めます。
クリックすると拡大検索してみるとSushi Shionoはコナにある寿司店と出てきました。ただしそのお店かどうかはすぐには判りませんでしたが、食べログからホームページを見つけて確認してみると、やはりそのお店でした。右の写真をクリックするとお店の看板の写真を表示します。場所を調べてみると我々のホテルから歩いて3分の場所のお店だったのでWolmartに寄ったのは弁当以外を積み込むためだったのかもしれません。SUSHI POWERとも書かれていました。
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テーブルが並べられたこちらのエリアで食べました。クリックすると拡大沢山の人がこちらで夕食を食べるので少し待ってから食べました。時間はたっぷりあったのです。後で計算すると1時間18分ほどビジター・ステーションに滞在していました。このエリアの奥の扉の先には次の記事で紹介する予定のマウナケア固有種の植物が生えていました。
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天体望遠鏡が沢山置かれていました。ボランティアによる天体観測ができると書かれていました。ツアーで使われる天体望遠鏡も置かれていたのかもしれませんが、我々のツアーでは天体望遠鏡は車に乗せられていました。
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実際に使われている天体望遠鏡もありました。太陽に向けられていました。覗くために行列がだ来た時もありました。黒点などが見れたので歯ないでしょうか。
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月も出ていました。まだ雲がすこし邪魔をしていました。夜になると半月ではありますが、月は明るいので星座を見るのには邪魔な存在でもありました。
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周辺の景色を紹介したいと思います。マウナケアの上の方です。頂上方向はもう少し左にあります。ただし、ここは近すぎて頂上自体を見ることは出来ませんでした。
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重心から少し左辺りがマウナケアの山頂方向だと思われます。写っている建物はオニズカ国際天文学センター(Onizuka Center for International Astronomy)です。このオニズカ国際天文学センターの一部の設備としてオニヅカ情報ステーション(オニズカ・ビジター・センター)があります。この宿泊施設は頂上にあるすばる望遠鏡などのマウナケア天文台群の建設、保守、観測者などの宿泊用だそうです。
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オニズカ国際天文学センターあたりの航空写真です。


山頂方向を拡大いたしました。
マウナケアは楯状火山(Shield volcano)に分類されています。楯状火山(たてじょうかざん)は右下の写真のように緩やかに傾斜する斜面を持つ底面積の広い火山です。クリックすると拡大隣のマウナロアも楯状火山です。流れやすい粘性の低い玄武岩質溶岩の噴出・流動・堆積の長い年月の繰返し形成されるそうです。山全体の形がよく分かる写真は撮れなかったのでWikipediaから右のマウナケアの写真を転用させていただきました。
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山頂方向をさらに拡大しましたが何もありません。
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別の方向の写真です。
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モノクロ(白黒)の写真も紹介します。山頂方向の写真です。
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少し南に降りて食事をしたテーブルがあった辺りを含めて山の方向を撮りました。左の端方向が産地用方向だと思われます。
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ズームで撮ると溶岩だらけであることが実感できました。
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マウナロア方向の景色です。
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下方向にも建物がありました。一般の車が誘導されていたあたりです。
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この時はキラウエ火山も噴火していたので、もしかしたら火山の噴煙かもしれないと思って撮った写真です。ガイドさんは噴煙が見えると言っていましたが、これかどうかは分かりません。
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小山もありました。溶岩円頂丘か溶岩ドームなのだと思います。いずれにしても噴火で出来たものだと思います。
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上の写真はモノクロなのでカラーの写真も紹介します。
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小山の頂上付近が気になったので拡大して見ました。
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雲海も広がっていました。標高が高いからこそ天体観測にもむいた山なのだと実感いたしました。
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それでは登っていく方向を紹介します。この道を登っていきます。ここは舗装されていますが先に進むと地道になりました。
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STOP HAZARDOUS CONDITIONS AHEADと書かれた標識が道路からビジター・ステーションに入るところに立てられていました。
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少し位置を変えてマウナケアに登っていく道の写真も撮りました。
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登る道を拡大いたしました。よく見ると写真の一番上の辺りに土ぼこりが写っています。
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拡大すると降りてくる車が見えます。この土ぼこりだったのです。ジグザクの道が見えます。
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上の写真の左側を撮った写真です。やはりジグザクの道がわかります。
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こちらはレンズを右側の方に向けて撮った写真です。これからこの道を登っていくのだと実感が湧いてきました。
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いよいよ出発の時間が迫ってきました。山頂に滞在できる時間は取り決めで決まっており、ツアーの目的は夕日が沈む景色おみることなので、クリックすると拡大ほぼ同時につぎつぎと出発する必要がありました。各ツアーのグループには防寒着が渡されていました。このグループでは上衣とズボンの組み合わせでした。我々は右の写真の長いコートタイプなので頂上に登ってから車の中で渡されて着ました。出発したのは17時55分でした。頂上までのレポートは、その4で行います。オニヅカ・ビジター・ステーションの周辺にはマウナケア固有種の貴重な植物が生えていたので、その4を掲載する前に、その貴重な植物の記事を、その3で紹介したいと思います。
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前記事(その1)でも掲載していましたが、分かりやすいように本記事でもハワイ島全体の航空写真にマウナケア・ツアー全工程を書き込みました。ホテルを13時50分に出発してホテルに戻ったのが23時頃だったので9時間を超えるツアーでした。さらに言えばオアフ島のホテルを朝の6時20分にチェックアウトしてからの旅だと考えるとこの日は16時間40分の旅だったと言えるかもしれません。翌日にはハワイ島一周ツアーに行きました。
  宿泊ホテル       ロイヤル・コナ・リゾート
  夕食用弁当などの積込み Wolmart
  最初の休憩場所     アイランド・グルメ・マーケット
  2回目の休憩場所    マウナケア州立公園(1989m)
  夕食および高度順応場所 オニヅカ・ビジター・ステーション(2801m)
  沈む夕日を見る場所   マウナケア山頂(約4200m)


追伸
2019年10月10日朝から10月21日まで関西に行ってきます。その間は皆様の所に訪問出来ないことをお許しください。
台風19号が近づいています。それも台風15号と同じように千葉の家の近くを通るルートです。台風15号の時は中心が家の真上を通りましたが、今回は風が強く吹く北西側を通るルートが予想されています。家を離れているので心配です。電話で確認すると、我が家では被害はなかったそうです。ルート図を追加しました。
 ルート図:http://www.imocwx.com/typ/tyani_19.htm
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伊豆に上陸した10月12日19時の画像です。
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太平洋に抜けた10月13日02時の画像も紹介します。
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posted by SORI at 18:44| Comment(24) | ハワイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月09日

