2017年09月04日

高橋牧場からの羊蹄山とニセコアンヌプリ

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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前記事で車で走った車内から撮った羊蹄山(えぞ富士)の写真を紹介しましたが、その羊蹄山の姿がきれいに見れる場所に行った見ました。その場所はニセコ町にある高橋牧場の放牧場でした。この日の前後は雨模様でしたが、幸いにも上の写真のように見事に晴れました。
 名前 高橋牧場 放牧場
 住所 北海道虻田郡ニセコ町曽我888-1
 電話 0136-44-3734

羊蹄山の反対側にはスキー場で有名なニセコアンヌプリ(山)がそびえていました。この高橋牧場はニセコアンヌプリの麓にあるのです。写真の中央少し左の円錐形の形をした山がニセコアンヌプリです。ニセコアンヌプリはニセコ火山群に属しニセコ連峰の主峰で、周辺にはイワオヌプリ、ニトヌプリ、チセヌプリ、シャクナゲ岳、白樺山、モイワ山、ワイスホルンがあります。
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この写真のように沢山の施設がありました。中央の山がニセコアンヌプリです。上の写真よりも建物に近づいて撮った写真です。
前記事で羊蹄山を紹介したのでここではニセコアンヌプリを紹介します。ニセコアンヌプリはアイヌ人が付けた名前ではなく和人がアイヌ語で名付けたものだそうです。推測だそうですが「家の屋根の形をした山」の意味であるチセネシリが本来の名前だそうです。そして各地にチセネシリ山と名付けられた山が北海道にはあるそうです。約70万年前から約25万年前に活動した火山で、安山岩質の溶岩流を繰り返し噴出しましたが、25万年前以降は活動は見られないそうです。その後はチセヌプリやニトヌプリ、イワオヌプリなどに噴火活動は移動したそうです。似古安岳は「にせこあんだけ」と読むようです。
  名前 ニセコアンヌプリ
  標高 1308.2 m 一等三角点(点名:似古安岳 1307.97m)
  山系 ニセコ連峰
  種類 成層火山・活火山(警戒レベル対象外)   
  名山 日本三百名山
  元名 チセネシリ(アイヌ語:cise-ne-sir 意味:家 or 等脚台形)
  所属 ニセコ積丹小樽海岸国定公園
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ニセコアンヌプリが大きく写った写真を紹介します。山の上の方に写っている建物はコンドラ乗降場所です。ゴンドラで登った山の上からの羊蹄山もきれいだと思います。冬のスキーの季節に特に活躍するのだと思います。
ニセコアンヌプリや羊蹄山の山頂近くには一等三角点や三等三角点があります。その北海道の三角点の数を紹介します。北海道は一等三角点の割合が多いことが分かりました。
区分 一等 二等 三等 四等 合計 電子基準点
 全国合計 974 5,061 32,392 69,410 107,837 1,240
 北海道 224 932 3,808 9,098 14,062 167
23.0% 18.4% 11.8% 13.1% 13.0% 13.5%
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牧場がニセコアンヌプリの麓にあることが分かる地形図紹介します。の位置に、そば畑がありました。ゴンドラやリフトが沢山あるようにニセコアンヌプリには歴史のある4つのスキー場があります。オープンの年を頭に書いています。カッコ内( )の名前はオープン当初の名前です。
 1961年 グランヒラフ       (ニセコ高原比羅夫スキー場)
 1972年 ニセコアンヌプリ国際スキー場
 1982年 ニセコビレッジ      (ニセコ東山スキー場)
 1991年 ニセコHANAZONOリゾート (ニセコひらふスキー場花園コース)
  高橋牧場     255m
  ニセコアンヌプリ 1308.2m  
  スキー場のゴンドラおよびリフト  
 ━━ 車で走ったルート


