


父の日に北海道の長男家族から右の写真の4種類の食材が届いて、サクラマスに関してはすでに紹介しました。本記事では聞きなれない名前の「メロのカマ」に関して紹介したいと思いま

桜マス 6切れ
ホッケ 1匹
ほたて 450g
メロのカマ 1切れ ← 今回の記事
メロのカマはメロという名の魚のカマの部分なのですが、実はメロは北海道の食材ではないのです。ところがメロのカマは北海道以外では簡単には手に入らない食材のようです。もちろん私の家の近くでは手に入りません。メロは南極周辺の水深50m~3850mの深海に生息する深海魚で正式和名はマジェランアイナメなのですが、1980年代からギンダラ(銀ダラ)の代用食材として入ってきた魚なのです。代用魚なのに銀ダラより美味しい魚だと思います。北海道は魚介の食材が多い場所だからこそ珍しい食材も売られていて、このメロのカマは美味しいので4種類の食材の中に入れてくれたとのことでした。
これがメロのカマです。 メロカマとも呼ばれています。
冷凍の食材は解凍の仕方が命です。冷蔵室で解凍するのですが、解凍が完了してから時間が経つと味が落ちてしまうので料理を始める寸前に解凍が完了するタイミングが重要になってきます。解凍されていないのも問題のため少し余裕を見て料理の17時間前に冷凍室から冷蔵室に移しました。時間は夜の1時でした。これが朝だと夕刻には解凍は終わっていなかったと思います。

こちらが17時間後の解凍が完了した状態です。中央の細くなっている部分が腹側で左右がカマの部分です。重さを計ってみると540gもありました。

メロの皮側も紹介します。メロは日本での流通名ですが、スペイン語が使われていたチリでの呼び名であったMeroに由来しています。実はMeroはスペイン語のハタ類の総称です。当該種はハタ類ではありませんが、チリではハタ類の一種としてみなしてMero(メロ)と呼んでいたことから日本でも呼称をメロとしたそうです。ちなみにアルゼンチンではMerluza negraと呼ばれています。
メロは1mを越える大型魚で、最大の記録は238cm(長さ)×130kg(重さ)だそうです。日本とアメリカで漁獲高の約90%消費されているそうです。アメリカではChilean Sea Bassと呼ばれています。

界 動物界 Animalia
門 脊索動物門 Chordata
亜門 脊椎動物亜門 Vertebrata

目 スズキ目 Perciformes
亜目 ノトテニア亜目 Notothenioidei
科 ノトテニア科 Nototheniidae
属 Dissostichus
種 マジェランアイナメ D. eleginoides
英名 Patagonian Toothfish 又は Chilean Sea Bass
学名 Dissostichus eleginoides

ガスコンロのグリル部分で焼くことにいたしました。昨年ガスコンロを新しいものに取り換えたので、結構分厚くても焼けるようになったのです。前のガスコンロだととても焼くことが出来ないので、その時はガスオーブンで焼いていたと思います。

これが焼きあがりです。分厚いので途中で火を小さくして時間をかけて焼き上げました。

並べると他の料理が小さく見えます。大きめのランチョンマットでしたが並び切れなくて、はみ出してしまいました。

これがメロのカマです。シンプルナ味を楽しみたかったので味付はしないでそのまま焼きました。レモン汁でいただきました。プリプリでほのかな塩味があり美味しかったです。

こちらが小さい方のメロです。大と小のそれぞれの重さは計っていませんが見た目では1対2なので、こちらは180gで大きい上の写真のメロは360gだと思います。数値は焼く前の重さです。

こちらは胡麻豆腐です。メロカマが540g/2人もあったので他の料理は軽いものにしてもらいました。



味噌汁も用意してもらえました。

ビールもいただきました。私はスッキリより苦みがある方が好きなのでキリンのラガービールにいたしました。もちろん製造年月日の新しい方を優先して買うのですが、製造年月日の新しいラガービールが売られていたのですぐに買いました。

