

2017年10月9日にビルトインのガスコンロを取り換えました。先日洗濯機を取り換えた時のように壊れたわけではなく、問題もなく使えていたのですが、火災などのリスクを下げるために交換することにいたしました。上の写真が1993年8月7日から24年間使ってきたガスコンロです。コンロの下はガスオーブンです。交換することを決めたきっかけは鍋の空焚きでした。鍋が少し黒くなっただけで支障はなくその後も空焚きすることはありませんでしたが、もし油の入った鍋の火を消し忘れることがあったらと考えると、やはりリスク回避のために取り換えることにいたしました。ガスオーブンは温度コントロールやタイマーが付いているため安全上に問題ないと考えて、ガスコンロのみ交換することにいたしました。下記の既存の型番をお店に伝えて、見積をしてもらいネットなどと総合的に比較して、見積をしてもらったお店に注文いたしました。

ガスコンロ Rinnai RBG-30B → 買い換え
ガスオーブン Rinnai RBR-50CD → そのまま使用
こちらが既存のコンロの上面です。このころの安全装置と言えば火が消えた時にガスが止まる程度です。
最近は交換する場合に電気にする人が多く、選択しては電気もあり得ました。実家は電気なので電磁コンロもよく使いましたが、使える鍋に制約が多い上に、ガスを使い慣れていると料理の種類によっては使いにくいこともよくありました。特に我家は底が丸い中華鍋をよく使うのですが、そこが丸い鍋は電磁コンロでは使えないことが選定の決め手となりました。
火を使うという点だけはガスはさけられないことですが、それ以外の安全装置はそん色ない感じでした。

取付工事は2017年10月9日の9時からでした。先ずは既存のガスコンロを取り外しました。ガス器具や家電などで、壊れていないのに買え換えるのは初めてで、忍びない気持ちになりましたが安全には代えられないと割り切りました。

新しいガスコンロをはめ込みました。ガスオーブンが下にあるため接続キット(RBO-DK-100SKN 定価:7400円/購入:5920円)の取付が必要でした。

全て取付完了いたしました。単体設置タイプとオーブン設置タイプの違いは後ろの排気口の大きさです。オーブン設置タイプの排気口は横幅が長いのです。取替工事にジョイフル本田さんを利用させていただいたのは2015年10月18日のガス給湯器の交換以来でした。
機種 Rinnai DELICIA(デリシア) オーブン設置タイプ
型番 RHS31W22E3RC-STW
購入 ジョイフル本田リフォーム 八千代店
工事 ジョイフル本田リフォーム 八千代店

最近のコンロのトップ・プレートはガラスです。この機種にはドイツ・ショット社製の耐熱セラミックガラスが採用されていました。このトップ・プレートの幅は60cmと75cmがあります。75cmはお洒落なのですが、我家ではコンロ以外の作業スペースが減ってしまう方が痛手なので60cm幅を選定いたしました。ちなみに60cmでも75cmでもバーナーの配置寸法は同じです。

上の角度から撮ってトップ・プレートです。トッププレートの色はホワイトドットゴールドです。コンロのガス消費量は次の通りです。昔は左右の火力は違っていましたが今は左右ともに強力バーナーとなっています。強力バーナーは旧コンロの方がガスの消費量は高いけれども右の写真の旧強力バーナーに比べて、

新コンロ 旧コンロ
手前左 4.20KW 3.72KW
手前右 4.20KW 4.77KW
奥 1.27KW 1.28KW

コントロールパネルを開けた状態です。これでいろんな設定を行えます。こちらの写真をクリックすると特別に大きく拡大するように設定いたしました。

コンロの部分です。真ん中の棒状のものには「鍋なし検知機能」と「温度センサー」が付いています。その「鍋なし検知機能」によって手のそて口への引火を防ぐために手前の2つのコンロは鍋が置かれていないと点火しないようになっていました。温度センサーは温度コントロールするだけでなく安全のためのいろんな消化機能につかわれていました。
重なっていることもありますが安全に関わる機能をまとめると次の通りです。これらは特別な機能ではなく最近のガスコンロでは、ほとんどについている機能のようです。
コンロ消し忘れ消火機能 調理油過熱防止装置
中火点火機能 立消え安全装置
空焚き消火機能 焦げつき消火機能
鍋なし点火防止機能 着衣着火防止機能
高温消火機能 地震停止機能
グリル消し忘れ消火機能 点火ロック機能
点火確認表示 音声ガイド機能

