2017年08月07日

泊まった宿(汐さいの宿 海浜館)からの景色 黄金岬 宝島 ゴメ島 ビヤノ岬

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

北海道積丹の赤ばふんうにツアーで初日に泊まった宿を紹介します。
上の動画は積丹の宿の部屋から2017年7月22日4時30分ごろに撮ったものです。前日の7月21日の夕刻から雨が降り始め、夜にはかなりの雨でしたが、7月22日の早朝には雨は止み、昼には快晴となりました。早朝に動画を撮った時点は、まだ厚い雲に覆われていました。
クリックすると拡大右の写真が宿から17.3kmの場所にある「みさき」で食べた赤ばふんうに丼です。
泊まった宿は小さな入江に経っていて右に黄金岬があり左にビヤノ岬があり、沖には宝島がありました。入江の中にはゴメ島と名付けられた小さな岩礁があるような環境でした。動画は鄙びた(ひなびた)漁村から始まり黄金岬を見て、次に宝島が出てきます。小さな岩礁がゴメ島で、最後はビヤノ岬方向の景色です。鄙びた漁村とは「いかにも田舎という感じがする漁村」のことです。

この写真は早朝に黄金岬に登って宿の前の入江を撮ったものです。実はこの写真に写っているエリアは美国港から出港する水中展望船・ニューしゃこたん号の航路になっています。
左端に宝島が写っています。岬がいくつか写っていますが一番手前がビヤノ岬で一番遠くに見えるのはマッカ岬と思われます。左端の岩礁がゴメ島です。この写真は朝の散歩で黄金岬に登って撮ったものです。本写真はクリックすると横長画面で特別に大きく拡大します。
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我々が泊まった「汐さいの宿 海浜館」の周辺の航空写真です。目の前の海は水中展望船のルート(━━)がありました。宝島は空から見るとハート形です。そんなことから開運の島と言われています。2回ほどプラスをクリックすると形がはっきりすると思います。
  汐さいの宿 海浜館 我々が宿泊した宿
  他の候補の宿
 ━━ 水中展望船 ニューしゃこたん号の航路
 ━━ 茶津トンネル
 ━━ 黄金岬の方向 と ビヤン岬の方向


こちらが泊まった宿「汐さいの宿 海浜館」です。道路を挟んだ駐車場から撮りました。宿の裏がすぐ海です。右の写真が泊まった部屋です。こちらの部屋の窓からの景色を主体に紹介していきたいと思います。冒頭の動画もこちらの部屋から撮りました。
 名前 汐さいの宿 海浜館
 住所 北海道積丹郡積丹町大字美国町字船澗366-4
 電話 0135-44-2131
 営業 5月~10月
 HP http://www.big-hokkaido.com/kaihinkan/
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近くからでは全体が分かりにくいので翌日の早朝に登った黄金岬から撮った宿の写真を紹介します。
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こちらは海辺に出て撮った宿の写真です。
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宿専用のプライベートビーチです。
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さっそく長男家族も海辺に出ました。この日泊まっていたのは3組でした。


私も海辺に下りると丁度、水中展望船・ニューしゃこたん号が、小さな岩礁のゴメ島の近くまで来ていました。
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防波堤のテトラポットで見にくいけれども拡大するとニューしゃこたん号であることが分かります。宿の2階から写真を撮るとよく見えると思い、急いで部屋に戻りました。
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こちらが部屋に戻った写真ですが、すでにゴメ島から離れて宝島の方に行っていました。
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拡大した写真を掲載します。クリックすると同じ縮尺で広範囲を表示するのでウミネコやカモメたちを確認できると思います。
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こちらはホームページから転用させていただいたニューしゃこたん号と宝島の写真です。
 運行期間 4月下旬〜10月下旬の毎日 荒天時運行
 コース  美国港→宝島→ゴメ島→宝島→ビヤノ岬→キト浜→宝島→美国港
 営業時間 8:30〜16:30
 出航時間 50~60分間隔で随時出航
 所要時間 約40分
 定員   10名〜78名 予約は15名以上
 料金   大人1,400円 小人700円 
 問合せ先 積丹観光振興公社 0135-44-2455 HP
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7月22日の4時3分の部屋の窓からの写真です。東は右の方向になります。厚い雲に覆われていたのでまだ暗かったです。右が黄金岬で左が宝島です。黄金岬は積丹三大岬の一つです。ちなみに積丹三大岬は神威岬、積丹岬、黄金岬です。積丹の黄金岬の名前の由来はまだ調べ切れていません。北海道には黄金岬と名のついた岬が、積丹(しゃこたん)と留萌(るもい)にあります。留萌の方の黄金岬はニシンの見張り台だったそうです。そこから夕陽に照らされたニシンの群れが黄金色に輝きながら押し寄せたことから留萌の岬は黄金岬と呼ばれるようになったそうです。積丹の黄金岬の由来も似ているのかもしれません。 明治から大正にかけて北海道西海岸のニシン漁は全盛を極めており海の色も変わるほどだったようです。
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宝島とゴメ島の写真です。このあたりに鰊(にしん)の大群が押し寄せて大きな富をもたらしたことから宝島の名前が付けられたと言われています。ゴメ島の名前は、ゴメとも呼ばれるカモメが羽を休めている姿に似ていることから名付けられたそうです。つまりカモメ島と言う意味のようです。
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こちらがビヤノ岬です。晴れていると太陽があたって輝いているはずです。実は宿を出発する時間帯には晴れたので後半で紹介いたします。
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小さな漁村も趣がありました。ここの漁港は茶津港(茶津漁港)だそうです。地名にはありませんが、ここの集落は茶津地区と言われているようです。
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朝から宝島でウミネコ(またはカモメ)が泣いていたので、動画を撮りました。是非ともプレーボタン( )をクリックして鳴き声を聞いてほしいです。


こちらの写真は宝島などの周辺を廻っている水中展望船ニューしゃこたん号から撮られたもので、ネットから転用させていただきました。
上でウミネコ(またはカモメ)と書きましたが、下の写真からこの場所ではカモメとウミネコの両方がいることが分かりました。ただしカモメは渡り鳥(冬鳥)で、ウミネコは留鳥(移動しない)なので、夏の今の時期はほとんどがウミネコだと思った方がクリックすると拡大よさそうです。
くちばしの先の下側が赤いのがカモメで、くちばしの先端が上も下も黒い(少し赤が混じっています。)のがウミネコです。足の色でも違いが分かります。クリックすると拡大するのでさらに分かりやすいと思います。
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今回の宿は小さな集落の海辺にありました。実はこの集落の奥は行き止まりになっているのです。この集落は1本のトンネルで美国港のある美国町の中心部とつながっていてそのトンネルが唯一の外部へのルートなのです。
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集落の一番奥まで行って、行き止まりの部分を確認してきました。確かに車で行けるのはここまででした。
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集落の方に散策に行った時にソーラン節の碑を見つけました。積丹がソーラン節の故郷だったのです。
ヤーレンソーランソーラン ヤレン ソーランソーラン ハイハイ
 鰊来たかと鴎に訊けば わたしゃ発つ鳥 波に聞け チョイ
ヤサエンエンヤーーーァサーァノ ドッコイショ ハードッコイショドッコイショ
(以下、緑色の囃し言葉省略)
 漁場の姉コは白粉いらぬ 銀の鱗で肌光る
 今宵一夜は緞子の枕 明日は出船の波枕
 沖で鴎の鳴く声聞けば 漁師稼業はやめられね
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さらに驚いたことにソーラン節は鰊場音頭(にしんば・おんど)の四つの作業歌の一つだったのです。四つの作業歌は下記の枠内の通りです。鰊場音頭は鰊場作業唄とも言われています。鰊場音頭は江戸時代後期から昭和時代中期まで隆盛を極めたニシン漁に従事する出稼ぎの漁師たちが、仲間の結束を固め作業の憂さを晴らすなかで自然に生まれた民謡だそうです。北前船の乗組員や、東北地方からの出稼ぎ漁師が持ち込んだ東北民謡を基にした作業唄で、漁の流れに沿って四部構成になったそうです。
鰊場音頭とは、ソーラン節を含めた代表的な四つの作業歌からなっております。

