
以前に家で出来たバジルを使った料理の記事「カプレーゼも作りました。」を掲載しましたが、そのバジルは2020年6月に苗を買ってきた大きくなったバジルの葉を使ったものですが、バジルの苗を買った時にパセリの種とコリアンダーの種も買って庭に蒔きました。パセリもコリアンダーもバジルも順調に大きくなっていずれも食卓に出てきました。1年草のバジルは9月中旬に花を咲かせて、その後枯れてしまいました。1年草のコリアンダーの多くは枯れてしまいましたが、1株だけは今現在も伸び続けていて上のような花を付けています。上は2020年11月26日に撮った写真ですが12月5日も同じように咲いていて葉も次から次へと出てきています。寒くなっている時期なのに花が咲いているのが不思議でフリー百科事典のWikipediaで調べてみると花の時期は7月~8月と書かれていました。温暖な地中海東部沿岸を原産とするコリアンダーが朝には6℃になる寒い時期に花を咲かせているので紹介しました。いろいろと検索していると「セリ科の一、二年草コエンドロ」と書かれているサイトもあったので冬を越すこともあるようです。ただし二年草は春に種子をまいた場合、茎や葉や根などが形成し休眠して越冬し、翌年の春か夏に開花するのが特徴ですが、冬の前に開花しているので、今後を見ておく必要がありそうです。
少し遠くから撮ったコリアンダーの写真です。右の写真は比較のために掲載させていただいたWikipediaの写真です。
コリアンダーの正式和名はコエンドロです。この和名は鎖国前の時代に入って来たポルトガル語のCoentroに由来していますが、コエンドロの呼び方を知っている方は少ないと思います。ほとんどの人がコリアンダーかパクチーかシャンツァイと呼んでいるのではないでしようか。

被子植物 angiosperms
真正双子葉類 eudicots
コア真正双子葉類 core eudicots
キク類 asterids
キキョウ類 campanulids
目 セリ目 Apiales
科 セリ科 Apiaceae
属 コエンドロ属 Coriandrum
和名 コエンドロ Coriandrum sativum
別名 英語由来 コリアンダー(coriander)
タイ語由来 パクチー (ผักชี P̄hạkchī)
中国語由来 シャンツァイ(香菜)

ここからコリアンダー(coriander)を使った最近の5回の料理(①~⑦)を時系列的(順番)に紹介したいと思います。
③2020年10月03日
最初にコリアンダーを使ったのはキノコのスパゲッティーでした。このころはトッピング程度でした。

この日はスパゲッティーは多めにして具も沢山にして夕食でいただきました。したがってサラダもつけてもらい赤ワイン出いただきました。

スバゲッティを拡大いたしました。

10月3日時点のコリアンダーです。まだ小さな株で、冒頭の写真のような細い葉は出てきていませんでした。冒頭のコリアンダーと同じ株です。

③2020年10月04日
この日は目玉焼きにコリアンダーを乗せて焼きました。

コリアンダーを乗せた目玉焼きはチキンラーメンに乗せるために作ったのです。コリアンダーを追加でトッピングいたしました。

黄身の部分を拡大いたしました。もう少し黄身が柔らかい方が良かったかもしれません。

③2020年11月17日
鶏肉の入ったクリームシチューにトッピングしたコリアンダーです。上の①と②の10月の時に比べてコリアンダーの細い葉のシルエットがきれいです。

上のシチューは下の写真のように前日の夕食に沢山作ってあったもので、その時のトッピングはコリアンダーではなく、この写真のようにパセリを使いました。このパセリもコリアンダーと一緒に6月に種子を蒔いた我家の自家製です。

パセリは地植えすることが多いのですが、現在は2階のバルコニーの陶器製のプランターで育てています。パセリの正式和名はオランダゼリ(和蘭芹)であるようにセリ科です。コリアンダーもセリ科なので近い種類ということになります。原産地は南イタリアまたはサルディニア島(イタリア)またはアルジェリアと言われています。パセリは二年草で一年中収穫できますが、緑色が濃く、みずみずしい冬(1~2月)が旬だそうです。コリアンダーは中国パセリと呼ばれることもあるそうです。比較のために右にWikipediaの写真を掲載させていただきました。後ろに並んでいる花は昨年に紹介したオキザリスです。

被子植物 angiosperms
真正双子葉類 eudicots
コア真正双子葉類 core eudicots
キク類 asterids
キキョウ類 campanulids
目 セリ目 Apiales
科 セリ科 Apiaceae
属 オランダゼリ属 Petroselinum
和名 オランダゼリ Petroselinum crispum
英名 Parsley(パセリ)

④2020年11月21日
アサリと野菜のスパゲッティーのボンゴレ・ビアンコ(Vongole Bianco)にもコリアンダーを使いました。ボンゴレビアンコとコリアンダーは相性が良かったです。ボンゴレ(ヴォンゴレ)はアサリなどの二枚貝を使ったイタリア料理で、トマトソースを使ったボンゴレ・ロッソ(ロッソ=赤)と、使わないかクリーム仕立てのボンゴレ・ビアンコ(ビアンコ=白)があります。

