2017年03月18日

シャンボール城 その6 コソン川越しから見たシャンボール城

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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上の写真は北西方向からコソン川(Le Cosson)越に、正面から見たシャンボール城(Château de Chambord)です。
クリックすると拡大ほとんどの日本のツアーの場合、シャンボール城を正面から見れるのは左の写真の南東方向からの景観です。日本のツアーの場合時間の関係からガイドの方は北西方向の正面から案内されないからです。一方でツアーガイドなどでは水に映るシャンボール城の写真がよく使われています。そこでシャンポール城の売店で解散した後の自由時間を多めにとってもらって行ってみることにいたしました。時間が厳しいことは分かっていたので、遅れた時に心配するといけないのでガイドさんには写真を撮りに行く場所は伝えておきました。

そのルートが青色ライン(━━)です。駐車場に停まっているバスに集合時間までに行けるように時間を見ながらコソン川沿いを歩きました。これ以上進むと遅刻してしまうと思われるところまで写真を撮りながら進んでUターンして駐車場に向かいました。
  ━━ 城内見学前の散策ルート(行き)
  ━━ 城内見学後の散策ルート(帰り) 今回紹介
    シャンボール城の建物出入口
    南東正面からの撮影位置
    北西正面からの撮影位置    今回紹介
  バスの駐車場


コソン川がよく分かる航空写真も掲載いたしました。
コソン川は城の近くだけ堀として広くなっています。→ポチッ
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シャンポール城の出入口を出てコソン川に向かっている途中から見たシャンポール城です。シャンポール城に来たのはフランスに着いて6日目でした。
 1日目 セーヌ川散策 ノートルダム寺院 ルーブル美術館周辺
 2日目 モンサンミッシェル
 3日目 モンサンミッシェル
 4日目 ルーブル美術館 ノートルダム寺院 凱旋門 シャンゼリゼ通り
 5日目 ヴェルサイユ宮殿 チョコレート店2ケ所
 6日目 ロワールの城めぐり
 7日目 オルセー美術館 サント・シャペル セーヌ川クルーズ 他
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同じ場所から塔の部分を拡大いたしました。
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コソン川にかかる石の橋です。趣があります。これを渡って川の向こう側に行きました。
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橋の全景です。
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横には小さな小川も流れていました。
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コソン川で出来た堀の西のコーナーから見たシャンボール城です。
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同じ場所から城が画面いっぱいになるように拡大いたしました。
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少し城の正面寄りに移動した構図です。
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城の正面に出ました。
これが北西正面( )から撮影したシャンボール城です。
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北西正面( )から撮影したシャンボール城を画面いっぱいになるように拡大いたしました。この写真が冒頭の写真です。
クリックすると拡大下の写真は遠くからズームで撮っていて右の南東正面からの写真は広角で撮っている関係もありますが、右の南東正面からの城と同じ幅にもかかわらず全体が高く見えます。
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城の本館部分が画面にいっぱいになるように拡大いたしました。
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塔の部分です。
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正面から少し北東方向に移動した撮った写真です。
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さらに北コーナーに近づきました。
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北コーナーからの写真です。下側の写真は2枚の写真をつなぎ合わせました。
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城の範囲が画面いっぱいになるように拡大いたしました。なんとかイメージしていた構図での写真を撮ることが出来ました。これで晴れていたならばよかったなと思いましたが、天気だけは仕方ないです。
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北コーナー方向からの3Dの航空写真も紹介します。クリックするとオリジナルの3D画像を表示します。
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北コーナーから東コーナーを目指して歩きましたが、本写真を撮ったところで時間切れと判断して、ここでUターンしてバスが停まっている駐車場に行きました。
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ここを進むと駐車場です。なんとか時間には間に合いましたが、私が一番最後になりました。丁寧に説明してくれるのはうれしいけれども、今回のようにコースから外れる写真を撮るのは厳しかったです。ツアーメンバー11名の内で写真を熱心に撮るのは2~3名でした。この回のツアーはプロが説明することを売りにしたタイトルのツアーであったことから、自由時間を多くとるのは難しいところだったと思います。それでもできる限り取っていただきました。シャンポール城を含めたロワールの城めぐりは本記事で終了です。今まで掲載したシャンボール城の記事のタイトルと掲載します。タイトルとクリックすると記事を見ることが出来ます。「その1」~「その6」は2回目の訪問の今回の記事です。
 初めて シャンポール城 ( 2005年12月4日に訪問した時の記事 )
 その1 シャンボール城に到着いたしました。
 その2 城内編
 その3 螺旋階段編
 その4 屋上編
 その5 城からの景色
 その6 コソン川越しから見たシャンボール城
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この後、シャンポール城(⑤)から出発場所のマイバス社パリ事務所(①)に向かいました。番号は廻った順番( ①→②→③→④→⑤→① )です。
  ① マイバス社パリ事務所  B
 シュノンソー城
 クロ・リュセ城(ダビンチの家)
 La Cave aux Fouées (ランチを食べたレストラン)
  ⑤ シャンポール城
 ━━ ロワール城めぐりのツアールート 495km


