ヴェルサイユ宮殿を22記事ほど紹介させていただいたので、次はパリのオルセー美術館を紹介したいので連続8つの記事をブラシュアップして掲載いたします。本記事が3/8です。
本日から数日ほど関西に行ってくるので、戻るまで返信およびコメントが出来ないことお許しください。



オルセー美術館(Musée d'Orsay)で最上階の印象派展示室(Galerie des Impressionnistes)を見た後、

その展示室がこちらです。写真の中の5枚ともゴッホの作品です。左から順に日本名とフランス名を紹介します。下で詳しく大きな写真で紹介いたします。
二人の少女 Deux fillettes
医師ガシェの肖像 Le Docteur Paul Gachet
ガシェ医師の庭で Dans le jardin du docteur Gachet
オヴェールの教会 L'église d'Auvers
コードヴィルの藁葺き屋根の家 Chaumes de Cordeville

それではゴッホの作品を紹介したいと思います。日本では姓(苗字)をゴッホと呼んでいますが、オランダ人名のVanはミドルネームではなく姓の一部であることから姓はVan Gogh(ファン・ゴッホ)なのです。
作家 フィンセント・ファン・ゴッホ Vincent Van Gogh
姓 ファン・ゴッホ Van Gogh
名 フィンセント Vincent
作品 Portrait de I'artiste
制作 1889年

独特のゴッホの絵のタッチを紹介したくて拡大いたしました。

上の拡大写真でも表面の凸凹は紹介しきれないので、さらに拡大いたしました。クリックすると特別に大きく拡大いたしまします。是非ともクリックしてほしいです。少しは表面の凸凹を感じてもらえるかもしれません。

それではファン・ゴッホを紹介します。右の写真がファン・ゴッホの写真です。すでにお気づきのように上の絵はファン・ゴッホ自身の肖像画だったのです。作品のタイトルPortrait de I'artisteは「画家の肖像(自画像)」でした。ウィレム(Willem)がミドルネームで省略されてフィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)と書かれることが多いです。
名前 フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ
Vincent Willem Van Gogh
出生 オランダ南部の北ブラバント州ブレダに近いズンデルト(Zundert )村
生誕 1853年3月30日
死没 1890年7月29日(満37歳没)
1886年2月末(32歳)にパリに夜行列車で来て始まったフランス居住時代に、主要な作品のほとんどが制作されました。フランス居住時代は次のように分けられます。
1886年2月~1888年2月 パリ居住時代
1888年2月~1889年5月 アルル時代
1889年5月~1890年5月 サン=レミでの療養時代
1890年5月~1890年7月 オーヴェル=シュル=オワーズ
1888年12月23日に発生したファン・ゴッホ自らの耳たぶを切り落とす事件は有名です。そのことによりアルル市立病院に収容されました。ファン・ゴッホは1890年7月29日にオーヴェル=シュル=オワーズ(Auvers sur Oise)で亡くなりましたが、拳銃による自殺と言われているにもかかわらず即死ではなく傷を受けてオーヴェルのラヴー旅館に、自ら帰り着いて2日後に亡くなっていることから、謎となっています。少年たちの拳銃暴発説などもありますが、拳銃による自殺が定説です。70年後の1960年に農地から発見された拳銃はアムステルダムにあるファン・ゴッホ美術館にて展示されいるそうです。先ずは右の写真をクリックしてみてほしいです。
ファン・ゴッホは短い期間に偉大な作品を沢山残しています。オルセー美術館にも沢山展示されていたので一部を紹介します。
作家 フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)
作品 Tête de paysanne hollandaise オランダ人農婦の顔
制作 1884年 オランダ時代

作家 フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)
作品 Paysanne prés de l'âtre 暖炉の前の農民
制作 1885年 オランダ時代

作家 フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)
作品 L'Arlésienne アルルの女(ジヌー夫人)
制作 1888年 フランス・アルル時代

作家 フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)
作品 La Nuit étoilée 星降る夜
制作 1888年 フランス・アルル時代

