2023年03月28日

バイモ(貝母) アミガサユリ(編笠百合) テンガイユリ(天蓋百合)

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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実家の庭の花の中で、母が気に入っている一つが上の写真のユリ科のバイモ(貝母)です。Wikipediaによれば正式の種名はアミガサユリだそうですが、バイモと呼ぶ方が一般的なようだし母もバイモと呼んでいます。分類は次の通りで、ユリ科バイモ属の半蔓性多年草です。原産地は中国で、現在は日本(貝母)、韓国(패모)、モンゴル、新疆ウイグル自治区、カザフスタン、シベリアのアルタイ地方に自生していると書かれているサイトもありました。クリックすると拡大日本では梅雨頃から休眠するのも特徴だそうです。鱗茎(球根の6種類の1つ)が二枚の厚い貝状の鱗片が相対していることに由来して貝母(ばいも)の名が付いたそうです。右の鱗茎の写真はネットから転用させていただきました。
蔓(つる)植物に見えないのに半蔓性多年草(半つる性多年草)と説明されているは葉の先が巻き付き気味の形をしているためではないかと想定しています。ただし、はっきりと巻き付いている葉はありませんでした。
バイモ(アミガサユリ)の分類を紹介します。バイモ属の中にはクロユリがあります。右の2枚はWkipediaの写真です。クリックすると拡大
  界 植物界    Plantae
    被子植物   Angiosperms
    単子葉類   Monocots
  目 ユリ目    Liliales
  科 ユリ科    Liliaceae
  属 バイモ属   Fritillaria
クリックすると拡大  種 アミガサユリ Fritillaria verticillata
 呼名 バイモ    貝母
    アミガサユリ 編笠百合
    テンガイユリ 天蓋百合 ※1
 英名 Fritillaria thunbergii Miq
中国名 贝母 贝母花 羊肚菌百合
韓国名 패모
※1:Wikipediaではバイモの和名(別名)がテンガイユリ(天蓋百合)と書かれていますが、一般的にオニユリ(鬼百合)のこともテンガイユリ(天蓋百合)と呼ばれているようで、テンガイユリ(天蓋百合)検索するとほとんどがオニユリになってしまいます。

実家のバイモの背丈が判る角度の写真を紹介します。
クリックすると拡大Wikipediaによれば「茎高50cm程度で茎頂に2つほどの花を下向きに咲かせる」とありますが、実家のバイモの背丈は94cmで、一番上の花の高さは82cmあり、花は写真のように沢山つけています。別の種類かもしれないと思いましたが、ネットから転用させていただいた右の写真のように東京都清瀬市の明治薬科大学薬草園のバイモ(アミガサユリ)は、実家のバイモと同じように沢山花をつけていました。海外のWikipediaによれば7つ咲くこともあるそうです。実家の背の高いバイモは5株で花はクリックすると拡大背の高い順に6つ、6つ、6つ、2つ、3つで、少し手前に小さな株があり1つ花をつけています。母がこのバイモを気に入っている理由の一つが大きく育っていることです。ちなみに右奥に見えている赤色の花の椿は父と同じ名前「正義(まさよし)」です。久留米地方を中心に江戸時代から普及していた正義(まさよし)をヨーロッパに持ち帰って普及させたのがドイツ人医師で植物学者のシーボルトでした。ヨーロッパ名はドンケラリーです。右の写真が正義でクリックすると拡大します。
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クリックすると拡大こちらがバイモの花のアップです。クリックすると面積で16倍に拡大いたします。本記事に掲載している写真は2枚を除いてすべて面積で16倍に拡大いたします。明治薬科大学薬草園の説明板には右のように英名はFritillaria thunbergii Miq.と書かれていました。バイモは薬草なのでWikipediaに書かれている薬効と副作用を枠内に転記いたしました。枠内のバイモの鱗茎を乾燥させた写真はネットから転用させていただきました。その形が貝母の名前の由来です。
クリックすると拡大乾燥させた鱗茎は貝母と呼ばれる生薬として日本薬局方に収載されており、粉末が去痰・鎮咳・催乳・鎮痛・止血などに用いられる。貝母は、清肺湯(せいはいさん)、滋陰至宝湯(じいんしほうとう)などの漢方処方に用いられる。
鱗茎をはじめ全草にフリチリン・フリチラリン・ベルチシンなどのアルカロイドを含む。心筋を侵す作用があるので副作用として血圧低下、呼吸麻痺、中枢神経麻痺を引き起こす事もある。また、呼吸数や心拍数が低下する事もあるため、使用時は量に注意すべきである。
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花を下からフラッシュを使って撮りました。内側には独特の模様があります。バイモ(貝母)やアミガサユリ(編笠百合)やテンガイユリ(天蓋百合)以外に流通名ではバイモユリ(貝母百合)やフリチラリア・ツンベルギー(Fritillaria thunbergii)も使われています。
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1つの花を拡大いたしました。
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フラッシュを使わないで撮ると花弁が透けるようなイメージになることが判りました。
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もう少し広い範囲のフラッシュなしの写真を紹介します。
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クリックすると拡大下向きの花はカメラの液晶モニターの向きを変えて上向きで撮りました。液晶モニターの角度が180度変えられるのでレンズを向ける方向がうまくいきました。地面すれすれから水平を撮る時や、自撮りにも便利にしています。


椿の正義(まさよし ヨーロッパ名:ドンケラリー/Donckelarii )は上で小さな写真では紹介しましたが大きな写真を紹介します。咲いている花の中で一番大きいものを撮りましたが、花の直径を計り忘れました。残っている少し小さい花の直径を計ると11cmなので、写真の物は12cmを超えていたように感じます。写真をクリックすると面積で24.9倍に拡大いたします。
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シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold)が船で正義をヨーロッパに持ち帰るところからの経緯を久留米物語の記載内容を枠内に転記する形で紹介します。シーボルトの肖像画(日本で描かれた)と写真(晩年)はWikipediaから転用させていただきました。
クリックすると拡大文政12年(1829年)12月、シーボルトはオランダ船ジャワ号に、植物と動物の標本、生きた植物のコレクションを積み込み、日本を離れました。その中に「正義」が含まれていたのです。航海中、多数の植物が枯れましたが、翌年7月にアントワープ港に到着し「正義」を含むツバキの接ぎ木苗5株は枯死寸前で荷揚げされました。「正義」は植物園で養生され、息を吹き返します。そして、植物園園長の名にちなみ「ドンケラリー」と命名されました。
クリックすると拡大ドンケラリーはシーボルトらの尽力で欧米に広まり、その大輪の華麗な花柄が人気を呼んでヤブツバキを代表する名花として愛されています。
戦後、「ドンケラリー」は日本に里帰りしました。現在、草野町には、樹齢300年などの「正義」の古木が6株あります。そのいずれかが「ドンケラリー」の母株といわれています。
シーボルトは、著書の中で、ツバキについてこう書いています。
ツバキは愛好家にとっても商業園芸家にとっても、冷温室の最大の宝物となっており、しかもそれが冬のバラであるが故に、ますますその栄誉に値するものとなっている。ツバキはその花の美しい様子によって、この季節の他の植物の緑の単調さを際立たせているのである
ラベル:ゆり 実家
posted by SORI at 20:35| Comment(38) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月08日

コリアンダーの花が咲きました。

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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以前に家で出来たバジルを使った料理の記事「カプレーゼも作りました。」を掲載しましたが、そのバジルは2020年6月に苗を買ってきた大きくなったバジルの葉を使ったものですが、バジルの苗を買った時にパセリの種とコリアンダーの種も買って庭に蒔きました。パセリもコリアンダーもバジルも順調に大きくなっていずれも食卓に出てきました。1年草のバジルは9月中旬に花を咲かせて、その後枯れてしまいました。1年草のコリアンダーの多くは枯れてしまいましたが、1株だけは今現在も伸び続けていて上のような花を付けています。上は2020年11月26日に撮った写真ですが12月5日も同じように咲いていて葉も次から次へと出てきています。寒くなっている時期なのに花が咲いているのが不思議でフリー百科事典のWikipediaで調べてみると花の時期は7月~8月と書かれていました。温暖な地中海東部沿岸を原産とするコリアンダーが朝には6℃になる寒い時期に花を咲かせているので紹介しました。いろいろと検索していると「セリ科の一、二年草コエンドロ」と書かれているサイトもあったので冬を越すこともあるようです。ただし二年草は春に種子をまいた場合、茎や葉や根などが形成し休眠して越冬し、翌年の春か夏に開花するのが特徴ですが、冬の前に開花しているので、今後を見ておく必要がありそうです。