マウナケア・ツアー その1 ホテル→マウナケア州立公園

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

2019年9月7日掲載 タイトル:マウナケア・ツアー その1
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昨年(2018年)に行ったハワイ旅行の関連記事を今までに31掲載いたしました。クリックすると拡大オアフ島からハワイ島に移動してコナの町を散策したところまで掲載いてしました。次は標高4205mのマウナケア(山)に登って標高4200mの場所から沈む夕日を見て、夜空の星を見る「マウナケアの夕日と星空ツアー」を掲載する予定でしたが、数か月も開いてしまいました。ホテルを出発してホテルに帰ってくるまでを一つの記事で掲載するつもりでしたが、沢山の写真を整理するのに手間がかかることから、つい延び延びになっていたのです。このままではいつまでたっても掲載できそうもないので、分割する方式で掲載することに方針転換いたしました。今回の記事が第1回(その1)です。
日本人のハワイ旅行はオアフ島かハワイ島あるいはオアフ島&ハワイ島がほとんどですが、初めてハワイ島に行かれた方の多くが行かれるツアーが「マウナケアの夕日と星空ツアー」なので、経験された方は多いと思います。クリックすると拡大上の写真は標高4205mの山頂の近くまで登ってきた時にバスの車内から撮った写真です。つまり、ほぼ標高4200mまでバスで登れるのです。右の図はGoogle地図で表示されるプロフィールマップです。

ツアーのルートを紹介したいと思います。ホテルを13時50分(集合:13時40分)に出発して行きは海沿いの道を行き、帰りは内陸の道を走りました。ホテルに戻ったのは23時ごろで、全走行距離は235km(━━)になります。
今回の記事(その1)は宿泊ホテル()からマウナケアの山麓にあるマウナケア州立公園()までを紹介したいと思います。
  宿泊ホテル       ロイヤル・コナ・リゾート
  夕食用弁当などの積込み Wolmart
  最初の休憩場所     アイランド・グルメ・マーケット
  2回目の休憩場所    マウナケア州立公園(1989m)
  夕食および高度順応場所 オニヅカ・ビジター・ステーション(2801m)
  沈む夕日を見る場所   マウナケア山頂(約4200m)


泊まったホテルのこの入口で待ち合せました。
この日はオアフ島のホテルを7時15分に出発して国内線でハワイ島に移動してハワイ島のホテルに11時少し前にチェックインてコナの町を散策し、マウナケア・ツアーに行ってホテルの戻ったのが23時だったのでかなりハードな1日でした。クリックすると拡大右の写真がツアーのバスです。全て我々が泊まったホテルの人だけで、ほぼ満席でした。
翌日のハワイ島一周ツアーでは5ケ所のホテルでピックアップしたので、やはりマウナケア・ツアーは人気のようでした。
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集合すると先ずは同意書にサインいたしました。やはり標高4200m まで登ることから持病や体調や年齢の参加資格である12歳~84歳に入っていることなどの同意書です。つまり少なくとも11歳以下と85歳以上の人はツアーに参加出来ないのです。妊婦も参加できません。確かに山頂では、小さな子供さんは見ませんでした。翌日のハワイ島一周ツアーでは、同意書はありませんでした。
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ここからはバスの中からの景色などを順番に紹介したいと思います。
これはコナの町のフリーマーケットの写真です。
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出発して最初に寄った場所がスーパーマーケットのWolmartでした。標高2801mで食べるる夕食用の弁当などを積み込むためでした。この夕食が高山病を予防するのに重要であることを後で知りました。
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道は全て溶岩の上を走っていました。新しい溶岩は真っ黒で、古くなるほど茶色だそうです。
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野生化したヤギを時々見かけました。真っ黒の溶岩の上に立っている時は見つけにくかったです。ハワイ諸島は太平洋の真ん中に出来た火山島であることから、海が渡れるアザラシ類を除く哺乳類は全て人間と一緒に入ってきたものなのです。
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こちらは草が生え始めた溶岩です。新しい溶岩は草も生えていませんでした。
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見えている山はコハラ山地です。溶岩とコハラ山地の間には海が見えます。
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海がよくわかるように拡大いたしました。
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コナのホテルを出発して1時間後の道路です。このような道路が続いていました。
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マウナケアが遠くに見えてきました。マウナケア(Mauna Kea)はハワイ語で「白い山」という意味です。日本語ではマウナケア山あるいはマウナ・ケア山とも言われていますが、マウナは山を表しているので本記事では、「山」をつけない呼び方であるマウナケアと呼ぶことにいたします。
山頂付近は天候が安定し、空気が澄んでいることもあり、世界11ヶ国の研究機関が合計13基の天文台(マウナケア天文台群)/望遠鏡を設置していjます。日本の国立天文台が設置した「すばる望遠鏡」もここにあります。ハワイ原住民との取り決めから、13基より多くの天文台を建設しないことになっており、山に登る観光も制限されています。
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焦点距離100~400mmのズムレンズに取替て、最大の400mmで撮ったでマウナケアの山頂あたりです。振動の大きいバスの車内からの写真なので解像度は良くありませんが複数の天文台が確認出来ました。日本のカメラメーカーのレンズの手振れ防止機能の優秀さを実感いたしました。


ホテルを出発して1時間25分後に最初のトイレ休憩場所に着きました。名前はアイランド・グルメ・マーケットでした。
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休憩場所の駐車場から写真ですが、雲の上にマウナケアの山頂が僅かに見えています。このツアーで一番気になっていたのが天候です。走っている間、雲に隠れていることが多かったので心配していました。


