パリのルーブル美術館を10記事紹介させていただいたので、次はパリに着いてからのパリ市内の観光を中心に連続12記事をブラシュアップして掲載させていただきます。本記事が9/12です。



フランス旅行の最終日(7日目)は帰国日ですが、フライトは21時55分発のためパリ市内観光がたっぷりと出来ました。

上の写真がそのサント・シャペルです。
周辺には囲むように建物があるために、教会本体の建物の全体の写真を撮るのは難しい中で、最も広い範囲が入ったのが上の写真でした。
建物の全体を写真で紹介するのが難しいのでGoogle地図の3D画像を掲載いたします。
サント・シャペル(Sainte chapelle)は「聖なる礼拝堂」という意味だそうです。この教会はセーヌ川の中にあるシテ島の中に建っています。シテ島にはノートルダム寺院も建つパリの中心に位置する島でもあります。サント・シャペルはルイ9世が収集し聖遺物を納めるために建てられた教会堂だそうです。建設が開始された正確な日付けは不明だそうですが1241年秋~1244年5月の間に建設が開始され1248年4月26日に献堂されたことから4~6年の工事期間であったと推測されています。
1241年秋 聖遺物がパリに到着した日
1244年5月 ローマ教皇の勅書に工事のことが書かれていた日
建物の下の部分です。
聖遺物の収集はルイ9世(聖ルイ or 聖王ルイ)によって1239年から始められました。この時代多くの貴族は遺物を盗んで収集していましたが、ルイ9世は大金を支払って購入したそうです。有名な物ははコンスタンティノープルのラテン帝国皇帝ボルドワン2世から購入したキリスト受難の貴重な聖遺物である荊冠です。 それ以外に「聖十字架のかけら」や「聖血」や「墓石」などがあります。

上の写真で左の方に移っている入口の部分です。建物が建設(献堂)されて今年(2017年)で769年が経ったことになります。

その入口の上の部分です。

今回の旅行の中で美術館を除き、最も沢山の人が並んでいたところでした。別の日に前を歩いた時は行列が道路のにまで長く続いていました。我々が行った時間帯は意外と少なく13分で中に入れました。

行列に並んでいる時に撮った写真です。入口まで来て分かったことですが、事前にチケットを持っていると早く入れることが判りました。赤い看板のところから建物に入るのですが、その左奥でチケット買って中に入りました。右側と左側に列があるのですが右側はほとんど並んでいませんでした。チケットを持っている人もここまで来て気付くひとが多かったです。

入口を入ってすぐの建物内部の写真です。沢山の人が見学されていました。建物内部は金色で埋め尽くされていました。外から見た建物は高かったのに、それに比べて天井が低い印象でした。

礼拝場所に向かって進んで上と同じ方向を撮った写真です。

同じ場所から入口の方向を撮った写真です。

壁の部分の彫像です。

入口から入って最も奥にサント・シャペルの建設を指示したルイ9世の像が置かれていました。

沢山のステンドグラスで飾られていました。

厳かな雰囲気が漂っていました。

それにしても柱が多かったです。実はこれには理由があることを後で知りました。

窓の一番上の部分です。

その窓の一番上のステンドグラスです。

そのステンドグラスの中央の部分を拡大して撮りました。

別の窓の一番上のステンドグラスです。

そのステンドグラスも拡大して見ました。

素晴らしいステンドグラスはありましたが、長い行列が出来る人気の教会にも関わらず、天井は低くく他の教会に比べてもどうして人気なのか不思議に感じながら入口の方に戻りました。

その入口近くに2階へ上がる螺旋階段があり皆さん上に登っていたので我々も登ることにいたしました。そこで驚く光景に出会えたのです。

下の写真が2階へ上がった最初に目に入ってきた光景でした。

右の写真の建物の外観をよく見ていればこのことに気が付いたはずですが、余裕がなかったようです。そのまま外に出てしまわなくてよかったです。それでは本格的にサント・シャペル(Sainte chapelle)を紹介したいと思います。

