2021年06月20日

宝塚の聖天さん 七宝山 了徳密院

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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クリックすると拡大以前の記事で右の写真の塩尾寺(えんぺいじ)を紹介しましたが、その時は塩尾寺から写真の右端の甲子園大学まで降りてきた後に住宅地の中を手前の方に帰ってきましたが、記事を書く上でルートを調べていると山の上に建っている宝塚市立光ガ丘中学校の辺りの山越えの道があることを知ったことから、次に宝塚の実家に泊まった時にはそのルートを歩いてみたいと思い2021年6月6日に歩いて見ることにいたしました。今回は手前から山越えして甲子園大学あたりに行くことにいたしました。途中から塩尾寺に登る道がある場合には、塩尾寺にも行くつもりでした。山越えのルートの途中に上の写真の左端に書かれている聖天と書いている通称「宝塚聖天」があります。本記事では、その宝塚聖天、正式名が「七宝山 了徳密院」を紹介したいと思います。我々は「聖天さん」と呼んでいて、宝塚市外の人は「宝塚聖天さん」と呼んでいます。阪急電鉄の岩倉山反射板は、今も使用されているかどうかはわかりませんが、鉄道会社専用の無線通信設備だそうです。右に2023年2月21日に撮ってきた阪急電車の岩倉山反射板の写真を掲載させていただきました。
冒頭の写真をクリックして表示される拡大写真は2021年6月24日にYahoo知恵袋のベストアンサーに引用されています。

宝塚聖天は、歩いて初詣に行ける最も近いところなので、長男家族が北海道に転勤になって車がつかえなくなってからの正月にみんなが宝塚に集まった時には初詣に行ってる場所です。その初詣の写真を掲載した記事は下記です。新型コロナのために2021年の正月は実家に集まることを中止したので2021年の初詣の写真はありません。3段目の幅広の写真は2012年元旦に初詣に行った時の写真です。この頃は行列は出来ていませんでしたが、その後行列が出来て年々人が増えたように感じます。下の写真のように初詣は沢山の人が来られていましたが、今回は私一人だけでした。
 2018年 思い出深い初詣になりました。
 2019年 2019年の御節(おせち)は三段重
 2020年 2020年の御節(おせち)は四段重 
    2018年         2019年         2020年
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それでは私一人だけの宝塚聖天さんを紹介したいと思います。こちらが入口の鳥居です。
通称「宝塚の聖天さん」と呼ばれている七宝山・了徳密院は大阪浦江福島聖天了徳院の別院として、大正8年(1919年)に日下義禅大和尚(元真言宗東寺派管長)によって建立されたそうです。寺院としては短い約100年ほどの歴史ではありますが、当時の附近一帯は小石の多い広々とした支多々川の河原だったそうです。現在は住宅地に囲まれ、地域の人に聖天さんと呼ばれる親しみのある寺院になったようです。
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紫色ライン(━━)が宝塚聖天の境内の今回の散策ルートです。出発点の右下の青色ラインの端が上の写真の鳥居です。クリックすると拡大宝塚聖天は零戦(戦闘機)のレプリカが置かれていることことでも有名です。この航空写真の左下コーナー部分に零戦のレプリカが写っています。零戦のレプリカが設置されている公明殿は陸海空戦没者250万の英霊を祀るために1978年8月に建立されたそうです。
クリックすると拡大右上のゼロ戦のレプリカは2019年1月1日の初詣の時に撮りました。黄色のラインは冒頭の写真を撮った場所からの方向です。Ⓐからの青色ラインが山越えで塩尾寺に行くルートです。


最初の鳥居をくぐったところにある広場から本殿に向かう坂道です。上りきったところにも小さな鳥居があります。
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こちらが、その鳥居です。
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その鳥居の場所から本殿が見えます。阪急の逆瀬川駅からの距離は1.6kmで高低差は82mで、宝塚南口駅からの距離は1.7kmで高低差は89mです。
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本殿の正面の道に出ました。正面に本殿があります。
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こちらが本堂(聖天堂)です。Wikipediaによれば聖天は歓喜天(かんぎてん)のことで、仏教の守護神である天部の一つだそうです。クリックすると拡大そのほかの呼び方として大聖歓喜天、大聖歓喜大自在天、大聖歓喜双身天王、象鼻天、天尊、Vināyaka、毘那夜迦、誐那缽底などがあるそうです。聖天さんは日本各地にあるようです。宝塚聖天は判りませんが全国の聖天は右のような象頭人身が多いようです。