400mmのレンズに交換して撮ったマウナケアです。天文台/天体望遠鏡が確認できます。
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さらに上の写真から山頂部分を切り取りました。雲に覆われている方が多かったです。撮影距離をGoogleで確認したところ44.3kmでした。手持ちで撮っているので解像度はもう一つですが雰囲気はマウナケアに近づいていることを実感いたしました。
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上の写真を画像処理してみました。雲が多いことが分かりやすいと思います。左から3つ目の円筒形の建物が日本のすばる望遠鏡です。
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溶岩の上に道路が作られていることが分かりました。正面に見えている山は標高4169mマウナロアです。なだらかな山なので4000mを越えているとは思えませんが、広大な広さに溶岩が流れて出来た山なのです。体積では世界最大(地球最大)の山と言われています。この写真の目の前の溶岩も58km離れたマウナロアから流れてきたのです。
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溶岩の上を走る道路を拡大いたしました。休憩場所を出発するとこの道を走りました。ここからはマウナケアに向かって真っすぐに進みました。
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火口だったと思われる起伏がいたるところにありました。
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こちらも火口だったと思われます。マウナロアは今でも危険な火山ですが、マウナケア側は活動は無いようで、俗にいう休火山です。プレートが北西方向に移動しているために、数万年の時間軸では常に新しい場所(今はキラウエア火山やマウナロア)から噴火しているのです。
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草が沢山生えている古い溶岩の部分も多くなってきました。
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真っ黒ではないけれど草が少ない溶岩の大地もありました。
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ズームしなくてもマウナケアが大きく見えるようになってきました。
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木が生え始めた場所も多くなってきました。
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こちらはマウナロアです。
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私が座っている右側にマウナロアがありました。
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周辺の景色で最も緑が多い写真です。
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運転席の写真も紹介しておきます。運転している方は、ガイド、バスの運転、天体望遠鏡操作、星座の説明を一人でこなすスーパーマンでした。
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なんとなく阿蘇山の雰囲気に似ていました。
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小さな小山が沢山ありました。
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軍関係の施設もありました。調べてみるとブラッドショー陸軍飛行場(Bradshaw Army Airfield)の関連施設のようでした。
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ここがマウナケア州立公園の入口です。左に曲がると州立公園です。
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ここが2回目のトイレ休憩場所でした。
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マウナケア州立公園です。正面がマウナケアの山頂方向ですが、近すぎで遠くから見ていたのとは印象が違いました。ここまでホテルから2時間19分でした。
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我々が乘ってきたバスとマウナケアとの2ショットです。
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山頂方向を拡大いたしました。マウナケアの標高4205mとエベレストの標高8,848mより4,653mも低いけれども、裾野からの高さとなるとマウナケアは裾野が海底まで続いていることから山の高さは10,203mとなり、エベレストを抜いて世界で最も高い山となるそうです。マウナケアは約6,000mの深海から噴火で出来た巨大な山であることを知りました。
長い時間軸のことではありますが、自分自身の重さによって海底が押しつぶされて高さは徐々に減少しているそうです。
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マウナケアとの反対側には世界最大の体積の山であるマウナロア(Mauna Loa)が広がっていました。マウナロアはマウナロア山あるいはマウナ・ロア山とも書かれます。マウナロアはハワイ語で「長い山」の意です。山頂にはモクアウェオウェオ(Mokuʻāweoweo)と呼ばれるカルデラがある。マウナ・ロア山の体積は約75,000 km3で、富士山(1,400 km3)の53.6倍の体積でまさに地球最大の体積なのです。
マウナロアはマウナロアは70~100万年前に噴火を始めましたが、人類がハワイに到達したのは約1000年前であり、文字をもたなかったことから噴火の記録が残っているのは1800年代前半からなのです。その1800年代前半からだけで33回の噴火が起こっています。1984年の3月から4月にかけて起こった噴火は世界的にも有名で、ガイドの方によればハワイで最も危険な火山と言われています。ただし、マウナロアから噴出する溶岩は珪長質に乏しく非常に粘度が低いために非爆発的なハワイ型噴火になる傾向にあることから人命にかかわる噴火は少ないようです。粘性が少ないことで火山斜面の傾斜は極めてなだらかなために、標高が4169mでありながら、地球で最も体積の大きい山となっているのです。
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記念のためにバスの写真を撮りました。このバスが標高4200mまで連れて行ってくれるのです。
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ドア側の写真も紹介します。ここからさらに約2200m登ってくれるわけです。
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ハワイ島全体の地図で、今回の記事で記載した宿泊ホテル(ロイヤル・コナ・リゾート)2回目の休憩場所(マウナケア州立公園)のルートを青線(━━)で紹介いたします。
宿泊ホテル()を13時50分に出発して、マウナケア州立公園()には2時間19分後の16時09分に到着いたしました。の距離は96kmでした。



2019年9月9日緊急追記 タイトル:雨雲の動きを追加しました。
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ハワイの記事とは関係ありませんが台風15号が私の住んでいる地域を直撃しそうなので、2019年9月8日20時30分から9日20時00分までの雨雲の動きを追加しました。雨雲の中心が台風15号です。雨雲の動き→ポチッ
9月9日の朝の写真を次の記事「台風通過後の近所の写真」に掲載いたしました。

やはり直撃したので、2019年9月9日5時05分前後の雨雲レーダーの画像も追加で掲載いたしました。画像はスライドショーの形式で4時10分、4時30分、5時00分、5時05分、5時25分、5時30分、5時35分の順に広範囲と拡大図の計14枚を表示しています。この5時05分に私の住んでいる場所が台風の目に入り風が止み、5時30分ごろから再び風が強くなり始め、5時35分には強風に戻りました。無風の時間が意外と長かったことからも台風の大きさを実感いたしました。28℃前後あった外気温度も下がり始めて6時5分の時点で24.9℃になったことから風向きが変わったのだと思います。画像をクリックすると台風の目に入った瞬間の5時05分の拡大画像を表示します。ニュースによると関東各所で観測史上最大の風速を記録、9日4時28分には千葉市で57.5m/秒の最大瞬間風速を記録したそうです。雨雲レーダー→ポチッ
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千葉市に上陸寸前で、台風の中心が東京湾にある台風15号の進路予想図を8秒間表示した後に2秒間ほど雨雲レーダー(4時05分時)の画面を表示するように設定いたしました。
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台風15号の進路の動画も紹介します。台風のルート(進路)をじっくりと確認できるように最後の画面は30秒間表示するように設定いたしました。
本動画の掲載サイト→台風経路図 国際気象海洋HP
          台風01号 台風02号 台風03号 台風04号 台風05号
          台風06号 台風07号 台風08号 台風09号 台風10号
          台風11号 台風12号 台風13号 台風14号 台風15号
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ラベル:ハワイ 火山 旅行
posted by SORI at 23:59| Comment(22) | ハワイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月23日

ツアー出発前にコナの町(Kailia-Kona)を散策

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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オアフ島からハワイ島に移動した前記事で紹介したようにハワイ旅行4日目は午前中にオアフ島からハワイ島のコナのホテルに移動しました。チェックインしてホテルの部屋に入ったのが11時で、マウナケア山ツアーの集合時間が13時40分と時間があったことからコナの町を少しだけ散策して見ることにいたしました。本記事では散策した範囲の写真を紹介したいと思います。右の写真はお土産で買ってきたコナコーヒーでクリックすると拡大す。
 1日目~3日目 オアフ島
 4日目~5日目 ハワイ島
 6日目~8日目 オアフ島
 9日目     帰国

