

前記事で車で走った車内から撮った羊蹄山(えぞ富士)の写真を紹介しましたが、その羊蹄山の姿がきれいに見れる場所に行った見ました。その場所はニセコ町にある高橋牧場の放牧場でした。この日の前後は雨模様でしたが、幸いにも上の写真のように見事に晴れました。
名前 高橋牧場 放牧場
住所 北海道虻田郡ニセコ町曽我888-1
電話 0136-44-3734
羊蹄山の反対側にはスキー場で有名なニセコアンヌプリ(山)がそびえていました。この高橋牧場はニセコアンヌプリの麓にあるのです。写真の中央少し左の円錐形の形をした山がニセコアンヌプリです。ニセコアンヌプリはニセコ火山群に属しニセコ連峰の主峰で、周辺にはイワオヌプリ、ニトヌプリ、チセヌプリ、シャクナゲ岳、白樺山、モイワ山、ワイスホルンがあります。

この写真のように沢山の施設がありました。中央の山がニセコアンヌプリです。上の写真よりも建物に近づいて撮った写真です。
前記事で羊蹄山を紹介したのでここではニセコアンヌプリを紹介します。ニセコアンヌプリはアイヌ人が付けた名前ではなく和人がアイヌ語で名付けたものだそうです。推測だそうですが「家の屋根の形をした山」の意味であるチセネシリが本来の名前だそうです。そして各地にチセネシリ山と名付けられた山が北海道にはあるそうです。約70万年前から約25万年前に活動した火山で、安山岩質の溶岩流を繰り返し噴出しましたが、25万年前以降は活動は見られないそうです。その後はチセヌプリやニトヌプリ、イワオヌプリなどに噴火活動は移動したそうです。似古安岳は「にせこあんだけ」と読むようです。
名前 ニセコアンヌプリ
標高 1308.2 m 一等三角点(点名:似古安岳 1307.97m)
山系 ニセコ連峰
種類 成層火山・活火山(警戒レベル対象外)
名山 日本三百名山
元名 チセネシリ(アイヌ語:cise-ne-sir 意味:家 or 等脚台形)
所属 ニセコ積丹小樽海岸国定公園

ニセコアンヌプリが大きく写った写真を紹介します。山の上の方に写っている建物はコンドラ乗降場所です。ゴンドラで登った山の上からの羊蹄山もきれいだと思います。冬のスキーの季節に特に活躍するのだと思います。
ニセコアンヌプリや羊蹄山の山頂近くには一等三角点や三等三角点があります。その北海道の三角点の数を紹介します。北海道は一等三角点の割合が多いことが分かりました。
区分 | 一等 | 二等 | 三等 | 四等 | 合計 | 電子基準点 | |
全国合計 | 974 | 5,061 | 32,392 | 69,410 | 107,837 | 1,240 | |
北海道 | 224 | 932 | 3,808 | 9,098 | 14,062 | 167 | |
23.0% | 18.4% | 11.8% | 13.1% | 13.0% | 13.5% |

牧場がニセコアンヌプリの麓にあることが分かる地形図紹介します。Ⓖの位置に、そば畑がありました。ゴンドラやリフトが沢山あるようにニセコアンヌプリには歴史のある4つのスキー場があります。オープンの年を頭に書いています。カッコ内( )の名前はオープン当初の名前です。
1961年 グランヒラフ (ニセコ高原比羅夫スキー場)
1972年 ニセコアンヌプリ国際スキー場
1982年 ニセコビレッジ (ニセコ東山スキー場)
1991年 ニセコHANAZONOリゾート (ニセコひらふスキー場花園コース)


― スキー場のゴンドラおよびリフト
━━ 車で走ったルート
高橋牧場には昼食の手打蕎麦「いちむら」を出て真直ぐに向かいました。その途中の道ですがニセコアンヌプリが写っていました。ただし、写真を写したときは、この山がニセコアンヌプリであることは知りませんでした。ニセコ連峰の火山の活動時期は次のとおりです。これらの火山は古期火山群(古)、中期火山群(中)、新期火山群 (新)に分けられています。
区 火山 標高 火山活動時期
古 雷電山 1211m 160万年~100万年前
古 ワイスホルン 1045m 150万年~100万年前
古 目国内岳 1220m 110万年~65万年前
古 岩内岳 1085m 73万年~50万年前
中 シャクナゲ岳 1074m 80万年~30万年前
中 白樺山 959m 70万年~30万年前
中 ニセコアンヌプリ 1308m 70万年~25万年前
新 チセヌプリ 1134m 30万年~2万年前
新 ニトヌプリ 1080m 2万5千年前
新 イワオヌプリ 1116m 3万年~7千年前

