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「インドで最も高い石造りの塔」のクトゥブ・ミナール(Qutab Minar)です。そのデリーのクトゥブ・ミナール(Qutab Minar)への2度目の訪問の機会を得ました。初めて来た時は世界遺産であることは知らないで見学をさせてもらいましたが、その迫力に驚いたものです。
クトゥブ・ミナール(Qutub Minar, ヒンディー: क़ुतुब मीनार)は、インドのデリーにあるミナレットで、インド最古のミナレットとされるそうです。日本で言えば鎌倉時代の西暦1200年ごろに奴隷王朝の建国者であるクトゥブッディーン・アイバクによって、クワットゥル・イスラーム・モスクに付属して建てられたそうです。ヒンドゥー様式とイスラーム様式が混在した様式となっています。
そして帰国後に世界遺産であることを知り、なるほどと納得したものです。残念ながら初めて来たときは塔の表面の文様がこんなにすばらしいとは気が付きませんでした。是非、もう一度、訪れたいと思っていましたが、今回、実現しました。この写真はクリックして見てください。表面の模様に驚かれると思います。

上の写真は見上げたものですが同じ場所を遠くから写してみました。手すりの模様がよく判ると思います。

近くに行くとその迫力に圧倒されます。1993年にデリーで初めて世界遺産に登録されました。
同じデリーにあるフマユーン廟も1993年に同時に世界遺産に登録されました。
同じ街で同じ年に2つの世界遺産が登録されたことはすばらしいです。デリーには歴史的なすばらしい建物や遺跡が沢山あることの証明であるような気がします。2007年に赤い砦レッド・フォートが世界遺産に登録されてデリーの世界遺産は3っになりました。
遠くから全景を撮りました。デリーの3ケ所の世界遺産の中でここが最も気に入りました。この高い石造りの塔の受ける印象からかもしれません。建物の形からここがモスクであったことがうかがわせます。

はじめて、この高い石造りの塔を見たのは2004年9月15日でした。その時と同じ角度の写真を掲載します。その時は、じっくり見れなかったので、また来たいと思っていました。クトゥブ・ミナールに来て目を引くのは巨大な石造りの塔です。高さは72.5mでインドでは最も高い石造りの塔です。そしてインドで1番古いイスラムのミナール(塔)でもあるそうです。さらに世界で最も高い石造りのミナレットでもあるそうです。ちなみに世界第二位の石造りのミナレットはアフガニスタンのジャームのミナレット(60m)です。
是非、拡大して見てください。昔、撮った写真と同じ角度のものを最新の写真から探しました。
建設当初は約100m(7層)の高さがあったそうですが落雷・地震などの天災により被害にあったが、その時代の権力者により修復が行われ現在の高さ72.5m(5層)になったそうです。3層までは赤砂岩でその上は大理石で出来ています。

ここは塔だけでなくて廻りの建造物も必見です。これはインド最古のモスクです。

クトゥブ・ミナールには今は登ることは出来ませんが、その入口の上の飾りを撮りました。

世界遺産として登録されている名前は「デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群」です。建築群とあるように塔だけでなく廻りには沢山の建築物があります。その建築物の壁は文字のような文様で飾られています。その壁の文様は印象的でした。
アーチの部分にも沢山の彫刻が施されていました。

建物の中も文字の文様で埋め尽くされていました。

特に沢山の彫刻をされた柱が目を引きます。柱は同じ形のものが使われているのが普通と思いますがここでは違います。よく見ると柱の形や彫刻がすべて違っているのに気がつかれると思います。ここの遺跡の一つの特徴が柱です。これらの建築群はインドではじめてのイスラム教のモスクとして建てられました。いろんな時代のいろんな宗教の寺院(ヒンドゥー教寺院やジャイナ教寺院)を解体して集められたためにいろんな文様の柱が使われているとのことです。

すばらしい柱ばかりです。イスラム教では偶像崇拝は禁止されていましたが、写真をクリックすると女神の像の入った柱も見つけることが出来ます。こちらの角度から見るとよく判ると思います。これがここの遺跡の特徴なんです。
インドに攻め込んだトルコ人のアイバク将軍によってイスラムのモスクとして建てられたものでヒンドゥー教・ジャイナ教の沢山寺院(一説によると27の寺院)などを破壊し、その石材を転用して制作されたものと推測されています。そのためヒンドゥー様式とイスラーム様式が混在した様式となっていると説明されていました。それもいろんな時代の様式だそうです。でもイスラムの雰囲気は今は塔だけで全般的にはヒンドゥー様式のような気がします。写真をクリックしてみてください。柱の彫刻がよく判ります。