こちらが螺旋階段側から見た正面の写真です。見事なステンドグラスです。と言うよりはステンドグラスで出来た建物と言った方が正確な表現になるような気がします。

少し遠くから撮った正面の写真です。本記事の写真はクリックすると拡大するように設定しています。


上の写真を露出調整してみました。皆さんの雰囲気が判ると思います。

同じ位置から天井を多く撮った写真です。本写真はクリックすると特別に大きく拡大するように設定いたしました。

正面に近づいた景色です。ゴシック建築が最も輝かしかった時期の頂点ともいえる傑作だそうです。

こちらは正面の祭壇のような部分です。

祭壇の上の部分のステンドグラスです。

さらに祭壇に近づきました。

上を見上げた景色です。

真上を見上げた、天井とステンドグラスの景色です。見事としか言いようがありません。769年前に、これほどの建物を建てたと思うと、その技術に驚かされます。

少し離れて別の角度から祭壇側を撮った写真です。

建物の側面のステンドグラスの大きさには驚かされました。

螺旋階段側には大きな丸いステンドグラスがありました。

丸いステンドグラスを拡大いたしました。このように丸いステンドグラスは一般的にバラ窓と呼ばれています。クリックすると特別に大きく拡大するように設定いたしましたので一つ一つの模様を確認できると思います。

上の写真をクリックすると特別に大きく拡大いたしますが、クリックが面倒な方のために一部を拡大いたしました。ことらは中央より下の部分です。

こちらの拡大写真は左端の丸い部分がステンドグラスの中央です。

大きな丸いステンドグラスの下の壁は壁画などで装飾されていました。

その壁画の部分です。

中央の壁画を拡大いたしました。

丸いステンドグラスがあった壁の右コーナーです。

こちらは左コーナーです。

このようなステンドグラスもありました。

床も見事な文様で飾られていました。数百年の間、沢山の人が歩いても文様がきれいに残っているのに驚かされました。

名残惜しいけれでも最後に正面の写真を撮ってサント・シャペル(Sainte chapelle)を離れることにいたしました。ここを訪れてサント・シャペルのステンドグラスは世界最高と称されていることに納得いたしました。

1階に下りる螺旋階段です。


外から建物を見てステンドクラスで出来た建物であることが実感されました。ステンドグラスの窓の面積の比率を大きくすると建物の強度は下がってしまいますが、柱を長方形にして強度を保つ工夫があるからこそ出来た内部の景観なのだと思います。つまりステンドグラスのための建物の構造なのだと思います。他の大聖堂と少し外観が違う理由が判りました。

祭壇があった外側です。こちらの写真でステンドグラスの面積を広くするための巨大な長方形の柱がよく分かってもらえると思います。

内部からの景色を想像しながら、外から側面のステンドグラスもじっくり見てしまいました。巨大なステンドグラスの大きさが実感できました。

サント・シャペルと周辺の訪問場所を紹介します。セーヌ川の中州のシテ島にありました。シテ棟にはサント・シャペルには以外にルートルダム寺院やコンシェルジュリーなど有名な建造物が沢山ありました。右の写真は次に訪問したコンシェルジュリーです。