ハワイ島でコナと言えば、広い範囲のコナ地区と狭い範囲のコナの町を意味しているようです。コナ地区はノース・コナ(North Kona)とサウス・コナ(South Kona)を合わせた範囲です。狭い範囲のコナの町と言えばカイルア・コナ(Kailua-Kona)のことです。コナで有名なコナコーヒーは広い範囲であるコナ地区(ノース・コナ + サウス・コナ )で作られています。今回の紹介は散策時間が短かったことからカイルア・コナのほんの一部だけであることは最初にお伝えしておきます。ハワイ島の面積はハワイ州全体の62.7%に対して人口は13.7%です。反対にオアフ島の面積はハワイ州全体の僅か9.3%なのに70.1%の人が住んでいるのです。
NO  名前 ハワイ語 面積 人口 人口密度
1 ハワイ島 Hawai'i 10,432km² 186,738人 17.9人/km²
3 オアフ島 O‘ahu 1,545km² 953,207人 617.0人/km²
参考 ハワイ州陸地 16,638km² 1,360,301人 81.8人/km²
日本 340.8人/km²
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ホテルに飾られていたハワイ島の地図で町の名前がKailua-Kona(カイルア・コナ)であることを初めて知りました。この地図をクリックするとハワイ島全体の地図を表示します。その地図にハワイ島ツアーで訪問した場所に黄色の●を記載いたしました。
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こちらが泊まったホテルのロイヤル・コナ・リゾートです。
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こちらがホテルの前の海の景色です。ハワイの明るい印象と違い暗いと感じられたと思います。実は前記事でも紹介したように、この日のハワイ島は厚い雲に覆われていたのです。
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最初はキラウエア火山の噴火の影響かと思いましたが、ハワイ島の広範囲が雲に覆われていたので、天候のためだったようです。
前記事で紹介しましたがマウナケア山とマウナロア山の山頂の直線距離から計算すると雲の高さは約2370mとなりました。クリックすると標高0mを書き込んだ大きな写真を表示します。コナの町(Kailua-Kona)は右端のマウナロア山の手前側になります。
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町のすぐそばにそびえている標高2,521mのフアラライ山(Hualalai)も全く見えませんでしたが、ほんのわずかな時間だけ少し見ることが出来た時に撮ったフアラライ山です。
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今回の散策ルーがオレンジ色の線(━━)です。本記事ではホテルに近いところから順番に紹介していきたいと思います。


ホテルから海岸沿いの道路に出たところです。
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こちらは方向に町の中心部があります。
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コナにもヨーロッパでよく見かけた無人のレンタルサイクルシステムがありました。
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レストランなどが並んだエリアに入ってきました。
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同じエリアを町の中心から撮った写真です。
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レストランがさらに続いていました。ハワイは横断歩道に近づくだけで車がたまってくれました。
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不思議な海藻が岩についていました。
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海水がかかるような場所にも木が沢山生えていました。この写真の中にも上の黄色い海藻が写っています。
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気になったので、その木の花の写真を撮りました。ハワイでは珍しい地味な花でした。
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ハワイと言えばこちらのプルメリア(Plumeria)です。コナでも沢山のプルメリア(Plumeria)の花を見ることが出来ました。いろんな色があると聞いていましたが、確かにいろんな色に出会えたので紹介します。
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赤色の花です。
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黄色が多めの花もありました。ガイドの人曰く、7色があると言われていました。この周辺だけで5種類を見つけました。
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オレンジ花の花もありました。
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更に進むと教会がありました。
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教会の庭にあったマリア像です。マリア像を覆っているのはサンゴだと思います。3秒間隔で拡大していくように設定しています。
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コナ空港からホテルまで送ってくれた運転手の人に教えてもらった人気のレストランです。
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そのレストランの近くから歩いてきた道路を撮った写真です。ここにもプルメリア(Plumeria)が咲いていました。
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こちらの交差点が町の中心的な場所でした。冒頭の写真もこちらを使わさせていただきました。
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更に先の方向の景色です。
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沢山のお店が集まったショッピングセンターがありました。名前はコナ・イン・ショッピング・ビレッジ(Kona Inn Shooping Village)です。
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人が少ないように感じました。日本のゴールデンウイーク明けの季節的な影響もあろうとは思いますが、キラウエア火山の噴火の風評も関係していたのかもしれません。
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レストランやお店が沢山並んでいて、ここでビールやつまみや軽食や水の調達いたしました。さらに進むとフリヘエ宮殿(Hulihe'e Palace)などがありましたが、時間の問題でここで断念してホテルに戻りました。
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コナ・イン・ショッピング・ビレッジ(Kona Inn Shooping Village)の部分の航空写真を紹介しまクリックすると拡大す。
同じルートでホテルの部屋に戻って、買ってきたサンドイッチで昼食を終わらせて、13時40分に集合場所のホテルの玄関に行き、右の写真のバスで「マウナケア山頂&天体観測ツアー」に出発いたしました。


追伸
2019年3月21日から関西に行きます。帰ってくるのは3月29日の予定です。その間は皆様のところに訪問が出来ないことをお許しください。3月23日には山口県にも行きます。
posted by SORI at 23:59| Comment(20) | ハワイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月19日

オアフ島からハワイ島へ

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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昨年のハワイ旅行の記事を掲載していましたが3日目を掲載したところで中断して、少し時間が経ってしまいましたが4日目から掲載を再開したいと思います。なんとか1年以内にはすべての記事を掲載したいと思っていますが、怠けていたために結構厳しくなってきました。
上の写真は飛行機から撮ったカホオラウェ島(手前)とマウイ島(奥側)で、下の地図のようにオアフ島とハワイ島の間にありまクリックすると拡大す。
 1日目~3日目 オアフ島
 4日目~5日目 ハワイ島
 6日目~8日目 オアフ島
 9日目     帰国
2日間のハワイ島ツアーは4日目「マウナケア山頂&天体観測ツアー」と5日目「ハワイ島一周ツアー」の2つのツアーだけでなく、オアフ島の泊まっているホテルのピックアップから往復の航空券代とハワイ島のホテル代とオアフ島の泊まっているホテルまでの送迎を一括含んだツアーでした。依頼した会社は53年の歴史のある老舗ツアー会社でジャックスツアーズでした。今回のハワイ旅行の直前に噴火したキラウエア火山関係との時系列を記載しました。
 ハワイ往復の航空券手配 JAL       2017年06月30日 マイレージ
 オアフ島のホテル予約  ホテルズドットコム 2018年03月14日
 ハワイ島1泊ツアー予約 ジャックスツアーズ 2018年03月14日 $595x2
 ESTA申請/即承認  公式ウエブサイト  2018年05月03日 $14x2
 キラウエア火山噴火開始           2018年05月03日
 火山国立公園が封鎖             2018年05月11日
 キラウエア火山最大噴火           2018年05月17日   
 ハワイ旅行出発               2018年05月19日
 ハワイ旅行帰国               2018年05月27日
 キラウエア火山の溶岩流出終了        2018年09月上旬
 火山国立公園の一部開園           2018年09月22日
 キラウエア火山噴火の事実上の終息宣言    2018年12月04日
 火山国立公園の約80%解放          2018年12月18日
ESTAはビザなし入国に必須の渡航認証システム

