

2023年7月5日に久しぶりに鰻屋で鰻丼を食べました。食べたお店は以前の記事「家で美味しい鰻丼を食べる秘策」で紹介した「川ばた園」です。場所は江戸時代は成田詣での人が行きかう成田街道の臼井宿に近い場所です。江戸時代以前は臼井城の城下町でした。以前の記事で紹介しているように、こちらのお店は電話で蒲焼を予約して焼きたてを家に持ち帰って、炊き立てのご飯に乗せて鰻丼を食べるのが、我家の恒例のお店なのです。もちろんですが引越して来た当初は家族で1、2度お店「川ばた園」に食べに行ったことが、その後は持ち帰りの蒲焼で家で熱々の鰻丼をかなりの回数を食べていました。その「川ばた園」に食べに行きました。
ただし家族ではなく、昨年の年末の記事「ちょっと話題の Dining Port 御料鶴 でランチしてきました。」で紹介した時と同じメンバー(友人2人計3人)で食べに行きました。3人は会社も同じでゴルフ仲間でもあります。


こちらは食べた鰻丼です。本記事に掲載した写真のほとんどはクリックすると面積で16倍に拡大するように設定しております。

鰻丼部分を拡大いたしました。写真を見てたただければ説明は必要ないと思うので省略いたします。

鰻の味を食感を感じていただきたくて拡大いたしました。もちろん使われる鰻は国産で浜松産か鹿児島産が多いそうです。この日に使われていた鰻は愛知県の三河産でした。創業は80年になるそうです。

更に拡大いたしました。クリックしていただくと広い範囲で特別に大きな写真(ブログ出掲載可能な2MBに近い1.64MBの写真/2860x1800画素)を表示します。

半分食べたところで鰻丼の断面を撮りました。今までに掲載した鰻丼の記事や鰻の記事を紹介します。着色文字をクリックすると記事を表示します。

・2009年 今度は美味し白焼きが食べれるお店 かどかわ
・2010年 家で美味しい鰻丼を食べる秘策 川ばた園
・2010年 鰻とハーブの生春巻き ベトナム

・2011年 Hotel Dastan Aktobe 日本食がブーム カザフスタン
・2012年 今度は白焼きでいただきました 岡野川魚店
・2013年 もう一軒の印旛沼の白焼き専門店 白藤養魚
・2014年 なまず料理 鰻となまず養殖場 旛沼漁協直営水産センター
・2015年 見事な鰻の白焼きをいただきました 白藤養魚
・2016年 関東なのに関西系うなぎ屋さんで飲み会 青葉
・2017年 やっと正月に鰻が食べれました 川ばた園
・2023年 久々に鰻丼を食べに行きました 川ばた園 今回の記事

こちらがメニューです。我々3人は、松うな重(4750円)にいたしました。鰻の価格の変化は紹介するために蒲焼の値段の推移を記載します。下記リストのように蒲焼価格は2010年の時は1200円でしたが、2017年には2100円になり、

2010年 1200円
2017年 2100円(メニューの表示は時価)
2023年 2900円

周辺のGoogleマップの航空写真を紹介します。中央の臙脂色のマーク(



2017年1月15日掲載記事 タイトル:やっと正月に鰻が食べれました。
オリジナル記事 2017年→ポチッ
以前掲載の記事 2010年→ポチッ


2017年1月4日の10時半に電話をして予約いたしました。開店時間は11時30分なので取りに行く予約時間は11時45分にいたしました。10時にかけた時は電話はつながりませんでした。焼きたてを持って帰りたかったので、少し早い11時35分にお店に行きました。11時40分に出来上がっり、家に持ち帰ったのが下の写真の蒲焼です。時間は11時50分で、まだ熱々でした。

上の写真はクリックすると拡大しますがクリックの面倒な方のために拡大写真を掲載いたしました。
本写真をクリックすると同じ縮尺で広範囲を表示します。

出来上がった鰻丼です。鰻屋さんなら肝吸いですが、家なのでお吸い物も用意してもらいました。


ごはんのお米は何度が美味しいと紹介させてもらった熊本の益城町に住んでいる叔父さんから送ってもらった「まきしの米」です。益城町は熊本地震で震度7を2回経験して有名になった町です。たれは追加でもらいましたが、受け取ったケースの中にかかっていたタレで十分でした。