追伸
2017年3月16日から3月23日まで関西に行ってきます。ネット事情の関係から皆様のところに訪問できないことをお許しください。
posted by SORI at 10:56| Comment(12) | TrackBack(3) | ロワール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月08日

シャンボール城 その5 城からの景色

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

フランス・ロワール地方にあるシャンボール城を紹介してきましたが、その4「屋上編」でシャンボール城の屋上の塔を中心に紹介しました。ここでは、その屋上からの城の周りを紹介したいと思います。航空写真の中央にChâteau de Chambordと書かれた小さく見える建物が、巨大なシャンボール城です。そのことから城の周りが広い森で囲まれていることが分かってもらえると思います。上の航空写真で城から右方向に延びているのは堀のように大きく広げたコソン川(Le Cosson)です。
クリックすると拡大シャンボール城は建物の巨大さに驚かされます。それ以上に驚かされるのが敷地の広さです。現在でも城の周りには、52.5k㎡の森林公園が広がり、右の写真の長さが31kmの石積みの壁で囲まれた禁猟区にはアカシカが生息しています。昔はそのアカシカが狩猟の最大の対象だったようです。上の航空写真の1辺は3.09kmです。3.09km四方の面積は9.55k㎡なので、52.5k㎡はこの9.5481k㎡の5.5倍の面積が現在の城の面積ということになります。航空写真の中のマイナスのアイコン( マイナス)を1回クリックしても面積は38.2k㎡(=9.55k㎡×4倍)のため、52.5k㎡はさらに広いです。あの広大な敷地のヴェルサイユ宮殿でさえ敷地面積は10.7k㎡です。
現在の城の状態に完成した1547年ごろは人家もほとんどなく想像を絶する広さだったと思います。1547年はシャンボール城を建設したフランソワ1世が亡くなった年です。シャンボール城の建設はフランソワ1世が建設を初めて亡くなるまで続けられていたのです。つまりシャンボール城はフランソワ1世が亡くなった年のままなのです。

