2013年06月13日

九寨溝で結婚写真


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すでに紹介した九寨溝を代表する五花海の写真です。この中で結婚写真が撮られていました。写真をクリックして拡大するとわかると思います。

クリックするのが面倒な方のために、その部分のみの拡大写真を掲載いたします。この場所が結婚写真の名ポイントだと思います。ネットで見ているとこの場所で結婚写真を撮っているところがよく出てきました。


こちらが少し場所を変えて撮った写真です。こちらだと遠くからでもはっきりとわかりました。


こちらも部分拡大を行ないました。


上の写真は手摺に座ったしゃしんですが、こちらは立った姿の写真です。


いろんなポーズで撮られていました。ちょっと羨ましいかな。
いい思い出の写真になるのでしょうね。


座った姿でもとられていました。中国ではほとんどの人が結婚式の前に写真集を作ります。そして一番お気に入りの等身大の写真を披露宴会場が行なわれる入口に飾ります。
posted by SORI at 13:16| Comment(20) | TrackBack(0) | 九寨溝 黄龍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月の標高2700m 朝の散歩


再掲載を機会に写真をクリックすると拡大するようにいたしました。

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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九寨溝で泊まったホテルは標高が2700mの場所にありました。
早朝にホテルの外に出て散策した写真を紹介いたします。朝の霧と針葉樹林は幻想的な景色を見せてくれました。

木々の先端も美しいシルエットを見せてくれていました。
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アザミの種類の実でしょうか、ひんやしとした透き通ったきれいな空気を感じされてくれていました。
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苔に覆われた地面と針葉樹の幹も独特の雰囲気を感じさせてくれました。
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この辺りにも、すでに紹介したような沢山の花が咲いていました。
特に多かったのが写真の野イチゴの花でした。
花からも静けさを感じてもらえると思います。
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posted by SORI at 12:02| Comment(18) | TrackBack(1) | 九寨溝 黄龍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

九寨溝の魚は一種のみ 嘉陵裸裂尻魚(かりょうられつこうぎょ)


再掲載を機会に写真をクリックすると拡大するようにいたしました。

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クリックすると拡大九寨溝を代表する五花海(五花湖)で沢山の魚を見かけました。九寨溝で実際に魚を見たのは五花海と熊猫海(パンダ湖)でした。上の写真は五花海の魚です。驚いたことに九寨溝には大きな湖が沢山あるのに魚が一種類だけなのです。一種類の魚しか住んでいない湖は珍しいのではないでしょうか。そのことだけでも隔離された特殊な環境の驚きの世界といえるのではないでしょうか。ガイドさんは高山裸鯉魚と説明されました。正式名は嘉陵裸裂尻魚(かりょうられつこうぎょ)でチベット高原の河川やその支流、湖に広く生息する鱗(うろこ)がないコイ科の魚だそうです。鱗がないと書かれていましたが、ほんとうに鱗がないかどうかは専門的なサイトが見つかっていないので定かではありません。鱗のない魚と思われている鰻も顕微鏡レベルでは鱗があるそうです。アナゴやナマズやアンコウは、ほんとうに鱗がないそうです。鱗のない魚もいるので、九寨溝の魚も、ほんとうに鱗が無いかもしれませんが、とりあえず嘉陵裸裂尻魚は鱗が無いように見える魚ということにしておきます。