さらに拡大いたしました。以前にも紹介しましたが美味しい鰻丼が出来るまでの手順を枠内に紹介いたします。
先ずは鰻屋さんに電話して、蒲焼の予約を入れます。
ご飯は、蒲焼が家に到着予想時刻より5分前に炊き上がるようにセットします。
焼きたてを持って帰るために、お願いした時間より、少し早めに受け取りに行きます。少し待つくらいがベストです。
受け取るとすぐに安全運転で家に帰ります。つい急いで帰りたくなりますが、そんな時は、意識して、いつもより、ゆっくりと走ることをお薦めします。
家では、お吸い物など鰻丼以外を準備してテーブルの上に並べておきます。
家に到着すると、ご飯を器によそって蒲焼を乗せ、タレをかけて出来上がりです。

やっぱり山椒ですね。ちらっとごはんが写っています。長男家族も大満足で北海道に16時のフライトで帰れたと思います。
正月はいつまでなのか気になります。調べても、はっきりとした決まりはありませんが、近年は意識の変化により短縮される傾向にあることから正月の期間は1月1日~1月7日が平均的なところのようです。意識的には田舎ほど長く、都会ほど短い傾向と思われます。松の内は「門松を飾ってある期間」という意味です。どんど焼が1月14日に行われるのも、松の内に由来しています。
1月31日まで 1月を示す 本来は旧暦1月の別名
1月20日まで 一部地域の二十日正月
1月15日まで 松の内
1月07日まで 松の内(一部の地域) 江戸幕府指示→関東習慣
1月03日まで 三が日

こちらはお店の「お献立」です。最近は鰻の値段の変動が激しいのですべて「時価」で表示されていました。この時、蒲焼(1枚/1匹)は1900円でした。捌きたて焼きたての鰻屋さんの蒲焼が1900円はお得だと思います。
店名 川ばた園
住所 千葉県佐倉市臼井田2712-3 (印旛沼 船戸大橋 際)
電話 043-461-8989
営業 11:30~LO 14:30
17:30~LO 19:30(7~9月 ~LO 20:00)
休日 火曜日 月1回不定休
新年 1月4日から営業(2017年)

地図で場所を紹介いたします。地図の中の黄色マーク(





━━ 印旛沼サイクリングロード

ニホンウナギ以外は主に中国で養殖されて日本に入ってきているようです。
2005年までの古い資料ですが、右は天然ウナギの漁獲量の推移のグラフです。この後、ヨーロッパウナギは稚魚(シラス)の獲りすぎのために劇的に下がってしまいシラスの輸出禁止になりました。
ニホンウナギはEN(絶滅危惧)ランクの絶滅危惧種ですが、且つてヨーロッパで捕獲されたシラスが多量に中国で養殖されて日本に入って来たヨーロッパウナギも、さらに厳しいCR(絶滅寸前)ランクの絶滅危惧種になってしまいました。ヨーロッパウナギやアメリカウナギの外見はニホンウナギとほぼ同じです。味の違いは、種類よりも鰻職人(板前)さんの捌き方や焼き方が大きいようです。

門 脊索動物門 Chordata
亜門 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 条鰭綱 Actinopterygii
目 ウナギ目 Anguilliformes
亜目 ウナギ亜目 Anguilloidei
科 ウナギ科 Anguillidae
属 ウナギ属 Anguilla
種 ニホンウナギ Anguilla japonica ヨーロッパウナギ Anguilla anguilla
産卵 マリアナ海嶺 サルガッソ海

ニホンウナギとヨーロッパウナギの世界の漁獲量(天然うなぎ)と養殖量の推移のグラフを紹介します。圧倒的にニホンウナギの養殖量が多いことが判ります。ここからも日本人の鰻好きが伝わってきます。

小さな数値が判りにくいので対数目盛のグラフも掲載しました。本グラフから、日本において養殖ウナギが天然ウナギを逆転したのが1971年で、世界において養殖ウナギが天然ウナギを上回ったのは1976年であることが判ります。
