2015年06月15日

酸味のあるトマト味の中華料理

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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寧夏回族自治区の中衛市(中卫市)に2015年5月31日~6月3日まで滞在いたしました。3泊4日なので3回ほど夕食を食べました。最初の2回はすでに紹介したリゾートホテルで食事をしましたが、最後の6月2日の夕食は町に出て、屋外で食べれるレストラン街に仲間7人で行きました。その内、日本人は2名でした。屋外と言ったも屋台ではなく通りの両側がレストランになっており店内でも食べれるのですが、今の季節はヨーロッパのように屋外で食べるのが人気でした。上の写真は通りの入口から撮りました。
横断幕には 热烈庆祝商城美食一乗隆重开业 (熱烈慶祝商城美食一乗隆重開業)と書かれています。

選んだレストランはこちらです。名前の通り酸味のある料理が食べれるレストランでした。その酸味は酢などを使うのではなく、驚いたことにトマトの酸味なのです。
店の名前は「酸菜肚?馆」と一文字判りません。菜は料理で、肚は腹で胃腸のことです。?部分は「丝」のようでもありますが確証はありません。4文字目が判る方がおられたら教えいただけると嬉しいです。
丝が正しいとすれはお店の名前は「酸菜肚丝馆」となります。km45さんがコメントで店名は「酸菜肚丝馆(酸菜肚絲館)」で正しいと教えていただきました。ありがとうございます。料理として「羊杂碎」麻辣馿肉「素杂烩」「各种炒菜」などが書かれています。地方风味や中卫名店や王杰老字号の文字も見受けられます。老字号は老舗のことのようです。
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こちらは座った席からの写真です。
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先ずはビールです。この日の昼食までは中国の焼酎である白酒(ぱいちゅう)だったので、全員がビール、大歓迎でした。冷えたビールが無かったので、すぐに氷水で瓶ごと冷してもらいました。最初のビールは冷えが甘かったけれども途中から冷えたビールとなりました。この時の時間は19時24分でした。この季節は遅くまで明るいのです。


ビールと言えばピーナッツです。中華鍋で温めて塩が振られていてビールにピッタリで、ビールを飲みながら料理を待ちました。料理は出てきた順番に紹介いたします。
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寧夏では必ず注文する「砂漠の葱(ネギ)」です。この辺りの名物なので何度も食べましたが、今回の「砂漠の葱」が一番おいしかったのです。その理由はトマトの酸味です。皿の底の汁が赤いのが判ってもらえると思いますが、これがトマトの味付けだったのです。「砂漠のネギ」の正式名は砂葱(沙葱/シャーツォン)で、砂漠という過酷な環境で育つ野草でしたが、今では栽培されて手軽に食べることが出来るようです。栽培されている為いつでも食べれますが、春から夏にかけてが旬のようなので、今の時期が一番おいしいということになります。
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こちらの料理は粉皮と野菜とスライスしたジャガイモのが入った料理です。りっかりとトマトが入っていました。スライスしたジャガイモは油で揚げてあり食感が良かったです。
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こちらは青い野菜と椎茸の料理です。こちらにはトマトは使われていませんでした。
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こちらもトマトは使われていませんが、ピリ辛の細く切ったジャガイモが美味しかったです。
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揚げたインゲンの料理ですが、唐辛子でピリ辛に仕上がっており、ビールにピッタリでした。これは家で試してみる価値がありそうです。
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ここから後の料理はすべてトマト味です。辛くない料理あり、辛い料理ありで結構楽しめました。こちらはロバ肉の料理です。
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豆腐とトマトとピーナンの料理です。これも美味しかったです。
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8皿が出たところで写真を撮りました。トマト味が4皿です。
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次は瓜のような野菜の料理です。
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最後の2皿は似ていますが別の料理です。豚肉のようにも見えますが、ここはイスラム圏なので豚肉は使われていないとすると、いずれも羊肉か、あるいは1皿はロバ肉と思われます。
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ピーマンと長ネギと肉です。少しピリ辛に仕上げたトマト味です。ロバ肉と羊肉とすると、最後に掲載したメニューの中で、似た名前の料理は「馿肉小炒」と「羊肉小炒」です。
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全ての料理が出てきたところで写真を撮りました。食べた料理は11皿ですが1皿は片づけてしまったようで10皿しかありません。片づけられたのはインゲンの唐揚げでした。やはり中国の人にも人気があったようです。一緒に並べてみるとトマトがよく使われていることが判ってもらえると思います。11皿中、7皿がトマトを使った料理でした。
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最後の締めは麺です。平たい面でトクト味のスープです。パスタのような感じでもありました。これは一人一皿なので7皿頼みました。みんな完食でした。麺には意外とトマトが合います。
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こちらがメニューです。値段は42元が1品ありますが、その他は1皿が14元~40元です。中国語が判る方は、上の料理の名前を予想してみてください。
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寧夏回族自治区の中衛市( )の場所を紹介します。
なんと「上海~寧夏」は「成田~上海」と同じ程度の距離です。
ベトナムと同じ経度でありながら日本との時差は1時間なので遅くまで明るいことが理解していただけると思います。