シャンポール城の屋上からの景色を紹介する前に、写真の方向が理解しやすいように撮影場所を紹介します。下記のⒶⒷⒸが撮影ポイントです。南東方向と北西方向にまっすぐに地平線まで伸びている道は圧巻です。
右の城の全景の写真は南東方向からシャンポール城を撮ったものです。
クリックすると拡大  本館の南東面
  本館の北西面 
  本館の南西面
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本館の南東面からの景色
南東方向正面を撮ったものです。すでに上で説明しているように道がまっすぐに続いています。フランス国旗が立てられている下から城内に入りました。こちらの写真をクリックすると特別に大きく拡大します。
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南東方向正面の写真を少し拡大いたしました。クリックすると拡大この道の中央から右のシャンボール城の全景の写真を撮りました。広い庭を囲っている並木道までの3分の2の距離のところです。
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南東方向正面の道が地平線まで続いていることを実感してもらいたくて、さらに拡大いたしました。
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東方向(南東を中心にして左側)の写真です。建物の後ろ側にコソン川(Le Cosson)が少しだけ写っています。
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東方向(南東を中心にして左側)を拡大すると建物がありました。
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南方向(南東を中心にして右側)の写真です。民家が見えます。昔は城を管理する人たちが住んでいたのでしようか。
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南方向(南東を中心にして右側)の民家あたりを拡大いたしました。
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本館の北西面からの景色
北西方向正面にも道が伸びていました。左右に横切っている堀はコソン川を広げたものです。この写真はクリックすると特別に大きく拡大します。
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北西方向正面の写真を拡大いたしました。こちらも特別に大きく拡大します。
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北西方向正面をさらに拡大いたしました。広さを実感していただけたでしょうか。
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下が北方向(北西を中心にして右側)の景色です。
クリックすると拡大帰りに特別にこの辺りに行ってシャンポール城を撮ったのが右の写真です。後日、詳しく紹介したいと思います。
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こちらは西方向(北西を中心にして左側)の景色です。
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本館の南西面からの景色
の地点から南南西の方向を撮った写真です。見えている建物はサン・ルイ教会(Église Saint-Louis de Chambord)です。
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上の写真はこの写真から教会の部分を切り取りました。
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シャンボール城(Château de Chambord)の場所を紹介します。
posted by SORI at 23:50| Comment(10) | TrackBack(0) | ロワール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月01日

シャンボール城 その4 屋上編

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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フランス・ロワールにあるシャンボール城で、クリックすると拡大有名な二重の螺旋階段を上った目的の一つは、城の屋上に出るためです。眺望がすばらしいだけでなく沢山の塔を間近で見ることが出来るためです。上の写真で下から3分の1のところが、屋上です。その屋上からいろんな形の塔が建っているのが判ってもらえると思います。

螺旋階段から屋上に出るための出入り口です。螺旋階段はさらに上に続いていることもわかってもらえると思います。
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クリックすると拡大屋上の部分を真上から見たGoogle航空写真です。
右の写真は城の建物の全体の航空写真です。
四隅と中央に大きな塔が建っており、その周りに大小の沢山の塔が建っていることが判ります。
クリックするとオリジナルを表示します。
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森の中の木のように沢山の塔が建っていることが分かってもらえると思います。
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中央の塔を真下から見上げました。
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中央の屋根の上の塔も独特な形です。
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その塔の部分を拡大いたしました。
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四角い塔、丸い塔といろいろです。窓の形も四角、三角、菱形、丸といろいろありました。
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大きな四隅の塔の周囲は回廊になっていて見事な景色を見ることが出来ました。
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中庭の隅の塔です。その3の螺旋階段編で紹介した螺旋階段も上から見ることが出来ました。
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石の手すりも見事でした。
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四隅の塔の一つの塔の周囲です。
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中央に近いところからの景色です。塔に囲まれていました。
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中央の塔の先端を見上げました。
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四角い塔も見上げました。
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塔と緑の景色はタイ仕様的でした。
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補修工事が行われている塔も間近で見ることが出来ました。
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沢山の彫刻で飾られていました。
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手の届くところにあるので、石の壁にはいたずら書きありました。
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見事な彫刻に関してはガイドの方から沢山説明を受けました。
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こちらも見事な飾りです。屋上はこのような彫刻に出会える場所でもありました。
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屋根越しに見た塔です。目の前で見ることが出来ます。
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窓の透明なステンドグラスも見事でした。シャンボール城は1519年~1547年に建設されました。470年以上前にこれほどのガラス窓を作る技術があったのには驚かされます。
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いろんな角度からいろんな塔を紹介したくなります。
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これが中央塔の先端部分です。
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中央の塔です。上の写真の先端部分が判ると思います。
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出来り全体を撮った中央の塔です。
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中央の塔の下の部分です。螺旋階段への出入り口が確認できます。
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塔の上の飾りも見事です。
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真下から見上げる構図が多くなります。
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中央の塔の周囲です。
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螺旋階段の出入り口に戻ってきました。
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奥時様の見学が終わって、螺旋階段から下に降りました。