インドでは赤砂岩がよく使われますがシンプルな花崗岩のような柱もありました。

文様もいろいろありました。

柱の前で記念撮影です。真中のインドの女性と子供さんは依頼されて一緒に撮っているのだと思います。

日本のお坊さんも見学にこられていました。

この鉄柱が有名なんです。1600年前の鉄柱だそうです。鉄柱のネットの説明は以下のとおりです。
モスクの中庭に、4世紀に鍛造されたという高さ 7.2メートル・重さ6トンの鉄柱(チャンドラヴァルマンの鉄柱)が立っている。
鉄柱は極めて良質の鉄鉱石を木炭で還元し、少しずつ作り出した古代鉄を集めてつくったもの。鉄柱の純度は98%である。鉄柱の頂点部分には穴があいており、ヒンドゥ教ヴィシュヌ神を乗せたガルーダの彫像が奉られていた、と考えられている。鉄柱の基部には「偉大な王チャンドラ」と刻まれた碑文がある。チャンドラとは、ヒンドゥ教を奉じていたグプタ朝(320~550頃)チャンドラグプタ 2世(在375~413頃)と考えられている。
この鉄柱だが雨ざらしにもかかわらず、錆びずに約1600年経つ今も現存しており、世界七不思議にあげている人もいる。インド人の間では、背中に鉄柱をあて鉄柱越しに腕を回して、自分の手を掴めると幸せになる、と言われている。

鉄柱には文字が書かれていました。

遺跡の雰囲気が高い建物も沢山ありました。

寺院と言うよりは遺跡の雰囲気です。

無造作に石の柱などが転がっています。広い敷地内に点在しているのです。

この横に倍の高さを目指した塔(アライ・ミナール/Alai Minar)の底部の残骸が残っています。

芝生の上では沢山の人がくつろいでいました。ゆっくりすることで、より雰囲気を味わえるような気がします。







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一枚目、てっぺんがスカイツリーかと思いましたが
違っていました (;.;)
ほんと、すごい迫力でした。
石の塔でこれほど高い塔作れるのに驚きました。
だけあって素晴らしいです
人間って、改めて凄いと思います。
鉄骨造りで無いとは、さらに驚きです。
私もTVで世界遺産を毎回、鑑賞しています。
そのうち出るかも!もう出たかな!
上から下まで全貌をクリアに撮らえた素晴らしい1枚です。
きっと現地の気候もカラっとしているのだと思います。
盛衰をうかがい知ることが出来て面白いですよね。
美術品なども独自の融合をした素晴らしいものがありますし。
細かく彫られた文様や手すりの形も素晴らしいですね。
ひとつひとつ違う石柱群にも感嘆します。
実際に見られたら、感動はもっと凄いのでしょうね(*^^*)
素晴らしい建築技術ですね。
800年以上前に、これほどの高さの石の塔を作るのはスカイツリーより難しかったのだと思います。すごいと感じました。
人間の知恵のすごさを感じました。
ほんと石の装飾にも感心しました。
一番驚いた世界遺産の中の1つです。
800年前のインドが気になりました。
ほんと驚かされました。素晴らしかったです。
ほんと素晴らしかったです。タージマハールも素晴らしいと思いましたが、また違った素晴らしさですね。
https://makkurokurosk.blog.ss-blog.jp/2009-05-08-57
ほんと、すごい迫力でした。
紹介する値打ちがありました。
石で高い塔を作るのは難しい技術だと思います。見る機会が出来てよかったです。
ほんと、クリアーな日に恵まれたおかげでいい写真が撮れました。
人類の建築技術の発展は驚くものがあります。特に昔の物には驚かされます。
アライ・ミナールが完成していたら、考えてしまいます。
石の建築物の可能性はすごいです。
高さだけでなく彫刻も素晴らしいです。見ることが出来たことに感謝です。
石柱群にも関心を持っていただけたのですね。うれしいです。
建築技術のすごさを実感しました。
コレはちょっと見てみたいです。
錆びない科学的な原因は諸説あるようですが、完全には解明されていないようです。謎がある方が魅力的です。
別府は8歳の時に、家族旅行に行った思い出の場所です。別府タワーがあったのですね。タワーは魅力的です。Wikipediaによれば建造費用は1957年当時2億8000万円で、完成時の従業員募集では、希望者が数千人集まり、2007年には登録有形文化財に指定されたのですね。
すごい世界遺産ですね。なんと立派な遺跡でしょう。
タージマハルより、魅力的な感じがします。
体力がないとまわれないでしょうね。
ほんと驚かされます。この時代に人間に石でこれほど高い塔を作る技術があったのですね。
インドには素晴らしい建築物がたくさん有りますね。
建物や塔の表面の彫刻が細密で見事です。
ムガール帝国よりさらに300年も古い時代に、大きな文明があったことが感じられます。