高橋牧場には昼食の手打蕎麦「いちむら」を出て真直ぐに向かいました。その途中の道ですがニセコアンヌプリが写っていました。ただし、写真を写したときは、この山がニセコアンヌプリであることは知りませんでした。ニセコ連峰の火山の活動時期は次のとおりです。これらの火山は古期火山群(古)、中期火山群(中)、新期火山群 (新)に分けられています。
 区 火山       標高   火山活動時期
 古 雷電山      1211m 160万年~100万年前
 古 ワイスホルン   1045m 150万年~100万年前
 古 目国内岳     1220m 110万年~65万年前
 古 岩内岳      1085m 73万年~50万年前
 中 シャクナゲ岳   1074m 80万年~30万年前
 中 白樺山       959m 70万年~30万年前
 中 ニセコアンヌプリ 1308m 70万年~25万年前
 新 チセヌプリ    1134m 30万年~2万年前
 新 ニトヌプリ    1080m 2万5千年前
 新 イワオヌプリ   1116m 3万年~7千年前
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北海道の2017年9月時点の火山の警戒レベル等を紹介します。
ニセコ火山群および羊蹄山は噴火警戒レベル対象外の火山ではありますが活火山であることに留意する必要がある山です。下記の着色文字をクリックすると最新の各地方の警戒レベルを表示します。警戒レベル設定火山→ポチッ
 北海道 東北 関東・中部 伊豆・小笠原諸島 中国地方 九州 沖縄 
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放牧場について最初に見た景色でした。
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トラクターには沢山の人たちが集まることもありました。


近くには蕎麦打ちの体験場らしき建物もありました。
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羊蹄山を背景にした干し草ロールも写真撮影ポイントとなっていました。この干し草ロールを作る機械がロールベーラーです。
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冒頭の写真ですが広さが分かってもらえると思います。
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羊蹄山から右に目をやるとさらに広さが伝わってくると思います。
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羊蹄山を中央にした写真です。
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羊蹄山の部分を拡大いたしました。
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上の写真でも拡大すると分ると思いますが、ひまわり(向日葵)も植えられていました。ヒマワリと羊蹄山のコラボ写真です。この写真はヒマワリの方にピントを合わせています。
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ヒマワリは持ち帰っていいのです。ここでいただいたヒマワリの花で記念写真を撮りました。持ち帰り自由は珍しいのではないでしょうか。


ヒマワリと羊蹄山共にピントが合うように離れて撮った写真です。雲の形も刻々と変わっていきました。
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雲がすばらしい形を見せてくれていたので雲を中心に撮りました。
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別方向の雲です。こちらも見事な姿を見せてくれました。
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この場所の雰囲気を感じてもらいたいので、一緒に行った長男家族の写真を紹介します。2歳児はトラクターの運転席が気に入ってしまって、なかなか離れようとしませんでした。


posted by SORI at 21:47| Comment(18) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月03日

羊蹄山 車からの景色

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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赤ばふんうに丼を食べた積丹(しゃこたん)から千歳に帰るときに、上の写真の羊蹄山(ようていざん)の近くを通りました。羊蹄山は別名・蝦夷富士(えぞ富士)と呼ばれている北海道を代表する成層火山です。
アイヌの人たちはマッカリヌプリあるいはマチネシリ(雌山)と呼び、南東にある尻別岳((1,107m)をピンネシリ(雄山)と呼んだそうです。すぐ近くのニセコアンヌプリのようにアイヌ語風地名が正式名になった山も沢山ありますが、この山に関しては明治ごろから日本書紀に記されている地名の後方羊蹄(しりべし)に由来して、後方羊蹄山(しりべし山)が正式名となりました。
しかしながら後方羊蹄山を「しりべしやま」と読むのは難しかったことから、地元の倶知安町が羊蹄山への変更を求めたのが聞き入れられて、1969年11月発行の地形図から羊蹄山と書き換えられて羊蹄山(ようていざん)が定着したそうです。ちなみに後方羊蹄は後方(しりべ)+羊蹄(し)なのです。2文字の漢字の「羊蹄」を1文字の「し」と発音するのも難読の一つだったのだと思います。ただし日本百名山に登録されている呼び名は羊蹄山ではなく後方羊蹄山(しりべしやま)です。羊蹄山の羊蹄は植物のタデ科スイバ属のギシギシで、漢字名が羊蹄なのです。和名は「し」ですが、生薬名はヨウテイとよびます。
  名前 羊蹄山
  標高 1898m
  山系 独立峰
  種類 成層火山・活火山(ランクC 警戒レベル対象外)   
  火口 直径700m、深さ200m
  名山 日本百名山
  別名 蝦夷富士(えぞ富士) 後方羊蹄山(しりべしやま)
  元名 マッカリヌプリ(アイヌ語)
  所属 支笏洞爺国立公園(しこつ・とうや国立公園) 羊蹄山地域