フランス旅行6日目となったロワール地方の城めぐりバスツアーでの、シャンポール城( )と他の訪問場所を紹介します。この地図で示す通りロワール地方はパリの南西方向にあります。ロワールの城めぐりツアーでの最後の場所がシャンポール城でした。つまり①→②→③→④→⑤→①と廻りました。
  ① マイバス社パリ事務所  B
  ② シュノンソー城
  ③ クロ・リュセ城(ダビンチの家)
  ④ La Cave aux Fouées (ランチを食べたレストラン)
  ⑤ シャンポール城
 ━━ ロワール城めぐりのツアールート 495km
posted by SORI at 17:15| Comment(14) | TrackBack(4) | ロワール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月14日

シャンボール城 その3 螺旋階段編

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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クリックすると拡大フランスのロワール地方にある右の写真のシャンボール城に関してその1その2の2つの記事を掲載いたしました。
その3として紹介したいのが、有名な上の写真の二重の螺旋階段(らせん階段)です。
二つの階段を使えば、相手に出会うことなく3階まで昇り降りができます。二重の螺旋階段に関して現代のものですが、クリックすると拡大判りやすい写真がネットにあったので右に紹介します。シャンボール城の二重の螺旋階段は広々としており、シャンボール城見学のハイライトとなっており、城の最上部から照らし出されています。フランソワ王によってレオナルド・ダ・ヴィンチがイタリアからフランス招かれて晩年まで過ごした時期であることから階段を設計にレオナルド・ダ・ヴィンチの構想が反映されたと考えるのは自然なことですが、確認する手立ては見つかっていないそうです。この種の構造を有する近代以前の建造物は世界的にも珍しいものですが日本にも存在します。クリックすると拡大それは、江戸時代である寛政8年(1796年)に建立された会津のサザエ堂です。本来は三匝堂(さんそうどう)ですが螺旋構造や外観がサザエに似ていることから通称で栄螺堂(さざえどう)あるいはサザエ堂と呼ばれたそうです。
栄螺堂は二重の螺旋階段で江戸時代後期の東北~関東地方に多数作られたものですが、現存は6つで、外から螺旋階段がはっきり判るのは会津の栄螺堂です。
栄螺堂の二重の螺旋階段が独自に考えられたものか、シャンボール城の二重の螺旋階段の影響をクリックすると拡大受けたものかは判らないそうです。右上の写真はWikipediaから転用させてもらった会津の栄螺堂です。堂の周囲が二重の螺旋階段になっています。
 シャンボール城 1519年~1547年建設
 会津さざえ堂  1796年建立

少し離れて見た二重の螺旋階段です。
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2つの階段が見える角度からの拡大写真です。
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シャンボール城を案内するガイドの方は、この螺旋階段の説明を必ず行うほど、シャンボール城の大切な存在となっているようです。
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建物の中央に二重の螺旋階段があります。北の塔と西の塔のそばにも螺旋階段があります。赤丸()の部分が螺旋階段です。


螺旋階段は中央の高い塔の上まで続いています。
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その螺旋階段の部分を拡大いたしました。この部分の螺旋階段のピッチから塔の部分の螺旋階段は二重ではないようです。
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螺旋階段の中心は吹き抜けの塔になっていて、その周囲に螺旋階段が巻き付いています。
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我々も説明を受けながら二手に分かれて登りました。


我々のガイトの方も登りながら説明をしてくれました。
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私はもう一方の階段を上ってみました。
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ここが中央の空間です。
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登りながら写真を撮りました。
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登ってきた方向を撮った写真です。
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上に行くと螺旋階段の周囲は透明のステンドグラスで周囲が覆われる状態になり屋上に出ました。ここから、さらに上の塔に螺旋階段が続きますが、非公開の部分のようで、我々は登ることができませんでした。