少し遠くから撮ったコリアンダーの写真です。右の写真は比較のために掲載させていただいたWikipediaの写真です。
コリアンダーの正式和名はコエンドロです。この和名は鎖国前の時代に入って来たポルトガル語のCoentroに由来していますが、コエンドロの呼び方を知っている方は少ないと思います。ほとんどの人がコリアンダーかパクチーかシャンツァイと呼んでいるのではないでしようか。
クリックすると拡大  界 植物界      Plantae
    被子植物     angiosperms
    真正双子葉類   eudicots
    コア真正双子葉類 core eudicots
    キク類      asterids
    キキョウ類    campanulids
  目 セリ目      Apiales
  科 セリ科      Apiaceae
  属 コエンドロ属   Coriandrum
 和名 コエンドロ    Coriandrum sativum
 別名 英語由来  コリアンダー(coriander)
    タイ語由来 パクチー  (ผักชี P̄hạkchī)
    中国語由来 シャンツァイ(香菜)
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ここからコリアンダー(coriander)を使った最近の5回の料理()を時系列的(順番)に紹介したいと思います。

2020年10月03日
最初にコリアンダーを使ったのはキノコのスパゲッティーでした。このころはトッピング程度でした。
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この日はスパゲッティーは多めにして具も沢山にして夕食でいただきました。したがってサラダもつけてもらい赤ワイン出いただきました。
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スバゲッティを拡大いたしました。
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10月3日時点のコリアンダーです。まだ小さな株で、冒頭の写真のような細い葉は出てきていませんでした。冒頭のコリアンダーと同じ株です。
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2020年10月04日
この日は目玉焼きにコリアンダーを乗せて焼きました。
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コリアンダーを乗せた目玉焼きはチキンラーメンに乗せるために作ったのです。コリアンダーを追加でトッピングいたしました。
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黄身の部分を拡大いたしました。もう少し黄身が柔らかい方が良かったかもしれません。
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2020年11月17日
鶏肉の入ったクリームシチューにトッピングしたコリアンダーです。上のの10月の時に比べてコリアンダーの細い葉のシルエットがきれいです。
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上のシチューは下の写真のように前日の夕食に沢山作ってあったもので、その時のトッピングはコリアンダーではなく、この写真のようにパセリを使いました。このパセリもコリアンダーと一緒に6月に種子を蒔いた我家の自家製です。
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パセリは地植えすることが多いのですが、現在は2階のバルコニーの陶器製のプランターで育てています。パセリの正式和名はオランダゼリ(和蘭芹)であるようにセリ科です。コリアンダーもセリ科なので近い種類ということになります。原産地は南イタリアまたはサルディニア島(イタリア)またはアルジェリアと言われています。パセリは二年草で一年中収穫できますが、緑色が濃く、みずみずしい冬(1~2月)が旬だそうです。コリアンダーは中国パセリと呼ばれることもあるそうです。比較のために右にWikipediaの写真を掲載させていただきました。後ろに並んでいる花は昨年に紹介したオキザリスです。
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    被子植物     angiosperms
    真正双子葉類   eudicots
    コア真正双子葉類 core eudicots
    キク類      asterids
    キキョウ類    campanulids
  目 セリ目      Apiales
  科 セリ科      Apiaceae
  属 オランダゼリ属  Petroselinum
 和名 オランダゼリ   Petroselinum crispum
 英名 Parsley(パセリ)
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2020年11月21日
アサリと野菜のスパゲッティーのボンゴレ・ビアンコ(Vongole Bianco)にもコリアンダーを使いました。ボンゴレビアンコとコリアンダーは相性が良かったです。ボンゴレ(ヴォンゴレ)はアサリなどの二枚貝を使ったイタリア料理で、トマトソースを使ったボンゴレ・ロッソ(ロッソ=赤)と、使わないかクリーム仕立てのボンゴレ・ビアンコ(ビアンコ=白)があります。
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コリアンダーの部分を拡大いたしました。
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ボンゴレビアンコはオーマイのレトルトのスースを使いました。パッケージのスパゲッティーの写真にもコリアンダーがトッピングされているようにコリアンダーはボンゴレ・ビアンコと相性がよかったです。
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2020年11月23日
タコのカルパッチョに使うために沢山採ったコリアンダーです。
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これがタコのカルパッチョです。タコが隠れるほどコリアンダーを乗せました。
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この日の夕食のメインはタコのカルパッチョと麻婆豆腐でした。
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こちらが麻婆豆腐です。
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もちろん辛い麻婆豆腐は炊き立てご飯の上に乗せていただきました。
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この日は白ワインにいたしました。カボチャの味噌汁も用意してもらいました。味噌汁にはカボチヤ以外に薄揚げとシメジとネギが入っていました。
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大皿のタコのカルパッチョではコリアンダーに隠れてタコが見えなかったので、小皿に取り分けたタコのカルパッチョの写真を紹介します。たれはオリーブオイルと柚子胡椒を混ぜたものです。
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2020年11月25日
コリアンダーを使うと洋風にもなるし、エスニックな料理にもなります。この日はエスニック風の味付けにした鶏のもも肉をガスオーブンで焼いてコリアンダーを乗せました。味の雰囲気からコリアンダーというよりはパクチーと呼んだ方がいいかもしれません。
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ガスオーブンの庫内は広いので根菜類も焼きました。レンコンとジャガイモとニンニクです。ニンニクは青森産の大きなニンニクでした。焼ニンニクは美味しかったです。ジャガイモはバターを乗せていただきました。れんこんはそのままでも、柚子醤油につけても美味しかったです。
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この日も白ワインにいたしました。
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2020年12月01日
10月4日にチキンラーメン使っていていたので、この日は安心してコリアンダーを沢山乗せてみました。チキンラーメンに関してはいろんなトライをしていますが、その中の一つです。チキンラーメンのスープの味は濃いので癖のあるコリアンダーが沢山入っても味が負けないでエスニック風のチキンラーメンになって以外に美味しくいただけました。
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2020年12月7日の最新のコリアンダーの写真です。元々は12月6日の写真を掲載しましたが12月7日が晴れたので写真を差し替えました。葉を次々にとってもそれ以上に葉が出てくる勢いです。クリックすると拡大真ん中より少し下のところに白い花が咲いています。クリックすると特別に大きく拡大するので花がはっきりと分かると思います。コリアンダーの横のトゲのある木は右の写真のバラ(ヘンリーフォンダ)で、黄色い花を咲かせています。地面に黄色の花びらが落ちているのが分かってもらえると思います。
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2020年12月7日時点のコリアンダーの花を紹介します。この日の最低気温は4℃まで下がり今までで一番低くなりました。そんな中でも元気に咲いていました。
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上の写真をクリックすると拡大しますが、クリックが面倒な方のために拡大写真を掲載いたしました。本写真をクリックすると特別に大きく拡大するように設定いたしました。
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posted by SORI at 05:48| Comment(34) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月09日

我家の一番小さなサボテンが花を咲かせました。 美青丸(Parodia ottonis var. tenuispina)

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

2020年7月8日追記 タイトル:2つ目の花が咲きました。
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花の蕾は少しづつ大きくなっていきましたが、連日雨模様で太陽の日が当たることもほとんどありませんでしたが2020年6月23日の朝に上の写真のように花が咲きそうになってきました。写真は6月23日の9時08分でした。この日も夜に雨が降ったようで水滴がついていましたが、薄っすらと影が見えるように時々ですが、薄い雲を通して太陽があたっていました。