本記事ではオアフ島のホテルのピックアップからハワイ島のホテル到着までを紹介したいと思います。オアフ島(O‘ahu)とハワイ島(Hawai'i)の間には順番にモロカイ島、ラナイ島、カホオラウェ島、マウイ島があります。噴火中のキラウエア火山から泊まるコナのホテルまでの距離は近いように見えますが、78kmあります。コナ空港までは80kmです。
 空港   ホノルル空港   コナ空港
 ホテル  ニユーオータニ  ロイヤル・コナ・リゾート


ジャックスツアーズから依頼されたスピーディーシャトルの車が6時45分に迎えに来ることになっていました。枠内が事前にメールでいただいた要領です。
クリックすると拡大スピーディシャトルの送迎の場合

1) ご連絡しましたお迎え場所にてお迎え時間
5分前にはお待ち下さい。

担当運転手がお迎えに上がります。

※右の写真が基本のスピーディーシャトルのバンの形です。違う色のバンもございますので御注意下さい。

なお、シャトルのため混載となります。交通状況、立ち寄るホテルの数、お迎え進行によってはご連絡していたお迎え時間より遅れることもございますのでご了承下さい。

15分以上遅れた場合は、スピーディシャトルへまずご連絡下さい。

英語のみとなります。(電話番号 1-877-242-5777)

また、弊社の営業時間内(月曜日から金曜日 8時から17時まで)は808-969-9507までご連絡下さい。(日本語可)営業時間外電話番号は808-938-7142 (英語のみ)になります。

ホテルは一旦チェックアウトして荷物を預けるために余裕を見て6時20分にロビーに降りてきましたが、まだ暗い状態でした。車はいろんなホテルの人をピックアップして空港に向かうのですが、我々のホテルは空港から一番遠いので最初に来るために時間通りに来るのではないかと予想していましたが、予想が外れて一番最後のピックアップだったので30分ほど遅れて車が到着いたしました。スピーディーシャトルの会社に近いところからピックアップして我々のホテルの近くから高速に乗って一気に空港に行ったのだと思います。
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こちらがスーツケースの預かり証です。一泊だけなので飛行機に機内手荷物だけにするためにそれぞれリュック一つで出発いたしました。


こちらがEチケットのフライト部分を切り取ったものです。フライトの出発時刻は9時15分なのでホテルでのピックアップが遅れましたが、車が渋滞したとしても十分に余裕がありました。フライト時間は47分で、コナ空港への到着は10時2分でした。
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助手席のみが空いた満席の状態で空港に向かいました。
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こちらが我々が乘ったシャトルミニバスです。空港に着いた時に撮りました。
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すぐにメールで送ってもらっていたEチケットでチェックインいたしました。こちらがホノルル→コナの搭乗券です。搭乗Gateは55番で座席は6Aと6Bです。
搭乗券の TSA Preの部分に赤いボールペンでマークが入れられています。TSAはTransportation Security Administrationなので安全検査の時にチェックされたのだと思います。
 5月19日 JL786 成田→ホノルル(オアフ島)
 5月22日 HA368 ホノルル→コナ(ハワイ島)
 5月23日 HA307 コナ→ホノルル
 5月26日 JL789 ホノルル→成田(翌日18時30分着)
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朝食は空港の搭乗口の近くで食べることにしていました。ホテルの出発が30分遅れましたが、この時で出発時間の1時間10分前と、余裕のタイムスケジュールで計画されていました。まだ早いようで空港全体としては人が少なかったです。
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さすがアメリカです。コーヒーも大きかったです。
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ハンバーガーとサンドイッチの中間的なものでした。クロワッサンにハンバークと玉子が挟まれていました。
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ポテトも一つたのみました。ハッシュドポテトでした。
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我々が乘る55搭乗口(GATE)には人が集まっていました。
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これが我々が乘る飛行機です。機種はボーイング717(Boeing 717)でした。低翼配置の主翼と胴体尾部のエンジンを特徴としたDC-9(マクドネル・ダグラス社)の流れを持つ機種ですが、ボーイング社には717とほぼ同じ客席数の737-600が存在したことから、2006年5月23日を最後に生産が終了しました。マクドネル・ダグラス社は1997年にボーイングに吸収されました。
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飛行機はハワイアン・エアラインズ(Hawaiian Airlines)ですが、JALとの共同運航便になっていました。日本から早朝に着いた飛行機から乗り換えてハワイ島に行くのだと思います。
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飛行機に乗って窓から撮ったホノルル空港の景色です。
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オアフ島のホノルル空港の離陸の動画を紹介します。飛び立ってワイキキに沿って飛び、ダイヤモンドヘッドが目の前に見えるところまで写っています。ホノルル空港の正式名はダニエル・K・イノウエ国際空港(Daniel K. Inouye International Airport)で、有名な日系人の名前(ダニエル・K・井上)が使われています。