 一.船漕ぎ音頭

 二.網起し音頭

 三.沖揚げ音頭(ソーラン節)

 四.子たたき音頭(イヤサカ節)

この作業歌を伝授している積丹町鰊場音頭保存会は、昭和五十六年度北海道文化財保護協会から表彰されております。


朝食が終わると晴れてきました。こちらがビヤノ岬です。
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こちらは左からゴメ島、宝島、黄金岬です。晴れていますが太陽は右からさしているので島や岬は黒く写っています。
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ゴメ島を拡大いたしました。うに獲り船と思われる船が写っています。きっと沢山のウニが獲れるのだと思います。ゴメ島は小さく見えますが岩に留まっているカモメやウミネコの大きさから意外と大きいことが分かりました。
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それだけに密漁には悩まされているようです。
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宿の前からの写真ですが、このトンネルの向こう側が美国港で、このあたりで一番大きな町です。その美国港から水中展望船ニューしゃこたん号が出発します。この茶津トンネルは1977年11月竣工です。写真でも分かるように大きなトンネルの左側の奥に小さなトンネルがありました。
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これがその小さなトンネルです。隧道の文字が読み取れます。文字は右から書かれていることから随分と古いトンネルだと思われました。調べてみると1928年10月8日着手し1929年2月1日竣工したそうです。この隧道は御大典記念事業だそうで、昭和天皇が即位したのを記念して掘られた隧道のようでした。大きなトンネルが出来るまではこの隧道が使われていて、その前は歩いての山越えするか船を利用したのだと思います。まさに陸の孤島的存在の集落だったのだと思います。
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こちらが美国港側から見たトンネルです。トンネルを抜けると宿のある集落です。トンネルの中に宿の建物の一部を見ることが出来ます。トンネルの名前は茶津トンネルです。左の階段を登ると黄金岬に行くことが出来ます。上の小さな隧道は写っていませんが右側にあります。小さな隧道には茶津隧道と言う名が付いていたのかもしれません。
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黄金岬から見た美国港の写真も紹介します。
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こちらが美国港(びくにこう)です。
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遠くに見える中央の船がニューしゃこたん号です。
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広い範囲の地図で「汐さいの宿・海浜館」の位置を紹介します。宿の候補は今回の海浜館も入れて5ケ所でした。その中で宿から海が見えるのは「海浜館」と「みはらし荘」の2ケ所でしたが、「みはらし荘」は小さい子供が泊まれないとのことだったので、今回の「海浜館」に決めた経緯があります。
鱗晃荘はウニ丼のお店「みさき」まで1.67kmの距離で、且つウニ料理も美味しそうだったので候補でしたが、海が見える方を優先いたしました。
 みさき         赤ばふん生うに丼
 汐さいの宿・海浜館   泊まった宿
 他の積丹の宿の候補   みはらし荘 海のや 美国観光ハウス 鱗晃荘
 味の一平        味噌ラーメン
 山本観光果樹園     さくらんぼ狩り
 ニッカウヰスキー余市蒸溜所
ラベル:宿 宝島 積丹
posted by SORI at 23:59| Comment(26) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月03日

ニッカウヰスキー余市蒸溜所

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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2017年7月21日は9時50分着のフライトで新千歳空港に着いて長男家族と昼食を食べた後に積丹の宿に向かいました。途中で2ケ所に寄りました。1つが前記事で紹介したサクランボ狩りで、もう一か所が今回紹介するニッカウヰスキー余市蒸溜所です。上の写真が余市蒸溜所の正門です。
ここはNHKの朝ドラのマッサンの主人公で会った竹鶴政孝がウイスキーづくりの理想の地を求めて1934年にスコットランドに似た気候風土を備えていたこの場所に蒸溜所を建設したのです。つまりニッカウヰスキーの創業地なのです。建設当初の名前は大日本果汁株式会社でした。ウイスキーは熟成するには長い年月を必要とするため、先ずはリンゴジュースを作ってウイスキーづくりを支えようと考えて会社の名前を決めたそうです。敷地内には沢山の登録有形文化財や近代化産業遺産があることから訪問者を無料で受け入れる施設が整っていてウイスキーの無料試飲も出来るのです。

車から正門を見た後に観光施設の駐車場に向かいました。こちらはその駐車場の入口の道路です。さくらんぼ狩りをした山本観光果樹園からわずか4kmの距離でした。ここを見た後は、この日の宿に直行いたしました。
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駐車場エリアに入りました。正面の建物にレストラン樽と無料試飲ラウンジであるニッカ会館あります。
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単式蒸溜器(ポットスチル)のモニュメント(オブジェ)が広場の中央に置かれていました。表面が緑青(ろくしょう)色に酸化していることから本物の銅製の単式蒸溜器がオブジェに使われているように感じました。
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駐車場から先ずは散策ルートを歩いて正門に向かいました。正門の横にある受付で無料の試飲のための用紙をもらうのが目的でした。その後、来た道を戻りながら建物を見学いたしました。敷地エリアの中のお大きな建物のほとんどがウイスキーを熟成するための貯蔵建物です。ウイスキーの熟成には長い年月が必要なことから熟成樽の置場が沢山必要なのだと思います。右上の四角をクリックすると別画面で地図を表示するので、その地図を見ながら記事を読むと判りやすいと思います。
 ━━ 7月21日の車での移動ルート  空港→果樹園→余市蒸溜所→積丹の宿
 ━━ ニッカウヰスキー余市蒸溜所エリア
 ━━ 散策ルート 400m 往復:800m
  正門
  乾燥棟(キルン塔)
  蒸留棟
  混和棟
  粉砕・糖化棟
  醗酵棟
  旧事務所
  リタハウス
  旧竹鶴邸
  1号貯蔵庫
  ウイスキー博物館
  無料試飲ラウンジ(1階) レストラン樽(2階)
  ショップ ノースランド