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本殿(聖天堂)の左側です。
一般には夫婦和合や子授けの神としても信仰されているそうです。
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こちらが本殿(聖天堂)の右側です。クリックすると拡大
聖天(歓喜天)の由来はヒンドゥー教のガネーシャに起源があるそうです。ガネーシャはヒンズー教最高神の一柱シヴァ神を父に、ヒンドゥー教の女神の一柱パールヴァティーを母に持ち、シヴァの軍勢の総帥を務め、右の写真のように象の頭を持つ神で、鼠に乗り富と繁栄、智恵と学問を司るそうです。北伝仏教では聖天(歓喜天)そのものだそうです。
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本殿の前は緑豊かな庭と池があります。
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こちらがその池です。
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池を回り込んだ場所から撮った本堂(聖天堂)です。
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池には睡蓮が植わっていました。正面の建物は開山堂です。
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開山堂を拡大いたしました。
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参道の横にあった遍照閣です。
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遍照閣の前の参道からは本堂や開山堂が見えます。石碑も立てられていました。
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その石碑は筆塚でした。
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水子地蔵もありました。
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水かけ地蔵もありました。
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立派なお墓のような石塔が3つ並んだ右側に修行大師の銅像が建てられていました。
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最後に本堂を正面に見て、山越えのルートに向かいました。
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この道を進むと山越えのルートです。見えている建物は兵庫県住宅供給公社の宝梅園団地です。
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宝塚聖天さんのホームページ(HP)に掲載されていた境内のMAPを紹介します。紫色ライン(━━)が宝塚聖天さんの境内の今回の散策ルートです。クリックするとHPのオリジナルを表示します。
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冒頭の写真を撮影した場所からは宝塚聖天も塩尾寺も手前にある建物や山に隠れていて直接は確認できないため周辺の岩倉山反射板や鉄塔(A~D)の位置や鉄塔と鉄塔の角度の比率から計算で求めてプロットいたしました。


追伸
2021年6月20日の早朝から関西に行く予定です。帰りは7月14日です。クリックすると拡大その間の25日間は泊まる実家のネット環境のために皆様のところに訪問出来ないことをお許しください。実家はインターネット回線がないので、スマホのテザリングだけが頼りなのです。下の写真は品川駅で新幹線に乗った時の車内です。右は私が乗った列車の写真です。
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posted by SORI at 08:10| Comment(38) | 宝塚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
手入れの行き届いた立派な
お寺ですね
Posted by kazu-kun2626 at 2021年06月18日 07:27
kazu-kun2626さん おはようございます。
住宅地の中の憩いの場所的な存在なのかもしれません。初詣以外では久しぶりに行きました。
Posted by SORI at 2021年06月18日 07:58
SORIさん お早うございます
宝塚聖天さんは、ご実家の近くのお寺さんですか?
