
前記事「岩徳線に乘りました。」で山口県の上の写真の周防久保駅から実家の宝塚に帰る復路を紹介させていただいたので、本記事では宝塚から周防久保までの往路を紹介させていただきます。前記事で紹介させていただいたように周防久保に行った目的は墓参りでした。

往路:逆瀬川→(阪急)→宝塚→(JR)→新大阪→(新幹線)→徳山→(防長バス 330円)→久保駅前
復路:周防久保→(JR岩徳線)→岩国→(JR山陽本線)→広島→(新幹線)→新大阪→(JR)→大阪→(阪急)→逆瀬川


9月25日は日本周辺には2つの低気圧があり、出発時点では関西も山口県も雨でしたが周防久保に着くころには雨が止む予報でした。母と一緒に行く時はタクシーで宝塚駅まで行くのですが、新型コロナのために私1人なので、歩いて逆瀬川駅に行きました。出発するときは予想以上の土砂降りでした。写真は阪急・逆瀬川駅で、宝塚方向を撮っています。時刻は5時52分です。

雨が降っていたのでリックにいたしました。袋に入っているのは前日に花屋さんで買ったお墓に供える花です。念のためリュックの中にはポンチョも入れてあります。濡れた傘はそのまま持って行き新幹線の中で徳山で下りる寸前まで乾かしてリュックに入れました。

予定通り5時54分発の宝塚行の電車がきました。

通勤の人は反対方向から大阪および神戸方面に行く人が多いので宝塚方向は空いていました。

JR宝塚駅の改札口です。こちらも人が少なかったです。

6時04分発の京都行に乗ると乗換なしで新大阪に行けます。この電車があったので宝塚経由にいたしました。昼間だと阪急で大阪まで行ってJRに乗り換えています。

6時04分発の京都行が来ました。思っていたより空いていて、大阪駅に着く時に座席が満席で立っている人が僅かな状態でした。大阪駅から新大阪駅までは座席はかなり空きました。

新大阪駅には6時39分に着いて新幹線のホームには6時44分に着きました。乗る予定の6時50分発の「さくら543号」には余裕で乘れました。
鹿児島中央までの停車駅の欄には、新神戸・姫路・岡山・福山・広島・徳山・小倉・博多・新鳥栖・久留米・熊本・新八代・新水俣・出水・川内が書かれていました。徳山には8時43分着です。博多が9時27分、熊本が10時07分、終点の鹿児島中央には11時04分着となります。



私の席は5号車11番D席でした。さくらの指定席は全て左右ともに2人掛けなので席がゆったりしているのです。

3蜜が気になっていましたが、乗って安心いたしました。一番混んでいる時でも、グループの人を除いて、すべての席で隣が空いていました。

新大阪を出発してすぐですが、雨がかなり降っていました。周防久保に着くころには雨が上がる予報ですが、実際に雨を見ると不安になります。

岡山を過ぎると雨が止みました。と思っていたら!



広島を過ぎると雨は完全に止みました。読み通りですが、天気のことなので、まだ安心は出来ないと心配はしていました。

目的地の周防久保の近くを通り過ぎた時の写真です。私は周防久保駅とは反対側に座っていたので、周防久保駅周辺を見ることは出来ませんでした。ただし、仮に左側に座っていたとしても周防久保駅自体は、山の影になって見えなかったと思いますが、駅の近くの景色は見ることは出来たと思います。写真の中の高い高架道路は山陽自動車道です。この高架道路の下を新幹線が潜って出た瞬間に撮った写真です。

周防久保の駅舎が見えたかどうかをGoogle地図で検証してみました。やはり駅舎を見るのは難しかったようです。しかし周辺は良く見えたと思います。写真を撮った位置から周防久保の駅舎までの距離は1.07km(





徳山の町に入りました。工場が沢山ありました。

久しぶりに徳山の駅に降り立ちました。

これが徳山駅前(北側)です。私は若いころに徳山周辺で3つのプロジェクトを納入したことがあるので、徳山には何度もきましたが、その頃に比べるときれいになりました。

バス停から見た徳山駅です。

バス乗場の案内図を紹介します。クリックすると本図が入った時刻表が表示されます。

8つのバス乗場の状況がリアルタイムで表示されていました。私の乗る6番のりばの兼清行(8時55分発)は「まもなく到着」と書かれていました。

私が乗るバスが到着いたしました。

徳山の町の中の景色です。運転席(出口)に近い席は新型コロナのため座れないようになっており、運転席はシートで囲まれていました。

町の中では乗り降りがありましたが、町を離れた途端にお客さんの数が減り、私が降りる久保駅前に着く時は私1人になりました。

久保駅前の表示が出ました。料金は330円です。0~7が330円で8が320円ですが、0~7は徳山の町の郊外にあたります。長距離のお客が優遇されているように感じます。