こちらが余市蒸溜所に立てられていた案内図です。無料のガイド付き見学が9時から30分ごとに行われていることが書かれていました。所要時間は60分で正門横の見学者待合室で申し込むようです。
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正門から散策ルートに沿って順番に紹介いたします。冒頭の写真が、外側から見た余市蒸溜所のせいもんですが、こちらの写真は内側から見た正門です。余市蒸溜所を紹介します。
 名前 ニッカウヰスキー余市蒸溜所
 住所 北海道余市郡余市町黒川町7-6
 電話 0135-23-3131
 料金 無料
 操業 1934年(昭和9年) 83年前
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こちらが乾燥棟(キルン塔)です。
第一乾燥棟と第二乾燥棟は登録有形文化財&近代化産業遺産だそうです。
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乾燥棟では原料の乾燥が行われる建物です。説明板にはウイスキーの出来るまでの手順が書かれており乾燥は最も最初の段階の作業のようです。手順は、乾燥→粉砕→糖化→醗酵→蒸留→熟成→ビン詰め、と書かれていました。
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上の写真が第一乾燥棟で、こちらの写真が第二乾燥棟だと思われます。余市蒸溜所の特徴に石造りがあります。これは火災保険が安くなることもあったようです。
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クリックすると拡大こちらが蒸留棟( )です。
次の石炭直火焚き製法によるウイスキー製造は9月中旬に行われると書かれていました。
2017年7月6日付の「蒸溜所だより」によると7月1日~9月10日まで各製造工程の設備の整備工事を行っているとのことでした。どうやら整備期間を過ぎると建物の中に入れるようです。
これにより長期間ご覧いただけない製造設備が多くなっております。
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単式蒸溜器(ポットスチル)が並んでいる。こちらの建物も登録有形文化財&近代化産業遺産です。工事用シートの奥にもポットスチルがあるようです。ポットスチルの下には燃料の焚口があるように石炭直火蒸留が行われたそうです。会社を設立して2年目の1936年に蒸留を開始したそうです。余市蒸溜所のポットスチルは、スペイサイド地区の重厚な味わいの原酒を作っていたポットスチルを参考に作られたそうです。そこの代表的なウイスキーがLongmorn glenlivetだそうです。スペイサイド(Speyside)はスコットランド全土の約半数にあたる約50の蒸留所が存在するそうです。
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釜の上部に注連縄が施されているのは、竹鶴政孝の生家である竹鶴家が日本酒の蔵元(竹鶴酒造)であったことに由来しているそうです。
竹鶴家は古来から広島県竹原の三大塩田地主のひとつで、冬場に余剰の労働力を流用して1733年(享保18年)から酒造業も手がけて、現在も続いている竹鶴酒造となったそうです。姓の竹鶴も酒造業に由来しているようです。
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混和棟( )の内部では樽の製造工程やウイスキーの貯蔵や混和作業の様子が展示されていました。ここは昔はリキュール工場でもありました。2005年に国の登録有形文化財に認定されました。モルト原酒同士を混和することをヴァッティング(Vatting)と呼ぶそうです。ヴァッティングの目的により2種類に分類されます。樽ことに微妙に味が違うものを大樽に入れて均一化することと、もう一つが違う蒸留所のモルトをブレンドすることだそうです。前者はシングルモルトウスイキーとなり、後者はヴァッティングモルトウイスキー(ブレンデッドモルトウイスキー)と呼ばれます。ブレンデッド(Blended)とは使い分けられているようです。
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ヴァッティング(Vatting)とブレンデッド(Blended)に関してネット上の資料を元にして紹介します。大切なモルト原酒からウイスキーの味を決める大切な作業のようです。
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こちらが散策道路です。沢山の人が訪れていました。
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クリックすると拡大こちらが旧事務所( )です。
竹鶴政孝の事務所として1934年7月に建設されました。余市町の「指定文化財」です。企業内の建物としては北海道内で初めて文化財に指定されたそうです。こちらの沢山の人たちが30分ごとの無料のガイド付き見学だと思われます。
右の細長い写真は建物に横に建てられていた説明の木柱です。その柱には「余市町指定文化財 大日本果汁株式会社(ニッカウヰスキー㈱) 工場創立当時の事務所」と書かれていました。右の写真も下の写真もクリックすると拡大いたします。 
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歴史のある旧事務所の説明板です。工場創立当初に建てられたことが詳しく書かれていました。クリックすると読みやすい大きさに拡大いたします。
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沢山の見学者が去ってから撮った旧事務所です。ゆっくりと見学出来ました。今から83年前に小さな事務所から始めたことが実感されました。
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ガラス越しですが旧事務所の室内を見ることが出来ました。建物の外観は小さく見えましたが室内は気品がありきれいでした。
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こちらはRITA HOSUE リタハウス( 旧研究室)です。
工場建設前の1931年に建てられた元の地主であった但馬八十次の邸宅でしたが、1934年の蒸溜所開設時に事務所およびウイスキー製造の研究室として使用されたそうです。建物は登録有形文化財&近代化産業遺産です。建物名前のリタ(RITA)は竹鶴政孝がスコットランドに滞在中に親交深めて1920年1月8日に結婚した奥さんの名前(竹鶴リタ)からつけられたと思われます。結婚前も通称はリタでしたが正式名はジェシー・ロバータ・カウン(Jessie Roberta “Rita” Cowan)でした。リタハウス以外のリタに由来する施設や商品として、リタ幼稚園、リタロード、ニッカバー リタ、ニッカ アップルブランデー リタ 30年、リタハイボールがあります。
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旧事務所の近くでは熟成樽を運ぶフォークリフトにも出会えます。写真を撮ると運転している方が挨拶してくれました。散策路を横断するのでガードマンの人が交通整理をされていました。リタハウスも近くにあります。
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リタハウスと旧事務所とフォークリフトが写った写真があったので紹介します。
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こちらは旧竹鶴邸( )です。
1935年に竹鶴政孝・リタ夫妻の住居として工場内に建てられました。その後に余市町の郊外山田町に移設されましたが2002年に再び工場内に移築・復元されたそうです。玄関ホールと庭園が一般公開していました。こちらも登録有形文化財&近代化産業遺産でした。
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クリックすると拡大こちらが竹鶴邸の玄関ホールです。
ニッカウヰスキーの創業者の竹鶴政孝は広島県賀茂郡竹原町(現・竹原市)で酒造業・製塩業(現在の竹鶴酒造)を営む竹鶴敬次郎の四男五女の三男として1894年6月20日に生まれたそうです。酒造りの第一歩は兄二人が酒づくりを敬遠していたこともあり、大阪高等工業学校(現在の大阪大学工学部)の醸造科に進学したことでした。1916年3月に卒業を待たずに大阪市の摂津酒造に入社し頭角を伸ばしてきて社長の阿部喜兵衛と常務の岩井喜一郎の命を受けて単身スコットランドに赴き、グラスゴー大学で有機化学と応用化学を学ぶことになり積極的にウイスキー蒸留場で実習を行ったそうです。竹鶴政孝のこの現地修行が成功していなければ、現在の日本のウイスキーは実現していなかったといわれるほどでした。クリックすると拡大
1920年1月8日にリタと結婚し、同年1920年11月に帰国しました。その後、世界恐慌などにより摂津酒造を1922年に退職し、現在の桃山学院高等学校で教鞭をとっていました。そこに寿屋(現在のサントリー)の社長の鳥井信治郎から声がかかり、竹鶴の技術によって1924年11月11日に山崎蒸溜所を竣工させ、竹鶴はその初代所長となったそうです。それから約束の10年経ち1934年3月1日に退職して、自分がウイスキー造りの理想の場所とした余市に大日本果汁(現在のニッカウヰスキー)を設立するに至ったそうです。
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部屋の奥から見た玄関側の写真です。左に竹鶴政孝と妻の竹鶴リタの写真が飾られていました。
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玄関ホールに竹鶴邸の模型がありました。右の建物が玄関ホールで左の建物が住居部分です。
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玄関ホールから見た玄関部分です。洋風な雰囲気がありました。
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ウイスキーの熟成樽の貯蔵庫群だと思われます。
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こちらも貯蔵庫だと思われました。
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散策路沿いに創業時に建てられた1号貯蔵庫( )がありました。見学用に開放しているため、空樽を設置しているそうです。こちらも登録有形文化財&近代化産業遺産です。
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1934年当時の貯蔵庫と思うとロマンを感じます。このような熟成樽の貯蔵庫を見たのは2度目となりました。クリックすると拡大初めて見たのがアメリカのケンタッキーのバーボン工場でした。そこにも巨大な貯蔵庫群がありました。その時に知ったのがスモールバッチ(Small Batch 少量生産)のバーボン(Bourbon)でした。その時の記事はこちらです。→ポチッ
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こちらがウイスキー博物館( )の入口です。
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ニッカウヰスキー余市蒸溜所のパンフレットの中にウイスキー博物館の配置図(館内図)があったので紹介します。上の写真はINと書かれた部分から入ったところです。