2020年5月17日に撮った時の2つの花の蕾です。
 1つ目の花芽 開花の24日前 2020年6月10日開花
 2つ目の花芽 開花の37日前 2020年6月23日開花 ←今回の報告
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1分後の9時09分にはこの写真のように少し太陽の光が強くなってきましたが、この日は1日曇りでこのように日が当たることは稀でした。今回は2つ目の蕾ですが、1つ目の蕾の時に正確に花が開く時間が判らなかったので、この日は頻繁に写真を撮ってみることにいたしました。
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順番に花の状態を紹介します。
9時55分には花が少し開いてきました。
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10時42分にはここまで花が開きました。
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11時36分には完全に花が開きました。開き始めてから曇り空でしたが見事に咲いてくれました。花の開花は太陽の光に依存しているのかと思っていましたが、かなり暗い状況だったので体内時計のような仕組みもあるように感じました。
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横からの姿も紹介します。同じ11時36分の写真です。
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花を大きくした写真も紹介します。少し残念ですが、長雨のためか花びらの一部が痛んでしまっていました。同じ11時36分の写真です。
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13時03分には花が少し閉じ始めました。
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14時06分の状態です。
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15時44分です。ゆっくりと閉じていきました。
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16時38分の状態です。晴れていた1回目の花の開花の時(6月10日)の14時07分の花の状態に一番視界状態です。晴れている方が長く咲くと思っていましたが、どうやら違うようです。
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17時31分です。上の写真よりも少し閉じています。
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18時19分は17時31分と変わらなかったので、この日の写真撮影は18時40分に終わりました。18時40分もこの写真と変わりません。17時17分に撮った写真と少し違うので花が閉じる動きが止まったのは17時17分~17時38分の間だということになります。
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上の写真と同じように見えますが、こちらの写真は翌日の朝の6時30分に撮りました。
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2日目はなかなか花が開きませんでしたが、やっと10時32分にすこし開きました。前日や1回目の10時半ごろにはかなり開いていましたが、かなりの遅さでした。
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11時10分やっとここまで開きました。
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上から見た状態です。同じ11時10分です。
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こちらが11時44分です。
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さらに1時間後の12時31分でした。
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少し上から花を撮りました。時刻は同じ12時31分です。
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13時32分もあまり変わりませんでした。
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こちらが14時14分で、このあと花は閉じ始めました。この日は太陽が出ることもなく、かなり暗い1日だったためか最も開いた時でこの状態でした。太陽が出なくても12時31分~14時14分は最も開いた状態を維持したわけです。
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16時34分には前日(6月23日)と同じように閉じてきました。
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3日目の6月25日の7時39分です。前日の夜から雨だったので軒下に避難させていました。
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そんな中でも10時52分にはここまで花が開きました。
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天気が悪い中でも12時44分にはここまで花が開きました。この後、雨が止んだので元の位置に戻しました。
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定位置での13時56分の状態です。
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13時56分の状態の花を拡大いたしました。14時半ごろから花は閉じていきました。
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17時55分でも花は少し半開きの状態でした。
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4日目の6月26日の7時47分の状態です。今までの経験からこの時間帯に花が開い来ることはなかったので、一晩中半開きの状態だったのだと思います。花はきれいなので、4日目も花が開いてくれると期待していました。そうすれば6月10日に咲いた花が3回しか開かなかったのに対して4回開くことになります。
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こちらが12時23分の花の状態です。花が開くどころか萎んできたのです。
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15時05分には花が萎んできました。このまま花が開くことなく萎んでしまいました。目的である受粉が出来れば萎むことになっているのかもしれません。
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6日目の6月28日の15時53分の写真です。左が6月21日に開花した花で、秘儀が今回の6月23日に開花した花です。
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10日目(7月02日)には左の6月10日に開花した花と同じ状態になりました。
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2020年6月13日掲載
タイトル:我家の一番小さなサボテンが花を咲かせました。
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2019年11月6日に買ってきたサボテンで一番小さかった美青丸(びせいまる)がクリックすると拡大購入から7ケ月経った2020年6月10日に、上の写真のように大きな花を咲かせました。同時に買ってきた雪晃(せっこう)が右の2020年1月19日に写真のような赤い花を咲かせてから2番目の開花となります。本記事では美青丸の開花の様子を報告させていただきたいと思います。

2019年11月6日に買ってきたのがこちらの写真の3種類のオキザリスと5種類のサボテンでした。サボテンの名前は左から雪晃(400円)、黄金司(300円)、美青丸(300円)、ブカレンシス(400円)、バニーカクタス(550円)で、価格は税込です。最初に花を咲かせたのが一番左の雪晃で、今回黄色い花を咲かせたのが手前真中の一番小さな美青丸です。
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こちらが美青丸です。小さなポットに300円(税込)のタグが貼られています。この時のサボテンの大きさは墓っていませんでしたが、下の方で報告させていただきますが購入して7ケ月後の大きさは直径40mmでした。
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現在と購入当時の違いが判るように現在の鉢に植え替えた7ケ月前の写真を紹介します。鉢の径から判断して現在はこの時から直径は34mm→40mm(1.17倍)に大きくなっていました。クリックすると拡大体積に換算すると1.6倍(1.17³倍)です。さらに最近はひだがはっきりしてきたようです。これから紹介していく写真と比べてみてください。この写真は2019年11月6日に撮った右の写真から切り取りました。
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これは2020年5月17日に撮った写真ですが、少し前から蕾らしいものが出てきていましたが、小さなサボテンなので花が咲くとは思えないので確信が持てませんでした。しかしこの地点では50%以上の確率で花の蕾のように感じて意識して写真を撮りました。
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上の写真はクリックすると拡大しますが、クリックが面倒な方のために拡大写真を掲載いたしました。
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こちらは上の写真から12日後の5月29日です。急に膨れてきたので完全に花の蕾であることを確信いたしました。
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さらに6日後の6月4日の写真です。
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さらに3日後の6月7日の写真です。黄色っぽい色が目立ってきました。
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さらに3日後の6月10日の朝の写真です。時間は6時27分でした。
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そして同じ日6月10日の13時32分に見に行くと花が開いていたのです。
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花を拡大いたしました。
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さらに拡大いたしました。
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すこし角度を変えて撮った写真です。この写真はクリックすると特別に大きく拡大するように設定いたしました。写真は13時33分です。
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驚いたことに34分後の14時07分にサボテンの所に来てみると花が閉じていたのです。太陽の光が弱くなってくると花が閉じはじめて夜は完全に閉じる花はよくありますが、この日は快晴で写真を見ても分かってもらえるように太陽の光は当たっていました。
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水平に近い角度から撮った写真です。
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始めた花が咲いた6月10日の16時48分には花はしっかりと閉じていました。花は萎んでしまう感じではないので、同じ花が昼に開き、夜に閉じることを繰り返すタイプの花のようでした。
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クリックすると拡大翌朝6月11日5時51分の状態です。前日の16時48分の花の状態とほぼ同じでした。美青丸の右にあるのが2020年1月に咲いた雪晃(せっこう)です。花がらまだ残っています。美青丸の拡大写真を見たい方は右の小さな写真をクリックしてみてください。
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クリックすると拡大花が開く時間が気になっていましたが、10時16分には写真のようにほぼ開ききっていました。以前に紹介した右の小さな写真の雪晃(Parodia haselbergii)は夜に閉じること無く咲きっぱなしでした。サボテンにもいろいろあるようです。
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真上からの写真も紹介します。
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花の直径をスケールで測ってみると48mmでした。
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真横から撮った写真があったので花の直径と比較してサボテン本体の直径を算出してみることにしました。
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写真の中の寸法を測って計算してみるとサボテン本体の直径は40mmでした。花の方がサボテン本体の直径の1.2倍の大きさでした。1円玉の2倍の直径でした。
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最初に開花して2日目ですが、めしべにはすでに花粉が付いていました。
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めしべを拡大いたしました。
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花粉の形がよく見えるように、さらに拡大いたしました。美青丸は虫が来なくても自家受粉するそうです。もしかしたら夜に花か閉じることで自家受粉(自己受粉)しているのかもしれません。
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やはり14時35分には閉じかけていました。この日は曇りがちでした。太陽の光は関係しているように感じました。
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3日目(6月12日)の5時33分です。夕方から雨が降り続いたので水滴が沢山付いていますが、花は2日目の5時台と同じような閉じ方です。
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3日目(6月12日)の8時53分です。花が開き始めました。
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10時16分には完全に開きました。1時間23分間の間に開いたことになります。分類に関してはParodia属と書かれているものとNotocactus属と書かれているものがあります。Notocactus属が旧称のようですが現時点では参考程度とお考え下さい。
   界 植物界      Plantae
     被子植物     Angiosperms
     真正双子葉類   Eudicots
   目 ナデシコ目    Caryophyllales
   科 サボテン科    Cactaceae
   連 ノトカクタス連  Notocacteae
   属 パロディア属   Parodia
     旧ノトカクタス属 Notocactus
   種 美青丸      Parodia ottonis var. tenuispina
     びせいまる    旧Notocactus ottonis "tenuispinus"
 原産地 南米南東部( Argentina Brazil Paraguay Uruguay)  
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花が閉じ始めたのは15時26分でした。花が開いたり閉じたりを続けるのはいつまでなのかが気になります。私は6月14日から21日まで関西なのでその間に終わってしまうと見届けられないので家内に毎日みてもらうことにいたします。と言っても10時から14時の間に写真を撮ってもらうことにします。帰ってきたら続きの報告をしたいと思います。
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追伸
6月14日から6月21日まで関西に行きます。現在は新幹線の中です。関西に居る間はネット環境の関係から皆様のところに訪問できないことをお許しください。乗車率が少ないと考えて6時27分発の新大阪止まりの「ひかり」の自由席に乗りました。予想通り東京駅出発時点で、私の乗った2号車は、私を入れて2名のみでした。(6月14日7時14分) 
新大阪到着時点は3名でした。参考に途中の駅の出発時点の人数を紹介します。下の大きな写真は新大阪駅到着寸前の私が乗った2号車の車内を進行方向側から撮ったもので、右下の小さな写真は東京駅を出発した時に私の席から撮ったものです。私の席は前から18列目で後ろから3列目でした。座席は20列あるので満席は100名になります。つまりこの車両の乗車率は出発時2%で途中10%となり到着時点で3%だったことになります。皆さん離れるように座席を選定されていました。自由席にしたのはそれが理由でした。新型コロナの感染に関しては安心して乗れる状態でした。
クリックすると拡大 東京   2名
 小田原  10名
 名古屋  6名
 岐阜羽島 4名
 米原   5名
 京都   3名
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2020年6月23日追記 タイトル:花が咲いたのは3日間でした。
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上の写真は6月13日10時32分の写真です。本来、晴れていれば花が開く時間ですがこの日は朝から雨が降っていて太陽の日が当たらなかったためか、花が開くことはありませんでした。雨に打たれていたので、雨があたらないように軒下に置いて写真を撮りました。