作家 フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)
作品 La Méridienne 昼寝
制作 1889年~1890年 サン=レミでの療養時代

ファン・ゴッホが亡くなった年である1890年描かれた絵画を4枚紹介します。
作家 フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)
作品 Mademoiselle gachet dans son jardin 庭のガシェ嬢
制作 1890年(没年)

作家 フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)
作品 Chaumes de Cordeville コードヴィルの藁葺き屋根の家
制作 1890年(没年)

絵のモデルであるポール・ガシェ(Paul-Ferdinand Gachet)は、オーヴェル=シュル=オワーズ在住の精神科の医師で、美術愛好家であり、アマチュアの画家でもありました。ファン・ゴッホの晩年における主治医でありました。医師ガシェの肖像には第1バージョンと第2バージョンがあり、こちらの絵は第2バージョンです。
作家 フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)
作品 Le Docteur Paul Gachet 医師ガシェの肖像
制作 1890年(没年)

作家 フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)
作品 Deux fillettes 二人の少女
制作 1890年(没年)

作家 フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)
作品 左:ガシェ医師の庭で 右:オヴェールの教会
左:Dans le jardin du docteur Gachet 右:L'église d'Auvers
制作 左:1890年(没年) 左:1890年(没年)

娘も沢山の絵の写真を撮っていました。撮っているのは上の写真の右側の絵であるL'église d'Auvers(オヴェールの教会)です。これで本記事でファン・ゴッホの作品を12枚紹介したことになります。作品の日本名は2008年9月に訪問された方の記事を参考にさせていただきました。

オルセー美術館の建物を紹介します。オルセー美術館の建物は1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて、オルレアン鉄道によって建設されたオルセー駅の鉄道駅であったことは有名です。
名前 オルセー美術館 (Musée d'Orsay)
住所 1 rue de la Légion d’Honneur, 75007 Paris
時間 9:30~18:00(木曜は21:45まで)
休館 月曜日 1月1日(祝) 5月1日(祝) 12月25日(祝)
最寄 Musée d’Orsay駅 Solférino駅 Assemblée Nationale駅

