
今は恐竜を絶滅させた約6600万年前(又は約6500万年前)の隕石衝突はユカタン半島辺りであると知られていますが、長く隕石衝突の場所は見つかりませんでした。2年前くらいにテレビで恐竜を絶滅させた隕石のクレーターの痕跡を発見した経緯の放送が印象的だったので調べて記事にしてみました。
上の図は隕石の衝突で出来た直径180kmのクレーターのNHKが作ったイメージ図です。このクレーターの痕跡がメキシコのユカタン半島の地下で発見され隕石衝突によるクレータの存在が確認されたことで、直径10kmの隕石衝突により恐竜が絶滅した説は多くの人に受け入れらました。衝突の瞬間に多くの恐竜が死滅したことは想像されますが、その後にどのようなプロセスで恐竜が完全に絶滅したのかに関してはまだいろんな説が残っていて完全には解き明かされていません。衝突で舞い上がった塵によって環境変化が起こり絶滅した説や、衝突の衝撃でデカン高原などで巨大な火山噴火か誘発されて環境変化が起こり絶滅した説や、あるいは両方なのかはまだ判らないそうです。
石油探査の海の中の地下を磁気センサーによる調査で地下探査の技術者によって偶然にも発見された直径180kmのクレーターです。今はユカタン半島がありますが、隕石衝突時は海でした。
恐竜が約6600万年前に小惑星の衝突によって絶滅したという説の発端は、1977年にウォルター・アルヴァレスがイタリアの白亜紀末(約6550万年前)の地層でK-Pg境界(またはK-P境界)と名付けられた境界を見つけたことでした。K-Pg境界は世界各地で発見され、そのK-Pg境界では恐竜を始めとして化石の種類が激変している上に、そのK-Pg境界には地球の表面では少ないはずのイリジウムが多量に含まれていたことから、小惑星の衝突によってK-T層(白亜紀と第三紀の境)ができたという仮説が浮上し、それを裏付ける発見がその後も多くあったことから巨大隕石(小惑星)の衝突が恐竜の絶滅(地球での5度目の大量絶滅)の原因とする説が有力になりましたが、巨大隕石(小惑星)の衝突の直接の証拠であるクレーターが見つかっていなかったことから、巨大隕石(小惑星)の衝突は恐竜の絶滅の有力な説でとどまっていたのです。大量絶滅の時期の呼び方は白亜紀末の大量絶滅(白亜紀と古第三紀の間の大量絶滅)です。

その直径180kmのクレーターの位置をGoogle地図に書き込みました。現在ではクレーターの上半分は海の中で、下半分は陸地の地下にあります。
クレーターの位置が分かるサイズにいたしました。現在地上の部分はメキシコのユカタン半島です。放送によれば直径10kmの隕石が地球に衝突する確率は1億年に1回だそうです。今、同程度の隕石の衝突が起きたとき人類は生き延びることが出来るでしょうか。
隕石が衝突した場所の現在の風景です。こちらはテレビ画面を撮ったものです。Google地図での地名はチックスルブ・プエルト(Chicxulub Puerto)です。NHKではチクシュルーブ村と書かれていました。 クレーターの名前はチクシュルーブ・クレーター(Chicxulub crater)です。チュチュラブ・クレーター又はチチュルブ・クレーターとも発音されています。フランス語ではCratère de Chicxulubです。高精度な放射線測定分析により隕石の衝突時期は6603万8000年前±1万1000年つまり6604万9千年前~6603万7千年前となるそうなのでタイトルには6604万年前と記載しました。ただし一つの説であり完全に認められているわけではありません。
残念ながら番組のタイトルを忘れてしまいました。画面の左上隅に「コズミックフロント☆NEXT 恐竜絶滅 幻のクレーターを求めて」と書かれていて、右上隅に「NHK BSP」と書かれています。このタイトルで検索しても出ないことから2020年8月14日に放送された「恐竜絶滅 隕石説の真相」の可能性があります。

Googlマップで上の場所のストリートビューを探してみました。上の写真の黄色の丸で囲んだ建物があることが分かっていただけると思います。
Googleマップでの撮影場所の航空写真で、画面の中央あたりの桟橋から左方向に撮っていました。画面内のマイナスのアイコン(―)を9回クリックするとクレーターが画面いっぱいの大きさの4つ上の画面と同じ縮尺になります。

写真や上のSVが撮られた場所(

この近くにクレーターの中心があります。陸側には右の写真の浅い内海が広がる不思議な地形です。地図内の左下にあるマイナス(―)のアイコンを5回クリックするとクレーターの輪郭が表示されます。
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ロマンがありますね~
恐竜が絶滅せずに生き残っていたら・・・どんな世界になっていたでしょう。想像するとワクワクしたり、ちょっと怖かったりします(^。^)
ほんとロマンです。生物の進化も宇宙と密接につながっていたのだと感じます。
小惑星が落下しなければ、哺乳類の進化は遅れて現人間の出現もなく、恐竜型人類が地球を支配していたのかもしれません。生物の大量絶滅が起こったのは6600年前だけでなくそれ以前にも、同程度の大量絶滅は少なくとも4度あったことが確認されているそうです。その絶滅があって生物の進化も今につながっているそうです。
宇宙の出来事の一コマなのでしょうね。
繫栄している種が絶滅すると、沢山の新しい種が出てくるようです。その繰り替え戸なのですね。今は人間がその立場なのかもしれません。人間を例外的に見るかどうかは初めてのケースなので難しいところです。
未知のことは夢やロマンガあって楽しいですが、
真実を知りたいですね。
何しろ6600年前のことですから推測になりますね。いろいろ考えるのは楽しいと思います。
蔵王を自転車で走破とはスゴいですね(^^)
隕石衝突で恐竜が絶滅したのは定説ですね。
直径180kmのクレーターって想像できません。
現在では隕石衝突説を疑う科学者は少ないと思います。ほんと大きなクレーターです。どれほどの衝撃だったのか想像できないほどのなのでしょうね。
ご訪問ありがとうございました。旧mimimomoです。
あまりお話が巨大で且つ昔~むか~しで(^^ でも、ちょっとそう言う場所に行ってみたいですね。実際にその場に立ってみたい。
mimimomoさんからお名前を変えられたのですね。
ほんと行ってみたいです。でも、なかなか難しそうでGoogleマップのストリートビューで探してみました。周辺を見ると陸側に浅い内海があって不思議な地形の場所でした。
https://goo.gl/maps/ypJfM87mQtnLNwT79
有難うございました。
岐阜の山奥に有るお寺の紅葉はとても綺麗でした(^^♪
巨大隕石の衝突、過去の出来事がいろいろと解き明かされて
いますね(^^)v
地下探査の技術者によって、沢山の人が長年探し続けてきたクレーターを偶然に発見したのはすごいことだと思います。探す手法が広がったのかもしれません。
本発見をきっかけに研究が進んで、ほぼ定説になったようです。
シベリアに小惑星が落ちたときのことはよく覚えています。人口密集地だったら大変な被害だったでしょうね。6604年前は、これが地球規模の被害なのですから想像を超えています。