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posted by SORI at 14:30| Comment(32) | TrackBack(0) | 寧夏回族自治区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月11日

地方都市のリゾートホテル 寧夏中衛秀水大酒店



先ずはプレーボタン( )をクリックしてみてください。
紹介ホテルから始まって周囲360度撮影してまたホテルに戻ってくる動画です。場所は中国寧夏回族自治区中衛市にある、この辺りで屈指のリゾートホテルです。本ホテルには2015年5月31日から2泊3日で泊まりました。
中国の州や自治区の首都や観光として有名な場所には立派なホテルがありますが、2番目以降の都市のホテルはランクが落ちてしまうのです。今回の中衛市は寧夏回族自治区では4番目の都市です。そのような中衛市で、驚くようなリゾートホテルだったので紹介いたします。

こちらがホテル全景です。建物は3階建ててです。ホテルの名前は寧夏中衛秀水大酒店です。
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ホテルは湖のほとりにあります。北西方向には中国で4番目の大きさのトングリ砂漠が広がっています。
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ホテル前の船着場からの景色です。
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ホテルの内部を紹介いたします。こちらのホテルは豪華なのと広さが特徴のようです。
ロビーも広かったです。
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ロビーに併設された喫茶室も広かったです。
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玄関前からの景色です。この場所に車がつきます。
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湖の方から玄関の方向を見た景観です。大きさを実感していただけると思います。偶然に写った走っている小さな男の子が判っていただけるでしょうか。
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こちらは廊下です。天井が高くて広くて長いです。3階建で沢山の部屋があるので迷ってしまうほどでした。
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クリックすると拡大朝食風景です。一泊目は沢山の人が泊まっていたので、レストランでのバイキングでしたが、2泊目は宿泊客が少なかったので、それぞれのグループが個室で朝食をとりました。写真は3日目(6月2日)の朝食の写真です。
私は飲み物として牛乳とお茶を頼んで目玉焼きとハムとパンをいただきました。
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写真は2日目(6月1日)の夕食です。最初に、これだけの料理が並びました。
ここから外に食事に行くのは難しいため、ホテルで夕食は2回、昼食は1回、朝食は2回食べました。
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寧夏回族自治区は、中国で一番、羊の肉が美味しいと言われています。シンプルに茹でた肉が柔らかくて美味しかったです。夕食2回と昼食1回の計3回共に、美味しい羊の肉をいただきました。3回食べても飽きなかったです。
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最初に9種類のお茶の中から、好きなお茶が選べるのも、こちらのホテルのレストランの特徴でした。夕食の2回と昼食は1回の計3回で3種類を飲みました。赤いのはクコの実です。寧夏回族自治区はクコの実の名産地なのです。
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こちらが3回目に飲んだお茶です。1回目に飲んだのは花茶でした。


航空写真で見たホテルの全景です。
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こちらが私が泊まったスタンダードの部屋です。スタンダードとは思えない立派な部屋でした。
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地方都市では4星ホテルでもシャワーだけのところが多いのですが、こちらはバスタブがついていました。別途、シャワー室もありました。
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私の部屋からの景色です。
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橋から見たホテルです。
中衛市には以前に紹介した、砂漠が主役のテーマパークである砂坡頭(沙坡头)があり、観光にも力を入れているのです。先に大きな設備を作って、その驚くほどの大きさで人を集めるのが中国式で、いろんなところで成功しています。このリゾートホテルも、おそらく、その中国式の集客を狙って建てられたリゾートホテルなのだと、感じました。我々から見ても、驚くほど巨大で、豪華なホテルでした。
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橋の上からの湖の景色です。
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月曜日にはのんびりと釣りをしている人もいました。この湖には2m近い巨大な魚もいるそうです。