プリプリした食感を紹介したくて断面の写真を掲載いたしました。2003年以前には「銀ムツ」という名前で流通していたそうですが、ムツやアカムツなどとは分類が異なる魚であることから2003年にJAS法が改訂されて「銀ムツ」自体がつかえなくにり、現在では「メロ」あるいは「銀ムツ(メロ)」で流通しているそうです。流通名としては銀ムツは使えませんが、あくまでも銀ムツ=メロであることには違いは無いのです。流通名に銀ムツが使えないだけなのです。つまりタイトルのように「メロのカマ」=「銀ムツのカマ」なのです。

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メロ、銀ムツのカマですか
柔らかくて美味しそうです
食べるのが勿体ないほど
贅沢ですね
ほんと美味しい魚でした。カマだから特別に美味しかったのかもしれません。
メロのカマですか。 珍しいですね。
美味しそう~ 銀ムツは高価です。
西京漬けは食べたことがありますよ~(切り身)^^
キュウリとセロリの即席漬けにゆかりのフリカケを
かけるアイデア、素晴らしいわ~
真似っこしてみま~す。 ありがとう~
珍しい魚をこ~んな肉厚で頂けるなんて、至福の時ですね~❤
美味しさを逃さないよう解凍にも気を使って調理なさるので、差し上げる方も嬉しいでしょうね^^
焼き色も美しくてますます食欲をそそりますね( ^ω^ )
ポリエチレン袋に切ったキュウリとセロリと'ゆかり'を入れてもみもみして少し時間を置くと完成です。是非とも試してみてください。'ゆかり'の代わりに'昆布茶'も美味しいですよ。いずれも塩は入れません。
朝からだと解凍しきれないのは間違いなかったので真夜中から解凍をはじめました。これはピッタリでした。
ほんと脂ものっていました。分厚かったので時間をかけて、しっかり焼くことに一番気を使いました。
爺の息子も北海道にやれば良かったかな~(^_-)
美味しい食べ物という意味では北海道は最高だと思います。魚介も野菜も果物も美味しいものが多いです。
私はぼうしをもらいました。
やっぱりプレゼントは嬉しいものだと思います。
かっこよい帽子なのでしようね。
還暦ですが全く実感がありません(*´∇`*)
メロは北海道以外では入手困難ですよね。
仙台や塩釜の魚市場でも見た事がありません。
ほんと美味しい魚でした。特にメロカマは格別なようでした。
お孫さん可愛いですね。皆からお祝いされたいい一日だったことでしょう。
メロって北海道の食材ではないけど
北海道でしか手に入らないっておもしろいですね。
私は食べる事はもちろん、見る事もないんだろうな~。
そんな珍しい魚が食べられたなんて幸せですね。
私もメロは初めて知りました。銀ムツは知っていましたが、銀ムツのカマは初めて食べたと思います。
メロは2007年時にはピーク時の7分の1なので2018年はどれほどになっているのでしょうね。
乱獲で減ったことも関係しているそうですが、もう一つの消費国であるアメリカが高値(40ドル/kg)で買い付けている関係で日本では高級店など用となってしまったようです。でも北海道ならば一般用でも手に入るようです。
レストラン
https://tonysoflexington.com/chilean-sea-bass/
レシピ
http://impromptufridaynights.com/chilean-sea-bass-with-wasabi-beurre-blanc-sauce/
ほんと、いつもより少し多めに飲んでしまいました。
ほんと 脂がのっていました。
西京漬けでも美味しそうです。
それは兎も角、ハラ減ってしょうない。メシにします。
以前に紹介したサクラマスは2切れで268gだったので、その時の2倍でした。でもさっぱりとしていて美味しく食べれてしまいました。
梅雨は明けたはずなのに台風の影響で
まだ梅雨が続いてる感じですね。
朝まで降り続いていましたが、やっとおさまりました。
全国国的に快方に向かうといいですね。