こちらが奥の小バーナーです。手前の大きなバーナーは着衣着火防止のため鍋がないと1分で消火されてしまうのですが、この小バーナーだけは鍋がない状態で使うことが出来るので銀杏を焼いたりゴマを焙ったり出来ます。ただしアミを炎に近づけると温度センサーが働いて炎を小さくしたり消火してしまうので、かなり離して焙る必要があるために時間を要しました。

新しいコンロの最初の夕食の料理風景です。左側でジャガイモを料理して、右でホワイトソースを作っています。

古いコンロの火は外側に広がっていましたが、新しいコンロは中央に集中していることから熱効率がよさそうです。古いコンロは鍋の外側が強く過熱される傾向がありましたが、それも改善されているようでした。小さな鍋でも安心して火力を強く出来るようになりました。

出来上がったのは海老グラタンでした。新しいコンロにビールで乾杯いたしました。

最初に料理したのは当日の昼食でした。中華鍋で焼きそばを作りました。新しいコンロで唯一、気を使うのが鍋やフライパンを持ち上げることです。「鍋なし検知機能」によって鍋が離れると、先ずは弱火になり、1分以内に鍋がゴトクに戻らなければ火が消えるようになっているからです。ただし料理をしながら1分以上も鍋をゴトクから離すことはないと思われるので問題はなさそうです。

焼きそばを作っているところの写真です。

新しいガスコンロで作ったソース焼きそばです。豚肉がなかったので竹輪を使いました。ふりかけているのは四万十川の青のりです。野菜はキャベツ以外にニンジンとタマネギとシイタケを入れています。

こちらがグリルです。昔のグリルの火は上面だけでしたが、最近のグリル両面焼きのため、魚などをひっくり返す必要がないのです。これは新しいコンロを買った理由の一つでもあります。水が必要なくなったのもうれしいことです。少し燃料を使いますが、庫内で発生した煙やにおいをアフターバーナーで、においを99%、煙を81%焼き切るそうです。カタログにはスモークオフ機能と書かれていまし

新コンロ 旧コンロ
グリル部 1.89KW 1.92KW
アフターバーナー 0.63KW

今回の機種には付属品としてココットが付いていました。焼魚も出来るようなので、これで料理をするとグリル内の汚れも少なくて済みそうです。先ずは魚をココットと網の両方で焼いて比べて今後の料理方法を決めたいと思います。カタログの説明によると庫内の油汚れは99.9%カットだそうです。

ガスコンロを取り換えた翌日の夕食は秋刀魚の塩焼きにいたしました。グリルの庫内を汚したくなかったのでココットで焼くことにいたしました。グリルのオートメニューでココットを選択して、さらに焼魚を選んで焼きました。

焼き時間は17分と表示されて焼き始めまりココットで焼いていることを示すランプが付きました。17分は秋刀魚2匹を前提としていますが今回は4匹だったので、焼き具合を見て8分を追加いたしました。

ココットの中に焼けた秋刀魚が入っていることが分かると思います。この方法だと庫内はほとんど汚れないのです。

ココットの蓋を取りました。これが計25分焼いた状態です。焼き色はオーブンで焼いたような感じでした。見た目は網で焼いた方がいいと思いますが、汚れがないのでこれからも焼魚は網ではなくココットで焼いてしまうのではないかと感じました。ココットが付属しているのは汚れ防止が大きな目的の一つだと感じました。明日は鶏のモモ肉を焼く予定です。家内はハンバーグもココットで試してみるつもりだと言っていました。

一人当たり2匹を食べました。焼き色は強い焦げ目はありませんが、中までしっかり焼けて美味しかったです。これなら焼魚の見かけよりもグリルが汚れない方を優先しそうです。