寧夏回族自治区の中衛市( )の場所を紹介します。
なんと「上海~寧夏」は「成田~上海」と同じ程度の距離です。結構、中衛市は遠いことが判って頂けると思います。

より大きな地図で 中衛市 を表示
ラベル:寧夏 ホテル
posted by SORI at 01:28| Comment(10) | TrackBack(1) | 寧夏回族自治区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月12日

寧夏新華国際飯店のディナー

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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寧夏回族自治区の中衛市を訪れたのは次の2回となります。2007年に銀川市だけ訪問したので、寧夏回族自治区への訪問は3回目となります。
  0回目 2007年10月25日~10月27日 銀川
  1回目 2014年08月28日~09月02日 銀川 中衛 石嘴山
  2回目 2014年11月25日~11月27日 銀川 中衛
銀川河東国際空港から中衛市への移動は空港でタクシーを頼みましたが、2度目となの今回は、泊まるホテルに車を頼んで迎えに来てもらいました。
ホテルの運転手さんは前回の時に、お世話になった方でした。泊まったホテルの名前は寧夏新華国際飯店でした。

前回(8月28日)は、到着した日の夕食は羊料理専門店に行きましたが、今回(11月25日)は泊まったホテルのレストランで食事をすることといたしました。お世話になった運転手さんと、運転手さんの彼女も一緒に計7名で食事をいたしました。


名前は判りませんが寧夏ではよく出てきた食材でした。葛に似た食材で似た料理へのコメントでは粉皮ではないかとのことでした。ネットで粉皮を使った料理を検索した結果、似ていました。→ポチッ
粉皮は春雨と同じ原料の緑豆から作られるものが多いそうです。
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こちらの料理は寧夏や蒙古独特の食材「砂漠のネギ」です。正式には砂葱(沙葱/シャーツォン)というそうです。これは砂漠という過酷な環境でも育つ野菜で、温かな春や夏に育つものですが、今は冬でも工夫をして「砂葱」をクリックすると拡大食べることができるそうです。牛や羊も食べるものだそうです。食材の少ない草原の恵みの野菜のようです。
右の写真が砂漠に生えている砂葱です。砂葱はネギ(葱)の名の通り、ネギ科ネギ属で標高800m~2800mの荒漠地帯に生えています。生えている姿もネギに似ていてネギ属ですが、我々が食べるネギと食感が違うのは表面から水分が蒸発しないような特性からくるものだと思われました。
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食感を感じていただくために「砂漠のネギ(砂葱)」の料理の拡大写真を掲載いたします。日本では砂丘や砂浜に生えているオカヒジキを太くしたような食感でした。何も聞いていなければ海藻と間違えるかもしれません。


キュウリとニンジンと大根と長ネギを味噌につけて食べます。長ネギを丸まま生で食べるのは初めてでしたが結構いけましたが、口だけでなく頭がヒリヒリするほどの辛さでした。是非とも試しに食べてみてください。
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これは牛タン料理のようでした。タレにつけて食べます。人気がありました。
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こちらの料理も拡大いたしました。


小エビの料理です。飾り付けが凝っていました。
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ビールは青島でした。


肉とオクラの料理です。ニンニクと唐辛子が入ったビリ辛の料理でした。
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こちらも肉料理でした。
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羊肉が柔らかく煮込んでありました。寧夏らしい料理でした。
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豆腐が入った野菜のいためものです。
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この料理は写真を撮り忘れていました。テーブル全体の写真から切り取りました。野菜とキノコの料理です。


料理が沢山、並びました。
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一人一人に取り分けられたお粥も出てきました。
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料理につけられていた飾りです。さすがホテルのレストランという感じでした。
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最後に果物が出てきました。寧夏は西瓜の産地ですが、今は極寒の季節で西瓜は採れないようで西瓜以外の果物が出てきました。中国では温かい地域もあることから一年中、西瓜が出てきますが、寧夏は西瓜の産地であることから、他の土地の西瓜は出されないのかもしれません。
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締めは寧夏独特の麺を頼みました。
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寧夏回族自治区の中衛市の場所を紹介します。青色マーク( )の場所が中衛市です。今回は家(2014年11月24日)→成田→上海→南京→銀川→中衛→銀川→上海→成田→家(11月28日)と移動いたしました。
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posted by SORI at 06:42| Comment(16) | TrackBack(0) | 寧夏回族自治区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月03日