ここの一番奥で有料ではありますが貴重な余市モルトの試飲が出来ます。
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クリックすると拡大最後に訪れたのがニッカ館の2階にある無料試飲ラウンジ( )です。案内板には試飲会場と書かれていましたが、会場と呼ぶよりはラウンジと呼ぶ方がふさわしい雰囲気なので試飲ラウンジと書かせていただきました。下の写真で右の方が入口で、そこの入口の方に名前を書いた用紙を渡して3種類の無料のウイスキー等を受け取りました。つまみは自動販売機でビーフジャーキーを買いました。建物の1階はレストランになっていました。
左の方に水や氷や炭酸水が置かれていました。さらに飲み放題のジュースも置かれていたので子供も大満足でした。ここで有料なのは自動販売機のつまみだけでした。
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こちらが3種類の無料ウイスキー等です。アップルワインは普通のワインではなくウイスキーのようにきついものなので調べてみるとアルコール度数が22%でした。どうやらアップルワインにアップルブランディーをブレンドしているようでした。
 左側 竹鶴
 中央 スーパーニッカ
 右側 アップルワイン
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我々のテーブルです。私と息子が試飲のウイスキーを飲んだのでここからは息子の奥さんが運転いたしました。
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2階の試飲ラウンジからの余市蒸溜所の景色です。遠くに見える建物は貯蔵庫のように思われました。
ニッカウヰスキーの「ヰ」が気になって調べてみました。「ヰ」自体は日本語の「わ行」の2番目の音節で片仮名(カタカナ)の一つです。平仮名(ひらがな)では「ゐ」で、発音は「イ」と同じです。WHISKYは元々は「ウヰスキー」と書かれる事が多かったそうです。竹鶴政孝は会社登録するとき、水が命なので「ヰ」ではなく井戸の「井」を使った「ニッカウ井スキー」にしたかったそうですが、形が似ていたことから、役所がその頃の一般的な書き方のウヰスキーだと思い会社名は「ニッカウヰスキー」になってしまったそうです。ただしニッカの第一号ウイスキーの商品名「NIKKA WHISKY」は日本語表記が「ニッカウ井スキー」となっているそうです。
  わ行:わ (う) ゑ を   ワ行:ワ (ウ) ヱ ヲ


ニッカウヰスキー余市蒸溜所で長男家族と楽しく過ごした写真を紹介します。私は5枚目と8枚目の写真に写っています。4枚目と5枚目は同じ場面で4枚目は私が撮って、5枚目は息子の奥さんが撮った写真です。
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ニッカウヰスキー余市蒸溜所の場所をGoogle地図で紹介します。
  ニッカウヰスキー余市蒸溜所      7月21日
  山本観光果樹園   さくらんぼ狩り  7月21日
  みさき       赤ばふん生うに丼 7月22日
  汐さいの宿・海浜館 泊まった宿    7月21日~22日
  新千歳空港              7月21日 7月23日
 ━━ 新千歳空港 A B 汐さいの宿・海浜館  7月21日移動ルート
ラベル:ウイスキー 余市
posted by SORI at 23:29| Comment(22) | TrackBack(5) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月31日

北海道はサクランボの季節でした。 山本観光果樹園

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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2017年7月21日に千歳空港に着くと長男が孫を連れてくるまで迎えに来てくれていました。一旦、長男家族の家まで行き、積丹の宿に向かいましたが、北海道は今がサクランボが旬と言うことでサクランボ狩りが出来る場所に寄りました。孫は6月12日に2歳になったばかりでした。

さくらんぼ狩りに行ったのは余市の近くでの山本観光果樹園です。下記の写真が事務所で、建物内には果物などの直売所とレストランがありました。下記の料金は食べ放題コースので、食べ放題+500g持ち帰りは大人で1850円でした。今回は食べ放題のみで、10%引きのクーポンがあったことから3人で2970円(=3300円-330円)でした。
 名前 山本観光果樹園
 住所 北海道余市郡余市町登町1102-5
 電話 0135-23-6251
 料金 大人:1100円    小学生:880円
    園児・乳幼児:無料  ワンちゃん:無料
 特徴 いろんな種類のサクランボが食べれる
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こちらの果樹園では、さくらんぼ以外にブラム、もも、ぶどう、りんご、和なし、プルーン。ブルーベリー、くるみ、栗が植えられており、かなり大きな果樹園と推察されます。その中で臙脂色ライン(━━)で囲ったところが、さくらんぼ畑で、かなりの広さがありました。さくらんぼ畑の右側(東側)はリンゴ畑(またはプラム畑)でした。美味しいウニが食べれる季節とサクランボの季節が一緒だから実現したサクランボ狩りでした。
 6月中旬~7月上旬 いちご狩り
 6月下旬~8月上旬 さくらんぼ狩り
 8月上旬~8月下旬 もも・プラム・プルーン・ブルーベリ狩り
 8月下旬~11月上旬 りんご・なし・ぶどう・栗など狩り
 山本観光果樹園の直売所&レストラン
 ━━ 山本観光果樹園エリア
 ━━ さくらんぼ畑エリア
 ━━ 散策ルート


沢山、サクランボが売られていました。
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冒頭で、こちらのサクランボ狩りの特徴として、いろんな種類のサクランボが食べれると記載いたしましたが、イメージ的には20~30種類のサクランボがあったように感じました。そんな中で気の名前の札を撮ったのは次の12種類でした。それ以外に、名前が分かっている範囲で、紅さやか、月山錦、サミット等がありました。
 佐藤錦、元祖佐藤錦、大将錦、紅ゆたか、紅てまり、南陽、
 夢あかり、 紅きらり、おりひめの季節、水門、紅秀峰、さおり  
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クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大

