2013年12月21日

月身宝殿 九華山

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九華山と言われる場所を訪れました。九華山は中国仏教の四大聖地のひとつと言われて中国では有名な場所です。
中国仏教の四大聖地とは
  浙江省の「普陀山  291m」(観音菩薩)
  四川省の「峨眉山 3099m」(普賢菩薩)
  山西省の「五台山 3058m」(文殊菩薩)
  安徽省の「九華山 1342m」(地蔵菩薩)
                            です。
信仰深い人を中心に沢山の人が訪れていますが日本の人は年間千人くらいと旅行社の人が言われていました。それもお坊さんとその檀家の人たちが圧倒的に多いと言われていました。まだ日本では一般の観光の場所としては黄山宏村などとは違い知られていないと思います。それだけに信仰の文化が感じられる場所です。

今回は6ケ所のお寺を訪れました。写真はその中の一つのお寺です。断崖絶壁に建てられたお寺も多くありますが、ここは比較的、なだらかところに立てられています。名前は「肉身宝殿」ですがお寺の人は「肉」の字を嫌って肉を意味する「月」を使用して「月身宝殿」と表現されていました。金(喬覚)地蔵の即身仏を供養していると書かれていました。
上の写真をクリックして拡大するとわかると思いますが2人が歩いている階段の両側の手摺に南京錠が沢山ぶら下がっているのが判ると思います。これは黄山で見た南京錠と同じ意味で皆が、つけたのだと思います。

お寺自体が立ち上るお線香の煙で霞んでいます。訪れる人が絶えませんでした。下で書いている通り、宿坊としての設備も整っており沢山の宿泊設備もありました。
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この写真の場所では線香を持って沢山の人たちがお祈りをしていて沢山の人たちがあふれますが少なくなるのを待って撮りました。一人線香を持ってお祈りしている人がいます。
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このお寺は比較的低い場所にあり知らないと通り過ぎてしまう場所にありました。
九華山には98のお寺があるとガイドさんに説明されました。有名なお寺で代表的ななのが化城寺、月身宝殿、百歳宮、祇園寺、上禅堂、閔園、天台寺、甘露寺です。その中でもこのお寺はもっとも裕福との説明でした。お寺には三ツ星の宿坊があります。ここでは男性と女性は夫婦であっても別れて宿泊するそうです。完全に分離されているそうです。
お寺の前ではお坊さんがおられます。


こんな建物がお寺の前の広場の両側に建っています。


このお寺を訪れた最大の目的は下の写真の方に会うことでした。
このお寺の住持(住職)で九華山仏教會の副會長の聖富住持に会うことでした。百歳宮の釋慧慶住持の次に偉い方だと聞きました。
中国の偉い人もこの人に会うために、このお寺を訪れるそうで訪れた著名な方の写真が沢山飾ってありました。後ろの写真は第5代国家主席の江沢民前主席と聖富住持です。


この方と丸いテーブルを囲んで30分くらいお茶を飲みながらお話を伺いました。
そして住持殿から最後に写真の記念品をもらいました。さらにあつかましく記念撮影を、お願いしたら快くお受けいただけました。
posted by SORI at 22:08| Comment(18) | TrackBack(1) | 九華山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

断崖のお寺 古拝経台

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九華山では最初に百歳宮を紹介しましが九華山のもう一つの魅力はこの写真のような断崖絶壁の場所に建っているお寺があることです。我々が泊まった仏教都市である九華街から山一つ離れた場所ですが、ここも含めてこのあたり一帯を九華山と呼びます。
ここからさらに300m登ると最高峰の十王峰(1342m)です。この景観には本当に驚かされてしまいます。

上の写真はロープウェイ降り場あたりから撮ったものです。こちらはお寺に近づいて撮りました。
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ここにはロープウェイで気楽に登れます。


ロープウェイから見た古拝経台です。断崖に作られているのがよくわかります。
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岩に張り付くようなお寺は迫力があります。
この写真もロープウェイから撮ったものです。


こんな場所なので籠屋さんも控えています。


九華山は地蔵菩薩の霊場で、この奥にお地蔵さんが祭られていました。小さな部屋でした。


こちらが、上の写真の小さな入口の中です。右側は日本のお地蔵さんと同じスタイルです。天井の卍模様が雰囲気を盛り上げています。九華山は中国四大仏教聖地で地蔵菩薩の聖地でもあります。


お寺の正面です。


ここから上のお寺を見上げたところです。上に見えるのが天台正頂(天台寺)です。ここから八百数十段あるそうです。


正面の山の向こう側が我々の宿泊した場所で沢山の宿坊があったところです。霞んでいますが左側の遠くに九華街が見えます。そして正面の山の上にもお寺が見えます。ここにも登りました。そこがすでに紹介した百歳宮です。

                           
ロープウェイ乗り場あたりは昔は尼さんばかりの場所だったそうです。昔は男のお坊さんと尼さんは完全に分かれていたそうです。男のお坊さんはわれわれが宿泊していた上の写真の山の裏側です。日本で言えば高野山と女人高野でしょうか。高野山は九華山と同じように仏教都市ですが、女人高野は室生寺や金剛寺や慈尊院などのお寺のことで、仏教都市ではないため、日本では同じような場所はないような気がします。共同生活(修道生活)をおくるキリスト教の修道院が都市ではないけれども、すこし少し近いと言えるかもしれません。