私は6月14日の早朝から関西に行き、帰ってくるのは6月21日であったことから家内に花の開き具合の確認と写真を頼みましたが、花は萎れてしまい開くことはなかったそうです。写真は6月17日14時21分の状態です。花が開いたのは6月10日と11日と12日の3日間でした。もし晴れていれば13日も開いたかもしれないので、美青丸が腹を開くのは3~4日間ということになります。花の開いている時間は1日に4~5時間なので合計で12~20時間と意外と短かったです。以前に紹介しは雪晃が20~25日間(464~584時間)も咲き続けたのとはかなり違っていました。
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花が開いた3日間の早朝の写真と花が開いている時の写真を紹介します。花が開く前の早朝に撮った時刻は6時27分と5時51分と5時33分です。
  2020年06月10日    2020年06月11日    2020年06月12日
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こちらは6月21日17時54分の写真です。右側の花がらが6月10日から6月12日に咲いていた花が萎んだものです。左の次の花の蕾は太陽が出れば開いてもおかしくないほど大きくなっていていますが、この日は雨で翌日の22日も朝から雨なので6月22日に花が咲くかは微妙な感じです。結局、6月22日には花が咲きませんでした。
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ラベル: 植物 サボテン
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2020年06月10日

イカリソウ(錨草)とキンラン(金蘭)とギンラン(銀蘭)

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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先日掲載した熊谷草(クマガイソウ)の記事「熊谷草の花の見ごろはいつ?」の中で掲載を予告していた熊谷草の森の中の「イカリソウとキンランとギンラン」を紹介したいと思います。この森には今年2020年には4月10日と4月22日と4月30日と5月03日の4回訪れました。
 2020年4月10日  2020年4月22日  2020年4月30日  2020年5月03日
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1ケ月の間に4回も訪れたのは初めででしたが、最初に訪れた4月10日は熊谷草が蕾の状態だったので、花の変化を確認するチャンスだと思い続けて訪れました。イカリソウ(錨草)が最も沢山咲いていたのは4月22日でしたが、比較的長く見ることが出来て5月3日にも咲いていました。キンラン(金蘭)とギンラン(銀蘭)が沢山咲いていたのは5月3日でした。それでは錨草と金蘭と銀蘭を紹介したいと思います。
  イカリソウ(錨草)    キンラン(金蘭)     ギンラン(銀蘭)
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イカリソウ(錨草) メギ科 イカリソウ属
クリックすると拡大それでは熊谷草の森のイカリソウを紹介したいと思います。この森に沢山のイカリソウが沢山咲いていることに気が付いたのは4月22日に訪れた時でこちらの写真もその時に撮ったものです。先ずは分類を紹介したいと思います。花の名前は和舟の錨(イカリ)に似ていることに由来しているそうです。右下のイカリソウの花の図は牧野富太郎博士(文久2年4月24日~昭和32年1月18日94歳没)の牧野新日本植物圖鑑(23版 1972年11月30日発行)より転用させていただきました。
クリックすると拡大  界 植物界    Plantae
  門 被子植物門  Magnoliophyta
  綱 双子葉植物綱 Magnoliopsida
 亜綱 モクレン亜綱 Magnoliidae
  目 キンポウゲ目 Ranunculales
  科 メギ科    Berberidaceae
  属 イカリソウ属 Epimedium
  種 イカリソウ  Epimedium grandiflorum
 漢字 錨草 碇草
 別名 三枝九葉草(さんしくようそう)
 英名 Epimedium、Barrenwort、Bishop's hat、Fairy wings
    Horny goatweed
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この森ではイカリソウはひっそりと広範囲にいろんな場所に咲いていました。比較的近いところに咲いていることもありましたが、群生する感じでは咲いていませんでした。イカリソウは日本の北海道南部から本州・四国・九州の、主に太平洋側の平野部や低い山地に分布ししているそうです。
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道から離れた場所に咲いているので、近づくと他の野草を踏みつけてしまうので、いずれも遠くから撮りました。地方によってはカグラバナ、ヨメトリグサとよばれることもあるそうです。
イカリソウ属は約60種があり、それらがアジアから南ヨーロッパや北アフリカにかけて分布し、古来から日本には下記の約十種が自生しています。右下の小さな縦長の写真はネットから転用させていただいたサイコク・イカリソウ(西国碇草)です。※印は牧野新日本植物図鑑に掲載されていたイカリソウ属です。
転用先を表示 日本に自生しているイカリソウ属
 ※イカリソウ      淡紫色
 ※バイカイカリソウ   白色
 ※ウメザキイカリソウ  白色  牧野博士記載
  サイコクイカリソウ  白色  絶滅危惧II類(VU)
  ヤチマタイカリソウ  白色  準絶滅危惧(NT)
  ヒゴイカリソウ    白色
  キバナイカリソウ   淡黄色
  クモイイカリソウ   淡黄色 絶滅危惧II類(VU)
 ※トキワイカリソウ   白色~淡紫色~薄赤紫
  ヒメイカリソウ    白色
  オオバイカイカリソウ 白色
 ※ホザキノイカリソウ  黄&白 江戸時代に渡来した中国原産の栽培種
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それでも400mmのレンズでなんとか撮りました。明るく見えますが森の中で暗いので手振れしやすいけれどもなんとか撮れました。本当は近づいて下からは花の形が判るように獲りたかったのですが、遠くからの撮影のため水平からの写真ばかりです。
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最も沢山の花を付けていたイカリソウです。
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別の角度からも撮りました。
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花を拡大いたしました。この薄紫色のイカリソウが多かったです。
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比較的赤みがかった花もありました。
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牧野新日本植物図鑑の記載内容を紹介します。漢名で出てくる 淫羊藿は江戸時代に薬草として渡来した中国原産のホザキノイカリソウ(Epimedium sagittatum Maxim.)と思われます。それ以外に心葉淫羊藿(E. brevicorum Maxim.)やヤチマタイカリソウ(E. grandiflorum Morr.)も候補です。クリックすると拡大
丘陵や山すそなどの樹の板にはえる多年草本。根茎は横にはい凹凸に屈曲し、質は硬く、褐色。硬い多数のひげ根があり、ふつう数本の茎が叢生する。茎の高さは15~25cmぐらい、基部に鱗片がある。根茎には長い柄があり、ふつう2階3出複葉である。小葉にはやや長い小江柄があり、長さ3~10cm、卵形で先は鋭尖し、刺毛状の細いきょ歯があり、基部は心臓形、両側の小葉はやや左右不同形である。クリックすると拡大茎葉は葉柄が短い、4月頃、茎の先に総状花序を出し、小さな柄のある薄紫色の花を数個つけ、下向きに開く。がく片は8個で花弁状、4個ずつ内外のとなる。外輪の4個は卵状皮針形で早落し、内輪の4個は大型で卵状長楕円形、先は尖り、紅紫色である。花弁は4個、拡大部は白色円形で、内輪のがく片よりも短かく、非常に長い距があり、その長さは2cm、四方につき出し、前方に弓形に曲がる。おしべは4個で、やくは長形の弁でひらき、その弁は後にやくの先端の所に萎縮する。めしべは1個、花がすむと袋果となる。 [日本名] 碇草あるいは錨草で、花の様子がいかりのようであるからである。一名、サンシクヨウソウというが、これは葉に3本の枝(柄)があり、それぞれの柄に3小葉があるからであわせて9葉あるからである。しかし、三枝九葉草の漢名は真正の淫羊藿(いんようかく)の異名である。 [漢名] 淫羊藿は同属の別種のものである。
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使われていた難しい漢字:叢 萎(委) 藿(霍)