私が降りた後、お客さん無しで出発していきました。

こちらがJR周防久保駅の最寄のバス停の久保駅前です。周防久保に着くと晴れ間が見える天気になっていました。現在の住所は山口県下松市大字河内で、1939年11月3日以前は山口県都濃郡久保村・・・だったようです。現在の地名に河内が使われていることから1871年以前は周防徳山藩河内村であったと想像されます。1889年に切山村・山田村・来巻村・河内村が統合されて久保村となったほど久保村は大きなエリアだったので・・・といたしました。・・・は旧・河内村エリアだったようです。1939年に久保村が下松町・末武南村・花岡村と合併して下松市となりました。以上を沿革にまとめると次の通りになります。周防久保駅の住所は大字河内ですが、現在は大字河内の住所が残っているのは駅の西側近傍の僅かなエリアです。駅の南側に大字来巻で、北側と東側が大字切山です。このような古い名前が残っているの一部だけで新しい住宅地などは東陽や桃山町や東和や葉山となっていることから、開拓された多く地域の住所は変更されたのだと思います。新築の家を売る場合も新しい名前が売りやすいのだと思います。古い住所が最も多く残っていたのは大字切山でした。江戸時代から明治初期の山田村を起源とすると思われる大字山田は、少し離れた北西方向にあります。つまり1889年に久保村に統合された4つの切山村・山田村・来巻村・河内村は大字切山・大字山田・大字来巻・大字河内になったと想像されます。
1871年以前 | 周防徳山藩河内村 | |
1889年~ | 山口県都濃郡久保村・・・ | |
1939年~ | 山口県下松市大字河内 or 山口県下松市・・・ | |
現在 | 山口県下松市大字河内 |

上で周防久保駅周辺では大字山田(おおあざ・やまだ)・大字切山(おおあざ・きりやま)・大字河内(おおあざ・こうち)・大字来巻(おおあざ・くるまき)のエリアは少なくなっていると書きましたが、4つの地区を検索したのが下記の4つの航空写真です。その結果、周防久保駅周辺は欠けていますが、広い範囲に広がっていることが分かりました。この4つのエリアと新興住宅地を合わせたエリアが明治22年(1889年)に出来た久保村だと思われます。黄色の四角(■)のマークが周防久保駅です。クリックすると文字が読める大きさに拡大いたします。各画面の1辺は5.24kmで、各画面の右下の白枠の中に500mの距離を書いておりますので広さのイメージが判ると思います。

すぐには墓に向かいました。墓への上り坂です。

墓参りは毎年、母と一緒に3月と8月と9月と12月の4回来ていましたが、今年は新型コロナの感染リスクがあることから3月と8月は中止いたしました。そのため昨年の12月に母と一緒に来て以来です。今回も母は一緒に墓参りに行くつもりではありましたが、新型コロナのワクチンを打つまでは私1人で行くことで了解してもらいました。私1人で身軽に移動できることから、路線バスを使ったり、懐かしい岩徳線に乗ってみたりしたわけです。


墓の草抜きと掃除をして、宝塚から持ってきた花も飾り線香にも火を付けて、数珠を出してお参りをいたしました。いつもより長めに拝みました。

岩徳線の列車の発車時間の11時33分まで50分以上時間があったので周辺を散策いたしました。

田園風景が広がっていました。

空気がきれいです。宝塚の実家を出た時の雨は嘘のように感じました。

小川のある田舎の風景です。

小川の川べりに彼岸花と黄色のコスモスが咲いていました。

黄色のコスモスに蝶がとまっていました。羽根がちぎれているのは残念でがカメラを近づけても逃げようとはしませんでした。私の住んでいるところではカメラを構えるどころか近づくだけでも逃げてしまいます。

この道は歩いた記憶がありました。

さらに進みました。

振り返った景色です。写真の左端に周防久保の駅舎が少しだけ写っています。

こちらの御側では祖父が魚を獲ってくれました。渓流系の魚でした。子供の頃は大きな川に見えましたが、驚くほど小さな川でした。彼岸花が密集して咲いているところがあります。