北海道の2017年9月時点の火山の警戒レベル等を紹介します。
ニセコ火山群および羊蹄山は噴火警戒レベル対象外の火山ではありますが活火山であることに留意する必要がある山です。下記の着色文字をクリックすると最新の各地方の警戒レベルを表示します。警戒レベル設定火山→ポチッ
北海道 東北 関東・中部 伊豆・小笠原諸島 中国地方 九州 沖縄

放牧場について最初に見た景色でした。

トラクターには沢山の人たちが集まることもありました。

近くには蕎麦打ちの体験場らしき建物もありました。

羊蹄山を背景にした干し草ロールも写真撮影ポイントとなっていました。この干し草ロールを作る機械がロールベーラーです。

冒頭の写真ですが広さが分かってもらえると思います。

羊蹄山から右に目をやるとさらに広さが伝わってくると思います。

羊蹄山を中央にした写真です。

羊蹄山の部分を拡大いたしました。

上の写真でも拡大すると分ると思いますが、ひまわり(向日葵)も植えられていました。ヒマワリと羊蹄山のコラボ写真です。この写真はヒマワリの方にピントを合わせています。

ヒマワリは持ち帰っていいのです。ここでいただいたヒマワリの花で記念写真を撮りました。持ち帰り自由は珍しいのではないでしょうか。

ヒマワリと羊蹄山共にピントが合うように離れて撮った写真です。雲の形も刻々と変わっていきました。

雲がすばらしい形を見せてくれていたので雲を中心に撮りました。

別方向の雲です。こちらも見事な姿を見せてくれました。

この場所の雰囲気を感じてもらいたいので、一緒に行った長男家族の写真を紹介します。2歳児はトラクターの運転席が気に入ってしまって、なかなか離れようとしませんでした。









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いいなぁ~ こんな空気を感じたい!
関西に住む友人が、北海道に行って「地平線が丸くて感動した!!」と言ってました。
いいなぁ~♪
マナーは守らないと行けませんね。。(^^)
丸く感じられる地平線は広さを感じますね。空気も澄んでいたのでしょうね。
ヒマワリの摘み取り自由は珍しいと思います。それだけにマナーは守ってほしいです。
絵になりますね~
ひまわりとのコラボが素敵ですね
涼しいこの場所でヒマワリに出会えるとは思ってもいませんでした。沢山の人が訪れる場所でした。
晴れたおかげできれいな景色に出会えました。ヒマワリは長男家族の家に飾りました。
北海道は皆さんが訪れるちゃんとした理由がありますね。
うっとりですね。実は折り紙のIちゃんは北海道に住んでいて、SORIさんのブログを拝見しているようです^^
先日赤バフンウニを食べに行ったそうです。美味しかった~と言っていました。
記事を見ていただいたとはうれしいです。赤バフンウニは美味しかったと思います。同じお店だったらすごいですね。
北海道は日本離れした雄大な景色が多いですね。
もう、20年以上行っていないです。
雄大で でっかいどう〜北海道ー!な〜んて昔 こんなキャッチありましたね
奥様も 色々ストレッチしているんですね
大きなボールもありましたが 空気を抜いて潰しちゃいました (-.-;) ダメですね 今は ポール だけです 地味に頑張って?います
スキー場の雪質はよさそうですね。
北海道は昔に1度だけ活き、長く行っていませんでしたが、最近何度か行くようになりました。自然も食べ物も最高だと感じました。
でっかいどう~ のキャッチフレーズを思い出しました。ほんと、でっかいです。
有難うございました。
富士山五合目でも、標高が高いので
夏休みでもいろいろな花を見ることが
できました。
北海道は広いですね、SORIさんの記事を
参考に車で走り回ってみたいです。
北海道の魅力の一つが広さだと思います。この景色を見ていて、その広さを感じることが出来ました。
空も高くて、思わず深呼吸したくなります^^
向日葵を持ち帰れるなんて、嬉しい♪♪
向日葵を両手に持ったお孫さんが本当に愛らしいですね^^
この日以外の前後は雨模様だっただけに、この日の晴天は幸運でした。青空だとほんとうにきれいですね。ヒマワリも一役買っていました。