嘉陵裸裂尻魚が一種類のみ九寨溝で太古から生き延びてきたのは鍾乳洞の中の水と同じように石灰分(Ca)が飽和状態に溶け込んで、非常に澄んだ状態のためにプランクトンなどの餌が少ないことが関係しているそうです。餌らしいものは偶然に水面に落ちてくる虫くらいなのです。したがって水底の石灰中のバクテリアなどを石灰ごとまる飲みし、あとでエラから石灰分のみを排出して栄養にしていると書かれていました。
さらに魚にとって運が良かったことにチベット族の人は魚を神聖なものとし魚を食べる習慣がないために生き延びたともいえるかもしれません。天敵となる大型の肉食魚も、いくつもの滝に阻まれて昇って来れないのだと思います。運よく入り込んできても特殊な水質に順応でき無かったのではないでしょうか。
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下の写真は熊猫海(パンダ湖)の嘉陵裸裂尻鱼です。成魚の体長10~25cm程だそうです。Wikipediaでの中国語記載内容は次の通りです。
嘉陵裸裂尻鱼(学名:Schizopygopsis kialingensis)为輻鰭魚綱鯉形目鲤科裸裂尻鱼属的鱼类,俗名小白飘、冷水鱼,是中国的特有物种。分布于嘉陵江上游等。该物种的模式产地在嘉陵江。
クリックすると拡大分類は次の通りです。
 界:動物界 Animalia
 門:脊椎動物門 Chordata
 綱:条鰭綱 Actinopterygii
 目:コイ目 Cypriniformes
 科:コイ科 Cyprinidae
亜科:裂腹鱼亜科 Schizothoracinae
  屬:裸裂尻鱼属 Schizopygopsis
 種:嘉陵裸裂尻魚 Schizopygopsis kialingensis
学名:Schizopygopsis kialingensis
俗名:冷水魚, 小白飘  鱼(中国語) = 鱼(日本語)
産地:嘉陵江
分布:嘉陵江上流 九寨溝 
ネットの中には時々、九寨溝の固有種との記載がありますが九寨溝の固有種ではなく、生息しているのは九寨溝も含めた嘉陵江の上流の山岳地帯の特殊な環境に住んでいるのです。九寨溝を流れる川は白龍江の支流で、そこから白水江を通って 嘉陵江につながっています。嘉陵江は重慶で長江(揚子江)につながっています。右上の魚の小さな写真はネットから転用させていただいています。
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この地図のラインが九寨溝から重慶までの白龍江/白水江/嘉陵江です。緑のライン(━━)は平地です。赤いライン(━━)が五花海から白龍江に合流するまでの九寨溝の川のラインです。だいだい色(━━)のラインで示している黄龍にも嘉陵裸裂尻魚が生息しています。水系が違い40km離れた黄龍でも生息している魚は嘉陵裸裂尻魚の一種類なのです。同じように石灰分が飽和状態の世界です。黄龍も石灰分が飽和状態の環境なので、やはりこの魚だけが生き延びたのかもしれません。紫のライン(━━)は黄龍から嘉陵江へつながる山岳地域の川です。
 宿泊したホテル インターコンチネンタル九寨パラダイス
 今回の旅で最も標高が高かった4007mの雪山梁峠
 世界で5番目に高いところにある四川九寨黄龍空港 標高3447.65m
 ━━ 五花海から白龍江に合流するまでの九寨溝の川
 ━━ 山岳地帯 九寨溝→広元
 ━━ 平地の川 広元→重慶
 ━━ 黄龍
 ━━ 黄龍から嘉陵江へつながる山岳地域の川
 ━━ 平地の川 江泊→重慶

posted by SORI at 09:05| Comment(20) | TrackBack(0) | 九寨溝 黄龍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月12日

九寨溝 金玲海



金玲海五花海珍珠灘の間には金玲海と呼ばれる湖があります。九寨溝を実際に見た人に「九寨溝の中で六大景観は?」と質問するとその中に五花海と珍珠灘が入ってくると思います。その五花海と珍珠灘の間は歩いて移動する人も多いのですが我々はバスでの移動となったために金玲海の写真は移動しながらのバスからの撮影となりました。
残念ながら鮮明な写真とはなりませんでしたが、せっかく写すことが出来たので掲載いたしました。
ネットでは単に金玲海としかありませんでしたが案内板では上流側から小金玲海、大金玲海と2つの金玲海が書かれていました。
おそらく上の写真が小金玲海で下の写真が大金玲海だと思います。2つの名景観の間の湖なので有名ではないけれども写真からは素晴らしい水の色が見えました。