こちらが屋上への出入口です。
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屋上を見学した後、登ってきた二重の螺旋階段で下に降りるところです。
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中庭の北コーナーと西コーナーにも見事な螺旋階段がありました。2階から見た北コーナーの螺旋階段です。
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同じ北コーナーの螺旋階段の2階より上の部分です。
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全景を紹介したいので縦長の写真で紹介します。
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これが北コーナーの螺旋階段を下りてみました。この螺旋階段は一重であることが分かってもらえると思います。
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螺旋階段から1階に降りてみることにいたしました。
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こちらが1階から見た螺旋階段です。中央の二重の螺旋階段ほどではありませんが。こちらも見事な螺旋階段でした。
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posted by SORI at 15:23| Comment(6) | TrackBack(2) | ロワール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月22日

シャンボール城 その2 城内編

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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すでに掲載させていただいた「シャンボール城 その1」ではシャンボール城の外観の写真を掲載させてもらったので、本記事「その2」では城内編としてシャンボール城を紹介いたします。上の写真はフランソワ1世の寝室です。シャンボール城はフランソワ1世の在位時代の1519年に建設が始まり、彼が亡くなる年まで28年間も建設が続きロワール渓谷最大の威容を誇る城となりました。建設が始まった当初はフランソワ1世の狩猟小屋を始まりとした城だったそうです。いずれにしてもフランソワ1世によって建てられた城なのです。クリックすると拡大フランソワ1世の主な居城はブロワ城とアンボワーズ城で、シャンボール城は狩りのための城であったことから在位期間に合計でも7週間という贅沢な城であったようです。狩り以外の目的は、自分の富と権力の巨大な象徴として宿敵カール5世(神聖ローマ皇帝)に見せびらかすことだったようです。
 フランソワ1世(フランス王)
  生涯 1494年09年12日~1547年03月31日
  在位 1515年01月01日~1547年03月31日 20歳~52歳

改めてシャンボール城の上空からの航空写真を掲載させてもらいました。その1での記事では航空写真は全て北方向を上にさせていただきましたが、回転させて城への入口か真下になるようにいたしました。
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シャンボール城の設計図です。シャンボール城は中央の本丸と、周囲を囲む壁のような長い建物と4つの巨大な塔から成りたっています。東と南のコーナーの塔は細長い壁のような建物と同じ高さまでです。
本丸は4つの大きな塔と中央の高い塔で形作っています。 城全体には部屋が440、暖炉が365、階段が74あります。本丸の中心に有名な2重の螺旋階段があり、そこをを中心に1階と2階に十字にホールを形成しています。


入口を入ってすぐの部屋です。城は全て石で出来ていると思われがちですが、意外と多くの城が、実は天井兼上の階の床の強度部材は写真のように木材で出来ているのです。
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同じ部屋の床に近い部分です。上の写真を一緒に見てもらうと天井が高いことが判ってもらえると思います。この部屋を出ると広い中庭に出ました。
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こちらか入口の部屋の前から右(北東)方向を見た景色です。ロワール地方には何十の城がありますが、シャンボール城はフランス王国自身が建設した数少ない城の一つでもあります。
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こちらは同じ場所から左(南西)方向を見た景色です。
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中央の本丸に相当する建物に圧倒されます。全体を撮ることは出来ません。城の上の沢山の塔に圧倒されます。
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こちらが中央の塔です。
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巨大な4つ円筒の塔の頂部の塔です。
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中央の少し右の部分が城の外から入って来た入口の部分です。フランス国旗で判ると思います。
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中央の建物に入ると、有名な螺旋階段に出会います。この二重らせんの階段は相手に出会うことなく3階まで昇り降りができるので、広々とした階段はシャンボール城見学のハイライトでもあるので別途紹介したいと思います。
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階段脇の1階のへやです。最初に客を招き入れた部屋だと思われます。現在でも城の周りには、52.5k㎡の森林公園が広がり、31kmの壁で囲まれた禁猟区にはアカシカが生息しています。昔はそのアカシカが狩猟の最大の対象だったようです。
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沢山の狩猟の絵と、沢山鹿の首のはく製が飾られていることからもフランソワ1世の狩猟のための城であったことが覗えました。
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中央の階段を中心に4方向にロビーが配置されていました。そのロビーの一つです。ロビーは石がむき出しに日程ました。一階のロビーの天井は木製で平でした。
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小さな部屋もいくつかありました。
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一階を見学した後は有名な二重の螺旋階段を上って2階に向かいました。