寧夏回族自治区の11月の車窓 標高1300mの砂漠地帯


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2014年11月24日から28日まで中国に行っていましたが、その内、11月25日~27日まで寧夏回族自治区の中衛市(中卫市)に滞在していました。中衛市の緯度は福島県と同じ程度で標高は1300mであることから、この時期の最低気温は-4℃~0℃程度でした。11月27日は上海まで行くために中衛市の泊まっていたホテル( A )を8時にタクシーで出発して銀川河東空港( B )まで行きました。タクシーで走ったルートが青色ラインです。走行距離188kmの2時間50分の車窓の景色を紹介いたします。

ここは乾燥した地域のため雪は少ないようですが、この日は高速道路に薄らと雪が積もっていました。タクシーは慎重に走ってもらえました。


8時18分ごろの景色です。


案内表示を拡大いたしました。右側が我々が進む方向で銀川の文字が見えます。


フロントガラスには徐々に氷が張りついてきました。


木はほとんど生えていない山の景色が続きました。


どこまでも木の無い山並みが続いていました。


銀川河東空港の料金所に到着いたしました。


空港も見えてきました。


料金はメーター346元8角+高速料金100元でした。日本円合計で8630円相当です。この時10時55分でした。


こちらが上海までのフライトCA1257の搭乗券です。搭乗時間の1時間前に着きました。フライト時刻は12時20分に対して搭乗時刻は11時50分です。中国は国内線でも搭乗時刻は30分前なので早めのチェックインが必要です。


十分に時間があったので搭乗口前のレストランで昼食を食べることにいたしました。


煮玉子もついていました。


麺の拡大写真を掲載いたします。クリックするとさらに拡大します。醤油系のあっさりとしたスープでした。
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posted by SORI at 11:47| Comment(12) | TrackBack(0) | 寧夏回族自治区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月11日

東方のピラミッド 西夏王陵

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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写真はと東方のピラミッドと呼ばれている西夏王陵です。寧夏回族自治区と言えば、謎の王国と呼ばれた西夏があった場所です。西夏はタングートの首長李元昊(景宗)が1038年に建国した王朝でモンゴル帝国のチンギス・カンによって滅ぼされた1227年まで続きました。西夏の墓陵が西夏王陵です。西夏墓陵として残されているのが1号陵から9号陵の9つの王陵です。上の写真が西夏の初代皇帝である李元昊(景宗)の墓陵です。ただし1号陵ではなく3号陵です。西夏の前進の夏国公の初代皇帝である李継遷(太祖)の王陵が1号陵です。ちなみに李継遷(太祖)は西夏の初代皇帝の李元昊(景宗)の祖父にあたり、2号陵の李徳明(太宗)は西夏の初代皇帝の李元昊(景宗)の父であり、夏国公の2代皇帝です。初代皇帝の李元昊(景宗)は夏国公の3代皇帝でもありました。
西夏王陵はエジプトのピラミッドのように石で出来てはいませんが、砂漠の中にあるところが東方のピラミッドと呼ばれたのかもしれません。

こちらの地図はWikipediaから転用させていただいた1142年時点の地図で西夏の場所を紹介します。西夏の都の興慶は現在の寧夏回族自治区の首都である銀川にありました。西夏王陵があるのは、クリックして出てきた拡大地図の興慶府と書かれたところの少し西側です。
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クリックするとオリジナル記事を表示西夏の都である興慶(現在の銀川)の西の賀蘭山脈の麓の砂漠地帯に西夏王陵があります。左の地図に9つの西夏王陵の位置が記載されています。1号陵から9号陵の皇帝は次の通りです。8代皇帝以降の王陵の場所は判りませんが、この地域には皇族の陵を含めて253基の西夏陵があります。
  陵号 廟号 皇帝名と陵名  皇帝代
 1号陵 太祖、李継遷の裕陵 李元昊の祖父
 2号陵 太宗、李徳明の嘉陵 李元昊の父
 3号陵 景宗、李元昊の泰陵 初代皇帝
 4号陵 穀宗、李諒祚の安陵 2代皇帝
 5号陵 恵宗、李秉常の献陵 3代皇帝
 6号陵 崇宗、李乾順の顕陵 4代皇帝
 7号陵 仁宗、李仁孝の寿陵 5代皇帝
 8号陵 桓宗、李純祐の庄陵 6代皇帝
 9号陵 襄宗、李安全の康陵 7代皇帝
     神宗、李遵頊     8代皇帝
     献宗、李徳旺     9代皇帝
     末主、李睍     10代皇帝