航空写真に景勝地の位置を掲載いたしました。黄色のラインがバスの走った道路です。クリックするとgoogleの航空写真で金玲海あたりが出てきますが、その中の赤いラインは珍珠灘と珍珠灘瀑布を散策したルートです。
クリックすると大きな航空写真を表示
posted by SORI at 21:11| Comment(14) | TrackBack(0) | 九寨溝 黄龍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

九寨溝 珍珠灘瀑布(ちんじゅたんばくふ)


再掲載を機会に写真をクリックすると拡大するようにいたしました。

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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少し九寨溝の記事を中断していましたが再開します。佐原や鎌倉や清荒神や近所の出来事など、他にも紹介したい記事が残っているので織り交ぜながら紹介を続けさせていただきます。
少し前の記事で紹介した数百mの幅の傾斜の珍珠灘(ちんじゅたん)をすべり落ちてきた水は最後に珍珠灘の淵から滝となって落ちていきます。それが珍珠灘瀑布(ちんじゅたんばくふ)です。上の写真は淵から流れ落ちる珠灘瀑の最後の部分です。

流れ落ちていくところを真横から見ました。滝の真横に遊歩道があることからいろんな高さから滝を見ることが出来ます。
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少し降りたところから望遠で見た珍珠灘瀑布です。こちらは滝の断面を見るように滝の横を間近に見ながら降りて行けるのが特徴でした。迫力があります。
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同じ位置からズームを引いた景色です。珍珠灘瀑布の幅は310mと200mと180mと160mがあります。半分以上が200mの記述で最も多かったです。高さの記述は20mと40mの2種類がありました。こちらはは両方ともに正しいて思います。普通の幅の広い滝は水が落ち始める部分は水平なのですが、ここの滝の上が珍珠灘と呼ばれる特殊な構造になっているために珍珠灘瀑布は流れ落ちる部分の高さは写真の木が生えている少し奥あたりが最も高く、さらに奥に行くと低くなるために高さも2種類の記述になっているのだと思います。滝の上の珍珠灘全体が奥側に傾斜していることから場所によって高さが違う珍しい滝になっているのです。
そのために、どの幅までを滝と呼ぶかで、いろんな表現があるのだと思います。
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さらに低いところから撮りました。160~200mの幅を実感してもらえるでしょうか。さすがに310m先までは見ることが出来ませんがどこまでも滝が続いている景観でした。
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滝の真横に珍珠灘から降りてくる木製の階段があるおかげで迫力のある写真をともことが出来ました。


一番下まで降りて展望場所から珍珠灘瀑布を見上げた景色です。


こちらは、今まで紹介してきた方向と反対方向から撮りました。この滝も幅が広すぎて全体を見渡せる形では見ることも出来ないし写真を撮ることもできませんでした。写真の右端に木々の隙間に白いものが見えますが、それより先に続いているのです。この写真が幅が最も実感できるのかもしれません。背中側にもまだ滝が続いています。滝から落ちた水は滝に平行に流れる川を流れていきます。
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その川の下流側の方向です。滝からの水で川の水量は下流側ほど増えていきます。
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さらに奥の方(下流側)に行くと滝の高さが数mになってきます。ここまでの長さを入れると滝の幅が310mになるのかもしれません。この写真の中に実は小さな鳥がいました。次の写真で紹介いたします。


これが、その小さな渓流の鳥です。 上の写真の中央の木の右側の岩にとまっています。その岩が下の写真です。残念ながら飛んでる姿はきれいに撮れませんでしたが、羽が黒色で胴が赤色であることがわかりました。
頭が白くて羽と胴がそれぞれ鮮やかな黒と赤の鳥でした。残念ながらこのとき400mmあるいは800mmの望遠を取り付けおらず交換する余裕もなかったので、この写真の鮮明さが精いっぱいでした。場所や動作からカワセミかもしれません。知っている方がおられたら教えてほしいです。
追伸 すごいですね。まほさんにコメントで鳥の名前を教えていただきました。
この鳥の名前はシロボウシカワビタキ(白帽子川鶲)です。インドや東南アジアや周辺の地域の渓流に生息しているそうですが 、標高が2400m(2000~3100m)の涼しい地域である九寨溝でも見たとの記載がありました。結局カワセミの種類ではありませんでしたが、私にとって貴重な鳥に出会えました。
 まほさんに教えてもらった記事 →ポチッ 
  目   スズメ目          Passeriformes
  科   ヒタキ科          Muscicapidae
  属   シロボウシカワビタキ属 Chaimarrornis
  和名 シロボウシカワビタキ          →ポチッ
  英名 White-capped Water-Redstart →ポチッ
  学名 Chaimarrornis leucocephalus