ゴッホ素敵ですね~
一番のりありがとうございます。
驚くほど短い生涯をもえるようにすごした人なのだと実感いたしました。
ゴッホさんの目力に圧倒されました〜
ゴッホさんはどのように周囲が見えていたのでしょう。不思議なみょくの迫力のある絵でした。
自殺ですか・・・?画家な人は色々精神的に負担がかかるのかな?
って思ってしまいます。
最後の3年間で沢山の偉大な作品を残しているので、あと10年20年つづけていたら、どのような作品が世の中に出たことでしょう。
今日は30℃になって暑いですね、畑には行けませんでした。
ゴッホの作品も沢山ありましたね。ここでは自画像が一番知れているんでしょうか。
アルルの耳切り落とし事件、アルルに行った時、ある公園の入口に耳を切り落として包帯をしてゴッホの銅像がありました。
また、アムステルダムのスキポール空港で、乗り継ぎ時間が9時間あったことがあって、添乗員が特別にゴッホ美術館に案内していただきました。
農地から発見された拳銃は、気がつきませんでしたが「ヒマワリ」など沢山の絵を見てきました。
オルセー美術館、行ってみたいです。
ほんと、今日は暑いですね。先ほど半ズボンに着替えてしまいました。アムステルダムの乗り継ぎ時間の間にファン・ゴッホ美術館に行かれたとはすばらしいです。9時間もあると確かに余裕をもっていくことが出来ますね。有意義な時間を過ごされたことでしょう。
オイラ好きなんですよ、いわゆる絵。
数多くの絵画が有りますよね、描けそうでい描け無い・・・
やはり感性が違いますからね・・・・
何れ小生も心に有る物を描きたいな・・な~チャッテ!!
確かに、1885年と1888年の作品では色合いや明るさが違いますね。
どの画も素晴らしいですが
オルセー美術館の元駅舎
素晴らしいですね!
パリジェンヌと結婚されたパリ在住の日本人の方に推薦されただけのことはありました。すばらしいところでした。
私の先輩でも好きで絵を始められた方がおられます。絵が売れるまで上達されたそうです。好きなことが一番なのでしようね。今でも絵の描き方を教えてもらっているそうです。
この駅舎はすばらしかったです。1900年に作られたとは思えないほどの立派さでした。
オルセー美術館の建物も魅力的ですね。
1900年は明治33年です。これだけ大きくて見事な駅が、この時代に作られたのには驚かされます。
こんな上手に絵を描けるのか不思議です!
コメントを有難うございます。
神戸も好きな町です、ポートタワーや中華街にも
良く行きました。
美術館で写真・・・、日本では考えられませんね。
大塚美術館では、人物が映りこんでいれば
ネットにアップもOKと言うのが一番柔らかい
規制です。
ゴッホの自画像は、写真には写っらないものが
描かれているのが素晴らしいです(^_^)v
爺もゴッホのいろんな絵を見たのかな~?もう忘れて記憶にございません、なんです。
昨日は暑かったけど今日も暑くなるようですね。
さすが、魅力的な絵です。想像を超えた感性を持っているのでしょうね。
ヨーロッパの美術館は写真を撮ることが出来るのでいいですね。人が入った写真はOKなのも面白いです。記念になりますね。
今日も暑かったです。残っていたバラも2種類が一気に咲きました。
こちら、今日は一気に夏になりました。
ほんと、強烈と呼ぶにふさわしい人生でした。
ゴッホの絵って心の内に秘めた強烈な物が出ているように感じます。
なので彼のほぼすべての作品は狂気をはらんでてかなり苦手(泣)
その精神疾患の主な原因は彼のビンセントという名前にあったらしく・・・
同じビンセントという名前を持つ伯父と祖父、そして生まれてすぐに亡くなった兄とよく比較されたらしく・・・ファンゴッホには典型的な自己崩壊の兆候が見られるのが怖すぎる!!
このことからも人とは『自分という自己』を周りから認められないと自分を見失って精神崩壊する危険性をはらんでいる可能性を示唆してて・・・
のちの世の心理学の発展に多大な影響を及ぼしたともいわれてるよね!!
因みに私は幼年期に自己崩壊による『統合失調症』を患い、更に大人になってから『梅毒による神経障害』にも罹患したと考えてて・・・黄色に執着する彼の作品やライフスタイルから光、特に太陽光に過敏になっていたと考えられることから若年の頃からの神経障害、更に数十年かけて静かに潜伏して脳をじわじわと侵していく梅毒症状との複合的な症状だと考えてたり??
あはは・・・医者でもないのでわかんないけどね(笑)
そして最後なんだけど・・・銃による自殺と一般的に受け止められているけど・・・テオとドリーズによる不和に巻き込まれて銃弾を受けたと私は見てて・・・
これって1890年7月22日に争いがあって・・・そこで銃弾を受けて・・・ファンゴッホは静かに独りで死ぬつもりだったけど死にきれなくて・・・5日後の7月27日、オーヴェルのホテルに助けを求めたってな感じかな??
その推論の根拠は・・・オーヴェルにたどり着いたころには出血はなく、傷口も瘡蓋でふさがっていたころから時間的にも符号が合うって事なのです!!
