2014年09月01日

寧夏回族自治区は羊料理

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2014年8月28日から寧夏回族自治区に来ています。今回の記事の掲載は帰国(9月5日)後になりそうなので前回来た時の記事を掲載します。
寧夏回族自治区の首都銀川ではイスラム料理が名物なので進められましたがアルコールが出ないとのことで断念しました。お店の前に羊肉が積み上げられた羊料理のお店に入りました。冷やしたビールはないとのことでしたが、この時期は常温でも十分に冷えているだろうとビールを注文しました。予想通り常温でも冷えたビールでした。料理はイスラム料理よりはモンゴル料理に近い感じがしました。
羊肉料理を3品紹介いたします。上の写真は羊肉をシンプルに茹でたものです。ネギの沢山入った醤油ベースのタレにつけて食べます。

羊肉の煮込み料理です。少し辛い目の味が食欲をそそります。
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羊肉の揚げ物です。こちらもニンニクのみじん切りの入ったタレか香辛料を漬けて食べますが、この赤っぽい七味に似た香辛料につけると、なかかなのおいしさでした。
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羊肉料理以外も紹介します。揚げ豆腐と野菜の料理です。


スープです。野菜とピータンと金華ハムとクコの実の入ったあっさり味のスープです。飲みやすかったです。


ネットで見ると「羊肉操子面」かな? トマトと辛油を使った真っ赤な色のスープ麺。ねぎや豆腐などが入ったおいしい麺で、お代りしてしまいました。麺の種類は色々頼めるようで平たい麺を注文しました。


みんなに取り分けた後です。平たい麺が判ってもらえると思います。
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2014年01月09日

砂湖 ( 沙湖 )

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前記事で寧夏回族自治区の銀川を紹介いたしましたが、銀川で最も有名クリックすると拡大なのがネットから拝借した右の写真の、幻の西夏王朝(1038年~1227年)が残した貴重な遺跡で、東方のピラミッドとも呼ばれている西夏王陵です。残念ながら、今回は時間がなかったために、空港の近くにありながら、西夏王陵にはいけませんでした。その代りに内モンゴル自治区からの帰りの高速道路の途中にあった、有名な湖に行きました。名前は「砂湖」です。日本では知られていませんが写真のようにアシ(ヨシ) が湖面に生えた幻想的な湖です。中国では省略文字なので「沙湖」と書かれています。
砂漠が湖の南側に広がっているために砂湖の名前がついたのだと思います。

寧夏回族自治区の首都の銀川のあたりは砂漠に囲まれています。しかし黄河のおかげで緑の豊かな場所なんです。エジプトのナイル川沿いは農業地帯になっているのと似ています。
衛星写真で見ると黄河沿いが緑豊かなのがわかります。そのオサシスのような緑豊かな場所の中にも砂漠が広がっているところがあり、そのような場所に砂湖がありました。
          黄河(銀川)                  ナイル川(カイロ)



この船で湖に渡り幻想的な湖を味わいながら砂漠地帯に移動します。


アシが湖面に生えている風情がなんともいえません。天気が悪いのが残念です。鮮明な写真だとすばらしかったと思います。ここは鳥の楽園としても有名なようです。
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みんな、写真を撮っていました。


アシが島のように点々とあるのが特徴です。
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アシの鮮明な写真も掲載しておきます。夏は緑に囲まれた湖と想像してしまいます。
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湖を縦断すると砂漠に着きます。衛星写真で砂漠と湖の境界部分見てみました。クリックすると拡大するので見てみてください。
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砂漠地帯は観光化されていました。特にラクダが人気があるようです。
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砂漠から見た砂湖です。アシが緑の季節は、また違った幻想的なすばらしい景色が見れると思います。
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今までにも何度もラクダに乗る機会があったのですが、見るだけで乗ったことはありませんでした。今回は乗りました。(右の写真)
我々が乗ると、中国の人たちも乗りました。きっかけを与えたことになりましたが、皆さん楽しそうでした。そのラクダの上から私の後ろの中国の方を撮りました。ラクダは7頭が一組でラクダ同士は一列につながれており先頭のラクダを引いていくと全員が一列に歩いていました。おとなしいくて、かなり訓練されている感じでした。
エジプトはヒトコブラクダでしたが、ここはフタコブラクダです。