ホノルルの町やダイヤモンドヘッドがきれいに見えました。
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ダイヤモンドヘッドがきれいなのでズームで撮った写真も掲載いたします。少しだけ露出調整いたしました。さらに本写真をクリックすると特別に大きく拡大するように設定いたしました。
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まだオアフ島が見えますが、点々とした沢山の雲で島の景色が遮られています。
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オアフ島から離れました。海面の点々とした黒い部分は雲の影です。
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オアフ島を離れて最初に見えてきたのはモロカイ島(Molokaʻi )です。
標高1,512mのカマコウ山(Kamakou)がモロカイ島の最高峰です。
面積は673.4k㎡で、ハワイ諸島で5番目の大きさの島です。
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左端の島がモロカイ島で、右端に写っているのがラナイ島です。遠くに見えている山がマウイ島の3,055mのハレアカラ火山です。マウイ島はハワイ諸島で2番目に大きい島です。この位置からだとマウイ島は2つの島のように見えます。元々は2つの島でしたがハレアカラ火山から流れ出た溶岩でつながって一つの島になったそうです。ちなみに1番目に大きな島がハワイ島で、3番目がオアフ島で、4番目がカウアイ島です。
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マウイ島のハレアカラ火山をズームアップしました。
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小さく見えていたラナイ島(Lānaʻi)が大きく見えてきました。これでもハワイ諸島で6番目に大きさの島です。
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ここでジュースが出されました。Passion-Orangeのジュースでした。パッションフルーツとオレンジのミックスジュースのようです。
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ここで機内の雰囲気も紹介します。
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ラナイ島(Lānaʻi)に近づくとラナイ空港(Lānaʻi Airport)が目の前に見えました。
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冒頭の写真です。左上のマウイ島の右手前にカホオラウェ島(Kahoʻolawe)が見えてきました。カホオラウェ島の面積は約116k㎡で、ハワイ諸島の主要8島では最も小さい島だそうです。乾燥した島で農作物が育ちにくく、現在は無人島ですが、カメハメハ3世時代には流刑地として使用していたそうです。
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遠くにハワイ島の高い山が見えてきました。その山を目いっぱいズームいたしました。ハワイ諸島の最高峰(標高4,205m)のマウナケア山です。この日の晩のツアーの目的地でもあります。到着したホテルから13時に出発して4200mの山頂から沈む夕日を見るツアーです。澄んだ空の星座を見た後に長時間走ってホテルに戻ってきたのは23時頃でした。
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左の山がマウナケア山で、全体が見えませんが右の山が標高4,169mマウナロア山です。マウナロア山はなだらかな山であることから世界一体積の大きい山として有名です。地上は雲に覆われていて2つの山以外は見えませんが、雲が無ければ大きなハワイ島が目の前に広がっているはずです。
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地表が厚い雲に覆われていて標高4205mの高さの実感が湧かないと思うので写真から標高0mを割り出してみました。マウナケア山とマウナロア山の山頂の直線距離をGoogle地図で計測してみると40.8kmでした。飛行機の方向(オアフ島の方向)から40.8kmを投影すると38kmであることから38km対4.205kmの比率から標高0mの位置に水平線を書き込んでみました。雲の高さは約2370mとなり雲の上のマウナケア山の高さは1830mましたとなりました。つまり地表が雲に覆われていてもマウナケア山の山頂に行けば夕日や星はきれいに見える可能性があることを予感させてくれました。クリックすると標高0mを書き込んだ大きな写真を表示します。
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この後、徐々に高度を下げていき雲の中に入ったために景色は見えなくなりました。雲の下に降りると写真の青い海が広がっていました。そのまま真直ぐにコナ空港に向かっているようでした。
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ハワイ島に近づいた時にはすでに着陸態勢でした。
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ハワイ島のコナ空港への着陸の動画の動画を紹介します。コナ空港の正式名はエリソン・オニヅカ・コナ国際空港(Ellison Onizuka Kona International Airport at Keāhole)で、ホノルル空港と同じように、有名な日系人の名前(エリソン 鬼塚)が使われています。CAの方の機内放送を聞いていただくと実際に乗っている雰囲気を感じてもらえるかもしれません。溶岩の上の空港であることも判っていただけると思います。


コナ空港の管制塔です。
ハワイ諸島の主要8島を、あらためて面積の大きい順に紹介します。
NO  名前 ハワイ語 面積 人口 人口密度
1 ハワイ島 Hawai'i 10,432km² 186,738人 17.9人/km²
2 マウイ島 Maui 1,884km² 144,444人 76.7人/km²
3 オアフ島 O‘ahu 1,545km² 953,207人 617.0人/km²
4 カウアイ島 Kauaʻi 1,456km² 65,689人 45.1人/km²
5 モロカイ島 Molokaʻi 674km² 7,404人 11.0人/km²
6 ラナイ島 Lānaʻi 364km² 3,102人 8.5人/km²
7 ニイハウ島 ‘O Ni‘ihau 180km² 130人 0.7人/km²
8 カホオラウェ島 Kahoʻolawe 116km² 0人 0.0人/km²
参考 ハワイ州陸地 16,638km² 1,360,301人 81.8人/km²
日本 340.8人/km²
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こちらがターミナルビルです。1階建てのハワイらしい建物でした。
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飛行機からタラップで降りた後はターミナルビルまで歩いて移動します。
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タラップを降りて、乗ってきた飛行機を記念に撮りました。
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タラップと書きましたが、3つのスロープで構成されたボーディングブリッジでした。これならば車いすでも乗り降りできます。1階建てのターミナルビルだからこその工夫なのかもしれません。
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ターミナルビルの入口です。国内線なので何のチェックもなく建物をスルーして外に出てしまいます。ホテルまでの車の運転手との待ち合わせは荷物受け取り場所なので、探すと最も道路に近いところにありました。待っているとジャックス・ツアーズの運転手の方が来られました。
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預け荷物がないのに驚かれましたが、すぐに車に乗ってホテルに向かいました。
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コナ空港は溶岩台地の上に建てられていますが、空港の周りだけ緑の木が植えられていました。
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空港の敷地を離れると、このような溶岩に覆われた場所でした。
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クリックすると拡大ただし、道路は整備されていました。車線が増やせるように道路の両脇にはスペースが設けられていると説明されました。この写真は運転席の横の隙間から撮った右の写真から切り取りました。
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コナの町に入ってくると、観光地であることが伝わってきました。
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海の向こうに見えているのがこの日に泊まるロイヤル・コナ・リゾートです。
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ホテルが大きく見えてきました。
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到着するとリゾートホテルという雰囲気が伝わってきました。
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部屋に着いたのは11時でした。ツアー出発まで時間があったのでコナの町に出てみることにいたしました。マウナケア山頂ツアーの集合はホテルの正面玄関に13時40分でした。ツアーから戻ってくるのは深夜でレストランや売店は営業していないと思われたことからビールやつまみや軽食や水の調達も町で行うことにいたしました。これは大正解でした。
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クリックすると拡大下の図はハワイ州観光局の資料に書かれていたキラウエア火山のハレマウマウ火口の図です。今回の噴火で火口は約600mも陥没し、噴火が収まり安全になったことから、右の写真のように現在は大きく深くなった火口を見ることが出来るようです。噴火活動前の火口の容積は5.4~6千万m³から噴火後は8.85億m³と16倍になりました。
クリックすると拡大今回のハワイ旅行の直前にキラウエア火山の噴火が始まったことで風評被害で地元の観光業は大きな打撃を受けたそうです。特に火山の噴火に敏感な日本の観光客の減少は大きく我々が利用した53年の歴史があるジャックスツアーズも廃業に追い込まれたそうです。
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地元のメディアHonolulu Civil Beatによりキラウエア火山の火口部分のYouTubeによるライブ配信が2018年5月18日から始まりました。その5月18日にライブ配信された動画を紹介します。時差の関係から我々が成田空港を出発した前後の動画です。本動画は7時間17分ですが、埋込コードにstart=12000を入れているので、プレーボタン( )をクリックすると3時間20分(12000秒)の部分から動画が始まります。溶岩が流れいてるところ→ポチッ


コメントでコナコーヒーが話題になったのでお土産で持ち帰ったコナコーヒーの写真を追加しました。写真は5パックの5種類ですが、お土産として持ち帰ったのは合計9パックで、その中で貴重と言われているピーベリー(Peaberry)豆が5パックでした。
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ラベル:ハワイ島 ハワイ
posted by SORI at 23:34| Comment(30) | ハワイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月27日