左上から青色ライン(━━)を走ってきて最初に羊蹄山を見ることが出来たのがの位置です。前および横方向で最後に羊蹄山を見ることが出来たのはの位置です。本記事では車の中から撮った写真の11枚をを紹介したいと思います。ただしのみ車を止めて外に出て撮りました。右の写真は高橋牧場から撮ったニセコアンヌプリ(1308.2m)です。住所は撮影位置です。
  北海道岩内郡共和町小沢
  北海道虻田郡倶知安町峠下155
  北海道虻田郡倶知安町琴平
  北海道虻田郡倶知安町南11条東1
  北海道虻田郡倶知安町岩尾別135-12
  北海道虻田郡倶知安町山田
クリックすると拡大  北海道虻田郡倶知安町樺山
  北海道虻田郡ニセコ町本通
  北海道虻田郡ニセコ町近藤
  北海道虻田郡真狩村社
  北海道虻田郡留寿都村豊岡
  羊蹄山      1898m
  尻別岳      1107.27m
  ニセコアンヌプリ 1308.2m  
  高橋牧場     255m


岩内郡共和町小沢  山頂までの距離:18.2km 13時13分
この場所で初めて羊蹄山を見ました。
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虻田郡倶知安町峠下155  山頂までの距離:13.1km 13時18分
羊蹄山は約6-5万年前に古羊蹄火山が活動を開始し、小規模なプリニー式噴火を繰り返し、活発に軽石や火山灰、溶岩流、火砕流を噴出したそうです。この活動によって、約4万年前までに標高1,700m程度の成層火山を形成したそうです。最新の噴火は約1,000年前に発生したものと推定されています。
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虻田郡倶知安町琴平  山頂までの距離:10.6km 13時22分
道路の進行方向が開けてきたので大きく見えるようになってきました。
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虻田郡倶知安町南11条東1  山頂までの距離:8.55km 13時28分
ここの信号は以前に紹介した場所です。→ポチッ
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虻田郡倶知安町岩尾別135-12 山頂までの距離:9.03km 13時30分
唯一、車を止めて撮った羊蹄山の写真です。電線が写っていな写真でもあります。冒頭の写真は同じ場所から撮った羊蹄山です。クリックすると特別に大きく拡大するように設定いたしました。
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虻田郡倶知安町山田  山頂までの距離:8.62km 13時31分
車の中でしたが、山頂付近がよく見えたので写真を撮りました。
こちらの写真もクリックすると特別に広範囲を大きく拡大いたします。山頂付近が確認出来ると思いますので是非ともクリックしてみてください。ただし見ている方角から考えて最高峰点自体は手前の外輪に隠れているようです。
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山頂には直径700m・深さ200mの火口(父釜)があり、その火口の淵(外輪)に現在の山頂(1,898m)と旧山頂(1,892.7m 真狩岳)と三等三角点(1,843.7m 北山/雲泉)があります。西北西斜面にも側火口(母釜、子釜)があります。上の山頂付近の写真は北西方向(左上方向)から見ています。
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クリックすると拡大山頂の火口部分をGoogleマップの地形図と航空写真で表示させました。同じ位置、同じ縮尺で表示させています。
右の写真はネットから転用させていただいた火口(父釜)の写真です。
 山頂  1898m
 旧山頂 1892.7m 一等三角点 真狩岳
 北山  1843.7m 三等三角点 雲泉  