━━ セーヌ川クルーズ
━━ シャンゼリゼ通り
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やはり迫力がありますね〜 素晴らしいです
写真でもこんなに感動してしまうので 目の当たりにしたら もう〜ため息が止まらないでしょうね 見事ですね〜♪
世界最高のステンドグラスと言われているだけのことはありました。すばらしかったです。
ご推察の通り、実際に見る迫力はすばらしかったです。ステントグラスで覆われているような感じでした。
外観も素晴らしいですが
内部のステンドグラスや柱の大きさと美しさには圧倒されますね。
無理だけど実際に見てみたいですね。
ここのステンドグラスは
最高に綺麗ですね。
ただただ驚きいです♪
行列が出来る理由がよく分かりました。外で見るよりも沢山の人が教会内におられたことから、中に留まって長い時間見ているひとが多いためだと感じました。
私が見てきたステンドグラスの中でも、間違いなく最高だと感じました。全体の面積に対するステンドグラスの面積の比率も最高だったと思います。
素晴らしいの言葉しか出てきませんね
大きくしても拝見しました。
す・ご・い
正にステンドクラスで出来た建物ですね。
作った方たちはすごいですね。
北海道楽しんできてください。
ここのステンドグラスは是非ともさゆりさんに見てほしかったのでよかったです。ご指摘の通り作った方たちがすばらしいです。
思わず見とれてしまいました(^^)
内部も素敵ですね~
今日から北海道ですね
楽しんで来て下さい
2日がかりで見学した覚えがあります。
ため息が出るような素晴らしさですよね。
ぎゃらりぃも8月はステンドグラス展です。
が、しかし。SORIさんの場合ですね。何と言いますか…
なんでそうマメなの?(笑)
おたくのブログは私ひとりで読んだり見たりするのはもったいない。
ヨメも巻き込みたいのですが、私のブログに飛ばれるとまずいので。(笑)
http://jpdragon.blog.so-net.ne.jp/2017-07-18
ちなみに「ブログペット」のカニ助には読むよう薦めております。
ステンドグラスがたくさん、どれも見事ですね(^_^)v
めっちゃ、じっくりみっちゃいました(^^v
何で行かなかったんだろう?って後悔…(>_<)
今度パリに行くことがあったら、ゼッタイ行きます!
ここのステンドグラスは最高でした。
ほんとすばらしかったです。
北海道は楽しく過ごさことが出来ました。
ただし緊急の事情が発生して1日早く7月23日に帰ってきました。
このようなステンドグラスの建物を作ることを考えたことがすばらしいと思います。
みんなに見てもらいたくなるステンドグラスでした。
と土曜日なので人は多いはずですが、13分で入れたのは時間帯もよかったのかもしれません。確かに別の時には長蛇の行列でした。
見た瞬間の感動は見た片ならばわかってもらえると思います。
ステンドグラス展は人気があることでしょう。
官向けのお仕事をされているのですね。
私の場合は写真が中心なので、写真類の編集さえ出来れば9割がた完成です。
ここのすばらしさは、見てみて初めて知りました。今回の旅行の中の収穫の一つです。
ほんと、かわいいデザインです。作った人の意気込みが伝わってきます。
以前に来た時に行列が出来ていたので気になっていました。こんなに素晴らしいとは思ってもいませんでした。
ちなみにリゾット、まだつくってません。すいません。
圧巻です!!
今回も北海道で沢山の写真を撮りました。近いうちに掲載したいと思います。
さすが世界最高峰のステンドグラスの建物でした。いい思い出となりました。
すでに見ていただいていますが、先ずは赤バウンウニからです。 5~6つくらいの記事を書く予定にしています。
ステンドグラスが綺麗ですね。
素晴らしいステンドグラスでした。何度もパリに行かれていろんなところに行かれたのでしょうね。
nice!です。
フランス旅行、お疲れさまでした、ナイスです
パリの教会や聖堂は今となってはノートルダムしか思い出せません。
記録をすぐにちゃんと取っておくことの重要さを改めて思います。
一日見ていても飽きないですね。
肉眼で見たらもっときれいでしょうね人気があるのが良く分かります。
華やかで見事ですね。
外観は荘重ですが、中身は華麗!そして上がってからの~縦長のステンドグラスが大きくて鮮やかで、すごいですね。
ああ、ここが有名な「バラ窓」のところなんですね^^ 拡大して見ました! よくわかる写真、ありがとうございました~^o^
769年前の技術でこれほどの壮麗な空間を作り上げたこと、すばらしいですね。
特に2階の光景は、まさに言葉を失う美しさでしょうね。
外観からは想像もできない内部の様子に、ぜひ実際に訪れてその目で確かめたくなりました。
nice! ありがとうございます。
ステンドグラスのための教会と言う感じの建物でした。
じゅんぺさん おはようございます。
訪問 ありがとうございます。
ほんと、気楽に来れる人はうらやましいです。
ほんと、みごとなステンドグラスでした。
ここに来てよかったです。
訪問 ありがとうございます。
ほんと、写真を撮って記事にするといつまでも鮮明に記憶に残っています。
いい思い出となりました。
NICE ありがとうございます。
ほんと、時間が許せば、ステンドグラスの中の絵を一つ一つ見ていたくなるほどの素晴らしい教会でした。
ほんと、直接に見てもらいステンドグラス群の景観でした。
360度ステンドグラスの宇宙でした。
ステンドグラスは不思議な魅力があります。
そのステンドグラスに囲まれた空間で、天国を表現しているのかもしれません。
日本のお寺と西洋の教会、それぞれに極めた境地なのだと思います。
Nice! ありがとうございます。
私も、この時までは、1泊~2泊ばかりでしたが、この時は1週間ほどだったのでいろんなところに行くことが出来ました。
1泊~2泊の経験のおかげで今回の旅は充実したものになりました。
nice☆ ありがとうございます。
ほんとサント・シャペル大聖堂は素晴らしかったです。
ほんと1階の2階にそれぞれの思いが込められていたのだと思います。それぞれに人に語り掛けるものがあるのでしょうね。バラ窓は素晴らしかったです。
柱以外は全てステンドグラスの大聖堂はここだけかもしれません。ほんと見事でした。
訪問 ありがとうございます。
みんなに見てもらいたい光景でした。少しでも雰囲気を感じてもらいたくて写真を沢山紹介しましたが、実際に見ると、一瞬で空間を認識する人間の感覚のすごさを再認識いたしました。これは動画でも得られない感覚でした。
ほんと建物の外観と内部の印象の違いにもすごいと思います。
Nice‼ ありがとうございます。