
前々記事で紹介した平林寺を見た後に宝塚神社を訪れました。宝塚神社は平林寺に隣接しています。創立年は現在においては不明ですが隣接する平林寺の記録によれば、承和四年(837年)作の仏像安置から、聖徳太子開基とされる平林寺が創建されたとされる飛鳥時代頃には神社が存立していたものと思われているそうです。宝塚神社には平林寺の敷地からから入る裏参道から入りましたが、本記事では表参道から順に紹介したいと思います。つまり実際に歩いた順とは逆に紹介いたします。こちらが表参道入口です。
参道入口に近くに良元村道路元標と書かれた石碑が残されていました。昔は武庫川の西側の辺りは良元村で、今でも良元街道の名前が残されていました。

こちらが宝塚神社の一の鳥居です。

表参道は途中で阪急電鉄の今津線の線路を渡ります。こちらが線路を横切る踏切でする。名前は平林寺踏切道と書かれていました。平林寺の表参道はこの踏切ではなく線路を潜るガードですが、不思議なことに平林寺踏切道と名前が付けられていたのです。

踏切のところには水が湧き出る部分に石造の祠が建てられていました。その脇に五角天神(勤学の神)と天満神社(学問の守護神)の看板が立てられていました。

丁度、阪急電車が通ったので写真を撮りました。

写真を撮った背中側に宝塚神社があります。この登り坂は正直坂と名前が付けられています。

正直坂は続いていました。

ここでU字に曲がって登ります。右側が正直坂で、左側の清明坂を登り切ると宝塚神社に着きます。

もう少しで宝塚神社です。左の階段を登ると二の鳥居です。

二の鳥居と拝殿方向に上がる部分に狛犬がありました。

こちらが左側の狛犬です。前掛けには「子年 男 八十六才」と書かれています。

こちらが右側の狛犬です。前掛けには「巳年 男 五十一才」と書かれています。

こちらが二の鳥居です。宝塚神社の拝殿が見えます。

二の鳥居をくぐったところに手水舎があります。

拝殿の正面に百度石がありました。

こちらが宝塚神社の拝殿です。

拝殿の建物を拡大いたしました。例祭は10月18日前の土日に、だんじり祭が行われるそうです。住吉型地車1基があるそうです。
名前 宝塚神社
住所 兵庫県宝塚市社町4-8
主祭神 素盞嗚尊 大山咋命
社格等 旧村社
創建 不詳 飛鳥時代と推定されている。
例祭 10月18日前の土日

右側の狛犬です。前掛けがかわいらしいです。

左側の狛犬も紹介します。

拝殿の扁額です。宝塚神社は行者山などが連なる山脈の端にあり、山岳修験道から当地に白山権現を祀り、白山権現社と号していたそうです。さらに武庫郡小林村の村社であった牛頭天王社の東氏神に対して、西氏神と呼ばれていたさうです。明治初期の廃仏毀釈により日吉神社へ改称し、(1908年(明治41年)には天神社・愛宕社を神社合祀したそうです。1965年あるいは1966年に東氏神の素盞嗚神社(旧牛頭天王社)を合祀して宝塚神社へ改称したそうです。
名前の変遷 白山権現社 → 日吉神社 → 宝塚神社

拝殿を右斜めから撮りました。

境内側から見た境内の景色です。

宝塚神社の本殿です。

宝塚神社の御朱印です。この写真はサンプルの御朱印で「奉拝 寶之神 令和三年一月一日」と書かれていました。

境内には恵比寿社(宝塚えびす)があります。本建物は清荒神清澄寺より天保年間に本殿を移築したものだそうです。行事としては1月9日と10日と11日に、えびす大祭が行われるそうです。