クリックすると拡大航空写真でも紹介いたします。赤色ラインがロープウェイです。緑色マークが今回紹介した断崖のお寺の古拝経台です。空色マークが九華山の最高峰(1342m)の十王峰です。右の写真はネットから拝借した最高峰の十王峰です。表示が航空写真ではなく地図の場合は地図内の 写真のアイコンをクリックしてください。


もう少し広範囲の航空写真です。右下の方が今回紹介のロープウェイや古拝経台で、左上が九華山の仏教都市の辺りです。青色ラインは泊まったホテルの東崖賓館(臙脂色マーク)からロープウェイ乗場まで往復した車のルートです。途中に次に紹介予定の月身宝殿があります。薄い橙色ラインは地図で表示させた時の同じ車の移動ルートなのです。中国でのGoogleの航空写真と地図は、困ったことにずれているのです。

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posted by SORI at 22:07| Comment(20) | TrackBack(3) | 九華山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月19日

昼食も精進料理じゃなかった!!


前日の夕食は精進料理でなかったので、この日の昼食は精進料理の計画でした。が結局は精進料理も入っている普通の料理になってしまいました。もちろん精進料理だとお酒もありません。お酒を飲むと言うことで完璧な精進料理は断念したみたいです。旅行社のガイドさんに真相を聞き忘れました。
上の写真は最初のスープです。この後の料理は全て大皿から自分で取りました。仏教の聖地の九華山でのことでした。

そのお酒と言うのは白酒(パイチュウ)です。名前は甘露ですが甘みはありません。食事の途中で空き箱を見るとすでに5本を飲み干していました。最後は何本飲んだのかは確認出来ていません。
地元の白酒(パイチュウ 蒸留酒)⇒

今回はいつもの中華料理を食べるときのような丸テーブルで自分の好きな料理を好きなだけ食べれました。椅子やテーブルはどこに行っても立派です。場所は前日と同じ東崖賓館(DONG YA HOTEL)のレストラン西餐庁でした。
日本の中華料理店ではこれほど立派なところは少ないですね。


今回もすべての料理を紹介します。
山菜を肉で巻いた料理です。


魚です。大体、魚料理がメインディッシュです。


小さな川海老です。小さいけれど剥いてあります。


スープが2品 奥側のスープが最初のスープだと思います。手前が塩漬けして発酵した魚と豆腐のスープです。


豆腐料理です。


黒っぽいのが岩耳です。岩耳は沢山食べました。


チンゲンサイと肉団子です。


骨付き牛肉です。


野菜炒めです。


このスープにも岩耳が入っています。


最後はきしめんのような麺で締め


クリックすると拡大最後に今回のガイトさんを紹介しておきます。ご苦労さまでした白酒(パイチュウ)まで付き合ってもらって!
自主的にガイドさんが全員一人一人と乾杯をして廻っていただきました。ガイドさんは仕事中はお酒は飲んではいけないことになっていますが残された案内場所は一ヶ所だけだったので特別に!
上司のガイドさん(旅行社の日本部の部長さん)も一緒だったので、すぐに部長さんのOKが出ました。と言うことで! 乾杯!!
posted by SORI at 16:54| Comment(14) | TrackBack(1) | 九華山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東崖賓館 九華山

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九華山で宿泊した宿舎を紹介いたします。なんと仏教の聖地、九華山にも四つ星ホテルがあり、こちらに泊まりました。町の中を散策しましたが近代的と言えるホテルはここだけでした。ホテルの名前は東崖賓館です。
 名前 東崖賓館(东崖宾馆 DongYan Hotel)
 住所 安徽省池州市青阳县化城路8号
 電話 +86 566 283 1370 ( 0566-283-1370)
 開業 1982年 2004年改装
有名な聖地なので国のVIPの人が訪れていると思いますが、九華山に泊まる時は<唯一の近代的なホテルのため、この東崖賓館に泊まられたと思います。ネットで調べてもこのホテルのことはほとんど出てこなかったので紹介いたします。
見た目は中華風のホテルですが部屋の中は近代的でした。

こちらのホテルをすこし紹介いたします。おそらく、こちらのホテルで一番大きなスイートのリビングだと思います。
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ネットで調べると開業以来、やはり朱鎔基を始め中国の指導者及び著名人に利用されたとありました。こちらが寝室です。


大きな浴槽もかた片隅に、ぽつんとあるほどの大きな浴室でした。


航空写真で東崖賓館を紹介します。臙脂色マークが玄関のある本館です。東崖賓館は、いくつかの棟で成り立っていることが判ります。

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posted by SORI at 12:15| Comment(16) | TrackBack(2) | 九華山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月16日