コリアンダーの部分を拡大いたしました。

ボンゴレビアンコはオーマイのレトルトのスースを使いました。パッケージのスパゲッティーの写真にもコリアンダーがトッピングされているようにコリアンダーはボンゴレ・ビアンコと相性がよかったです。

⑤2020年11月23日
タコのカルパッチョに使うために沢山採ったコリアンダーです。

これがタコのカルパッチョです。タコが隠れるほどコリアンダーを乗せました。

この日の夕食のメインはタコのカルパッチョと麻婆豆腐でした。

こちらが麻婆豆腐です。

もちろん辛い麻婆豆腐は炊き立てご飯の上に乗せていただきました。

この日は白ワインにいたしました。カボチャの味噌汁も用意してもらいました。味噌汁にはカボチヤ以外に薄揚げとシメジとネギが入っていました。

大皿のタコのカルパッチョではコリアンダーに隠れてタコが見えなかったので、小皿に取り分けたタコのカルパッチョの写真を紹介します。たれはオリーブオイルと柚子胡椒を混ぜたものです。

⑥2020年11月25日
コリアンダーを使うと洋風にもなるし、エスニックな料理にもなります。この日はエスニック風の味付けにした鶏のもも肉をガスオーブンで焼いてコリアンダーを乗せました。味の雰囲気からコリアンダーというよりはパクチーと呼んだ方がいいかもしれません。

ガスオーブンの庫内は広いので根菜類も焼きました。レンコンとジャガイモとニンニクです。ニンニクは青森産の大きなニンニクでした。焼ニンニクは美味しかったです。ジャガイモはバターを乗せていただきました。れんこんはそのままでも、柚子醤油につけても美味しかったです。

この日も白ワインにいたしました。

⑦2020年12月01日
10月4日にチキンラーメン使っていていたので、この日は安心してコリアンダーを沢山乗せてみました。チキンラーメンに関してはいろんなトライをしていますが、その中の一つです。チキンラーメンのスープの味は濃いので癖のあるコリアンダーが沢山入っても味が負けないでエスニック風のチキンラーメンになって以外に美味しくいただけました。

2020年12月7日の最新のコリアンダーの写真です。元々は12月6日の写真を掲載しましたが12月7日が晴れたので写真を差し替えました。葉を次々にとってもそれ以上に葉が出てくる勢いです。