この写真の前から3頭目のラクダさんに乗りました。
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ラクダに乗ための券です。乗車料金は20元(約300円)でした。国家AAAAA級と書かれています。観光地をランク付けしているようで5Aは一番上のクラスのようです。


湖と反対方向の砂漠の方です。砂漠が続いているのが判ります。でも、この砂漠はオアシスの中の砂漠なのです。黄河で出来た銀川と呼ばれる町(オアシス)が大きいことが想像してもらえると思います。


沙湖(砂湖)のチケットです。ここのチケットも絵葉書になっていました。この券で船に乗れます。


こちらが裏側です。 はがきになっているのが面白いです。


下記の衛星写真の空色マークが今回紹介した砂湖です。緑色マークが前記事で紹介したモスク「東関清真大寺」で、青色マークはモスク「南関清真大寺」で、紫色マークが西夏王陵で赤色マークが空港です。赤色ラインは車で走ったルートです。

より大きな地図で 銀川 を表示
サンダーソニアさんからタバコの話題が出たのでラクダのパッケージのキャメル(Camel)の写真を追加させていただきました。タバコの写真はWikimediaから転用させていただきました。
クリックすると拡大クリックすると拡大

クリックすると拡大ムサシママさんから西夏文字のコメントを頂いたので調べた結果を記載いたします。西夏文字(せいかもじ)は西夏王朝の初代皇帝・李元昊の時代に制定された文字です。
クリックすると拡大長らく未解読であったが、日本の西田龍雄によってほぼ解読がなされました。漢字と、それを作った漢族を強く意識して作成されており、中国人を表す「漢人」に当たる文字は「小偏に虫」という文字で表記されています。上が漢字で下が西夏文字です。西夏文字は6,000文字ほどの文字数を持ち、冠や偏・旁等漢字に似た構造を持っています。基本的に一字一音節です。漢字とは異なり象形文字起源ではないそうです。
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2014年01月08日

「西夏」の都 銀川

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最初はタイトル「シルクロードの町 銀川」で掲載とようと思いましたが、銀川を調べているうちに、もっと、この町にふさわしいタイトルが、あることに気づきました。
ここは中国ですが、なんとなくイスラムの雰囲気があります。内蒙古(内モンゴル)自治区に接する小さな自治区である寧夏回族自治区の区都(首都)の銀川です。

今回の目的地は内モンゴル自治区の南の端にある小さな町でした。飛行機が飛んでいる内モンゴルの包頭や呼和浩特からは遠いため、寧夏回族自治区の銀川から車で内モンゴルに入ったわけです。
        寧夏回族自治区                内蒙古自治区


銀川? 
馴染みの薄い名前ですが、四川省北部・青海省などで活動したチベット系民族のタングート(Tangut)の首長李元昊が建国した王朝西夏(1038年~1227年)の首都(興慶)だったそうです。と言うことで今回のタイトルをつけさせてもらいました。
東方のピラミッドと呼ばれる西夏王陵があることで有名です。西夏王陵はSMAPの香取慎吾主演映画西遊記のロケ地となったところでもあります。シルクロードの町としても知られています。
上の写真はイスラム寺院、いわゆるモスクですがクリックするとエジプトやトルコなどのイスラム圏にあるモスクとは、ちょっと雰囲気が違う事がわかってもらえると思います。
近づいて見学させてもらいました。瓦が使われているのが特徴ですね。イスラムと東洋の合体のような独特の建物でした。


これがミナレットに相当する塔だ思いますが、塔にも瓦が使われている上に漢字が書かれていました。独特の雰囲気ですね。


正面の門からの写真です。中国の漢字の省略文字(东关)はよくわからないのですが、「東関清真大寺」だと思います。
ネットで見ると銀川では「南関清真大寺」が有名のようです。「東関清真大寺」もネットで銀川にあることを見つけました。間違いなかったです。
ネットで検索すると東関清真大寺はいろんな町にあるようです。西寧(青海省) の東関清真大寺が有名のようです。