仏教の聖地の夕食は精進料理じゃなかった! でも岩茸料理は美味しかった。

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九華山は断崖絶壁にお寺があるような中国仏教の四大聖地の一つ ここはホテルといえどもお寺と宿坊が立ち並ぶ場所 当然、精進料理と思っていたら精進料理は中止して肉も魚もありの料理でした。
精進料理ではなかったけれども究極の山の幸の料理と呼べると思えたので紹介させていただきます。コース料理のように一人ひとりに料理が出されました。
調味料として酢と醤油以外に豆板醤系のものがいくつか置かれていますが特に付ける必要はなくそのまま食べれました。
飲み物はワインと白酒(パイチュウ)でした。白酒(パイチュウ)はアルコール濃度が濃いので最後に我慢できなくて私だけビールを頼んでしまいました。(笑)

これが今回のメニューです。上の写真の右端の「菜単」と書かれているのがこのメニューです。16品になります。出てきた順番とは違うようです。写真は出てきた順番に並べています。メニューと料理の写真で前菜とデザート以外に①~⑭]の番号をつけたのでなんとなく中国名がわかると思います。100%の自信がないので、間違いがあればご指摘願います。
   ⑤  ⑬  ⑭  ⑩  ⑧  ⑫  ⑨  ④  ⑪  ⑥  ⑦  ③  ②  ①

ここからは出てきた順番に料理を紹介します。
①先ずはスープから 具は豆腐と野菜です。日本の中華料理と雰囲気が違う中華料理を目でお楽しみください。


②中央は百合根とキノコで右のは蛙だと思います。たぶん!  この蛙は渓流に住んでいる石蛙と呼ばれるもので高級食材です。メニューには石鶏と書かれています。これは石蛙のことのようです。石鶏(石蛙)と石茸(岩茸)と石魚(小魚)が三石料理と言われています。今回は石茸料理もあり小魚ではないけれど石桂魚もあったことから三石料理が含まれていることになります。 
味付けはなかなかよかったです。


③金華ハムと干し竹の子 チンゲンサイも乗っています。


④竹の中に入っているのは栗と鹿肉です。栗が沢山入っていて山の料理料理だと実感させられました。


⑤揚げ物です。徹州満口香との料理名がつけられていました。


⑥包み物です。


⑦岩茸(石茸)と肉団子のスープ
岩茸は木耳(きくらげ)とは違い野生でしか取れないし断崖絶壁で採取するため貴重なものだそうです。 感触は木耳のような歯ごたえのあるものではなく厚めの海苔のようでした。一度は食べてみたいものだと思います。岩茸はこのあたりの名物で別の食事でも沢山食べることが出来ました。日本では岩茸と呼ばれており非常に貴重なものです。日本でも同じような食べ物「岩茸の"おやき"と"天ぷら"」が放送されていました。


⑧韓国のチヂミのような食べ物です。


⑨料理名は「清蒸石桂魚」 この魚は美味しかったです。メニューから判断して中国名は「石桂魚」かな? 日本名は判りません。身は「ころっと」とした感覚の身でした。川魚の王様といわれる有名な桂魚より細身で小さい魚でした。コロッとした身は桂魚に似ていますが、桂魚より、さらに臭みはなく、場所がら大きな川がないので清流の魚と思われます。一人前のお皿に丁度いい大きさでもありました。


⑩きのこのホイル蒸しです。いろんなキノコが入っていました。


⑪「腐れ豆腐」を揚げたものです。いつもは生なので熱を加えた料理ははじめてでした。お酒に合います。
当然ですが「腐れ豆腐」は発酵した豆腐で腐ったものではありません。(笑)


⑫鍋物もありました。料理を載せる目の前の銀の皿の上にドーンと置かれました。もちろん一人前です。


⑬キノコのスープです。⑫の鍋が目の前の皿の上に置かれていたのでキノコのスープは、その横に置かれました。


⑭野菜炒めです。この後は果物で終了でした。


このテーブルを見ると「ほんとうに仏教の聖地ですか?」と思ってしまう雰囲気なのです。


宿坊が沢山ある中でこのホテルだけが際立っていました。4星のホテルであることは確かでした。インターネットも出来ました。接続は無料です。
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posted by SORI at 16:40| Comment(26) | TrackBack(1) | 九華山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月09日

中国の女性を勇気づけるお寺 通慧禅林

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九華山の通慧禅林の「如来」「阿弥陀仏」「薬師仏」です。(たぶん)
クリックすると拡大九華山の仏像はどこも、この写真のように3体で金色に輝いています。仏像自体は比較的新しいそうです。文化大革命で仏教が禁止されたために一旦は廃れたのだそうです。九華山は即身仏にこだわっています。
ここは中国で唯一の女性の即身仏があるお寺です。
金箔で飾られた仁義法師の即身仏がありました。女性は高僧でもない身分は普通の尼さんだったそうです。即身仏になったことで女性を勇気づけているお寺と説明されました。
お坊さんがなくなられると座禅を組んだ状態でカメの中に埋葬され3年後にカメを開けるそうです。
稀に即身仏になるそうです。と言っても九華山全体でも現存するのは4体だそうなので極々稀と言うことだと思います。
ラベル:寺院 仏像
posted by SORI at 20:00| Comment(6) | TrackBack(1) | 九華山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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