虻田郡倶知安町樺山  山頂までの距離:8.58km 14時19分
前記事である手打蕎麦の記事の中で紹介した、そば畑のある景色です。そば畑以外に、トウモロコシ畑、麦畑、ジャガイモ畑などがありました。上の写真と時間差があいているのは昼食に蕎麦を食べたからです。
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虻田郡ニセコ町本通  山頂までの距離:10.6km 15時01分
この写真は我々が進んでいく方向ではなく交差点で左側の道の方向を撮ったものです。高橋牧場に寄ったので上の写真との時間差があきました。
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虻田郡ニセコ町近藤  山頂までの距離:7.62km 15時04分
これは進んでいく方向の写真です。山腹にはキタキツネ、エゾクロテン、エゾリス、エゾシマリス、エゾモモンガ、エゾユキウサギなどの哺乳類が生息しているそうです。野鳥は130種類以上が確認されているそうです。
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虻田郡真狩村社  山頂までの距離:5.70km 15時10分
開けた場所で撮りました。頂上付近は雲で覆われてきました。今回の写真の中で最も近くから撮った羊蹄山です。
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虻田郡留寿都村豊岡  山頂までの距離:8.88km 15時16分
最後に羊蹄山を撮った写真です。これ以降は木が多くなって羊蹄山を見ることが出来なくなりました。左の写真が家内で、右の写真が私です。山の名前に使われている羊蹄の植物としての分類を記載いたします。
  界 植物界      Plantae
  門 被子植物門    Angiosperms
  綱 真正双子葉類   Eudicots
    コア真正双子葉類 Core eudicots
  目 ナデシコ目    Caryophyllales
  科 タデ科      Polygonaceae
  属 スイバ属     Rumex
  種 ギシギシ     Rumex  japonicus
 漢名 羊蹄
 和名 ぎしぎし し(古来の呼び方)
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こちらは初めて北海道旅行に行ったときの羊蹄山(エゾ富士)の写真です。


北海道の2017年9月時点の火山の警戒レベル等を紹介します。
ニセコ火山群および羊蹄山は噴火警戒レベル対象外の火山ではありますが活火山であることに留意する必要がある山です。下記の着色文字をクリックすると最新の各地方の警戒レベルを表示します。警戒レベル設定火山→ポチッ
 北海道 東北 関東・中部 伊豆・小笠原諸島 中国地方 九州 沖縄 
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ラベル:北海道
posted by SORI at 23:59| Comment(18) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月30日

北海道旅行の2日目の昼食は手打蕎麦 いちむら

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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積丹の赤ばふんうに丼ツアーの2日目の昼食は人気のお店の手打蕎麦にいたしました。下記のリストは2014年の蕎麦の年間生産量にあるように北海道は断トツの1位なのです。認知度は多くはないとは思いますが、蕎麦と言えば北海道と言ってもいいわけです。
私が住んでいる千葉県佐倉市の手打蕎麦屋さんでも北海道産を使っていることが多かったです。
 1位 北海道  13,000 t
 2位 長野県  2,560 t
 3位 茨城県  2,120 t
 4位 山形県  2,100 t
 5位 福島県  1,930 t
 6位 栃木県  1,660 t
 7位 秋田県  1,250 t
 8位 岩手県   934 t
 9位 福井県   911 t
 10位 青森県   684 t
  手打蕎麦 いちむら
  ニセコ髙橋牧場
 ━━ 車のルート
右上の地図にあるように羊蹄山の麓にある手打蕎麦「いちむら」で食べることにいたしました。

こちらがお店の外観です。橋を渡ってお店に入るユニークな構造のお店でした。時間は13時半だったので並ぶことなくすぐに食べれました。
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テーブル席もありましたが、2歳児もいることから奥の畳の席にさせてもらいました。
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全員、天せいろにいたしましたが、十割蕎麦と二八蕎麦を頼みました。
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こちらが十割そばです。天ぷらは揚げたてが順次出てくるので、この時点では海老とカボチャが蕎麦と一緒に出されました。
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クリックすると拡大そばだけを拡大いたしました。香りの高い田舎蕎麦タイプの黒い色の十割蕎麦でした。蕎麦の色は、実のどの部分が多く入っているかで決まります。内層部は白色で、表層部が多く入るほど黒くなるのです。つまり十割蕎麦だから黒いわけではないのです。
殻付きの玄そばは、中心から外側に向かって胚芽、胚乳、種皮、殻という順で構成されています。製粉するとそばの実は、中央から割れて粉になるので最初に出てくる真っ白の粉を1番粉と呼ぶそうです。その後に出てくる順に2番粉・3番粉と呼ぶそうクリックすると拡大です。
2番粉は少し緑がかった色をしていて、3番粉は黒っぽい色をしているのです。
 1番粉 胚乳の中心部が主体
 2番粉 胚乳と胚芽が主体
 3番粉 種皮部分も製粉したそば粉
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こちらが蕎麦粉が八割の二八蕎麦です。
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こちらも蕎麦を拡大いたしました。十割蕎麦よりも細めに作られていました。のど越し重視の蕎麦でした。
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私は二八蕎麦を頼んだので十割蕎麦と一部交換させてもらいました。並べると違いが分かりやすいと思います。こちらのお店では、どちらかと言えば二八蕎麦はのど越し楽しむ蕎麦で、十割蕎麦は香りを楽しむように作られているのだと感じました。
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こちらが蕎麦と一緒に出てきた海老の天ぷらです。緑の藻塩でいただきました。
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野菜天は後から揚げたてが出されました。これで天麩羅は全てそろいました。
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お店を紹介したいと思います。
 店名 手打蕎麦 いちむら
 住所 北海道虻田郡倶知安町字山田68-4
 電話 0136-23-0603
 営業 11:00~15:00
 定休 無休 ただし1月1~3日休業