宝塚恵比寿社の説明板版です。クリックすると読みやすい大きさに拡大いたします。

宝塚恵比寿の扁額も紹介します。

本殿の階段に小さなお人形が並べられていました。

お人形を拡大いたしました。

摂末社としては宝塚えびす社が大きいのですが、それ以外にも4つの祠がありました。こちらの左が大神社で右が愛宕社です。大神社は天照大神(五穀豊穣)が祀られていて、愛宕社には火迦具土神(鎮火)が祀られています。

石で造られた祠ねありました。こちらは三社で、伊勢神宮と住吉神社と春日神社が祭神です。

普段の日は訪れる人が少ないようで社務所はしまっていました。

逆瀬川駅から平林寺経由の裏参道の入口です。右側の祠は天満神社で菅原道真公(学問勧学)が祀られています。

平林寺側から見た入口の鳥居です。実際にはこちらから入りました。こちらにも狛犬が置かれていました。

左側の狛犬です。

右側の狛犬はマスクをしていました。

可愛らしいので拡大いたしました。こちらの狛犬の前掛けには「奉納 午年 女 二十歳」と書かれていました。左の狛犬の前掛けには「奉納 実年 女 二十四歳」と書かれていました。

宝塚神社の敷地と参道を紹介します。橙色に着色した部分が宝塚神社の敷地で、緑色に着色した部分が平林寺です。ただし、前記事でも書いているように平林寺と宝塚神社の間は実際に境界を示すものはなかったので仮に境界を決めさせていただきました。青色ライン(━━)が宝塚神社の表参道で、逆瀬川駅から平林寺を経由した裏参道が鶯色ライン(━━)です。
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映画やドラマでお百度参りがよく出てきます。心が現れるようなイーンです。
ほんと可愛くて、つい写真を撮ってしまいました。
子供の頃小田急もチョコレ-ト色してた記憶が
懐かしいです
大きな神社ですね
エビス様の小さな人形が可愛いです
様々な願いを込めてお百度参りするんでしょうね
独特のチョコレート色は阪急だけだと思っていましたが、小田急にチョコレート色の電車が走っていた時代があったのですね。なんとも不思議な色合いです。
感じていただいた通り、周辺の雰囲気も良かったです。もう一度確認のために行ってみたいと思っています。
百度石は雰囲気を盛り上げてくれます。見つけたら写真に撮るようにしていますが、いろんなタイプがありました。
えびすさんのお人形が、にこやかでかわいいですね。
狛犬さん、マスクをされてかわいそう。息苦しいでしょうね。
狛犬さんも頑張って、みんなに感染予防をアピールしているのでしょうね。ほんとお人形は可愛かったです。
正面にある百度石は、目立つところに有るんですね。
ここで願掛けしたら願い事が叶いそうです。
小さなえびすさん、可愛いです(^^)v
お百度参りはなかなか出来るものではないと思います。まだ未体験なので、一度はやってみたくなりました。ここし人怪我少ないので願い事を考えてやってみたくなりました。
ニコニコ顔で福をもたらせてくれそうですね♪♪
「奉納 男〇歳…」とかは、何を意味しているのでしょうか?
マスクをしている姿もなんだか微笑ましいですね。
神社の方がかけたのかなぁ^^
「正直坂」という名前がいいです。
趣きのある参道です。
小さなエビス様は今年作られたものなのかもしれません。皆さんに沢山の福をもたらしたことでしょう。
前掛けを奉納した人のことだと思いました。奉納した人には沢山の福が訪れるのだと思いました。奉納できる人は二の鳥居の2体と裏参道の2体の計4体だけですね。少なくとも20歳から86歳までと幅広い人愛されている神社なのだと感じました。
ほんと、参道を歩くと神社に向かっていく雰囲気になると思います。
沢山の小さな恵比寿様、可愛いです!!
ほんと赤色は神社に似合います。参道も赤色の灯篭が似合っていました。
三越のライオンのマスクは大きいのでしょうね。見てみたくなりました。ほんと恵比寿様のお人形は可愛いです。
細い踏切は生活道路と言う実感が伝わってきました。