螺旋階段から見た先ほどのロビーです。
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そのロビーを拡大いたしました。
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別の方向のロビーの写真も撮りました。螺旋階段を中心にこのようなロビーが配置されているのです。
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2階にも同じようにロビーが配置されていました。ただし2階のロビーは天井が違います。アーチ状の天井に沢山の彫刻が彫られていました。
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これは螺旋階段を中心にした上の写真とは反対方向のロビーです。
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天井の見事な彫刻を紹介します。
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壁にかかっている大きなタペストリーを正面から撮りました。像も描かれていました。
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そのタベストリーを拡大してみました。牛の後足の部分です。
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城の中は沢山の廊下がありました。こちらの窓ガラスは見事でした。
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迷路のような廊下もありました。これはこれで見事でした。
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こちらの部屋の天井の飾りも見事でした。フランソワ1世の紋章であるサラマンダー(火とかげ)がたくさな彫られていました。
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正面から見た彫刻群です。
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ドアにもサラマンダーが彫られていました。
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その彫刻は拡大いたしました。左はフランソワ1世(François Ⅰ)のFだと思われます。右がサラマンダーです。サラマンダー(Salamander)は四大元素を司る四大精霊のうち、火を司るものです。手に乗る位の小さなトカゲ(もしくはドラゴン)のような姿をしており、燃える炎の中や溶岩の中に住んでいるとされています。もちろん想像の動物です。ただし実在する両生類の中に英名でSalamanderと名付けられた動物がいます。
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壁のサラマンダーの彫刻を拡大いたしました。
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この部屋の奥がフランソワ1世の寝室です。入口の奥にベッドが見えています。
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上の写真の入口から入ってすぐのフランソワ1世の寝室の景色です。
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フランソワ1世の寝室にはもう一つベッドが置かれていました。
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大きな暖炉がありました。暖炉は365基あったそうですが城が大きいく天井も高いことから城全体としては暖房が行き届かなかったそうです。
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ベッドがよくみえる角度からの写真です。
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もう一つのベッドもよく見える写真です。ほとんどの家具、壁掛け、食器などは狩猟旅行のたびに特別に持ち込まれたそうです。そのために多くの家具は、分解して容易に持ち運べるように考慮されていたそうです。。
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ネットの写真を確認すると、この絵の場所にフランソワ1世の肖像画がかけられていた時期もありました。
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椅子の飾りが心象的でした。
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こちらの天井ね木製でした。
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天井の写真をもう一枚紹介します。
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こちらのドアにもサラマンダーが彫られていました。
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別の部屋ですがフランソワ1世の肖像画が飾られていました。
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こちらはキッチンと思われます。広い城なのでキッチンも沢山あったと思います。城の周りには村や集落がなかっために、狩りの獲物の以外には食べ物も手に入らなかっことから、狩りのごとに2000人分を一度に運び込まねばならなかったそうです。
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キッチンのコンロが大きく写った写真です。窓の部分は水を使うところのようです。