ビショップ博物館 Bishop Museum

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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2018年の最後の記事となりました。最後の記事はハワイのビショップ博物館です。
カメハメハ大王が着ていた上の写真の貴重なケープ(マント)が展示されているとのことで、イオラニ宮殿のガイドの方に薦められてビショップ博物館(Bishop Museum)に行くことにいたしました。

イオラニ宮殿( )の近くのバス停から路線バス'The Bus'に乗ってビショップ博物館( )に行きました。距離は4.7kmでした。
 ビショップ博物館
 イオラニ宮殿
 カワイアハオ教会
 アリイオラニ・ハレ

 カメハメハ大王像
 ホノルル美術館
 パンチボール


イオラニ宮殿近くのバス停です。ここを通るバスの番号が沢山書かれています。最初に来たバスの運転手の人にビショップミュージアム行きたいというと、乗るバスの番号を教えてくれます。
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1Lか2番のバスに乗るように教えてもらいました。すぐに2番のバスが来たので乗りました。
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クリックすると拡大次は降りるバス停が問題です。バス停には名前がないので、運転手の人にビショップミュージアムの近くで降りたいことを伝えておく必要があります。このような時はスマホの位置情報があると便利です。下の写真が降りたバス停で、このバスに乗って来たのです。このバス停を通るバスは1Lと2Lと2とW3です。
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方向を感で見定めて歩くとBishop Museumの案内板を見つけました。これで安心です。
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やっと到着いたしました。
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広い敷地の中にあり、門を入ってからもかなり歩きました。
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こちらの建物が入場券を買うところです。有料範囲に入ってから撮った写真です。
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右側が入場券を買ったところで、左の建物がビショップ博物館(Bishop Museum)です。こちらの写真も敷地内を散策した時に撮った写真です。日本語でもビショップ博物館よりはビショップ・ミュージアムよ呼ばれる方が多いようでした。正式にはBernice Pauahi Bishop Museumだそうです。
 住所 1525 Bernice Street, Honolulu, Hawaii
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入口の建物の方からビショップ博物館を撮った写真です。博物館としてはハワイの歴史や科学などを展示しているところです。この博物館は、実業家として名をはせたチャールズ・リード・ビショップ(Charles Reed Bishop)が、妻が亡くなった時に彼女を称えて建設し1889年に設立されたそうです。彼の妻バーニス・パウアヒ・ビショップ(Bernice Pauahi Bishop)はカメハメハ王家の血筋を引く最後の直系の子孫でした。ハワイの最大の博物館でもあります。
ポリネシアの文化に関連したコレクションが数多く展示されていました。昆虫の標本が多いことでも知られ、その数およそ1350万に上るコレクション数は米国の中でも3番目に多いそうです。1982年7月26日に、アメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されたそうです。
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正面から撮った写真です。現在までに増改築を経て現在に至っています。建物の右側の大きな部分は1903年に増築された部分で、左側が1892年の設立当初からの建物です。
学習施設としての機能もあるそうです。
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配置図があったので掲載します。増改築が色分けされていました。
 1892年:建設  1894年:増築  1903年:増築  2007年:改築
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配置図が乗っていた説明パネルです。
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1892年建てられた状態の写真のようです。
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1894年に建物の後ろ側に増築された状態の写真です。上の写真に比べるツタが壁を覆っていて黒っぽく見えます。
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1903年に増築し現在の外観になった写真です。建物の外壁にツタがある部分が黒く見えます。右の建物には全くツタがないので1903年の増築間もないころの写真だと思われます。
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別の角度から見た建物です。
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正面入口から入った瞬間の景色です。目の前に2階に上がる階段がありました。
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今では貴重品となったハワイ原産のコアの木が贅沢に使われてた階段です。これを見るだけでも値打ちがあるとガイドの方が説明されていました。ドアなどにもコアの木がふんだんに使われていました。コア((Acacia koa) はハワイ諸島に生えているマメ科ネムノキ亜科アカシア属の樹木です。
クリックすると拡大  界 植物界      Plantae
    被子植物     angiosperms
    真正双子葉類   eudicots
    コア真正双子葉類 core eudicots
    バラ類      rosids
    マメ類      fabids
  目 マメ目      Fabales
  科 マメ科      Fabaceae
 亜科 ネムノキ亜科   Mimosoideae
  属 アカシア属    Acacia
  種 コア       A. koa
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コアの木の階段を堪能してください。さすが家具材でもあり素晴らしい風合いでした。
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入口の正面階段の左側にうれしい案内板が置かれていました。
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その案内版です。ビショップ美術館にはイオラニ宮殿のようなすべてを案内するようなガイド(有料)はありませんが、うれしいことに30分の無料のガイドがありました。さらにスマホで説明を聞くことが出来るアプリも用意されていました。
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幸いなことに最後の2時30分のガイドの時間に間に合いました。若い女性のガイドの方で、おそらく事務所の職員の方のように感じました。
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そのガイドの女性に最初に案内されたのがハワイの王族に関わるものが展示されているカヒリの部屋(Kahili Room)でした。写真をクリックすると内容が読める大きさに拡大いたします。内容は次の通りでした。
Abigail Kinoiki Kekaulike
Kāhili Room
These elegant feather standards stand guard in honor of the aliʻi nui(high chiefs) of the Hawaiian Kingdom.
A desire to preserve and perpetuate the legacies of the Islands' royal families provided the impetus for the founding of Bishop Museum in 1889. Among the first museum collections were the kāhili(feather standarda) of Queen Emma Kaleleonalani, Princess Bernice Pauahi, Princess Ruth Keʻelikōlani, and Princess Victoria kamāmalu.
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カヒリ・ルームと言うだけあって沢山のカヒリが展示されていました。カヒリ(Kahili)はハワイ語で、鳥の羽を棒の先端に縛り付けたものです。カヒリを完成させるには膨大な時間と技術と貴重な材料が必要であることから「王族のシンボル」とされてきたそうです。
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それぞれ時代の王のカヒリが展示されているように感じました。
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いろんなタイプのカヒリ(kahili)がありました。
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材料の羽も展示されていました。
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家系図も印象的でした。カメカメハ大王(初代王)以前も判ります。
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歴代王たちや有名な人たちの肖像画や写真も並べられていました。その中から初代から第8代の王の肖像画や写真を紹介します。クリックすると拡大いたします。上段が初代から第4代で、下段が第5代~第8代でクリックすると拡大す。
    ハワイ王国・国王   在 位
 初代  カメハメハ1世 1795~1819年 カメハメハ大王
 第2代 カメハメハ2世 1819~1824年
 第3代 カメハメハ3世 1825~1854年
 第4代 カメハメハ4世 1854~1863年
 第5代 カメハメハ5世 1863~1872年
 第6代 ルナリロ    1873~1874年
 第7代 カラカウア   1874~1891年
 第8代 リリウオカラニ 1891~1893年
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クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大