立派ですね。今頃スイレン池には花がたくさん
咲いて綺麗でしょうね(^^♪
SORIさんの関西レポート楽しみにしています。
Posted by tarou at 2021年06月18日 08:15
宝塚の聖矢さんは地元に愛されいるんですね。素晴らしい寺院ですね。
ゼロ戦のレプリカにホロリとしました。英霊の方達が安らかに眠れる世が続くことを祈ります。
Posted by 溺愛猫的女人 at 2021年06月18日 12:46
tarouさん こんばんは
ご推察の通り実家の近くの寺院です。普通に歩いて入れるところで初詣の人がたくさん来るところは3ケ所ありますが、その中で最も近いところです。睡蓮の季節に行ってみたくなりました。
Posted by SORI at 2021年06月18日 18:28
溺愛猫的女人さん こんばんは
初詣の時は甘酒が振舞われます。母はそれを楽しみにしています。
ゼロ戦は話題になるでしょうね。その横に鐘楼があるので初詣の時は慣らしてから帰ります。
Posted by SORI at 2021年06月18日 18:31
宝塚聖天山、とてもきれいに整備されて
落ち着いた雰囲気ですね。
図らずも私もふる里の聖天様の記事を書いて
不思議なご縁です。
3大聖天の一つでしょうか?
東京の浅草にもあると聞いていますが・・・
Posted by yoko-minato at 2021年06月19日 06:45
yoko-minatoさん おはようございます。
宝塚頂点は日本三大聖天には入っていないようです。調べてみて全国に沢山の聖天さんがあることを知りました。日本三大聖天も今回初めて知りました。あらためてyoko-minatoさんが掲載されている妻沼聖天歓喜院の記事を読ませていただきました。
Posted by SORI at 2021年06月19日 07:19
神仏合祀の名残がありますね。
今頃睡蓮咲いているかも。
Posted by 夏炉冬扇 at 2021年06月19日 07:34
宝塚の聖天は広大な敷地に沢山の寺や石像他
見て楽しめる物が沢山有るので1日観光出来ますね。
地元の人の憩いの場所なのかな?。
Posted by 旅爺さん at 2021年06月19日 07:47
素敵な庭園ですね(*'▽')
維持するために、ずいぶん人手がかかっていそうです。
Posted by mayu at 2021年06月19日 08:30
聖天さん、と言えば奈良にはご存じかもしれませんが
生駒の宝山寺が有名です。何度か行った事はあるの
ですがとても霊験あらたかで現世利益を下さる、とか
商売繁盛の神様だ と最近知り一度行ってみたいなあ、
などとヨコシマな事を考えていたりします(*´艸`)フフ。
Posted by あとりえSAKANA at 2021年06月19日 12:16
こんなにご立派な密院さんがあったのですね。甲子園大学へは時々お邪魔しますが知らなかったです。
しばらくご実家への滞在なのですね。
どうぞお気をつけていらしてください。
Posted by そら at 2021年06月19日 12:32
宝塚聖天さん?
全然知りませんでした~。
とても綺麗で、建物の造りも樹木の植え方も気持ちの良いたたずまいですね。
全国にたくさんの聖天さんがあるとは。
お近くにこんなところがあるのはいいですね^^
Posted by sana at 2021年06月19日 14:19
立派ですねぇ!次回はご家族で行けますように。
Posted by みぃにゃん at 2021年06月19日 18:10
夏炉冬扇さん こんばんは
睡蓮の花が咲くと、さらにきれいでしょうね。
Posted by SORI at 2021年06月19日 19:50
旅爺さんさん こんばんは
初詣の時は最後に鐘楼で鐘をついてから帰ります。2022年の正月には初詣が出来そうです。
Posted by SORI at 2021年06月19日 19:52
mayuさん こんばんは
正月の頃に比べて緑が鮮やかのように感じました。いい時期に訪れました。
Posted by SORI at 2021年06月19日 19:54
あとりえSAKANAさん こんばんは
今回、三大聖天さんを調べて生駒の宝山寺のことを知りました。今まで、ご利益も知らないで初詣をしていました。これからは新たな気持ちでお参り出来ると思います。
Posted by SORI at 2021年06月19日 19:59
そらさん こんばんは
甲子園大を御存じで、時々行かれるのですね。私は4月に知ったばかりでした。今回も前を通りました。
ありがとうございます。これだけ長く滞在するのは結婚してから初めてです。
