



NONGSHIMは従業員約5000人の韓国のインスタントラーメンのメーカーです。ハングルでは농심で、漢字では農心です。最も有名なのが辛ラーメン(読み:シンラーメン ハングル:신라면)で日本でもよく見かけます。2017年に上海空港のラウンジで見かけて記事にしたことがありました。

これが韓国冷麺の乾麺です。色は茶色で出来上がりは本場の冷麺に近いように感じました。白いトレーは食べる時の器や、作るときの水の計量にも使えるようです。それにしても麺は鳥の巣のように見えませんか。

乾麺の状態を紹介したいので拡大いたしました。

スープは青い袋に入った液体スープを260cc(260g)の冷水に溶かします。

水+氷合わせて260gに袋スープを溶かしました。氷を入れた水を計量カップに入れて260ccの目盛りのところに水面を合わせると、氷が解けると260ccになります。食べるころには氷が全て溶け氷の量を入れます。

こちらは今回乗せたトッピングです。ゆで玉子、キムチ、キュウリ、竹輪です。焼き豚が手元になかったので竹輪にいたしました。小ねぎは好みで入れました。

これが完成した水冷麺です。麺は細い上に色が黒っぽいので、前回紹介した冷麺よりも、雰囲気が本場の韓国冷麺に近かったです。

韓国冷麺はスープと麺の食感が命だと思います。その食感を伝えたくて拡大いたしました。

その麺を紹介したいので、麺を上に上げて撮った写真を紹介します。この麺の食感も本場で食べた冷麺に近かったです。

日本で売られているものは日本用のパッケージに入れられたものです。韓国のオリジナルのパッケージの写真をネットから転用させていただきました。少なくとも麺と、麺を入れているトレーは同じと思われます。




左の写真が本場韓国で食べた水冷麺で、右の写真が前々記事で紹介した日本のコリアンタウンのメーカーが発売している水冷麺です。比較のために掲載いたしました。


NONGSHIMの冷麺には、もう1つ種類がありました。それが左のビビン冷麺です。

日本名の「ふるる冷麺」に相当する韓国での商品名は「둥지냉변」で、発音は「トゥンジ・ネンミョン」す。냉변が冷麺なので「ふるる」が「둥지」ということになりますが、意味としてはつながりません。

ふるる冷麺 - 水冷麺 둥지냉면 - 물냉면
ふるる冷麺 - ビビン冷麺 둥지냉면 - 비빔냉면

確かに麺は鳥の巣のように見えます。
麺は青いパッケージの水冷麺と同じですが、スープではなく、この特製タレを麺にかけるのです。冷水で薄める必要はなくそのままかけます。

ゆで時間は3分ですが、麺と麺がくっつきやすいので茹でている間、ほぐすようにかき混ぜておく必要があります。茹で上がったら素早く冷水でよく洗います。冷たい状態になるとくっつくことはありません。麺の茹で方や冷水で洗うところまでは水冷麺でも同じです。

原材料が書かれている部分です。前回と違い、蕎麦粉が使われていました。本場の麺も主に蕎麦粉が使われるそうなので原料的にも本場に近い麺なのだと思います。ただし使われている量は小麦粉、でん粉に次いで3番目でした。自分でタレを作る場合をネットでみると、コチュジャン大さじ1、酢大さじ1/2、蜂蜜小さじ1、ごま油小さじ2、醤油小さじ1、塩小さじ2と書かれていましか、今回の特製タレには遥かに多い沢山の種類の材料が使われていました。
日本法人の農心ジャパンが韓国の親会社から輸入していることも判りました。内容量は159g(めん109g)です。韓国で売られている冷麺は162gと書かれているので内容量は違うようです。調べた結果、韓国で売られているものにはタレだけでなく右の写真のように