事務所から出たこの場所でサクランボ狩りに関する説明を受けました。事務所の近くは上にビニールが張られていました。今の時期に美味しいのは佐藤錦で赤く色づいたもので。露天の部分は傷ついているものもあるけれども、太陽が直接当たるのでお薦めだと教えてもらいました。お客さんの半分以上はアジア系の外国人で、全て個人ツアーで来られた人たちでした。いろんな言葉が飛び交っていました。食べ放題ですが、我々より上品な食べ方でした。
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クリックすると拡大こちらは事務所近くの紅秀峰です。見事な実を沢山つけていました。事務所近くの木は低いところの実は少なく高いところの実が沢山残っていました。紅秀峰は1979年に佐藤錦に天香錦を交配して得られた実生から選抜育成され、1991年に品種登録された品種です。
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クリックすると拡大こちらは「佐藤錦」です。最も有名な佐藤錦が最も沢山植えられていました。スーパーで見る佐藤錦とは比べ物にならないほど見事な大きさでした。佐藤錦は佐藤栄助によって果肉が固くて酸味のある「ナポレオン」と、甘いが保存の難しい「黄玉(きだま)」の交配を15年かけて大正13年に作り出された品種で、現在日本で最も栽培されています。
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拡大いたしました。産地だからこそ完熟が食べれるので、もっと甘い赤色の濃いものがおすすめです。太陽が直接当たる露天では沢山の真っ赤な佐藤錦をいただきました。他のサクランボも含めて一人80粒以上は食べたと思います。
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クリックすると拡大こちらは「水門」と言う品種です。佐藤錦より少し小粒でしたが、今回の中で一番おいしく感じられたサクランボでした。ただし、この写真のサクランボではなくもっと日当たりの良いところで、さらに赤い色の実でした。品種よりは完熟度の影が大きいのかもしれません。
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こちらが日当たりの良いところで真っ赤に熟していた「水門」です。こちらは一番おいしいと感じました。水門は明治時代に小樽市の藤野園で発見されて、北海道でも古くから親しまれてきた品種だそうです。1911年に命名されたそうです。
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その「水門」の木全体の写真です。この木は日当たりが良いところに植わっていることが分かっててもらえると思います。
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クリックすると拡大こちらは「紅てまり」という品種です。
名前のように鮮やかな紅色をしていました。いろんな品種を同時に食べたからこそ味の違いが判りましたが、別々に食べると違いは判らなかったと思います。1980に交配されて2000年に品種登録された新しい品種です。我家のワンコ(ムサシ)と同じ17歳です。
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こちらも「紅てまり」だと思います。
2014年の日本の生産量の順位です。現在の北海道の生産量も状況から判断して2位と思われます。北海道は2005年には3位にも入っていなかったことから、徐々に順位を伸ばしてきたのではないでしょうか。
 1位 山形県 14,500 t
 2位 北海道 1,430 t
 3位 山梨県 1,190 t
 4位 青森県 605 t     5位 秋田県 364 t
 6位 福島県 337 t     7位 長野県 278 t
 8位 群馬県 118 t     9位 新潟県 104 t
 10位 岩手県 29 t      全国合計 19,000 t
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クリックすると拡大右の写真のように高い脚立が各所に沢山置かれていたので高いところの実も採ることが出来ました。下の写真のような籠を事務所の出発場所で渡されました。採ったサクランボはそのまま食べるので、食べた後の種を入れました。2歳になったばかりの孫ですが30粒以上は食べたと思います。
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クリックすると拡大こちらが佐藤錦より大粒で高価な品種「南陽」です。この品種は晩生種で、サクランボで有名な山形県では開花時期が遅いことなどから結実が不安定で、栽培が普及しなかったようですが、開花時期が揃う北海道においては着色、食味共に出来が良く、1988年には優良品種に認定され栽培が広がったサクランボです。北海道のための品種と言えると思います。写真のものはまだ色が薄いけれども食べごろの実もありました。
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クリックすると拡大こちらは「おりひめの季節」という品種です。色はアメリカンチェリーのようですが、味は別物でした。「サミット」と言う品種も同じような色でした。やはり佐藤錦のような色合いのサクランボの方が美味しく感じてしまいます。
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クリックすると拡大こちらが「夢あかり」です。枝にそって実がついているのが分かってもらえると思います。夢あかりはサクランボとしては実が硬いために、過熟になりにくい性質があることから、氷温貯蔵により正月に食べることが出来るそうです。
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こちらは事務所から遠くに離れた場所の「佐藤錦」です。ここまでくると人気の佐藤錦も食べごろの実が沢山残っていました。見事な景色でした。
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どこを見ても沢山の実がついていました。食べ放題を実感いたしました。きれいで色が濃くて大きな実だけを沢山食べました。
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低い位置にも佐藤錦の実が残っていたので、2歳1ケ月の孫でも自分で採って食べることが出来ました。事務所に近いところでは出来なかったことでした。やはり自分で採って食べるのは子供にとってもうれしいと思います。
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クリックすると拡大こちらも事務所から遠いところの「紅きらり」です。こちらも赤くて見事な実がを沢山つけていました。平成元年(1989年)に「レーニア」♀と「コンパクトステラ」♂を交配し、2008年に品種登録されたサクランボです。ほとんどのサクランボは自分の花粉では実が出来ないので2本維持用植える必要がありますが「紅きらり」は、極めて珍しい自家和合性の品種で、自分の花粉だけで結実するそうです。
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直売所で売っていた佐藤錦です。奥から2300円、1150円、1000円、550円、450円です。どれもお得なようです。家に帰ってから、このことをムサシと留守番している家内に話したら「送ってくれたらよかったのに」と言われてしまいました。確かに!
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一番左が北海道に適したサクランボ「南陽」です。どれも見事なサクランボでした。これらを一人990円で食べ放題で食べてきたわけです。値打ちがありました。 南陽:3000円 サミット:1300円 佐藤錦:2300円
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さくらんぼ狩りをした山本観光果樹園の場所を広い場所の地図で紹介します。我家の近くのスーパーでは少し前まではサクランボが沢山並んでいましたが、今はモモやブドウにかわってサクランボを見枯れることはありませんが、北海道ではサクランボの季節だったのです。
  山本観光果樹園   さくらんぼ狩り  7月21日
  みさき       赤ばふん生うに丼 7月22日
  汐さいの宿・海浜館 泊まった宿    7月21日~7月22日
  新千歳空港              7月21日 7月23日
 ━━ 新千歳空港 A B 汐さいの宿・海浜館  7月21日移動ルート


クリックすると拡大くだもの狩りの詳しい説明の部分をパンフレットから転用させていただきました。
ワンちゃんを連れてきて散歩させながらサクランボが食べれるのもいいですね。小学校に入る前の子供さんは無料なのでお得です。
小さい文字が読みにくい場合はクリックすると拡大するので読みやすくなると思います。
posted by SORI at 23:59| Comment(30) | TrackBack(2) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月29日

日司漁港(ひづかぎょこう) Hiduka Fishing Port

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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クリックすると拡大前記事で積丹(しゃこたん)の赤バフンウニ丼を食べたことを紹介しましたが、その右の写真の赤バフンウニ丼を食べたお店は、開店から25分後には順番待ちの紙に75組(約200名)が記入されるほどの人気店の「みさき」でした。
その人気店があったのが日司漁港(ひづかぎょこう)の近くだったのです。お店に着いて開店までの時間に日司漁港を中心に周辺を散策したので紹介したいと思います。

クリックすると拡大お店「みさき」と日司漁港の位置関係を示した案内図です。日司漁港(ひづかぎょこう)は英語ではHiduka Fishing Portと書かれていました。本案内図は漁港に立てられていた案内板の一部で、クリックするとHiduka Fishing Portと書かれた案内図全体を表示します。
 住所:北海道積丹郡積丹町日司町564
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Googleの航空写真でも日司漁港と周辺を紹介いたします。 みさき( )と中村屋( )が前記事で紹介した生うに丼が食べれる評判のお店です。航空写真の中の徳弥というお店も生うに丼が食べれるようです。徳弥は積丹20選の18位になっていました。まるてん佐藤食堂でも生うに丼が食べれるようです。
  みさき 北海道積丹郡積丹郡積丹町日司町236
  中村屋 北海道積丹郡積丹郡積丹町日司町50-1
 ━━ 汐さいの宿 → みさき駐車場 17.3km