下のGoogle航空写真の真中に点のあるのマークが1号から9号の西夏王陵です。下から3つ目が今回写真で紹介する3号陵です。点のない紫色のマークが航空写真で確認したその他の西夏時代の大型の陵です。は軍用飛行場の銀川賀蘭山空港で、我々は民間機用の別の飛行場である銀川河東空港を利用しました。

より大きな地図で 西夏王陵 を表示
西夏の歴代皇帝の系図です。系図の中の(一)は西夏の初代皇帝を表しており、(二)は2代皇帝です。つまり(十)は10代皇帝を示しています。
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こちらは博物館内にあった西夏王陵群の模型(ジオラマ)です。真中手前にあるのが我々が訪問した3号陵で、左奥に1号陵と2号陵があります。背景にあるのが
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こちらのジオラマの手前が1号陵で奥が2号陵です。このジオラマで判るように西夏王陵はピラミッド状の王陵のまわりを四角い土塁に囲まれてた広い敷地になっています。この配置を頭に入れて後で紹介する写真を見ていただくと判りやすいと思います。写真をクリックすると航空写真で1号陵と2号陵を表示します。
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3号陵からは無料バスで1号陵と2号陵にも行くことが出来ますが、時間がなかったことから、3号陵だけの訪問になりました。こちらの写真は博物館でビデオ紹介された1号陵と2号陵を撮ったものです。背景の山々は賀蘭山脈(がらんさんみゃく)です。賀蘭山脈の主峰の賀蘭山は3556mです。西夏王陵が点在するあたりの標高は1200mです。


王陵の地下構造の模型があったので紹介します。地下に墓室があります。3号陵にも地下に行く行く入口が残っているそうです。ただし透明なプラスチック板でふさがれているので中に入ることは出来ません。この入口は後で知ったので、実際に見ることは出来ませんでした。


博物館の方から歩いてくると最初に目にする景色です。
遠くに見えるのが王陵である陵塔(Tomd Tower)ですが手前に入口にあたる部分に2つの土で出来た塔の闕台(Gate Tower)が配置されています。闕台(Gate Tower)より奥が王陵の敷地になるわけです。正面から歩いてくると手前の2つの塔(闕台)の真中に王陵(陵塔)が見えるはずですが、博物館は中央の道路より左側にあるので博物館から歩いてくる場合は左右対称には見えなかったのです。
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これが右側の闕台(Gate Tower)です。遠くに見えるのが陵塔(Tomd Tower)です。陵塔(Tomd Tower)が小さく見えますが、それはとう区にあるためで、実際には、はるかに大きいのです。
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こちらが左側の闕台(Gate Tower)です。右奥に見えるのが陵塔(Tomd Tower)です。
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西夏王陵の正面の道から見た景色です。この位置の左右に闕台(Gate Tower)があります。
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こちらが碑亭(Tablet Pavilion)で、闕台(Gate Tower)より陵塔(Tomd Tower)側に左右に計2つありました。
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碑亭(Tablet Pavilion)の辺りからから見ても、陵塔(Tomd Tower)はまだ小さく見えます。王利用の広さが判ってもらえると思います。手前の土塁と奥の土塁の間の広場は月城(Moon City)と呼ばれています。奥の土塁より陵塔(Tomd Tower)側が内城(Inner City)です。
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内側の土塁と陵塔(Tomd Tower)を拡大してみました。陵塔(Tomd Tower)まで遠いことが判ってもらえると思います。
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何重にも土塁が作られていました。土塁はレンガと土で出来ているようでした。
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土塁群です。今は土塁の状態ですが、昔は煉瓦で覆われた高い壁だったのではないかと想像されます。
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背の高い土塁も残されていました。土塁の隅や途中には角闕(Corner Towers)がありました。
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陵塔(Tomd Tower)の周囲にある土塁です。この内側は内城(Inner City)と呼ばれています。内城(Inner City)に入る南門(Southern Gate)より外側の広場が月城(Moon City)です。
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陵塔(Tomd Tower)に近づいてきました。この真下の地下に墓室があるのです。
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陵塔(Tomd Tower)は不思議な形をした土の塔です。小さな穴が水平に何段にも並んでいます。昔は表面を飾り石あるいは煉瓦などで覆われていたのかもしれません。
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近くから陵塔(Tomd Tower)を見上げた写真です。寧夏回族自治区には2014年8月28日~9月2日に滞在して、ここ西夏王陵には9月1日に行きました。
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陵塔(Tomd Tower)の裏側(北側)です。ここに北門(Northern Gate)がありました。土塁のコーナー部が角闕(Corner Towers)です。ここの状態からも、今は土塁の状態ですが、昔は煉瓦で覆われた高い壁だったのではないかと想像されます。
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上で紹介の写真の位置を航空写真で紹介します。左方向が北西方向です。クリックするとオリジナルのGoogle航空写真を表示します。
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上の航空写真で角台と書かれている塔です。本来は4隅にあったそうです。南側(右側)は痕跡のみだそうです。