キンラン(金蘭) ラン科 キンラン属
この「熊谷草の森」は以前の記事で「キンランの森」で紹介させていただいたように沢山のキンランが生えていますが、4月22日は花が開いているキンランは数えられるほどでした。
その数少ない4月22日に咲いていたキンランの花です。
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5月3日には沢山のキンランが咲いていました。この日は熊谷草の花の状態を確認するのも目的でしたが、最大の目的はキンランの花でした。4月30日には熊谷草の花は萎みかけていたので5月3日の状態は予想がついていましたが、写真を撮って記録を残すのが熊谷草の目的でした。
キンランの分類を紹介します。元々、日本では、ありふれた和ランの一種でしたが、1990年代ころから急激に数を減らし、1997年に環境省レッドリストの絶滅危惧II類(VU)にしていされました。
  門 被子植物門  Magnoliophyta
  綱 単子葉植物綱 Liliopsida
  目 ラン目    Orchidales
  科 ラン科    Orchidaceae
  属 キンラン属  Cephalanthera
  種 キンラン   Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
 漢字 金蘭クリックすると拡大

予想通り見事な花を見せたくれました。
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美しい立ち姿のキンランです。この日はキンランを熱心に撮る方もおられました。このキンランには時間をかけて撮られていました。ン
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見事に花が開いてました。
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上の写真の手前の3本を拡大いたしました。
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これで花の形が判ると思います。上の写真の左端の花を拡大いたしました。
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こちらのキンランの立ち姿もきれいです。
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道沿いに沢山のキンランが咲いているのが分かってもらえると思います。
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持ち帰りたくなる人もおられると思いますが、ラン科植物の中でも特に特殊な蘭菌(樹木共生菌)と共生しているので移植してしまうと最初は元気でも結局は短い期間の内に枯れて途絶えてしまうのです。ここで生えているうちは毎年きれいな花を咲かせてくれるのです。
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沢山の花が咲いていますが、森の中で暗いために、レンズの絞りが開いていて焦点深度が狭いのでピントが合うっているのは1か2つの花だけです。
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花を拡大いたしました。
一つの花だけだと華やかな洋ランと思ってしまうかもしれません。
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沢山の花が付いたキンランです。
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こちらも見事なキンランでした。今までに掲載したキンランの記事を紹介します。タイトルをクリックすると記事を表示します。後ろの数値は2020年6月6日時点の今までのアクセス数(閲覧数)です。
 キンランの花が沢山咲きました。  15,891件
 キンランの森           3,642件
 キンランの公園          1,280件
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牧野新日本植物図鑑のキンラン(金蘭)の記載内容を紹介します。
低地の山林中にはえる多年生草本、高さ50cmになる。葉は10個内外で鮮緑色、長楕円形で基部は茎を抱き、先端は尖っている。縦にあらいしわがあり、質はうすいが丈夫である。春にギンランと時期を同じくして黄花を10個内外つけた総状花序に開き、花下には短い包葉をともなっている。花は直立して全開せず、長さ1.5cmで広楕円形をしている。花被片は卵状皮針形をして鈍頭、狭脚である。唇弁には距があり、3裂し側裂片は大きく低平な広卵形、内に赤橙色の縦のうねが数本ある。ずい柱の先端には円大な葯がある。 [日本名] 花色に基ずいて金蘭といい、ギンランに対するもの。
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ギンラン(銀蘭) ラン科 キンラン属
2014年にも、この森でギンラン(銀蘭)を見かけたので銀蘭が生えていることだけは分かっていましたがなかなか見つけることが出来ませんでした。金蘭に比べると銀蘭は圧倒的に少ないのです。そんな中で見つけたのが写真の銀蘭です。道からかなり離れた場所なのですが見つけることが出来ました。
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こちらには2本の銀蘭が生えていました。金蘭と同様に特殊なラン菌(樹木共生菌)と共生しているので持ち帰りは厳禁の植物なのです。金蘭は環境省レッドリストの絶滅危惧II類(VU)に指定されていますが、銀蘭は絶滅危惧種には指定されていませんが、少なくとも我々の周りでは金蘭よりも少なく、か弱いように感じます。似た種類にユウシュンラン(祐舜蘭)がありますが、そちらは絶滅危惧II類(VU)に指定されています。イカリソウとキンランと同じように銀蘭の分類を紹介します。金蘭と同じラン科キンラン属です。
  門 : 被子植物門  Magnoliophyta
  綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
  目 : ラン目    Orchidales
  科 : ラン科    Orchidaceae
  属 : キンラン属  Cephalanthera
  種 : ギンラン   Cephalanthera erecta (Thunb.) Blume
 漢字 銀蘭
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角度を変えて拡大いたしました。ギンラン(銀蘭)に似た種としてササバギンラン(笹葉銀蘭)があります。ギンランが10~25cmの背丈に対してササバギンランは30~50cmになる上に、花より上に葉の先端が上に出る特徴があります。
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花を拡大いたしました。この日はこれ以外に2ケ所つまり計4カ所で5本の銀蘭を見つけました。金蘭にに比べると花の色が目立たないのと道から離れた場所に生えているので見つけるのは難しいのです。野草を守るために原則道からは離れないのです。銀蘭に関しては、自由に入れる私の家の近所の雑木林の方が多く見つかるかもしれません。
今までの記事の中でギンランの写真が少なくとも1枚以上入った記事を紹介します。タイトルをクリックすると記事を表示します。後ろの数値は2020年6月6日時点の今までのアクセス数(閲覧数)です。
 ぎんらんを見つけることが出来ました。 6,282件
 キンランの森             3,642件
 熊谷草の花の見ごろはいつ?      1,042件
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牧野新日本植物図鑑のギンラン(銀蘭)の記載内容を紹介します。
山野樹陰の地にはえる多年草草本で地下に軟骨質の細根を束生している。高さおよそ15~20cm、茎は直立しやせ細っている。葉は2~3で茎の上部に着き、楕円形または卵状楕円形で鈍頭、基部は軽く茎を抱き、質がうすく紙質である。4~5月頃、茎の先に3~4の白色小花を開く。短小な包葉があって最下のものも花より短かい。花は長さ1cm、直立して平開しない。外花被片は3で楕円状皮針形をしている。内花被片は2で外花被片より短かい。唇弁に距があって内花被両片間から短い角(ツノ)状に出ている。さく果は狭長楕円形で柄がない。 [日本名] 白花を開くので銀蘭といい金蘭に対すての名である。
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私が持っている牧野新日本植物図鑑(二十三版 1972年11月30日発行)に掲載されていた牧野富太郎博士の93歳の在りし日の写真を紹介します。クリックすると拡大
右の写真はWikipediaから転用させていただいた1934年の71歳か72歳の牧野富太郎博士です。1番下の写真は右下の写真から切り取ったもので、写真をクリックすると切り取り前の拡大写真を表示します。江戸時代に土佐国佐川村の商家に生まれ、明治になった時は6歳でした。3歳で父を、5歳で母を、6歳で祖父を亡くしたそうです。その後は祖母と番頭に育てられ最終学歴が小学校中退でありながら22歳の時にクリックすると拡大東京大学の理学部植物学教室で植物分類学の研究に打ち込む機会を得て、25歳の時に友人と植物学雑誌を創刊し、50歳で東京大学の理科大学講師となり、65歳の時に理学博士となりました。大学辞任後の78歳に研究の集大成である牧野日本植物図鑑を刊行したそうです。歴史上の人物のイケメンサイトの161番目に牧野富太郎の右の写真が入っていました。右の若いころの写真は、博士が亡くなられた翌年の1958年に開園した高知県立牧野植物園(17.8万㎡ 3000種)の所蔵なので見に行かれてはいかがでしょうか。
クリックすると拡大そして94歳で亡くなる寸前まで植物学を探求し続けて、命名は2500種以上、自らの新種発見は600種余りだそうです。
 生れ 土佐国佐川村(高知県高岡郡佐川町)
 生誕 文久2年4月24日(1862年5月22日)
 死没 昭和32年(1957年)1月18日 94歳没
牧野富太郎牧野博士が著者である新日本植物図鑑の初版は昭和36年(1961年)6月30日なので、この写真が撮られた時期は、図鑑や自叙伝などの書物の執筆もされていたのかもしれません。
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posted by SORI at 20:28| Comment(30) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月27日

熊谷草の花の見ごろはいつ?