羊蹄山(えぞ富士)の麓では蕎麦の花が満開でした。
見えている山が羊蹄山です。お店から車で5分の場所にこの蕎麦畑がありました。蕎麦を食べて、すぐに蕎麦の花を見ることが出来て、想定外のラッキーでした。北海道は全国の作付蕎麦の面積の約36%を占めているそうです。収穫量は42%だそうです。
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Googleのストリートビューで同じ場所を見つけました。住所は北海道虻田郡倶知安町樺山です。お蕎麦屋さんの住所と北海道虻田郡倶知安町まで同じです。


下記のグラフは北海道の蕎麦の作付面積と生産量の推移です。Wikipediaに掲載されていたデーターからグラフを作ってみました。
さらに2016年の北海道での作付面積と生産量のトップ10の町も調べてみました。驚いたことに北海道の1位の町が長野県全体の生産量に匹敵します。
地域 作付面積 順位 地域 生産量 順位
  ha   t
幌加内町 3,440 1 幌加内町 2,550 1
深川市 2,480 2 深川市 1,380 2
旭川市 1,090 3 音威子府村 766 3
音威子府村 964 4 旭川市 586 4
沼田町 605 5 沼田町 427 5
剣淵町 516 6 共和町 352 6
北竜町 499 7 名寄市 307 7
共和町 462 8 黒松内町 249 8
新十津川町 460 9 剣淵町 248 9
名寄市 445 10 美深町 236 10
北海道全体 21,500   北海道全体 12,100  
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お店の周辺の航空写真です。いろんなレストランが集まった場所にありました。北海道は広いのでレストランが集まっているのは長年の知恵ではないでしょうか。
マイナスのアイコン( マイナス)を数回クリックするとて周囲の雰囲気が分かってもらえると思います。
ラベル:蕎麦 北海道
posted by SORI at 23:39| Comment(16) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月29日