珍珠灘瀑布あたりの航空写真に200mのスケールを配置してみました。確かに落差のある部分の幅は180~200mあり、低い部分の滝もいれると310mの幅があると言えそうです。珍珠灘の文字の少し下の白い線は珍珠灘が見渡せる木道です。我々は大金玲海のあたりでバスを降りて珍珠灘の木道を通って珍珠灘瀑布の下に出て珍珠灘瀑布に沿って歩いてPと記載した駐車場まで歩きました。写真をクリックするとgoogleの航空写真が掲載されますがその中の赤いラインが珍珠灘と珍珠灘瀑布を散策したルートです。Pのところにバスが待っていてくれたのです。駐車場と鏡海の間にも珍珠灘に似たような場所があることがこの写真で判ります。バスが登って行くときにも水か流れ落ちていく傾斜(トラバーチン)を見ることが出来ました。それは「名も無い扇状の灘」と書いているところです。
クリックするとオリジナルの航空写真
すでに鏡海の記事で紹介いたしましたが、こちらが鏡海の少し上にある名も無いトラバーチンと呼ばれる石灰分再結晶したカルシウム質の扇状の岩肌です。名も無い扇状の灘も全体に水が流れている雄大な光景でした。
posted by SORI at 18:06| Comment(26) | TrackBack(1) | 九寨溝 黄龍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

九寨溝 珍珠灘(ちんじゅたん)



九寨溝を代表する五花海の次は珍珠灘(ちんじゅたん)と呼ばれる場所でした。五花海を見た後なので景観的に見劣りすると思われがちですが、こちらの迫力はすばらしいものがあります。でもこの景観を写真で迫力を表現するのは難しい景観の場所でした。上の写真が珍珠灘の一部ですが写真では単に水が流れている景色のように見えてしまうのです。

これは五花海と珍珠灘の間の景観です。広い幅でゆっくりと流れています。


珍珠灘に徐々に近づいてきました。


珍珠灘は水に含まれる石灰分が析出することによって形成された数百m幅の傾斜を水が流れ落ちていくところなのです。スキー場で幅の広い急斜面のゲレンデ全体に水が流れているさまを上から見ていることを想像してもらうと少しは迫力がわかってもらえるかもしれません。


珍珠灘を横切るように数百mの遊歩道が設けられています。その遊歩道から水が流れ落ちていくさまを見ることができるのです。その遊歩道の幅に驚かされてしまうはずです。この遊歩道が続いていることを想像してもらうと珍珠灘の景観を感じてもらえるかもしれません。


右の遠くの方に遊歩道が確認できると思います。本当に幅が広かったです。


皆さん、遊歩道に座って景観を楽しんでおられました。


下の方まで見えるところもありました。私はテレビでは九寨溝は見ていないのですが、テレビ局の人は、この構図の場所は見逃さないと思うので放送された中に、この部分は出ていたと想像しています。


常識的には一部だけが削られてそこだけかの勢いが増すはずなのに滑らかな斜面で広い幅に均一に流れ落ちていくのは驚異の現象です。幅の広い急斜面を流れる水が、真珠に似ていることからその名が付いたといいます。


水に含まれる石灰分が飽和状態なのがこのような景観を作り出したのだと思います。


動画を紹介いたします。


横から珍珠灘を見た景観です。


最後は幅310mの珍珠灘瀑布となって流れ落ちていきます。
posted by SORI at 16:26| Comment(18) | TrackBack(3) | 九寨溝 黄龍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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