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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上の写真は関東のある森の中の2020年4月10日の熊谷草(クマガイソウ)です。実は6年前の2014年5月にも紹介した場所ですが乱獲や盗掘を防ぐために、その時も「関東の某所」とさせていただきました。クリックすると拡大今年の4月の初旬は新型コロナウイルスの感染確認者がピークの時で、感染防止のために記事「キンランの公園」でも紹介したように歩いてスーパーに行く回数を減らして運動不足になっている時で、人の少ない場所を歩くことを始めた時期でした。人の少ない場所と言うことで、あまり知られていない今回の森はうってつけだったので車で行って森の中を散策してみることにいたしました。見つけた熊谷草は写真のように花が開く前の緑色の大きな蕾が付いていました。タイトルの「熊谷草の花の見ごろはいつ?」の答えは最後に書かせていただいています。

場所の雰囲気を紹介したいので6年前の2014年5月3日に行った時の写真を紹介します。我家の愛犬(むさし)はまだ14歳で元気盛りでしたが、17歳8ケ月と1日目(2017年12月5日)に眠りにつきました。熊谷草の写真を撮った同じ年に「キンランの森」として紹介した場所でもあります。
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いろんな場所に熊谷草(くまがいそう)が生えていました。この場所には少なくとも11本のクマガイソウが芽を出していました。蕾らしいものは見当たりませんが、比較的大きな集団なので花が全く咲かないとは考えにくいのでこれから蕾が伸びてくるのかもしれません。
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この熊谷草が2014年5月3日に見事な花を見せてくれていた右の小さな写真の熊谷草です。クリックすると拡大6年が経過しているので見るまでは盗掘されて無くなってはいないかと心配していましたが無事で安心いたしました。これ以外にも目立つ場所にある熊谷草は全て無事でしたが、道から離れた場所では減っているように感じました。確かに目立たせることは保護(盗掘防止)になるのは確かなようです。ここにも少なくとも6本が芽を出していました。2014年5月3日に見つけた最も立派なクマガイソウで、私としては桜の開花宣言の「標本木」のような存在の「基準クマガイソウ」としている熊谷草の小さな群生です。いろんな場面で、この「基準クマガイソウ」を記事の中で使わせていただいています。
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上の写真の熊谷草を横から撮ったのがこちらの写真です。沢山の場所に熊谷草が群生していました。ここには少なくとも6本のクマガイソウが生えていて蕾もついていました。クマガイソウは環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類(VU)とされています。
  門 : 被子植物門   Magnoliophyta
  綱 : 単子葉植物綱  Liliopsida
  目 : ラン目     Orchidales
  科 : ラン科     Orchidaceae
  属 : アツモリソウ属 Cypripedium
  種 : クマガイソウ  Cypripedium japonicum
 別名 : ホロカケソウ
 原産 : 日本固有種(北海道南部から九州に分布)
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上の写真の2の株を拡大いたしました。こちらが冒頭の写真です。
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花の蕾を拡大いたしました。熊谷草の花の写真はネットでも沢山出てくると思いますが、このような蕾(つぼみ)の写真は比較的少ないのではないでしょうか。
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1本だけ花が開きかけているクマガイソウがありました。日当たりが良かったようです。でもまだ花は開いていませんでした。
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花を拡大いたしました。1枚の背萼片と2枚の背花弁が垂れ下がっているので完全に開いていないことが分かります。背萼片と背花弁が上に持ちあがると花が開いたことになるのだと思います。
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このときはニリンソウも咲いていました。こちらの森では熊谷草以外にも貴重な野草が沢山見られます。一例をリストアップしました。今回見かけたものを着色いたしました。
ノミノフスマ(なでしこ科)、ハコベ(なでしこ科)、ハルジヨン(きく科)、ヒトリシズカ(せんりょう科)、フデリンドウ(りんどう科)、ホタルカズラ(むらさき科)、ホトケノザ(せんりょう科)、ミツガシワ(みつがしわ科)、ミツバツチグリ(ばら科)、ムラサキケマン(けし科)、ムラサキサギゴケ(こまのはぐさ科)、ムラサキハナナ(あぶらな科)、ヤブレガサ(きく科)、レンゲソウ(まめ科)、ヤセウツボ(はまうつぼ科)、アマナ(ゆり目)、チゴユリ(ゆり目)、ヤマユリ(ゆり目)、ナルコユリ(ゆり目)、ホウチャクソウ(ゆり目)イカリソウ(めぎ科)、イチリンソウ(きんぽうげ科)、ウラシマソウ(さといも科)、マムシグサ(さといも科)、アオマムシグサ(さといも科)、エビネ(らん科)、オドリコソウ(しそ科)、カキドオシ(しそ科)、カラスノエンドウ(まめ科)、キンラン(らん科)、ギンラン(らん科)、シャガ(あやめ科)、ジュウニヒトエ(しそ科)、ツルカノコソウ(おみなえし科)、ニリンソウ(きんぽうげ科)
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イチリンソウも沢山咲いていました。
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ヒトリシズカも咲いていました。
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ヒトリシズカの花を拡大いたしました。熊谷草の蕾が開きそうな時期にもう一度訪れるつもりで家に帰りました。
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クリックすると拡大次に訪れたのは2020年4月22日でした。
写真のように見事に咲いていました。
12日前の4月10日に4つの蕾が見られた熊谷草が右の写真です。4つともに一番きれいな状態になっていることが分かってもらえると思います。両方の写真をクリックすると比較できると思います。
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別の角度からも撮りました。
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少し離れた場所でも3つの花を咲かせた熊谷草を見つけました。
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花を拡大いたしました。
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上と同じ花です。少し下側から撮ると花の上に出ている葉(包葉)が写ります。この写真で熊谷草の花の構造を説明いたします。ラン科の花は基本的に下記およびネットから転用させていただいた右下説明図のように3枚の花弁と3枚の萼(がく)つまり萼片で構成されています。
熊谷草(クマガイソウ)は唇弁は大きく袋状に膨らみ、側花弁は背萼片と見た目が同じになり、側萼片の2枚は合着して1枚の合萼片になっています。写真には写っていませんが花と包葉までの花茎のような部分は花柄子房です。文字の無い花を見たい方は写真をクリックすると文字無し拡大写真を表示します。
 外花被片(萼片) : 背萼片x1 側萼片x2
 内花被片(花弁) : 唇弁x1  側花弁x2
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花柄子房が写った上から撮った写真があったので掲載します。
上の写真と同様に、写真をクリックすると文字無し拡大写真を表示します。
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この日は徹底的に散策して花が咲いた熊谷草の写真を撮りました。北斜面に咲いた熊谷草に太陽の光があたっています。
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別の角度の写真です。
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上の場所の中で光が当たった花です。逆光ぎみの熊谷草の花は透き通っているようできれいです。
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別の場所のクマガイソウの群生です。
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上の写真の左側の部分を拡大しました。
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光が裏からあたっている花を拡大いたしました。
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歩いていると別の場所でも見つけました。
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クマガイソウ以外も紹介します。こちらは森の中で沢山見られた沢山見られたスミレです。スミレは沢山の種類は分かりませんが、タチツボスミレとマルバスミレでしようか。ここで見られるスミレの一部を紹介します。
アオイスミレ(すみれ科)、ニオイタチツボスミレ(すみれ科)、アカネスミレ(すみれ科)、ニョイスミレ(すみれ科)、コスミレ(すみれ科)、タチツボスミレ(すみれ科)、マルバスミレ(科)
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この森は以前の記事で紹介したように沢山のキンランが生えています。ただし、4月22日は写真のように花が開いているキンランはまだ少なかったです。12日前の4月10日にはほとんど咲いていませんでした。
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ここはシダの仲間のクサソテツも沢山生えていました。
 界 植物界     Plantae
 門 シダ植物門   Pteridophyta
 綱 シダ綱     Pteridopsida
 科 コウヤワラビ科 Onocleaceae
 属 クサソテツ属  Matteuccia
 種 クサソテツ   Matteuccia struthiopteris
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イカリソウは一番花が目立つ時期でした。写真を沢山撮ったので別記事で紹介したいと思います。
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美味しそうなタケノコも地面から顔を出していました。この森はタケノコを採る整備された竹林も隣接しているのです。その竹林は立ち入り禁止なのですが、この日(2020年4月22日)の限られた時間に限てサプライズがありました。そのサプライズを紹介したいと思います。
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2020年4月22日のサプライズを紹介します。
森に隣接して立ち入り禁止の竹林があるのですが、実はその竹林の中に写真のように沢山の熊谷草が咲いているのです。この写真は竹林の外の森から焦点距離400mmレンズで撮った写真から切り取って掲載いたしました。普通に歩いていると熊谷草が生えていると気が付かない距離なのです。クリックすると拡大写真をクリックすると横方向で5.7倍と特別に大きく拡大するので熊谷草が確認出来ると思います。
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上の写真の中央部分を切り取りました。実は竹林の関係者の方たちが着ていてこのエリアへに入ることを許可してもらえて間近で写真をとることが出来たのです。その写真を紹介させていただきます。
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実は地域新聞に掲載するための撮影に来られていて、そこに立ち会うことが出来た人たちだけがこのエリアに入ることが出来たのです。三脚を使って撮影されているのが地域新聞用の写真を足られている方です。そのすぐ横まで行って写真を撮ることが出来たのです。