特別に、お願いして、お祈り風景の写真も撮らしてもらいました。やはりトルコやエジプトなどのモスクのお祈り風景とは大違いのような気がします。白い帽子が独特です。


見学させてもらっていると、この人が来られてイスラムの戒律やこのお寺のことを詳しく説明してくれました。もちろん中国語なので、まったく判りませんでした。通訳の人に説明してもらいながら案内してもらいました。ここは無料でした。
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さらに、ここの人たちが住んでいる部屋も見せてもらいました。なんとなくパオの中のような感じでした。家に入る時は右足からで、出るときは左足からと説明を受けてから家に入れてもらいました。


下記の衛星写真の緑色マークが上で紹介したモスク「東関清真大寺」で赤色ラインが車で走ったルートです。青色マークはモスク「南関清真大寺」です。空色マークが次に紹介する砂湖で、紫色マークが西夏王陵で、赤色マークが空港です。

より大きな地図で 銀川 を表示
白い帽子の回族の人を町の中でも時々見かけました。西夏はシルクロードを押さえて強盛を誇ったが、モンゴルに滅ぼされた。その後、西方民族が流入してイスラム化が進行したそうです。


ここに来る前は銀川はイスラムの町と言われていたのですが、意識しないで写真を撮るとほとんど回族の人は写ることはありませんでした。これでも回族の人を意識して撮った写真なんです。他の街では雰囲気が一変すると言われました。
ネットで調べると自治区全体では回族の人は三分の一を占めているそうです。ネットの内容は「回族はイスラム教徒で長年の混血のため外見上は漢族と見分けがつかないが、起源は元代に中国に流入したトルコ人、ペルシャ人、アラブ人などの西域民族とされている。回族が自治区人口の三分の一を占め、残りは殆どが漢族である。」でした。


クリックすると拡大北京から銀川のフライトでは機内食が出てきました。すべての料理に「清真」のシールが張られていました。お気づきでしょうか?
東関清真大寺の中に「清真」の文字がありました。「清真」はイスラムの意味のようです。東関イスラム大寺となりますね。
機内食には豚さんが使われていない事を表現しているのです。中身はオムレツとソーセージとハッシュドポテトとパンとデザートでした。今から思えば、ソーセージは少しあっさりした味だったので鶏のソーセージだったと思います。食べたときはシールのことは気にしていなかったので豚のソーセージと思っていました。後でシールに気づき中国の人に聞き納得しました。銀川はイスラムに関係の深い町と飛行機の中から感じてしまいました。
posted by SORI at 23:59| Comment(30) | TrackBack(3) | 寧夏回族自治区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月11日

銀川の何気ない風景

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寧夏回族自治区はイスラム圏ですが、その中で最も大きな町、銀川で自然に出会える風景を紹介いたします。この町は果物が豊富でした。ブドウとミカンを売っていました。いづれも大粒です。こんな風景を沢山見かけました。

焼き芋を売っている風景もよく見かけました。おいしそうな香りが漂っていました。甘栗も沢山売っていました。
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屋台の風景です。昼ごはん時もかなり過ぎているのでお客さんはいませんが羊の頭をどのお店でもグラグラ煮込んでいました。一番手前の鍋にはタニシが入っていました。タニシもよく見かけました。


この町にも三輪タクシーが沢山走っていました。普通の四輪のタクシーの方が多いけれど、この三輪タクシーの数も多かったです。クリックすると判りますが運転手さんはネクタイ姿です。
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長距離の交通機関の主役は長距離バスです。バスターミナルから出てくるバスは途絶えることがなかったです。おかげて簡単に横断出来ませんでした。


イスラム圏だけれども中華風の街並みも多かったです。


ここは町の一番の中心の広場です。いろんな風景に出会えます。


さすがイスラム圏です。イスラムの雰囲気も時々見かけます。ただし気をつけていないと見過ごしてしまいます。
posted by SORI at 10:37| Comment(18) | TrackBack(0) | 寧夏回族自治区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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