Posted by SORI at 2021年06月19日 20:03
sanaさん こんばんは
私も聖天さんが全国に沢山あることを今回初めて知りました。いい機会となりました。明日から関西に行くので、もう一度行ってみたいと思います。新しいことが判れば追加する形で紹介したいと思います。
Posted by SORI at 2021年06月19日 20:07
みぃにゃんさん こんばんは
新型コロナも収まって、孫や曾孫たちも集まって、是非とも正月の初詣を実現したいと願っています。母は6月29日に2回目のワクチン接種を行うので、念のために適当な時に抗体検査をするつもりです。
Posted by SORI at 2021年06月19日 20:12
こんばんは。
立派なお寺ですね。山越えと聞くと興味がわきます。
Posted by Azumino_Kaku at 2021年06月19日 22:22
Azumino_Kakuさん おはようございます。
今日から関西なので、もう一度山越えの道を確認してから掲載したいと思っています。気になるのは天気です。雨で行けない場合は確認せずに掲載する場合もあります。
Posted by SORI at 2021年06月20日 03:48
SORIさん お早うございます
大船フラワーセンター(バラ園)にコメントを有難う
ございました。
バラの盛りは過ぎましたが、写真を撮るだけの花は
咲いていました。
Posted by tarou at 2021年06月20日 06:29
tarouさん おはようございます。
大船は関西から関東に転勤になった時の社宅の候補の一つでした。結局、沢山の候補の中から船橋の社宅に決めましたが、あの時に大船を選択していたら大船のバラ園に行ったと思います。
今は、新幹線の中で関西に移動中です。
Posted by SORI at 2021年06月20日 07:28
ガネーシャも祭られているなんて、珍しいですね^^
Posted by Rinko at 2021年06月21日 09:23
Rinkoさん おはようございます。
普通の仏教よりもインド色が強いことを、今回知りました。不思議な魅力がいいのでしょうね。
Posted by SORI at 2021年06月21日 10:01
何とも風情のアルお寺さんですねぇ!
新幹線、とてつもなくガラガラですね!!
Posted by トモミ at 2021年06月22日 13:12
立派なお墓のような石塔が3つ並んだ・・・とありますがこれは宝篋印塔では? でもちょっと形が???
Posted by 暁烏 英(あけがらす ひで) at 2021年06月22日 20:02
ゆっくり散策してみたいです。
ご実家から歩いて行けるなんていいですね。
Posted by リンさん at 2021年06月22日 21:51
トモミさん おはようございます。
実家近くの寺院を紹介したいと思っていました。今回は長い滞在になるので他の寺院の写真も撮りたいと思っています。昔にも撮ったことがあるのですが、探すよりも撮りに行った方が早そうです。
日曜日の早朝(6時台)はすいているので感染リスクを減らすために出来る限り往復共に日曜日早朝移動にしています。
Posted by SORI at 2021年06月23日 05:21
暁烏 英さん おはようございます。
近いので石塔を確認に行ってみます。判れば追加掲載したいと思います。
Posted by SORI at 2021年06月23日 05:22
リンさんさん おはようございます。
確認したいことがあるので、今回も天気の良い日に行ってみたいと思っています。ほんと近いので初詣に楽に行けます。
Posted by SORI at 2021年06月23日 05:23
ガネーシャ様ですね。
大黒天もインドの神様(もとは悪者?)ですし
日本にきてお役目が変化するというのも面白い話です。
Posted by サンダーソニア at 2021年06月23日 09:07
サンダーソニアさん こんにちは
その土地の人によって役割が変わってくるのしょうね。いろいろと知る機会になりました。
Posted by SORI at 2021年06月23日 14:06
お寺=仏教....なのに「神」もとは、難解ですね(^_^;) 仏教を勉強したいです(^_^)v
Posted by yokomi at 2021年07月11日 09:10
yokomiさん こんにちは
奥が深い世界です。いろんな世界があります。
Posted by SORI at 2021年07月11日 16:38
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