2020年12月7日時点のコリアンダーの花を紹介します。この日の最低気温は4℃まで下がり今までで一番低くなりました。そんな中でも元気に咲いていました。

上の写真をクリックすると拡大しますが、クリックが面倒な方のために拡大写真を掲載いたしました。本写真をクリックすると特別に大きく拡大するように設定いたしました。

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「どうしてもこの草がダメ・・・」って強烈な印象
と共に覚えた名前がコリアンダー。今はパクチーが
当たり前になってますがわたしの中では断然コリア
ンダーです。食べるのは苦手だけど育てるのは楽し
そうだなぁ。
初めてコリアンダーを知ったのは、初めて台湾に行った時でした。海外も初めてでしたがコリアンダー(パクチー)の匂いはなじめませんでしたが、海外に行く回数が増えてきて、いつの間にかコリアンダーが平気で食べれるようになりました。今回初めて育ててみて、いろんな料理にも使ってみました。
コリアンダー=シャンツァイという認識がなく・・苦笑・・大変勉強になりました。
これが入るとベトナム麺などががぜん本場らしくなりますよね・・
これでしたらプランターでつくれるかも・・種まきの適期が9-10月、または3-4月とのことで、春蒔きでチャレンジしてみようと思います。
ご推察の通りキアゲハの幼虫が隣のパセリの葉を食べていました。きっとコリアンダーの葉も食べたのだと思います。葉はいくらでも出てくるので、幼虫はそっとしておきました。
ベトナムに行っていたころには、確かにパクチーと呼んでいました。中国には104回行ったこともあり、シャンツァイはいつの間にかよく食べるようになりました。台湾に行っていたころはシャンツァイには馴染めなかったのに不思議です。地域によりいろんな呼び名があるということは、その土地になじんだということなのだと思います。
買うと高いので、自分で栽培すると沢山食べれると思います。
今朝の当地は零下で氷が張りました。ここでは花も咲かないね、笑
それより美味しそうなお料理群に目が天です。
麻婆豆腐は昨日食べて残りは今朝も食べました。
その時はなんだこれ、苦手かも?と思ったのですが、
いまは中毒に近いくらい好きです。
10年くらい前にはスーパーで手に入らなかったので、
継続的に種から育てています。
もちろん今も室内やベランダで栽培していて、一人分だから、
秋冬でもなんとか賄っていられます。
でもスーパーで大束をみかけると、たっぷり入れたいと思い買ってきちゃいます。売っているパクチーはさすが葉もあつく、香も強くて
おいしいです。
ハーブはぎゃらりぃのメニューにも使っているのがあります。
今日も寒かったでが、元気に咲いています。1株以外は枯れてしまい、残った1株だけが元気に今も成長しているのには驚かされます。元気なうちは料理に使って楽しみたいと思います。
我家のパクチー栽培はまだ6ケ月ですが、わたしさんはパクチーを長く栽培されているのですね。1年中収穫されているとはすごいです。
やはり最初は馴染めないけれども、いろんなタイ料理を食べていると好きになってしまうのでしようね。タイに訪れたのは4回だけですが14日間ほど滞在したことがあります。同じパクチー圏ではベトナムに16回ほど行ったのもパクチーが美味しく食べられるようになった理由かもしれません。タイ料理やベトナム料理にはパクチーが欠かせないです。
ハーブソルト、有機ハーブティーのケーキセット、ブルーベリーしハーブのジュレなどギャラリーにはいろんなものを置かれているのでしようね。
我家でもクリームシチューは久しぶりでした。パセリやコリアンダーがあったからこそ思いついたのかもしれません。ビーフシチューは時々作っています。
1年草のコリアンダーが花をつけて健在中、引き続き観察ですね。
シチューにコリアンダー、食べた経験ないですが、どうなんだろう?
ボンゴレビアンコとコリアンダーは・・・
相性が良いみたいですね。試してみたいです。
タコのカルパッチョにコリアンダーは確実に美味しいヤツです。
お酒・ワインのツマミにも良さそうです!?(=^・ェ・^=)
育てるのがうまいのですね。私は、何度かやりましたが、失敗続き。ベランダだと乾燥しすぎているのかな。種もスパイスとして使えるし、万能なハーブですね。
どれも美味しそうです♪( ´▽`)
ちょっとクセがありますが、
ハマるとどの料理にも入れたくなりますよねぇ( ^ω^ )
冬を越すのかどうかを見届けたいと思います。香りが違うだけで別のシチューに変わります。見た目もお洒落になりました。香りが強いので、いずれもワインやお酒には合う気がします。
コリアンダーに挑戦されているとはすばらしいです。私も最初に種子を蒔いたところは乾燥していて、なかなか大きくならないのでバラの木の下に数本を移植いたしました。結局、最初に蒔いたところはあまり大きくならないで枯れてしまいましたが、バラの下はいずれも成長しました。10月を過ぎて写真の1株以外は枯れました。
ほんと、好みは極端に分かれる香草だと思います。さらに最初は嫌う人でも何度も食べているうちにかなりの人が好きになるハーブでもあると思います。同じ味付けで作った料理でもコリアンダーを入れるとがらっと変わるのも魅力的です。
クリ-ムシチュウ-のコリアンダ-
奇麗ですね~
細い葉はきれいですね。下部が大きくなると細い葉も沢山出てきました。
クリームシチューのコリアンダーの形がおしゃれで素敵です。
1つの株で細い葉や幅広い葉が出来るのでトッピングも工夫が出来ます。細い葉はお洒落な料理に最適だと思います。
パセリを身近なところに置いて使うのはいいですね。鉄分の補給にもなりそうです。我家のパセリも地植えにしていたものを陶器製のプランターに植え替えて身近なところに置くようにいたしました。今は日がよく当たる時間が一番長い二階のバルコニーに置いています。
かわいいお花ですね♪
このお花からも、あの香りが漂うのでしょうか?^^
葉の香りが強いので花の香りを確認するためには摘み取らないと判らないと思いますが、シソなども葉と同じ香りだったのでコリアンダーもきっとはと同じだと思っています。種が出来てほしいので摘み取らないでいます。
私もパクチーを種から育て収穫しましたが、虫が結構付きました
息子がガパオ大好きなので、我が家はパクチー欠かせないんです
お家でタイ料理を作られているとはすばらしいです。
バクチーは初めて作りました。いろんな料理に沢山使えたのでよかったです。種が出来て、来年も出てきたら100点なのかもしれません。
以前同じくハーブのタイムを育てていたことがあり、こちらもやはり白い花を咲かせました。小さくて可憐な可愛い花でした。
パクチーは食べるのも大好き!
でもいつもエスニック料理にしか合わせていなくて…
SORIさんの記事を読んで、ボンゴレビアンコいい!って思いました。
洋食に使うことはあまりありませんでしたが、ヨーロッパでもけっこう使われているですよね。
コリアンダー、好きすぎて種を買ってきてベランダのプランターで栽培していたことがありました。でもこんなふうに花を咲かせることはなかったので今回見られて感動です。
最後のお写真、拡大されたお写真を拡大し、さらに+虫眼鏡で拡大しました!!
面白い花の付き方なんですね。
どれがガクでどれが花弁なのか…不思議なお花です。
コリアンダー(パクチー)の花の拡大写真を見ていただけたのですね。
嬉しいです。コリアンダーは我々が作った中ではスパゲッティーが一番相性が良かったです。さすが、お目が高いです。種を蒔いて出てきた株の中で花を咲かせたのは1株だけでした。それも一番元気で寒い中でも元気に成長し続けて食べ切れないほどの葉を今でも出し続けています。温かいところの植物の印象が強かっただけに驚きました。
ミケちゃんの病気は心配です。早くよくなってほしいです。
一番嬉しいお言葉ありがとうございます。いろんな料理が作れました。