1903年に建てられた部分は3階まで吹き抜けのホールになっていた、3階の高さの部分に大きなマッコウクジラのモニュメントが置かれていました。ハワイはクジラとも関係が深かったようです。鮫も吊下げられていました。
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クジラの反対面は骨格模型になっていました。3階から撮った写真です。
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こちらは2階から撮った写真です。吹き抜けのホールの周囲が回廊になっていて展示物が置かれていました。
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その展示物の中で最も重要な物の一つがカメハメハ1世(カメハメハ大王)が実際に使っていた黄色の羽根で出来たケープです。黄色の羽根があまりにも貴重であったことから、他の王たちのケープは赤色の羽根を基調として一部に黄色の羽根を使っていました。貴重な鳥の羽根を約50万枚も使うことから制作も数十年以上が必要だったとイオラニ宮殿のガイドの方から聞きました。
クリックすると拡大黒い羽根の中に僅かな黄色い羽根を持つハワイ・オーオー(Hawaiʻi ʻOʻO)の日本名はムネフサミツスイ(胸房蜜吸)です。鳥黐(とりもち)で捕獲して黄色の羽根を4枚のみ取って放したそうです。Hawaiʻi ʻOʻO以外にKauaʻi ʻOʻOOʻahu ʻOʻOBishop's ʻOʻOが生息していたようです。オーオー(ʻOʻO)以外の鳥の羽根を使う場合も飛翔に支障が出ないように数枚だけを取って放していたことから羽根から作られたケープや頭の飾り物は貴重だったわけです。この鳥の羽根のケープ(マント)はハワイ語「アフ ウラʻAhu ʻula」と呼ばれています。
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カメハメハ二世のケープです。こちらは赤色の羽根が基調になって一部に黄色の羽根が使われています。クリックすると拡大赤い羽根はハワイ固有種で現在では絶滅危惧種のベニハワイミツスイ(学名:Drepanis coccinea)が主に使われていました。ハワイ語ではイイヴィ(ʻiʻiwi)と呼ばれています。
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カメハメハ三世のケープです。こちらも高価な黄色の羽が沢山使われたケープです。
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上のケープの正面側です。
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広げた状態のケープ(マント)も展示されていました。
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背丈の短いケープです。もしかしたら女性用かもしれません。クリックすると拡大鳥の羽のケープ(マント)は通常は男性の王が着ますが女性は右のような羽根の装飾品が付けていました。すでに絶滅したオーオー(ʻOʻO)と呼ばれる黒色の鳥に僅かに生えている黄色い羽根で飾られたドレスです。これだけの羽根を集めるだけで何10年も必要だそうです。
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羽根を使った飾り
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ハワイ王国が出来る前の王と王妃の写真のようです。王妃がつけている飾りが展示されていました。
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上の写真のものはこちらのケースの展示物の一つでした。
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クリックすると拡大上の写真の2人は王族の家系図にも出てきていました。サンドイッチ諸島(Sandwich Islands)のBoki(ボキ)と妻Liliha(リリーハ)です。サンドイッチ諸島はクックによって名付けられた名前でハワイ諸島のことです。ハワイ王国が出来てからはカメハメハ大王の任命によりオアフ島の総監を務めたそうです。
Boki, Governor of Wahu the Sandwich Islands, his wife Liliha. 
Engraving after John Hayter, 1824

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古い時代の女性が付けていた飾りが沢山展示されていました。
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この鳥の羽根の冠り物(ヘルメット/兜)は主に戦争時に使われていたようでハワイ語で「マヒオレMahiole」と呼ばれています。
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大ホールの1階の中央には昔の住居が再現されていました。
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これが再現された住居です。
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住居が写った古い写真も展示されていました。
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家の周囲にはこのような木の彫り物が置かれていました。
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いろいろな木の彫り物が置かれていたようです。
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小型の模型で住居周辺の配置を再現していました。
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人類(ホモ・サピエンス)が初めてハワイに到達したと思われるルートが説明されていました。
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クリックすると拡大上の図では人類が東ポリネシアに1100年~700年前に定住したことでハワイに到達したのはのように読みとれます。先日見たテレビ(地球史を読み解く)では約1000年前にハワイに到達したと説明されていて、下記のネットから転用させていただいた図では1500年前と書かれていました。1400年前の記述もありました。長期間の航海が必要であるため、航海技術が発達したからこそ到達できたのだと思われます。イギリス人のクックがハワイに到達したのは240年前の西暦1778年でした。
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Tracing the migration of pacific peoples through Adzesと書かれていたことから、各地に残された石斧(Adze)により、人類の移住を追跡したようです。下の写真は各地の石斧の先端部分です。
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ハワイの石斧と写真も展示されていました。斧は航海に必要な船を作るのに必要不可欠な道具なので注目されたのかもしれません。
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博物館の内部は木がふんだんに使われていました。色艶から、これもコアの木だと思われました。
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ガイドの方の説明は30分だけなので、重要な部分と博物館の見学の仕方の説明でした。おかげで、その後も興味深く見学することが出来ました。
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これもハワイ王国統一前のもののように感じます。
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漁の道具のようです。
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首飾りです。
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木の置物も沢山展示されていました。
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ハワイ諸島に昔から伝わっていたものの展示物が多かったです。
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織物も沢山展示されていました。
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コア((koa)の木の展示ケースも素晴らしかったです。
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鳥の羽を使ったものです。
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いろいろなスポーツで活躍した人も紹介されたいました。
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その中でオリンピックでいくつも金メダルを取った水泳選手のデューク・カハナモク(Duke Paoa Kahinu Mokoe Hulikohola Kahanamoku)です。そのデューク・カハナモクがサーフィンで優勝した時の展示物だと思います。
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飾りのついた槍です。象徴的なものか儀式に使われたものだと思います。
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釣り針も沢山展示されていました。ハワイは海に囲まれている場所であることを再認識いたしました。恵みが得られる海は古代から特別な存在だったことでしょう。
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巨大な釣り針もありました。
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こちらは貝が付いた巨大な釣り針です。
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こちらも魚を獲る道具のように感じました。
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絵が描かれた貝殻もありました。
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展示は広範囲におよんでいました。
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The Muriel Macfarlane Flanders Gardenの石板です。
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敷地内の建物です。教育施設だったのかもしれません。
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別の角度から撮った同じ建物です。
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ビショップミュージアムの3D航空写真です。アイコンプラスを2回クリックすると建物が画面いっぱいに表示されます。
ラベル:博物館 ハワイ
posted by SORI at 13:28| Comment(36) | ハワイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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