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キッチンの暖炉です。
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こちらの部屋も見事でした。暖炉の上の絵はフランソワ1世です。フランソワ1世の後はされた荒れたそうですが、ルイ14世は巨大な本丸を改修し、城に調度品を備え付けさせたそうです。さらに300頭の馬の厩舎を作らせ、狩猟に出かけたり、モリエールなどの名士を毎年数週間滞在させたりできるようにしたそうです。
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赤い壁の廊下もありました。
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そこの石の飾りです。
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別の廊下も紹介いたします。こちらは石の壁でした。
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こちらも趣がありました。
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2階のバルコニーに出てみました。
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そのバルコニーからの景観です。
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上をを見上げると、こんな感じでした。螺旋階段の塔です。北のコーナーと西のコーナーにこの螺旋階段がありました。写真は北のコーナーの螺旋階段です。
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この後、屋上に上がり、その後に地上の中庭まで下りました。その中庭から同じ場所あたりを見上げてみました。上と同じ北のコーナーの螺旋階段を地上から見上げました。
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その知事要の中庭の同じ場所から別の方向を見上げた写真です。
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今まで窓ガラスは建物中からばかりの紹介でしたが、建物の外からの窓ガラスを紹介いたします。
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場所は違いますが内側から見た窓ガラスです。
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クリックすると拡大最も北側のコーナーです。ここでガイドさんから沢山の説明をしてもらいました。
この中庭では我々以外にも沢山の人達がガイドの人達から説明を受けていました。右側のコーナーの塔は螺旋階段です。
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離れて同じ場所を撮りました。
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中庭の端まで行って同じ場所を撮りました。
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中庭から建物中に入るための階段です。
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階段の中に入ってみると王室の馬車が沢山保管されていました。馬具もありました。
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手押しの井戸ポンプがあったので珍しくて写真を撮りました。
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中庭の端まで行って24mmの広角で撮っても中央の建物の全景が撮れません。
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上の部分を撮りました。
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4つある丸い巨大な建物の上の部分です。
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出口には売店があり、その売店で解散でした。その後は自由でバスでの待ち時間が決められていました。売店には沢山のワインやシャンパンが売られていました。写真には写っていませんが写真の左側の壁に沢山のワインが並べられていました。テーブルの上に並べられているのはシャンパンです。シャンパンはシャンパーニュ(Champagne)地方特産のスパークリングワインのことです。ボトルにはCHAMPAGNE NAPOLÉON TRADITIONと書かれています。Champagne地方で作られていることから正真正名のシャンパン / シャンパーニュということになります。Champagneはシャンボール城から西北西方向に直線で約100km(車で116km)の距離にある町で、フランス全体から見れば近い町と言えるため、こちらでシャンパンが売られているのが判ります。
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追伸
2016年12月22日早朝から12月29日夕刻まで関西に行きます。その間はネット事情の関係から皆様のところに訪問できなくなることをお許しください。
posted by SORI at 07:05| Comment(6) | TrackBack(2) | ロワール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月13日