もちろんビールをいただきました。

小松菜の煮びたしですが、熱効率が高く火力が強いためかシャキットした感じに仕上がりました。

鍋に伝わる火力に関して電磁コンロ(IHクッキングヒーター)とガスコンロを比較してみました。消費熱量はガスコンロが大きいけれども鍋に伝わる効率を考慮すれば、料理の火力には大きな差は無いようです。
ガスコンロは鍋の直径や底の形状に加えて火の大きさが鍋に伝わる効率に大きく影響します。今回のガスコンロのバーナーの径が小さくなったのは効率を上げるためだと感じました。
参考に発電のために燃料を使うとした場合の必要資源熱量を計算しました。
太陽光発電や風力発電や水力発電などの再生可能エネルギーのみで考えれば電磁コンロの必要資源熱量は0KWとなりますが、現在の日本の火力発電所(LNG+石油+石炭+原子力)からの電気供給割合は85.7%(2015年度)なので、発電x送電平均効率を42%と仮定して計算すると電磁コンロの必要資源熱量は6.12KW(=3.00÷0.42x0.857)となります。
消費熱量 熱効率 鍋に伝わる火力 必要資源熱量(参考)
電磁コンロ 3.00KW 80~90% 2.40~2.70KW 6.12KW
ガスコンロ 4.20KW 50~80% 2.10~3.36KW 4.20KW


3日目の夕食はココットを使って鶏のモモ肉を焼きました。味付は胡椒と塩だけです。

ココットの「とりもも焼」を選定いたしました。かなり大きな肉でした。

前日と同じようにオートで焼いた後に8分追加で焼きました。油はきっちりと、とれていました。

出来栄えはガスオーブンで焼いたのと遜色なかったです。皮は薄くパリパリの状態に焼けていました。

やはりビールを飲みたくなります。

北海道産のジャガイモを一箱(2.5kg)を298円で買ってきたので、そのジャガイモのスープも作ってもらいました。これ以外に山盛りサラダも出てきましたが、もも肉が大きかったので3品だけで十分なりょうがありました。じやがいもスープは、おかわりをいたしました。

3つの鍋を置いた状態も紹介します。この大・中・小は長年使ってきた鍋です。これらの鍋と蓋には共通の着脱可能な取手が付属しています。

今回の型番のカタログ内の写真です。カタログ名は次の通りです。クリックすると今回の型番が掲載されていた37ページ全体を表示します。
ビルトインシリーズ
総合カタログ 2017 Ⅲ
取替用タイプ

トップ・プレートの右上に貼られていた注意書きのシールが気になっていたので剥がしました。クリックすると特別に大きく拡大いたします。

ガラスのトップ・プレートに刻まれた文字を撮りました。
左にSCHOTT SCHOTT、右にCB185と刻まれていました。メーカーの説明によるとSCHOTT社のCERANの特徴は下記の通りです。