右上の写真は韓国のビビン冷麺と2014年に日本で売られていたビビン冷麺のタレと乾燥野菜を交互に表示しています。クリックすると両方を表示します。

項目 | 日本 | 韓国-1 | 韓国-2 | |
内容量 내용량 | 159g | 162g | 162g | |
熱量 열량 | 473kcal | 530kcal | 495kcal | |
炭水化物 탄수화물 | 102.5g | 113g | 106g | |
糖類 당류 | 13g | 18g | ||
たんぱく質 단백질 | 9.2g | 11g | 9g | |
脂質 지방 | 2.9g | 3.5g | 3.9g | |
ナトリウム 나트륨 | 1.15g | 1.09g | ||
食塩相当量 식염 상당량 | 2.5g | (2.9g) | (2.7g) |

2014年のビビン冷麺(左)と2019年のビビン冷麺(右)のパッケージを紹介します。2014年のヒビン冷麺の写真はネットから転用させていただきました。色が違うように写っていますが光の反射の問題で実際のいろは左の方が近いです。2014年パッケージに使われている女性はユンソナさんです。
2014年ビビン冷麺 内容量:162g 2019年ビビン冷麺 内容量:159g
特製タレ+乾燥野菜 特製タレのみ


これが完成したビビン冷麺です。トッピングは水冷麺の時とほぼ同じで、ゆで玉子、キムチ、キュウリ、竹輪を入れました。

よく混ぜて食べます。混ぜた写真です。

【関連する記事】
手軽な感じがしていいですね~!
暑さの中で汗をかきながら
食べたら美味しそうです
そのまま日本向けにした商品ですかね?^^
軽いので、実家に持って行って作りました。予想した通りお袋は韓国冷麺は初めてでした。
ビビン冷麺は初めてでしたが、美味しくいただきました。2種類があるのは選択肢があっていいですね。
さっそく韓国のオリジナルを調べてみました。ほぼ同じですが若干ですが、内容量が違っていました。スープやタレの味が違うかどうかまでは判りませんでした。
暑さの中、美味しいでしょう。
冷たくてピリ辛は、暑いときにピッタリです。
ビビン冷麺が辛そうです。。
読んでいるだけで、後頭部が汗かきます。。(^^);
汁のない韓国冷麺ははじめてだったのでビビン冷麺は半信半疑で食べましたが、想像以上に美味しかったです。
鶴橋まで行って奥様に冷麺を紹介したとはすばらしいです。喜ばれたことでしょう。
SORIさんが作られる冷麺はトッピングで彩がよくて
美味しそうに見えます!
ありがとうございます。確かにトッピングは大切ですね。
料理の美味しさは味と香りと見た目ですね。見た目の中でも色は大切だと思います。
細い麺だけれども、腰が強いの3分間も茹でるのです。同じ細い麺の素麺では考えられ枚です。噛み切れない腰が美味しさでもあります。
つめたーい冷麺にキムチ食が進みますね。
お薦めトッピングの最初にキムチが書かれているほど、韓国冷麺のトッピングとしては外せないのだと思います。冷たいスープも美味しく飲めます。
良好な関係を悪化させた原因が一方にあっても、両方がヒートアップすると収拾がつかなくなるものです。一方が冷静だと、いつかはいい関係に戻れると信じます。
港が見える丘公園にコメントを有難うございました。
アニメの舞台になった坂や港の雰囲気が
良く分かります。
本場の味が手軽に食べられる時代なんですね、
スーパーに行った時に売り場を見て見ます。
今の季節は冷たい麺類を食べる機会が多いと思います。韓国冷麺によって選択肢が増えたのは良かったです。
辛ラーメンを初めて買ったのはKALDIだったと思いますが、今、うちにストックがあります。いちばん暑い日に食べようと思っています。笑
辛ラーメンは辛かったです。確かに食べるのであれば、一番暑い日がいいかもしれません。冷麺も美味しいと思います。sigさんは辛好きのようなのでコチュジャンを追加するか、キムチを沢山入れる方が好まれるかもしれません。私の場合は十分に辛かったです。
まだ食べた事がないですが。
私、冷麺は一度も食べたことがないんです。
もっぱら蕎麦やそうめんばかりで。
これを見たら食べてみたくなりました。
私も見つけたのは最近です。レストランで食べて美味しさが分かっていたので迷わず買いました。
細くてコシのある麺と、独特のスープが特徴です。食べてみないと想像出来ない味です。焼肉屋さんで冷麺を食べて比べてみると面白いと思います。