昔の板壁の家が沢山残されていました。

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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北海道旅行で、すでに紹介した赤ばふんうに丼を食べた「みさき」の前に板壁で出来た古い建物がありました。2階の窓にバッテンが付けられており使われているように見えますが、1階の2つの窓の部分に沢山の観葉植物が置かれていることから、何らかの形で活用されていると思われました。
今回、積丹から千歳まで車で走った道筋にも板壁の建物があり、車の車内から出来る限り写真を撮ってみました。本記事では、その写真を紹介します。写真が撮れたのは緑のマーク( )の①~⑦の7箇所です。
  積丹郡積丹町日司町59
 ② 古平郡古平町港町27-6
 ③ 古平郡古平町港町17
 ④ 余市郡余市町浜中町150−1
 ⑤ 余市郡仁木町大江2丁目260
 ⑥ 岩内郡共和町小沢105
 ⑦ 虻田郡留寿都村泉川
上の写真が「みさき」の前にあった①の建物です。日司漁港の前のため昔は鰊番屋(にしん番屋)として使われていたのかもしれません。参考にネットで紹介されていた鰊番屋の写真を下に転用させていただきました。
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板壁を拡大いたしました。長い間、風雪に耐えてきた板壁だと思います。クリックすると広い範囲を拡大して表示します。
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古平郡古平町港町27-6
こちらは生活の痕跡があり今でも使われているようでした。板壁の建物が奥に一軒見えるので写真の中に2軒の板壁の建物があることになります。
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古平郡古平町港町17
こちらは②の建物から200mの距離にあります。ここも板壁の建物が2軒ほど見受けられるので上の建物も併せて少なくとも4軒の建物があることになります。郵便ポストがあります。
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余市郡余市町浜中町150−1
こちらは旧余市福原漁場と呼ばれる国指定の史跡です。旧余市福原漁場は明治36年まで福原家が経営していた漁場の一部です。その後、小黒家や川内家が経営したそうです。
この旧余市福原漁場は文化庁や道の補助によって修理・復元されたものだそうです。この写真も含めて3枚の写真を紹介いたします。
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クリックすると拡大こちらは漁期の食料を蓄えていた米倉のようです。さすがニシン漁のために作られただけあり見事な米倉です。右側には石壁の建物も見受けられます。鰊漁による裕福な時代があったことを感じさせてくれます。1977年に撮られた同じ地区の米倉の写真を紹介します。
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クリックすると拡大下の写真の建物は、屋根の上に櫓(やぐら)があることから鰊番屋と呼ばれる建物と思われます。右の写真は古平郡古平町にあった八反田家番屋の屋根の上の櫓です。こちらも1977年に撮られたそうです。鰊番屋とは網元が鰊漁のために作った住居兼漁業施設で、漁夫の外船大工、鍛冶職、屋根職などが暮らし、やん衆(季節労働者)が食事をしたそうクリックすると拡大です。
大きな番屋では200人以上の人たちが寝泊まりしたそうです。鰊御殿とも呼ばれたそうです。右の写真は現存する鰊番屋の中では最大の旧花田家鰊番屋です。
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上の鰊番屋はこちらの写真から切り取りました。右に石壁の倉庫らしい建物があるのが分かってもらえると思います。北海道の鰊番屋(鰊御殿)は下記のリストの通り、沢山残されています。      ♡:公開 ♤:非公開
クリックすると拡大 ♡ 田中福松邸  小樽市祝津3丁目
 ♡ 猪俣安之丞邸 小樽市桜1丁目
 ♡ 青山政吉邸  小樽市祝津3丁目
 ♡ 青山家住宅  札幌市厚別区
 ♡ 川村家番屋  古宇郡泊村
クリックすると拡大 ♡ 武井邸客殿  古宇郡泊村
 ♡ 白鳥家住宅  石狩市浜益区
 ♡ 白鳥家番屋  小樽市祝津3丁目
 ♡ 橋本与作邸  寿都郡寿都町
 ♡ 柳谷家番屋  礼文郡礼文町 
 ♡ 余市福原漁場 余市町浜中町      国の史跡
 ♡ 花田家番屋  留萌郡小平町      国の重要文化財
 ♤ 佐藤家    寿都郡寿都町歌棄町有戸 北海道指定有形文化財
 ♤ 佐賀家番屋  留萌市礼受町      国の史跡
 ♤ 関家番屋   留萌市礼受町
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ニシン漁が盛んだったころの雰囲気を感じていただきたいので、ネットから写真を転用させていただきました。一番右上の写真はニシンの運搬に使われた木製のモッコが写っています。写真をクリックすると分ると思います。木製のモッコは積丹ブルーの海の記事の中で紹介いたしました。
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クリックすると拡大クリックすると拡大
クリックすると拡大クリックすると拡大

余市郡仁木町大江2丁目260
ここからは内陸部の板壁の建物です。
前記事で紹介したきのこ王国仁木店を出発してすぐにありました。距離にして3.6kmです。入口部分や窓の部分と思われるところを新しい板で塞いでいることから、今は倉庫として使っているように思われました。
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岩内郡共和町105
こちらの建物は一部だけが板壁です。複雑な建物の形なので板壁の家に普通のタイプの家を増築したように見えます。拝戸商店と思われる文字が見えます。こちらにも郵便ポストが確認出来ます。
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虻田郡留寿都村泉川
ルスツリゾート遊園地を通り過ぎてすぐにありました。距離にして1.7kmでした。住宅密集地では防火のため板壁を見ることは少ないと思いますが、広い北海道だからこそ板壁の家を沢山見ることが出来るのだと思います。
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私が3歳から10歳(小4年秋)まで、下の写真の板壁の家に住んでいたクリックすると拡大ことがあります。そんなこともあり板壁の家は懐かしいです。当時の住所は分かりませんが、現在の住所は広島市西区井口明神2丁目です。そこには男明神と女明神があり、庭の南側は直接海で右の写真のように男明神が目の前に見えました。その男明神の向こうには薄っすらと宮島が写っています。この後に神戸に引越しました。下はいずれも私が7歳の時の写真です。下の段の3枚の写真は板壁の家の縁側で撮ったものです。写真はクリックいるといずれも大きく拡大いたします。
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ラベル: 建物 板壁
posted by SORI at 23:59| Comment(20) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月27日