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普段は中に入れない場所で撮った貴重な写真を、ここから14枚紹介します。中に入れない場所ではありますが、場所を示す竹と針金でマークされていました。
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このようなクマガイソウの群生が沢山ありました。
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ここには6つの花が咲いていました。
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竹林の中は不思議と熊谷草に似合っていました。この写真の中だけで、蕾も入れて14の花が咲いています。
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花の拡大した写真も紹介します。
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1時間後に、近くを通りましたが、すでに柵が閉められていて近くにも行くことが出来ませんでした。ほんとラッキーだったのです。
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このエリアだけで24の花が咲いた群生でした。
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これも別の群生です。
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どれも熊谷草の見事な群生でした。
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花の拡大写真です。
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蕾の状態もあることから、花は開いたばかりの一番いい状態だったのだと思います。だからこそ新聞用の写真の撮影に来られていたのかもしれません。
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小さな群生もしっかりと守られていました。
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熊谷草の姿が分かる写真も掲載します。
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このサプライズエリアには熊谷草だけでなくニリンソウも沢山咲いていました。
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2020年4月30日にも見に来てみました。もちろん運動不足解消のための弁当持ちのウォーキングのついでに行ってみたのです。2014年5月3日に見つけて私として基準クマガイソウとしている熊谷草は、すでに萎れかかっていました。2014年の時より早いことが分かりました。
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花を拡大いたしました。花が萎れ始めていることが分かっていただけると思います。
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花が健全な熊谷草もありました。
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ジュウニヒトエ(しそ科)かあるいは近い種類も花を咲かせていました。この時は様子を見に来ただけなので写真を撮ってすぐに森を離れました。
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クリックすると拡大2020年5月3日にも来ていました。
驚いたことに2014年の5月3日は最高の状態の花の基準クマガイソウは完全に萎れていました。同じ5月3日とは思えない違い出した。
右の小さな写真が2014年5月3日の基準クマガイソウです。
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花を拡大いたしました。完全に花が萎れましたが原型は留めています。
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こちらのエリアの熊谷草の花も左上の1つの花を除いて萎れていました。
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こちらの2本の花も萎れていました。
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4月22日欄で紹介した北斜面で太陽の光が当たるエリアの熊谷草の花も萎れていました。
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驚いたことに上で紹介の立ち入り禁止の竹林に生えている熊谷草だけは、半分くらいはきれいに花を咲かせていました。写真をクリックすると萎れた花と、咲いている花が分かると思います。
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4月30日に熊谷草の花が萎れ始めていたので熊谷草に関しては状態を確認するだけで、本来の目的はキンランを見ることでした。記事「キンランの公園」で紹介した通り5月2日に別の場所のキンランが満開状態だったので、翌日に沢山の金蘭が生えているこの森に見に来たのです。
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たしかにキンランは最高の状態でした。キンランの花も沢山撮ったので別の機会に紹介したいと思います。
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この森はアオマムシグサ(or マムシグサ)も沢山咲いています。
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これがアオマムシグサ(or マムシグサ)の花です。
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エビネの花は咲き始めたばかりでした。これからきれいになっていくのだと思います。
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上で紹介したクサソテツの群生もきれいでした。
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ヤマユリはまだ花が咲いていませんでした。6月に咲くと思われます。
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花が咲いていないこともあり種類は分かりませんが、大切に支柱が建てられているので写真を撮りました。
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こちらの植物も大切に保護されていました。
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ギンランも見つけました。歩き回って数本見つけたので別の機会に紹介したいと思います。
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牧野富太郎博士の牧野新日本植物圖鑑(二十三版 1972年11月30日発行)に掲載されている熊谷草を紹介します。59年前の1961年6月30日(昭和36年)に初版が発行された植物図鑑です。
クリックすると拡大丘陵の木の下、時には竹林中にはえる多年性草本で高さは30~40cm位、日本の特産種である。根茎は地中に横にはい、屈曲した太い針金状節からひげ根を少し出す。茎は直立し、粗根が多く株には3~4のさや状の葉がある。上部には無柄の大きな葉2枚を接近して互生し対生に見える。縦ひだが多くいかにも扇をひろげたようで裏面には軟毛がまばらにある。4~5月頃葉心から高さ15cm内外あら花柄を1本直立させるが、頂にに径8cmほどの大きな花を横向きに1個つけ、花の下に緑色卵形の包葉が1枚ある。花は黄白色にうすく緑色を帯び花被片ほ平開し、外花被の背側の1個を皮針形で尖り、側方の2個は合体して尖った広卵形で唇弁の後ろにより添う、内花被2片も皮針形で尖り、下部の内面に細毛と紫点がある。脣弁は巨大な袋状で懸垂し、甚だ奇観を呈し、袋の表面は薄白色地に紅紫色の網状の脈があり、基部は広く開いて後壁面に毛がある。芯柱は前方に突出して袋の口をさえぎり頂にほこ形で広卵形の仮雄しべついて柱頭の背中にかぶさり、また芯柱の上部の両側には別にやくが2個ある。下位子房は円柱形で湾曲し細毛がある。[日本名]熊谷草はその袋形の唇弁を熊谷直実(くまがい・なおざね)の背負った母衣(ホロ)にたとえたもの。
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熊谷草と言えば、源平合戦になぞらえて名前が付けられた敦盛草(アツモリソウ)を説明しなければなりません。熊谷草(クマガイソウ)の名前の元が熊谷直実(くまがい・なおざね)ならば敦盛草(アツモリソウ)は平敦盛(たいらの・あつもり)なのです。熊谷直実は平氏の平貞盛の孫でしたが、後に源頼朝に仕えることになり源氏側として寿永3年(1184年)2月の一ノ谷の戦いで平敦盛を打ち取る因縁の関係なのです。礼文島のレブンアツモリソウは本種の変種だそうです。牧野博士によれば、熊谷草の花は径8cmmほどで、敦盛草の花は径5cm内外だそうです。敦盛草の花の写真はネットから転用させていただきました。
クリックすると拡大山中の草原にはえる多年生草本だ高さは30~50cmくらいある。根茎は短かく横にはい、粗大で、細いひげ根が多い。茎は直立して粗毛が多く、中辺には幅広く大きい葉が3~4枚互生する。葉は広楕円形長さ10~20cmぐらい、先は鋭尖形で基部は茎を抱き、両面に毛がはえ、頂は上方に離れて緑色の1包葉がある。5~6月頃、茎の先に大きな花を1個点頭して開く。花は径5cm内外、紅紫色から薄紅色になり、白色花もまれにある。外花被の背側の1個は広卵型で尖り、側方の2枚は合体して卵円形、内花被2片は卵状皮針形で尖り、ともに開出し各片の上半部は少し内側に向く、唇弁は篇球形の袋状、上部にろ斗状の開口がある。クリックすると拡大芯柱は唇弁の口にその頭部をさし入れ、上部柱頭の両側に2雄しべのやくがある。頂には広く大きい仮雄しべが柱頭の背面をおおっている。[日本名]敦盛草の意味でその袋状の唇弁を平敦盛(たいらのあつもり)の負った母衣に見立ててつけたもので熊谷草に対立させたものである。
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牧野富太郎博士は1862年5月22日(文久2年4月24日)生まれで、多数の新種を発見し命名も行った近代植物分類学の権威で「日本の植物学の父」と言われ1957年1月18日(94歳)に亡くなった偉大な方です。
小学校4年生の夏に広島市井口町の広島市立井口小学校から神戸市東灘区岡本の神戸市立本山第一小学校に転校した時に、右下の写真の中に出てくる担任の先生から職員室に呼ばれて、クリックすると拡大野口英雄の伝記と牧野新日本植物図鑑の携帯版の2冊の本を餞別にいただきました。広島の担任の先生に頂いた携帯版の牧野新日本植物図鑑がボロボロになったので買い替えたのが下の写真のフル版の牧野新日本植物図鑑です。
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あらためて基準クマガイソウの変化を紹介します。
2020年4月10日
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2020年4月22日 12日目
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2020年4月30日 20日目
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2020年5月03日 23日目
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2014年5月03日 6年前
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上の5枚の写真からタイトルの「熊谷草の花の見ごろはいつ?」の答えは下の枠内の通りです。ただし関東の某所に限ってのことです。上の5枚の写真の縮小版を水平に並べてみました。写真をクリックすると拡大写真を表示します。
① その年によって少なくとも10日の差があることがある。