日司漁港はいくつかの大岩か取り囲むようにしてつくられた港でした。その中でも最も存在感のあった大岩がこちらでした。大岩の上には鳥居が建てられており、この地域の人たちにとっても大切な存在なのだと感じました。この大岩の名前は弁天岩だそうです。
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少し角度を変えて見た大岩です。手前の船は、うに獲り船です。是非ともクリックしてみてください。第一明見丸の名が読み取れると思います。別の角度から撮った写真からは漁栄丸と真美丸の船名が判りました。それ以外にも2隻に名前の痕跡がありましたが読み取るほどの鮮明さはありませんでした。
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大岩の上の鳥居です。神社に建てられる形の鳥居のようです。材料は木で作られているようです。
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大岩の上にには鳥居以外にも構造物が建てられていました。電線も見受けられました。写真内にはウミネコ(またはカモメ)が写っています。クリックするとウミネコ(またはカモメ)が4羽ほど写った別角度の写真を表示します。
日司漁港は訪れる釣り人(つりびと)が少ない穴場的釣り場として紹介されていました。一番大きな堤防のL字の角はテトラ越しの外海側ではクロガシラガレイ、スナガレイ、ホッケ、アブラコがヒットするそうです。港の左端にある南堤防の先端から狙うとスナガレイ、マガレイがヒットするそうです。港内の突堤、岸壁から広範囲に狙うとマイカ、ヤリイカ、マメイカなどが釣れると書かれていました。
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右奥に「みさき」が見える写真です。海辺にはウニ獲り船が9隻並んでいます。
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上の写真と同じ場所から日司漁港(ひづかぎょこう)の方向を撮った写真です。イカ釣り漁船らしい船が写っています。
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そのイカ釣り漁船らしい船の写真を撮るために漁港の方に歩いていきました。やはりイカ釣り漁船でした。船名は第八明見丸でした。上で紹介した小さなウニ獲り舟は第一明見丸でした。関連があったのです。ネットで情報を調べてみると、釣り船や観光船としても使われているようです。
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イカ釣り漁船のあたりから大岩方向を撮った景色です。日司漁港は釣りの穴場的存在のようです。→ポチッ
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漁港には倉庫のような建物もありました。漁港にはトイレが完備しているので、お店の開店前にも利用が可能です。お店の順番待ちの記入用紙の上に「トイレは港にありますで、そちらを御利用下さい。」と書かれていました。
今回の旅で新しい訪問場所が増えました。→ポチッ
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歴史を感じさせてくれる板壁の建物もありました。
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中央バス積丹線の日司停留所です。大岩も写っています。
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こちらの道を進むと積丹岬です。
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港から見た神威岬方向の景色です。
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ネットで書かれていた積丹の生うに丼のTOP20を紹介します。ただし、個人的な評価であり私自身で確認したわけではないので参考程度と考えてください。
ここにリストアップされてお店以外に沢山の名店はあると思います。
下記地図の画面内には「B柿崎商店 海鮮工房」と「I勝栄鮨」を除いた18店舗がプロットされます。地図上のマイナスのアイコンを2回クリックするとすべてが表示されます。左側の上の地図は今回赤ばふん生うに丼を食べた「Aみさき」の周辺です。ただし赤色マークの「Aみさき」は「C中村屋」の下に隠れています。左の下の地図は我々が宿泊した「汐さいの宿 海浜館( )」の周辺の地図です。下記地図はA~Tで表示していますが、数値の①~⑳でも地図を作りました。→ポチッ
リストの中の「Gみはらし荘」は宿泊場所の候補でしたが小さな子供はNGだったので泊まれませんでした。「L鱗晃 積丹本店」の関係した「 鱗晃荘」も候補でしたが、宿の部屋から海が見える方を優先して「汐さいの宿 海浜館( )」に決めた経緯があります。
  1位 A みさき
  2位 B 柿崎商店 海鮮工房
  3位 C 中村屋
  4位 D 美国観光ハウス
  5位 E ふじ鮨 積丹本店
  6位 F 純の店
  7位 G みはらし荘
  8位 H 港寿司
  9位 I 勝栄鮨
 10位 J 新家寿司
 11位 K 温泉旅館 北都
 12位 L 鱗晃 積丹本店
 13位 M なぎさ食堂
 14位 N カムイ番屋
 15位 O さわ
 16位 P 新生
 17位 Q いい田
 18位 R 徳弥
 19位 S うに膳屋 積丹本店
 20位 T 田村 岩太郎商店
posted by SORI at 17:32| Comment(20) | TrackBack(1) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月27日

赤ばふん生うに丼 みさき

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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2017年7月21日から7月23日まで北海道旅行に行ってきました。目的は2014年4月1日に北海道に転勤なった長男家族に初めて会いに行くことですが、この時期に決めたのは上の写真の貴重な赤バフンウニを食べに行くためでした。赤バフンウニの正式名称はエゾバフンウニです。食べることが出来るのは6月から8月で、7月が美味しいとのことでした。他のウニに比べて収穫量が少ないことから貴重なウニです。北海道の積丹(しゃこたん)で、その赤バフンウニを食べさせる超有名なお店に長男家族に連れて行ってもらったのでした。
そのお店は漁師が経営しており、自ら朝に採ってきた赤バフンウニを割って丼にして出す「赤ばふん生うに丼」は1日15食限定なのです。それを食べるためには開店と同時にお店に入る必要があるのですが、お店では名前を書く紙が開店より前に入口に出されるので、長男だけが宿泊している宿を朝早く出発して名前を記入て、宿に戻って朝食をとって開店前にお店に着くようにみんなで宿を出発することにいたしました。私もそれを体験させてもらうために長男と一緒に記入のために朝早く行ってみることにいたしました。

宿である「汐さいの宿 海浜館」からお店までの距離は17.3km(━━)です。つまり名前を書くためだけに往復で34.6kmほど走るのです。
  赤バンフウニをたべたお店 みさき
  我々が宿泊した宿     汐さいの宿 海浜館
  アイスクリーム食べたお店 ホームメイドアイスクリーム
 ━━ 汐さいの宿 みさき 17.3km