きのこ王国

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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上の写真は車の車内から撮った北海道のJR余市駅です。この日は積丹の宿を出発して念願の朝どりの一日限定15食の赤ばふんうに丼を食べて、積丹岬周辺を散策してた後に余市を通ってニセコ経由で長男家族の住んでいる千歳に向かいました。その時に撮った写真です。
すでに前々記事と前記事で北海道ならではのコーラ「ガラナ」やコンビニ「セイコーマート」を紹介しましたが、もう一つ紹介したいと思います。

余市からニセコに向かう道路て写真の立て看板が沢山置かれていました。そこに書かれていたのが「きのこ大国」と「夏祭り」でした。下の白地のところには「イベント終了後に撤去します。」と書かれていることから、何らかのイベントが行われていると思い、寄ってみることにいたしました。
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そのきのこ王国まで来て、広いスペースと規模の大きさに驚かされました。駐車場には沢山の車が停まっていました。雰囲気的には高速道路のサービスエリアや一般道の「道の駅」ですが、北海道だけの施設でした。その地域独自の施設として頭に浮かんだのが山口県の山賊村でした。こちらのお店は2010年4月2日にオープンしたそうです。
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日本で一番売れているきのこ汁108円(税込)をキャッチフレーズとした大きな看板が目に入ってきました。Wikipediaで施設のカテゴリーを調べると農産物販売所でしたが、農産物販売所と言うよりは食事や販売の総合施設と言った方がよさそうでした。
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きのこ王国だけあって沢山のキノコが売られていました。クリックするとわかりますが沢山の大きな椎茸が入ったパッケージが580円と、かなりお得なようです。きのこ王国は、(株)北海道名販の販売店だそうです。(株)北海道名販の販売以外の業務は、きのこ生産・きのこ加工食品製造だそうです。
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こちらがレストランです。きのこ汁だけでなくメニューも豊富でした。
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正面から撮りました。屋内で食べている人もおられますが、屋外に持って行って食べる人の方が多かったです。我々も屋外でいただきました。別のお店で昼食を食べるつもりだったので、きのこ汁だけ注文いたしました。
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天かすは無料なので、きのこ汁に入れさせてもらいました。
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右の写真のように夏祭りのイベントのテントが沢山並んでいました。テントでは金魚すくいなど子供が遊べるものや、いろんな食べ物が売られていました。長男家族はお土産も買っていました。もちろん108円のきのこ汁をいただきました。無料の天かすを沢山入れてしまったのであまり見えませんが、沢山のキノコが入っていました。このきのこ汁は年間60万食ほど売れているそうです。年間60万食は1日に換算すると1644食になります。
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きのこ王国は北海道に4ケ所ほどお店を構えているのですが、驚いたことに我々が通った道沿い(━━)およびその近くに4店( )ともにありました。我々が立ち寄ったのが余市とニセコの間にある仁木店でした。
 仁木店  北海道余市郡仁木町大江1丁目930  Open 2010年04月02日
 本店   北海道伊達市大滝区三階滝町637-1 Open   ?
 喜茂別店 北海道虻田郡喜茂別町相川157    Open   ?
 北湯沢店 北海道伊達市大滝区優徳町16-3   Open   ?


本店は道沿いにあったので車内から写真を撮ることが出来ました。こちらでのキノコ汁の価格は税抜きの100円で表示されていました。運営会社である(株)北海道名販の本社もここと同じ住所でした。
長野県にもきのこ王国いくつかあるようですが、関係はないようです。
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あとの2店は通った道の近くですが、道沿いではなかったので写真は撮れませんでした。したがってGoogleのストリートビューで紹介いたします。
 きのこ王国 喜茂別店 こちらも100円表示のようです。


 きのこ王国 北湯沢店 こちらも100円表示のようです。
この店舗にだけ、きのこ狩りの看板があることから、この場所にきのこ王国のキノコの生産工場があるようです。地図の中に大滝地熱きのこ生産組合の表示があり、2kmほどの距離に北湯沢温泉があることから温泉(地熱)がきのこの栽培に活用されていたのかもしれません。今も活動しているかどうかは確認できていません。
ラベル:北海道 きのこ
posted by SORI at 20:24| Comment(16) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月21日