陵塔(Tomd Tower)自体はクフ王のピラミッドのように大きくはありませんが、西夏王陵自体は長さ600mx幅400mを越えるの規模を持つ巨大な王陵だったのです。墓域面積が世界最大であるとされている仁徳天皇陵(大仙陵古墳)の長さ840mx幅654mの規模には及びませんが、日本で2番目の履中天皇百舌鳥耳原南陵を越える規模です。同じ縮尺のGoogle航空写真で大きさを比較いたしました。
西夏王陵 3号陵            履中天皇百舌鳥耳原南陵

クフ王のピラミッド               仁徳天皇陵


西夏王陵に関する台湾の放送局の動画を見つけたので紹介します。


追伸
2014年10月10日から10月18日まで関西に行きます。関西では飲み会が3~4回入っているので皆様のところへの訪問が十分に出来ないのではないかと思います。その時にはこ容赦願います。
posted by SORI at 21:33| Comment(20) | TrackBack(0) | 寧夏回族自治区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月08日

中国で高速バスに乗りました。

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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今までに中国で高速バスに乗ったことがあるのは南京から上海に走る高速バスだけでした。数回は乗ったことがありましたが、南京→上海以外の路線は乗ったことがありませんでした。今回、寧夏回族自治区に来て中衛から銀川に向かうのに高速バスを使いました。南京→上海以外では、初めての高速バスとなりました。上の写真はバス中衛のターミナル内の待合室です。ビル内に入るのは空港並みに厳重でした。

下の地図の緑色ラインが2014年8月31日に高速バスが走ったルートです。
中衛( )から銀川( )に走りました。前日にもを車で一般道を走りました。
  8月28日PM 200km タクシー   銀川→中衛
  8月30日AM 250km ホテルの車 中衛→銀川→石嘴山 
  8月30日PM 250km ホテルの車 石嘴山→銀川→中衛 
  8月31日PM 200km 高速バス   中衛→銀川       

より大きな地図で 中衛→銀川 を表示
電光掲示板の「37179 16:30 銀川快客」と書かれているのが我々が乗るバスです。16時30分に出発して18時に着くとのことでした。「快客」の意味は「急行」のようですが、バス自体も普通のバスとは違っていました。


バスのフロントガラスの表示です。


バスの車内はきれいでした。
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席ごとに送風調整が出来る上にランプもありました。


別の場所区行くバスです。このバスは快客ではないようです。


出発するとすぐに黄河を渡ります。右の方の濁った水が黄河です。
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バスの窓からは、モスクがある景色、サービスエリア、風力発電の風車、山のある景色など、いろんな景色を見せてくれます。
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出発して2時間半で銀川のバスターミナルに着きました。これが我々が乗った快客バス(急行バス)です。
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posted by SORI at 02:27| Comment(18) | TrackBack(0) | 寧夏回族自治区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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