宿泊場所は北海道積丹郡積丹町大字美国町字船澗366-4にある「汐さいの宿 海浜館」で宿泊した部屋からは黄金岬とビヤノ岬と宝島とゴメ島が目の前に見えます。右端の島が宝島で、小さな岩礁がゴメ島で、左に見える岬がビヤノ岬です。この写真は朝の散歩で黄金岬に登って撮ったものです。本写真はクリックすると横長画面で特別に大きく拡大します。
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宿を長男と一緒に出発しました。宿の前です。隧道の名前はクリックすると拡大茶津トンネルです。下の写真では上から垂れ下がっている草木のためにトンネルの名前を読むことが出来ませんでしたが反対側から撮った写真がありました。
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あと2kmのところで赤バフンウニを食べることが出来る「中村屋」と「みさき」の看板がありました。
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お店に着くまでの海沿いの景色です。遠くに見えているのが積丹岬です。
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写真の左のカーブを曲がった先に見える白っぽい建物が目的の「みさき」です。その少し手前の2つの生うに丼の看板が立っているのが「中村屋」です。両方ともに漁師がやっているお店です。 
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目的のお店が目の前で車の中から撮った写真です。すでに1台の車が到着していて駐車していました。
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左端の赤い車が我々より早く来ていた車です。我々は右のシルバー色の車です。赤い車の人が1番で、我々が2番でしたが、まだ名前を書く紙が出されていませんでした。
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名前を書くのは長男に任せて、私は目の前の海の写真を撮りに海の方に行きました。
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お店に戻ってくるとすでに紙が出されて名前が書かれていました。到着後3分後に紙が出されたそうです。私はその1分後にお店に戻ってきたとのことでした。我々は2番目に書くことが出来ました。1番の組は4名で、我々も4名でした。一人は2歳なので注文するのは3食予定です。これで1日限定15食の赤ばふん生うに丼を食べれることが出来そうです。紙が出された時間は記載すると今後さらにエスカレートすると思われるので、あえて時間は伏せさせていただきます。1番の方に後で話を聞くと、北海道の方で家を暗い内から出発してここに直接来られたと言われていました。出発時間は教えてもらいましたが、同様の理由で記載は控えたいと思います。
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一旦、泊まっている宿に帰って朝食を食べてから全員で開店時間に合わせて来ればよいことになります。したがって、ここにいる必要がないのですぐに泊まっている宿に向かって出発いたしました。お店の開店は9時15分~30分ごろとのことなので、再訪は9時頃でもよいのですが、開店時間では駐車スペースがなくなってしまうので、8時半までには来るつもりです。
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宿に戻る途中で看板が沢山あることに気が付きました。この写真では「みさき」だけですが、「中村屋」の看板も沢山ありました。これほど沢山の看板を出しているお店は無かったので、どうやら一般の人が赤バフンウニを食べることが出来るのは、積丹では漁師直営の2軒だけのようです。
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朝食を食べた後に宿「汐さいの宿 海浜館」をチェックアウトして、今度は4人全員で出発いたしました。写真は宿の駐車場を出発するところです。
うれしいことに宿の女将に見送っていただけました。
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赤バフウニが食べれるお店までの景色を3枚の写真で紹介します。
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道の境を示す標識が並んでいる景色です。雪が深いことが判ります。
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山間部から海の見える場所に出ました。ここから右に曲がって海沿いを走りました。ここから2kmでお店に着きます。お店から、さらに進むと積丹岬(しゃこたんみさき)に行けます。左に曲がると神威岬(かむいみさき)です。
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お店の前まで来ました。開店前でしたが沢山の車が駐車していました。これは予想したことでした。
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お店の近く駐車場は満車になっており、70m奥にある駐車場に行きました。そこにはまだ1台しか駐車していませんでした。つまり我々が2番目でした。


奥の駐車場からお店に戻って来ました。レンタカーカーの方が多いのに驚かされました。店の前は早い時間帯に来られた方ですがそこのレンタカーは2割程度でしたが、開店前後に停める人が多い奥の駐車場は約8割がレンターカーでした。つまり北海道以外からも沢山の人が来られているのだと感じました。


この時はすでに14組(38名)の名前が書かれていました。
14組の内訳は4名+4名(SORI)+2名+2名+2名+8名+3名+3名+2名+2名+3名+2名+2名+1名=38名でした。すでに開店前に1日限定15食を越えていましたやっぱり早く来てよかったと実感いたしました。
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お店の隣には積丹神社がありました。ここにも駐車出来るスペースがありましたが、我々は正規のお店の駐車場に停めました。
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お店の前のバス停です。バス停の名前は日司(ひづか)でした。中央バス積丹線で一日に両方方向共に6本でした。
 小樽方面  06:51 10:57 12:37 14:06 15:37 18:27
 神威岬方面 08:53 10:53 12:03 13:53 17:03 18:43
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開店まで時間がたっぷりあったので海の方に出て、お店の方向の写真を撮りました。ウニを採るための船が沢山並んでいました。確認出来た船名は漁栄丸と真美丸と第一明見丸でした。
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反対方向から、うに獲り舟を撮りました。手前の箱が舟の巻き上げ機です。堤防から海の中を除くと沢山のウニを見ることが出来たことからウニの多さを実感することが出来ました。ここの海の色は積丹ブルー(シャコタンブルー)と呼ばれています。
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こちらが、ウニを獲るための船です。大岩の名前は弁天岩だそうです。
こちらは日司漁港(ひづかぎょこう Hiduka Fishing Port)です。 
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船にはウニを獲るための網が積まれていました。船の上から海の底を見ながら、一つ一つウニを獲っている姿が目に浮かびます。
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写真に写っている子供が2歳の孫です。
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開店が近くなったのでお店に戻りました。時間は9時8分で23組(62名)が記入されていました。24の欄まで記入されていますが、22の欄の方が横棒線で消されて隣のお店「中村屋」の方に行かれました。
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赤ばふん生うに丼が食べれるもう一軒のお店「中村屋」にも車が沢山駐車していました。
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のれんをかける作業が始まりました。すると、周辺で待っていたみなさんが集まってきました。
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のれんがかけ終わったところで店員さんから説明がありました。記帳された順番に名前を呼ばれてテーブルに1組づつ案内されます。注文はテーブルの上に置かれているボタンを押すと店員の方が来られるので、その人に注文内容を伝えます。
テーブルへの案内は間隔をあけて行われますが、数が少ない赤ばふん生うに丼を注文する人は、注文内容を事前に決めておいて、席に着いたらすぐにボタンを押して注文を伝えることをお薦めします。迷って時間をかけていると、後からの人が先に注文してしまう可能性もあるのです。
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店内の景色です。左奥が1組目の人たちです。


座った席からの写真です。店員さんが3組目を迎えに行くところです。
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こちらが丼物と定食関係のメニュー(おしながき)です。クリックすると拡大もちろん、赤ばふん生うに丼を頼みました。味を比べてみたかったので生うに丼も頼みました。生うに丼の生うにはキタムラサキウニと思われます。もう一軒の赤バウンウニが食べれる中村屋の前まで行くとメニューが貼られていて生ウニはムラサキウニと書かれていましたが積丹で獲れるもう一種類のキタムラサキウニと推察したわけです。
注文内容は次の通りです。
 赤バフンウニ丼   4950円 x 2食
 キタムラサキウニ丼 2600円 x 1食
 合計金額      12500円
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一品料理や飲み物類のメニュー(おしながき)も参考に掲載します。
並んでいる人が多いので追加注文は出来ないので、最初に全て注文する必要がありました。また「活うに」と、「活うに」が入った「生うに丼セット」は、時化(しけ)のためお休みでした。
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注文が終わったところで、名前の記入の紙を確認に行ってみました。
この時、29組(75名)で、テーブルに案内されたは5組(14名)でした。22組目(60人目)の方は15組限定の赤バフンウニは食べれないと判断して中村屋の方に行かれたそうです。この時が9時16分なので8分間で23組(62名)→29組(75名)と6組(13名)が記入されたわけです。
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待望の、赤ばふん生うに丼が出てきました。目の覚めるような赤い色の雲丹でした。こちらのお店は漁師の方が当日の早朝に自ら獲ってきたウニを割って出しているそうです。お店の方に確認したところ、日によって獲る量は違うようでこの日は沢山の人が食べれたようです。赤ばふん生うに丼以外に、赤ばふんうに丼や赤うに丼と呼ばれることがあります。
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雲丹丼だけを拡大いたしました。クリックすると特別に大きく拡大いたします。赤バフンウニの分類を紹介します。
  界:動物界       Animalia
  門:棘皮動物門     Echinodermata
  綱:ウニ綱       Echinoidea
 亜綱:真ウニ亜綱     Euechinoidea
 上目:ホンウニ上目    Echinacea
  目:ホンウニ目     Echinoida
 亜目:ホンウニ亜目    Echinina
  科:オオバフンウニ科  Strongylocentroidae
  属:オオバフンウニ属  Strongylocentrous
  種:エゾバフンウニ   Strongylocentrotus intermedius
 俗称:赤バフンウニ
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上の写真はフラッシュを使っていますがツブツブがしっかり見れるようにフラッシュなしの写真を掲載いたしました。こちらもクリックすると特別に大きく拡大いたします。エゾバフンウニはバフンウニと全くの別の種です。バフンウニは オオバフンウニ科バフンウニ属で北海道南端から九州・中国中南部沿岸・朝鮮半島南部に生息しています。バフンウニも多く食べられていますが時期により苦み成分のプルケリミンが増加することから、エゾバフンウニ(赤バフンウニ)が美味しいと言われる化学的根拠になっている可能性が高いです。
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上の写真はクリックすると拡大いたしますがクリックの面倒な方のために拡大写真を掲載いたしました。
エゾバフンウニ(赤バフンウニ)は北海道周辺の冷涼な沿岸に生息しているものが主に食用とされています。エゾバフンウニは雑食で、動物性の餌を食べたものはアミノ酸のバリンが蓄積される影響で苦みを呈することがあることから、コンブなどの海藻類を餌にしている方が美味しいとされていることから、コンブの多い積丹のエゾバフンウニは美味しいとされて特別に赤バフンウニと呼ばれているようです。
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比較のために注文した生うに丼と比較してみました。赤ばふんうに丼を赤うに丼と呼ばれることがあるのに対して白うに丼と呼ばれることもあります。
クリックすると拡大