小川のそばの彼岸花を撮りました。

花を拡大しました。花の形が判らないほど花が密集していました。それが肉眼と写真の違いなのかもしれません。

周防久保駅に戻ってきました。跨線橋(こせんきょう)と駅舎が見えます。駅舎の場所は下松市大字河内ですが、ホームの69%は下松市大字来巻です。

岩徳線の周防久保駅です。続きは前記事の「岩徳線に乘りました。」です。まだ見ていない方は着色文字か写真をクリックしてみてください。

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里山の風情が素敵な所ですね
雨が上がった上に、晴れになってくれたのは良かったです。でも実家の宝塚に帰ると小雨で、しまってあった折りたたみ傘を広げることになりました。
二人掛けのゆったりスペースが良いなぁ=(^.^)=
のどかな良い環境にお墓ありますね。景色だけでも癒されそうです。
バスの料金掲示を見て、久しくバスに乗っていないのに気づきました!
ゆっくり外の風景が楽しめるバスもいいですよね♪
徳山に止まる「さくら」が早朝にあったのはラッキーでした。わんとゆったりとしたスペースで旅を楽しむことが出来ました。
ありがとうございます。お陰様で墓参りが出来ました。
本来ならば年4回墓参りに行っていましたが、新型コロナのために安全を優先して3月と8月は取りやめたので久しぶりの墓参りとなりました。
そんな意味でもよかったです。残念ながら高齢の母はワクチンを打つまではいけないので、戻ってから写真で墓参りの旅を紹介いたしました。
NHKの朝ドラで見たように思うのです。
『半分、青い。』で主人公の男女がすれ違うシーン。
こんな階段風景だったように思うのでした。
線路をまたぐ橋の正確な名前の跨線橋を教えていただき、ありがとうございます。前記事の本文で陸橋と書かれている部分を修正したいと思います。確かに駅の雰囲気は朝ドラで出てくるような雰囲気です。
徳山で曇り空でしたが、周防久保では晴れたのは、ほんとよかったです。雨が降っていたら線香に火がつけられないところでした。
この路線バスは街を出ると長い距離を走っても値段が上がらないように設定されていました。
今回は宝ジェンヌには出会いませんでした。
先回の記事も読ませていただきました。
SORIさんのふるさとや、小さい頃の写真も拝見しました^^
大きいワンショットのSORIさん、面影がありますね。
今回の往路の記事、どの電車も空いていたようでよかったです。
お母様もご一緒ですもんね、安心です。
周防久保に到着するといい天気になって…!
おふたりを歓迎してくれているようですね^^
とても良い景色で、お墓参りも気持ちよくできたのではないでしょうか。
密集しているヒガンバナに黄色いコスモス、それにとまる蝶。
秋を感じますね^^
前記事も見ていただきありがとうございます。ワンショットは拡大して出てくるバトミントの写真ですね。この写真にたどり着いていただいてうれしいです。ありがとうございます。小さい時に過ごした広島の井口は思い出が沢山詰まった場所でした。
晴れたのは最高でした。時間がたっぷりとあったので、祖父・祖母が住んでいた周防久保をゆっくりと散策することが出来ました。
立派なお墓ですね。
南無阿弥陀仏
ありがとうございます。お墓参りが無事に出来た上に懐かしい風景にも出会えました。
やっぱり、田舎の風景はいいですね。
まして思い出の場所なのでなおさらです。
九州新幹線、一度は乗ってみたいのですが…
次の機会にはもう少し探索してみます。
私も九州新幹線には乗ったことが無いので一度は乗ってみたいです。今までは飛行機ばかりでしたが、家内の両親は熊本出身なので、関西から行く時などに機会はありそうです。
とても良い場所ですね。とっても豊かな自然。だけどちゃんと便利で良いですね。
先日私も「さくら」に乗る機会があったのですけど、たまたま臨時号になっていたので、臨時号が座席が広いのかと思ってました。ありがとうございます。疑問が解決しました。ほんとにゆったりとしたシートで車内も素敵でした。
ありがとうございます。母が一緒に行くのは3月はまだ難しいかもしれませんが、8月には行きたいものです。
今後のために自由席の混み具合も確認に行ってみました。座席は従来通り2+3の席で、若干ですが指定席よりは空いているように感じました。今回の指定席の混み具合なら、特に自由席にする必要はありませんでした。次の12月の墓参りの参考にしたいと思います。
コメントを有難うございました。
コロナで、お墓参りも延期されている方は多いと聞きます。
県をまたぐ移動を控えていましたが、ようやく
GoToトラベルも開始されて、生活に活気が出てくると
良いですね。
前のように行動できるのはワクチン接種が行き渡ってからであることには変わりがありませんが、感染防止を行いながらの旅も必要なことではあります。そんな中で、気の緩みが最大の敵のように感じます。
確かに増えているかもしれません。 新型コロナは、気にしていたので一番早く行ける列車にしました。今でも早朝の列車を選べば空いていると思います。