北海道ならではの道路の景観

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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北海道らしい道路の景観を紹介します。北海道と言えば寒い場所との印象ですが、日本海ほどの豪雪との印象はありませんが、道路わきに建っている下向きの矢印()を見ると、やはり雪が多い地域であることを実感いたしました。この道路の両脇に立てられている矢印は通称「矢羽根」とよばれていますが、正式名は「固定式視線誘導柱」だそうです。
建築基準法で、積雪荷重として定められている積丹町の垂直積雪量は150cmでした。北海道のなかで数値が一番大きいのは幌加内町(250cm)でした。次に数値の大きい230cmし6町村で代表的なのがニセコ町です。
一番数値が小さいのは60cmで日高地方の、えりも町と門別町と新冠町と新ひだか町と様似町と浦川町と日高町の中の旧門別町の7つの町でした。
離島を除く東京都は30~40cmです。ちなみに東京都の離島は5~20cmです。

この矢羽根は北海道らしさを感じる風景のひとつで、今回は上の写真のような赤白の矢羽根を多く見ました。ところが下の写真のように黄黒の矢羽根も見かけました。何かの意味があって使い分けられているのか、状況を比べてみましたが思い当たることがありませんでした。調べてみると、単に統一されていなだけでメーカーにより異なるようです。夜間でも分かるようにLEDランプで出来た矢羽根がありました。右上の5枚の内、赤白の3枚はLEDが組み込まれていました。
矢羽根は道路の境界を示す標識で、雪のために外側線(白いライン)が見えなくても矢羽根のおかげで路肩を意識して走ることができます。吹雪や霧などの視界不良時にも役に立ちます。
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今回、初めて気が付いたのが写真の左側に並んでいる設備です。防風のための設備と感じましたが、調べてみると「防雪柵」と呼ばれるものでした。風を利用して道路上の雪を吹き飛ばす設備だそうです。軽くてさらさらした雪の北海道だから可能な設備なのだと感じました。用途によって「吹きだめ柵」「吹き止め柵」「吹き払い柵」「吹き上げ防止柵」の4タイプがあるそうです。
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ここの防雪柵では羽が全て上げられていました。
防雪柵の羽は角度を変えたり、位置を変えたり出来るようです。夏期に収納できるタイプもあるようです。
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もう一つ、北海道らしい道路の設備を紹介します。ただし、こちらの写真は今回のツアーで撮ったものではなくて、2010年3月27日に小樽に行った時に撮った写真です。この日に北海道に来て空港でレンタカーを借りて、千歳のホテルに帰るところでしたが、猛吹雪となり、視界が悪くなったのですが、道路の両側に立てられた緑と赤(オレンジ)のランプのおかげで、小樽観光をした後になんとか走ることが出来ました。
クリックすると拡大こちらは視線誘導灯と呼ばれているそうです。
中央分離帯側が赤(オレンジ)のランプでした。時間は16時ごろですがこの後、右の写真のように視界はさらに悪くなりました。下の写真はランプが3つまで見えますが右の写真は、一番近いランプしか見えません。
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kyonさんからのコメントをいただいたので竪型の信号の写真を紹介します。赤ばふん生うに丼を食べたお店「みさき」まで2kmの場所の信号です。写真の右下に「みさき」と「中村屋」の看板があるのが分かってもらえると思います。
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一枚だけでは実感がわかないと思い信号が写った写真から切り取りました。確かに横型の信号は一枚もなかったです。kyonさんのコメントにあるように積雪面積を減らす工夫だそうです。右側の2枚の写真をクリックすると分ると思いますが、最近の縦型信号機は一番上の赤のツバだけは長めで、下2つのツバは短い工夫もされているそうです。ランプの順番は上から「赤」「黄」「青」です。
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クリックが面倒な方のために、上の4枚の右上の写真の信号の部分を拡大いたしました。一番上の赤のツバだけ長いのが分かってもらえると思います。背景の山は羊蹄山(蝦夷富士)です。この信号機の住所は表示されているように北海道虻田郡倶知安町 南11条東1丁目です。信号の位置→ポチッ
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ラベル: 道路 北海道
posted by SORI at 23:05| Comment(24) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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