積丹では2種類のウニが獲れるそうです。一つがすでに紹介した赤バフンウニ(エゾバフンウニ)で、もう一つがキタムラサキウニです。こちらも積丹の昆布を食べた美味しいウニです。やはり朝に獲ったものを割って丼に乗せて出すそうです。一般的なムラサキウニは、ナガウニ科(Echinometridae)ムラサキウニ属(Heliocidaris)に分類されるのに対してキタムラサキウニはオオバフンウニ科(Strongylocentroidae)オオバフンウニ属(Strongylocentrous)であることからムラサキウニよりは赤バフンウニに近い種類と言えます。ただし白ウニと呼ばれるように色は全く違います。
  界:動物界       Animalia
  門:棘皮動物門     Echinodermata
  綱:ウニ綱       Echinoidea
 亜綱:真ウニ亜綱     Euechinoidea
 上目:ホンウニ上目    Echinacea
  目:ホンウニ目     Echinoida
 亜目:ホンウニ亜目    Echinina
  科:オオバフンウニ科  Strongylocentroidae
  属:オオバフンウニ属  Strongylocentrous
  種:キタムラサキウニ  Strongylocentrotus nudus
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左がキタムラサキウニで、右がエゾバウンウニ(赤バフンウニ)です。
上で書かせていただいたように、この日は時化(しけ)のために殻付きのウニの提供はなかったことから、本写真をネットから転用させていただきました。


お味噌汁の写真も掲載いたします。
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食べている実感を感じてもらえるかもしれない写真も掲載いたします。赤バフンウニのフラッシュなしの写真です。
クリックすると拡大

3割くらい食べた写真です。
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こちらも拡大いたしました。宿で朝食をしっかりと食べてきましたが、全く関係なくペロリと食べてしまいました。
クリックすると拡大

食べ終わった帰るときに、名前の紙を見ると3枚目で、35+36+4=75組が来られていたことになります。29組の時に75名でなので平均は2.58名/組であったことから、我々が帰る時点で約200名(=75x2.58=194名)が来ていたことになります。
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帰るときの車の中からの写真ですが、大変な車の数でした。
クリックすると拡大

満車の看板も出ていました。公式の開店は9時45分ですが、お客が多いので準備が出来次第早めに開店するようです。この日の開店時間の事前提示は9時15分~9時30分で、実際の開店は9時15分でした。
みさきを紹介します。44年前の1973年にお店を始めたそうです。
 店名 みさき
 住所 北海道積丹郡積丹町大字日司町236
 電話 0135-45-6547
 営業 9:45~16:00(4月下旬~10月31日)
 定休 基本的に毎月第2、第4水曜日(不定休)
 創業 1973年
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ネットのTripAdvisor Galleryによると北海道のウニ丼の名店8選は次のお店だそうです。函館市のうにむらかみでウニ丼を食べたことがあります。店名をクリックすると位置を表示します。
積丹のエリアの積丹町と余市町のお店が4店舗(50%=4÷8)も入っていて、その4店舗の中に「みさき」と「中村屋」も入っていました。広い北海道の中で積丹エリアが50%の数値であることからもウニと言えば積丹(しゃこたん)なのだと感じました。店名をクリックすると周辺地図を表示します。「みさき」と「中村屋」のマークは重なっているので積丹エリアは3店舗にしか見えませんが4店舗なのです。右の写真は函館の「うになかむら」のウニ丼です。丁寧にウニが並べられているのが特徴でした。
クリックすると拡大 積丹町 みさき
 積丹町 中村屋
 積丹町 田村 岩太郎 商店
 余市町 柿崎商店海鮮工房
 函館市 うにむらかみ 函館本店
 羅臼町 羅臼の海味 知床食堂
 礼文島 海鮮処 かふか
 利尻島 食堂 丸善


赤ばふん生うに丼が食べれるもう一軒のお店である中村屋も紹介します。上で紹介した「みさき」とは直線距離で85mの場所にあるため待っている時にお店の前まで行き写真を撮りました。
クリックすると拡大

こちらのお店ではメニューが貼られていました。10食限定のスペシャルうに丼が気になります。2種類のウニが乗った丼ではないかと思いました。メニューの「赤うに」はおそらく上で書いている赤バフンウニ(エゾバフンウニ)で、「むらさきうに」はキタムラサキウニだと思われます。ムラサキウニの主な産地は兵庫県・徳島県・三重県で、生息域は日本海では青森県以南、太平洋では茨城県以南であることもキタムラサキウニとした理由です。ネットで調べてみるとエビ捕り漁師さんが、1999年に番屋を改造して始めた食堂で、クリックすると拡大スペシャルうに丼はネットから転用させていただいた右の写真のような2種類が入った生うに丼でした。
 赤うに丼(ばふんうに)  5500円 
 生うに丼(むらさきうに) 2800円
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こちらも開店前から「みさき」ほどではありませんが沢山の名前が書かれていました。クリックするとメニュー(おしながき)の一部が読み取れます。上の価格は、そこから読み取りました。この時の時刻は8時40分でした。
クリックすると拡大

中村屋を紹介します。
 店名 中村屋
 住所 北海道積丹郡積丹町日司町50-1
 電話 0135-45-6500
 営業 9:00~18:00(季節にり変動) 4月上旬~11月中旬
 定休 第2,4火曜休み
 創業 1999年
クリックすると拡大

広い範囲の地図で「みさき」と「中村屋」の位置を紹介します。他のマークは今回の旅で訪問した場所です。最近食事をしたレストランの地図にも「みさき」を追記いたしました。→ポッチ
 みさき 中村屋   赤ばふん生うに丼
 汐さいの宿・海浜館 泊まった宿
 積丹出岬灯台
 山本観光果樹園   さくらんぼ狩り
 味の一平      味噌ラーメン
 きのこ王国     きのこ汁
 手打蕎麦 いちむら
 ホームメイドアイスクリーム
 ニッカウヰスキー余市蒸溜所
 ニセコ 髙橋牧場
posted by SORI at 23:59| Comment(60) | TrackBack(3) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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