シャンボール城 その1 シャンボール城に到着いたしました。

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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フランス旅行6日目のロワールの城めぐりツアーで2つ目に訪問したクロ・リュセ城(Château Clos Lucé)の次の訪問地はシャンボール城(Château de Chambord)でした。シャンボール城はロワールの城めぐりツアーの最後の訪問場所でもあります。バスから降りて最初に見えた景色が上の写真です。
家と家の間にあるのがシャンボール城です。城の建物の部分に工事用の足場が見えます。どうやら補修工事が行われているようです。
シャンボール城は現在は、世界遺産「シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」に含まれていますが、1981年から2000年までは単独で世界遺産に登録されていたほどの城なのです。

地図内のバスの駐車場( )から赤色ライン(━━)を通って城の建物入口( )に向かいました。本記事では城内見学前の散策ルート(━━)からのシャンボール城の写真を紹介したいと思います。
  バスの駐車場
    シャンボール城の建物出入口
    南東正面からの撮影位置    今回紹介
    北西正面からの撮影位置
  ━━ 城内見学前の散策ルート(行き)
  ━━ 城内見学後の散策ルート(帰り)


クリックすると拡大家と家の間を進むと徐々にシャンボール城が大きく見えてきました。実はシャンボール城に来るのは2度目でした。初めて訪問したのは11年前の2005年12月4日でした。その時の近い位置からの写真が右です。その時も同じマイバス社のツアーを利用させていただきました。
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民家を抜けて最初に見ることが出来た城の全景です。補修工事は残念でしたが、城の一部だけなのは幸いでした。
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上のシャンボール城の建物部分の全景の写真は、この航空写真の左端の少し上から撮ったものです。この航空写真の工事用の足場は現状に近いことから最近撮られた航空写真だと思われます。
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クリックすると拡大高い建物の右側にも回廊のような建物が続いています。上の航空写真を見てもらうと判ると思います。この写真はクリックすると特別拡大するように設定いたしました。
11年前の近い構図は右の写真です。また訪問することが出来るとは思ってもいませんでした。今回は一眼レフなので写真を沢山撮りました。天気の方は前回と同様に雨模様でした。この写真はクリックすると、いつもより大きく特別に拡大するように設定されています。PCが画面に合わせる表示になっている場合は、出て来た拡大写真をさらにクリックすると拡大します。
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建物の真横に来ました。
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シャンボール城は沢山の特徴のある塔ががあることが有名です。
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この角度からの沢山の塔が見事です。
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さらに入口側の方に近づきました。シャンボール城の特徴の一つが多彩な塔が沢山あることですが、なんとその塔の数は365本だそうです。一年が365日と関係あるのかもしれません。
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丸い部分が城のコーナーの部分です。シャンボール城の建設は1519年に始まり1547年に完成しました。完成に28年を費やしたことは納得できる壮大な城でした。古典的なイタリアの構造に伝統的なフランス中世の様式を取り入れた、フレンチ・ルネサンス様式が特異な城で、ロワール渓谷最大の威容を誇りますが、元はフランソワ1世の狩猟小屋を始まりとした城でした。その頃のフランソワ1世の、主な居城はブロワ城とアンボワーズ城でした。
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完全にコーナー部分まで来ました。右端にフランス国旗が立っている部分が城の入口部分です。こちらはクリックすると幅4倍(面積16倍)に特別に拡大です。
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そのコーナー部分の上空からの3D航空写真です。クリックするとオリジナルを表示します。
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正面側に回り込みました。こちらもクリックすると特別に大きく拡大いたします。
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今回のガイドさんは説明が熱心なことから、これまでの2ケ所の訪問地のシュノンソー城クロ・リュセ城では写真を撮る時間が短すぎたことから、この時は事前にお願いしてシャンボール城の正面から城の全景が撮れる場所まで行く時間をいただきました。かなり遠くまで来ましたが24mmの広角でも、まだ全景が撮れません。それだけシャンボール城は巨大なのです。ロワール地方の城の中で最大の城が、このシャンボール城です。こちらもクリックすると特別に大きく拡大します。
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やっと正面から全景が撮れる位置まで来ることが出来ました。これが正面からのシャンボール城の全景です。こちらはクリックすると幅が10倍/11.7倍に拡大します。通常の拡大は幅で2倍(面積4倍)で、上の特別拡大が幅で3.5倍なので、10倍/11.5倍がいかに大きく拡大するかが判ってもらえると思います。クリックして出てくる写真はオリジナルのままで縮小しておりません。暗い中での遠くからの手持ち撮影なので手ぶれ機能は働いてはいますが解像度はもう一つです。それでも、このすばらしい城の雰囲気は伝わるのではないでしようか。
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中央の部分です。こちらも幅4倍(面積16倍)の特別拡大です。
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上の塔群の部分です。左右対称ではないことが判ってもらえると思います。こちらも特別拡大(面積16倍)です。
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近づいて撮った塔群です。こちらも特別拡大(面積16倍)です。
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こちらが右側です。
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そしてこちらが左側です。
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城への入口前からの左側の写真です。
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こちらが城への入口です。出る時もこちらから出てきました。青いブレザー姿の人がフランス文化・歴史、言語学を熟知したガイドの高橋保さんです。何人かの人が遠くまで撮影に行っている間、持っていただきました。
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posted by SORI at 13:34| Comment(18) | TrackBack(4) | ロワール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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