② 2020年に限って言えば4月15日頃~4月28日頃

③ 2014年に限って言えば5月03日前後(見ごろ期間:計2週間程度)
'20年4月10日 '20年4月22日 '20年4月30日 '20年5月03日 '14年5月03日
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posted by SORI at 20:10| Comment(36) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月08日

キンランの公園

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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我家では運動を兼ねて遠いスーパーに歩いて買物に行っていました。ところが新型コロナウイルス感染拡大によってそれが難しくなったのです。スーパーに行く回数をを減らすと荷物が重くなるので長い距離を歩くのは負担になる上に、A~Fのスーパーはディスカウントスーパーであったり人気のスーパーのために人が混み合っているのです。特にディスカウントスーパーは天井が低くて混み合っているので感染確率はかなり高いと感じて行くのを取りやめました。幸いにも近所のスーパーは天井も高くスペースもゆったりしているので、90%くらいは近所のスーパーで買い物するようになりました。それも買い物回数をお減らしています。もちろん歩いて買物に行くのですが、距離も短く回数も減ってしまったので運動不足なのです。それで頻繁に離れた場所まで歩いて行って持って行ったお弁当を食べることを始めました。2020年5月2日は一般には知られていない自然豊かな公園に、おにぎりと味噌汁と果物と菓子を持って出かけました。以前にも紹介したように、私の近所にある雑木林には今が季節のキンラン(金蘭)が咲いているので、この日行く公園も環境が似ているためキンランが咲いていると確信して出発しました。上の写真は公園で見つけたキンランではなく、公園に入る前の道に咲いていたキンランです。右の写真は2020年5月3日に行った森に咲いていたキンランです。
クリックすると拡大  スーパー    往復距離
 Aスーパー   5.90km
 Bスーパー   5.58km
 Cスーパー   7.34km
 Dスーパー   8.20Km
 Eスーパー   9.07km
 Fスーパー   11.99km
 近所のスーパー 1.76km

目的の公園に到着しました。日影が多いことや自然が残っているのでキンランなどの野草が期待できる公園でした。公園の広さは10万㎡(3万坪)以上もあるので、人と数十m以内に近づくことは皆無でした。
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到着は12時12分だったのですぐに昼食にいたしました。2人でおにぎり4個です。海苔8枚は別の入れ物で持ってきて食べる寸前に2枚で挟んで食べました。クリックすると拡大味噌汁もいただきました。そのためにネットで右の写真のステンレスボトル(象印SJ-TG10-AA 1.0L)を買いました。元々は屋外でカップ麺を食べるために4月22日に注文して翌日に届いて今までに何度か使いましたが、即席味噌汁を屋外で飲むのに使ったのは初めての試みでした。これは家内のアイデアで、熱々の味噌汁に感心いたしました。
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クリックすると拡大こちらがおにぎりの写真です。海苔はは小川園が販売している右の写真の有明海産です。これが我家のお気に入りの海苔なのです。実はこの時はおにぎりの写真を撮っていなかったので、3日後の5月5日に別の公園に行った時に撮った写真を転用させていただきました。その公園も面白い公園なので、近いうちに紹介したいと思っています。
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昼食を食べた場所の近くに猫ちゃんがいました。うとうとしたりあくびをしていて、特に我々には関心が無いようでしたが、こちらを向いた時に写真を撮りました。我々が食事する前から座っていて、食事が終わる少し前に左方向に歩いて行きました。
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猫ちゃんを拡大いたしました。3枚の写真を順番に表示しています。猫ちゃんの基本的姿勢は正面の地面を見ている姿です。
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食事をした周囲はキンランが期待できる雰囲気でした。昼食を食べ終わったあとに公園の中を散策して見ることにいたしました。
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歩き始めてすぐにキンランが見つかりました。やはりキンランが咲いていました。それもキンランを保護するように小枝が地面に刺していました。注目をしていることを示すことで踏みつけ防止や、乱獲・盗掘を防止を行っているのだと思います。
多くのラン科植物の共生している菌根菌はリゾクトニアなどの、落ち葉や倒木などを栄養源にして独立生活している腐生菌ですが、キンランが依存している菌は腐生菌ではなく、樹木の根に外菌根を形成する樹木共生菌です。そのような外菌根の菌は炭素源を共生相手の樹木から供給されているため、その生存には特定種の樹木が必要不可欠で、その菌から栄養分を吸収しているキンランは、樹木の作った栄養を、菌を通じて間接的に摂取しながら生きているために、蘭のなかでも、きわめて人工栽培が難しい植物であることから、キンランを見つけても採取せずに自生している場所で鑑賞してほしいのです。
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さらに進むと驚くほどの数のキンランの花が咲いている場所に出ました。以前に紹介した記事「キンランの森」のようです。密集度はそれ以上の数でした。本記事内で掲載している広い範囲にキンランが咲いた写真は全て特別に大きく拡大するように設定いたしました。特別に大きく拡大(面積で16倍に拡大)する写真は全部で7枚あります。これが①枚目です。
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沢山の花をつけているキンランも多かったです。
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花を拡大いたしました。
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別の角度のキンランの集団の写真です。特別に拡大する②枚目の写真です。
皆さんに公園の場所を知ってもらい是非とも見ていただきたいけれでも、広く知られてしまうと盗掘のリスクも高くなることから、公園の名前を書くことが出来ないのです。関東の某所とだけお伝えします。キンランは上で書かせていただいているような生活をしていることから、掘って来て植えても最初だけ元気ですが、数年の内には衰退してしまうので、元々生えている場所で鑑賞していただけるようにお願いいたします。
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さらに進むと別の場所に沢山のキンランが咲いている場所がありました。特別に拡大する③枚目の写真です。
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光があたっている場所のキンランはしっかりと花が開いていました。特別に拡大する④枚目の写真です。キンランは元々、日本では、ありふれた和ランの一種でしたが、1990年代ころから急激に数を減らし、1997年に環境省レッドリストの絶滅危惧II類(VU)に指定されました。北海道を除く日本各地に生育しています。日本以外では中国と朝鮮半島でも見られるそうです。
  門 : 被子植物門  Magnoliophyta
  綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
  目 : ラン目    Orchidales
  科 : ラン科    Orchidaceae
  属 : キンラン属  Cephalanthera
  種 : キンラン   Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
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まだ花は咲いていませんが、キンランだけでなくヤマヤリも生えていました。特別に拡大する⑤枚目の写真です。
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広い範囲に沢山のキンランが咲いているのが分かってもらえると思います。特別に拡大する⑥枚目の写真です。
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キンランの群生の中にジュウニヒトエ(十二単 シソ科)と思われる花も咲いていました。この写真は上の写真から切り取ったものです。右の花は4月30日に別の森で撮ったジュウニヒトエか近い種類の写真です。
クリックすると拡大  界 植物界      Plantae
    被子植物     Angiosperms
    真正双子葉類   Eudicots
    コア真正双子葉類 Core eudicots
    キク類      Asterids
    真正キク類丹 I   Euasterids I
  目 シソ目      Lamiales
  科 シソ科      Lamiaceae
 亜科 キランソウ亜科  Ajugoideae
  属 キランソウ属   Ajuga
  種 ジュウニヒトエ  Ajuga nipponensis
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鳴子百合(ナルコユリ)あるいは鳴子百合に近いユリの種類も沢山生えていました。これから白い可憐な花が咲くはずです。特別に拡大する⑦枚目の写真です。今までにキンランとギンランに関して書いた記事は次の通りです。着色タイトルをクリックすると記事を表示します。右の数値は今回の「キンランの公園」を掲載した時点の各記事の累計アクセス数です。クリックすると拡大
 ぎんらん(銀蘭)を見つけることが出来ました。  6,094
 キンランの森                3,545
 キンランの花が沢山咲きました。       14,418
 キンランの公園                  0
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クリックすると拡大いろんな場所にヤマユリ(山百合)が生えていました。これから花が咲く時期になるのでもう少しすると見事な景観を見ることが出来ると思います。保護用の小枝が地面に刺されていました。右のヤマユリの花は2017年7月12日に別の場所で撮った写真です。
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こちらにも保護用の小枝が刺されていました。まだ花が咲いていないので名前は特定できませんがキンランと同じラン科の植物です。濃い緑の厚手の大きな葉なので、候補としてはオオバノトンボソウ(7~8月)、トンボソウ(6〜7月)、ダイサギサウ(9月頃)、アオチドリ(5〜6月)、ツレサギソウ(6月頃)、オオヤマサギソウ(夏)などと考えて、これらのランの花が咲くころにまた行ってみたいと思います。
この日の公園ウオーキング関係で歩いた歩数は12434歩でした。その前日の5月1日は16398歩(城跡)で、4月30日は20308歩(別の公園2ケ所)となりました。
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公園などへのウオーキングのきっかけとなったのは新型コロナですが、その新型コロナの記事の冒頭に掲載している患者数(感染している人数)の推移のグラフです。クリックすると拡大グラフの中の日々回復者(・・・・)より新規感染者(・・・・)が下回るようになれば患者数は減り始めます。現在は日々回復者と新規感染者は同レベルで推移しているように見えることから今が正念場のようです。
ニュースを見る限りコールデンウイーク中は外出の自粛はかなり行われたようなので、これから1週間は新規感染者はさらに下がると予想されます。一方で5月7日(一部は5月11日)から仕事が始まるところも多いことから、もし連休明けから緩みが出れば5月19日ごろから新たな感染確認者の数値が上がるので注目したいと思います。
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posted by SORI at 16:58| Comment(52) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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