高温時の安定性と耐久性
高い機械的強度
750℃まで耐えうる耐熱衝撃性
周辺部がそれほど熱くならない低熱伝導性
最適のIR(赤外線)透過性


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過去、私もゆで卵を作っていて寝込んでしまい、鍋を空焚きしてしまったことが!!
ホントに火事にならなくてよかった!!
それにしても最近のコンロって美しいねっ・・・うらやましい!!
見た目も機能も抜群でしょうね。良いお買い物されましたね!
事が起こる前の対策でした。
前のコンロには申し訳ない気持ちですが、便利で、きれいになったので満足です。
確かに機能も覚えきれないほど沢山ありました。
これからいろいろ試してみます。今日はサンマを焼くそうです。
三口が羨ましいです、、スペースがなくて二口しかつかえなくて
グリルも、使い勝手良さそうで
暮れの大掃除の時、思いきろうかな
我が家は数年前にオール電化にしました。
中華鍋が使えなくなりました。
我家で最初に検討したのが2015年5月5日であることが昔の見積書で分かりました。実現まで2年5ケ月かかりました。
やはり24年も経つと進歩することが分かりました。機械的に直接動かすものがなくガスの量も全て電動でコントロールされているのが大きな違いでした。
オール電化はきれいですね。私と家内の実家はオール電化です。
北海道の長男が住んでいる社宅もオール電化ですが、夜間電力の蓄熱による暖房にも関わらず冬場の暖房の電気代は半端じゃないそうです。
このタイプのコンロ、憧れです。
うちのはまだ11年くらいですが、マンション購入時に設置されていたものなので自分で選べなかったのが残念です。
IHタイプも使ったことありますがやっぱりガスの方が「やってる感」があってわたしはこっちの方が好きです。
お料理するのも楽しくなりそうですね。
うちも20年近く使っているので
そろそろ考えないと(あぶない?)・・・でしょうか・・・(・∀・i)タラー・・・
わが家も22年くらい使っているので、
ソロソロ。。。と思ってますが、
ビルトインは高いですね。。
悩んでます。
最初に取り換えようと考えて見積をしてから2年5ケ月目に実現いたしました。壊れていないのでいつでも替えられると思うと延び延びになっていましたが、ジョイフル本田さんが売り場を改装オープンしたのを機会にお店に行って再見積をしてもらいました。
温度センサーが付いていて自動消火してくれると安心感あります。ただし過信は禁物で、頼ってはいけないとも思っています。
ピカピカはいいですね。大切に使っていきたいと思います。
先ずはココットの使い方を検証していきたいと思います。鶏肉は昨晩食べた秋刀魚と一緒に買ってきました。
22年前からだと進歩していると思います。テレビショッピングでもやっていますね。
ガラストップは奥さん喜びますね
しかもグリルもすごく使い勝手が良さそうで!
我が家も買い替えしたくなりました・・・検討してみよう!^^
ご推察の通り、コンロがきれいになって家内は喜んでいます。
安心感があるのが一番です。
コンロ単体だけならばどのメーカーの製品でも、入る規格になっているそうですが、ガスオーブンをそのまま使うので選択肢はガスオーブンと同じメーカーになるそうです。
火を使う製品なので安全性の高いことに越したことはありません。使い勝手もよくなっていました。
オシャレなコンロですね。
最近のはいろんな機能が付いてるし
安全でお掃除も簡単でよさそうなんですよね。
24年間使って来たコンロはとてもきれいに使われていたのがよくわかりますね。
しかも機能的には安全面もしっかりと考えてあり、素晴らしいです。
いつも綺麗に使用されていたので、交換前のコンロが新しい物と思ってしまいました。
お料理がますます楽しくなりそうですよ。
24年前のコンロはシンプルなだけに壊れなかったです。それに新しいコンロがぴったりはまるのは寸法の規格がしっかり計画されていたのだと思います。驚いたのがグリルの大きさでした。同じスペースに入っているグリルだとは思えなかったです。
とりあえず、今までと違った料理に挑戦してもらえるのではないかと感じました。確かに安全目の強化はすごいと思いました。
いつ頃から、このような仕様になったのでしょうね。IHコンロとの競争のおかげなのかもしれません。
ガスコンロというよりも、グリルオーブンみたいな感じですね。
特に、秋刀魚の焼き加減がいいですね~
とても美味しそうです。
新品はやはり良いですね~
バーナーが三か所もあり使い勝手がよさそうですね。
これからSORIさんのお料理も出てくるかもですね^^
ココットもおしゃれで色んな料理できそうです
確かに同じタイプのガスコンロがテレビショッピングによく出てきます。それに触発された面はあります。
秋刀魚をココットで焼くと庫内が汚れないので、秋刀魚を網で焼く方は汚れが気になって新しい間は実現しないかもしれません。
これから、いろんな機能を試してみます。油の温度コントロールを行う天ぷらも早くやってみたいです。
コメントを有難うございました。
長い間、落石のため閉鎖されていましたが、
落石は入口近くだけで、今は安全対策は完璧です。
最近のガスコンロは、良くできてますね
ココットは掃除の手間がはぶけて
良いですね(^_^)v
少し古いカタログのDELICIA(デリシア)では、ココットなしと、ココット付属の両方の型番が掲載されていましたが、最新のカタログでは全てココット付属になっていました。
グリルの庫内が汚れないことも人気なのだと感じました。
うちも変えたいのですが、外国製のビルトインのタイプだったため
サイズが合わず、今探してもらっていることころです。
ピッタリ合うのが見つかるといいですね。
新しいガスコンロは長くピカピカのままを維持してほしいです。24年経つとどのような感じになることでしょう。
いい料理できます。
興味深いことが多いので、つい調べてみます。
今日はガスコンロで、ごはんを炊飯機能で焚いてみました。
古い人間なのでしょうが、やはり炎が見えないとっっ
かえって、炎が見えてた方が安心という人間なので(笑)
記事へのご訪問とniceをありがとうございました(^^)/
勝手な想像ですが、新築やシステムキッチンへのリフォームでは電気が多く、コンロの取替ではガスが多いのではと感じます。
両方(実家と我家)を使ってみた結果としては、料理の味や出来栄えに関してはガスの方が確実に上のように感じました。