あはは・・・ゴメンね・・・ファンゴッホってミステリアスな人物なので思わず書いちゃった(笑)
でも・・・苦手なんです・・・クマったもんだ!!
これからも思わず自説を展開したくなるような記事を楽しみにしてますよぉー!!
ではではぁ!!
非常に不思議な絵を描く人ですね。私もファン・ゴッホが苗字であることを初めて知りました。確かにGoghで英語とフランス語とオランダ語だけで検索すると必ず、Van Goghで出てきます。単独のGoghは皆無に近いです。
https://search.yahoo.co.jp/search?_adv_prop=web&x=op&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&fr2=op&va=Gogh&va_vt=any&vp=&vp_vt=any&vo=&vo_vt=any&ve=&ve_vt=any&vd=all&vst=0&vs=&vf=all&vc=&fl=1&vl=lang_en&vl=lang_nl&vl=lang_fr&submit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
私も調べていて自殺説は不自然すぎると思っていました。発見されたときの傷口の状態から1890年7月22日に銃弾を受けた説は信憑性がありますね。芸術家の精神疾患は常識からかけ離れた芸術を生み出すのかもしれません。
nice!です。
ゴッホ!いいですね~!
名画と呼ばれるものは、観る者にそんな刺激を与えますね^^
今風に言えば変わり者、でも後世によい絵画を残していますね
一度しか行ったことがないのです。
たゆたえども沈まず、興味深く読みました
ゴッホの絵の歩みを読み、今一度 絵を見たくなりました
今回は特に画面拡大機能が威力発揮です。^^
でもゴッホの作品をたくさん見られて嬉しい(*^^*)
写真撮影OKなんですね。SORIさん、ありがとうございます!
今回掲載していただいた作品のなかで、一番好きなのは「星降る夜」かな。
星月夜も有名だけど、あちらはゴッホの精神面が強く出ている作品ですよね。
SORIさん、今は関西に行っておられるとのこと、お気をつけてお戻りくださいね(*^^*)
オルセー美術館の旧駅舎良いですね♪
ちゃんと本物みたいですね。
ゴッポの絵が常設で見られるとは
さすが地元の美術館です。
素晴らしい作品がたくさんあります。
nice!です!!!
沢山のゴッホの作品が見れるのは素晴らしいです。
保管されているゴッホの作品の数は分かりませんが、所蔵している作品の総数が2万点に対して展示されている作品の数は20%の4千点だけですから、きっと、今、行けばゴッホの別の作品も見れるのだと思います。
足跡 ありがとうございます。
ですね。ゴッを沢山見ることが出来てよかったです。
どこかの本で見たことがある作品に出合うと感激します。
はい、ゴッホです。
はい、元気で!
さすが、オルセー美術館です。保管作品の数が2jyですから!!
きっと、常人とは違う感性を持っているからこそ、これほどの作品を生み出すことが出来るのかもしれないです。
ほんと、多いですね。
芸術の世界の宿命だったのでしょうね。
一度、オルセー美術館に行かれたことがあるのですね。
もう一度は見に行きたくなる美術館です。
ゴッホの作品は特別で、興味に尽きない感じがします。
「たゆたえども沈まず」を読まれたのですね。素晴らしいです。
見る感性が借るのかもしれません。
絵は大きくして見るとやっぱり違いますね。活用していただきうれしいです。
もっと大きく拡大するようにすればよかったです。
NICE ありがとうございます。
ありがとうございます。関西から帰ってきました。予定より早く帰れました。
ゴッホの作品を沢山見ることが出来て、沢山紹介出来てよかったです。
写真撮影OKだから訪問数も増えると思います。
確かに「星降る夜」は魅力的な作品ですね。
nice! ありがとうございます。
鉄骨の骨組みも芸術的でした。新しい素材「鉄」を使っても芸術的な感性は発揮されていると感じました。
nice! ありがとうございます。
訪問 ありがとうございます。
Nice‼ ありがとうございます。
nice ! ありがとうございます。
やっぱり、本物を見る価値はありますね。
沢山見れてよかったです。
オランダに住んでおられたとはすばらしいです。
ヨーロッパには精通されていますね。
ほんと、オルセー美術館に来てよかったです。
貸し出しの数は多いのでしょうね。日本だけでも沢山あるので、世界中はどれほどの数になるのでしょう。
ほんと素晴らしいです。やっぱり直接見れてよかったです。
オルセーは我々が知っている芸術家の作品が多いいので、ほんと見ごたえがありました。
nice ! ありがとうございます。
何枚かは日本の美術館で拝見しましたが。
そして写真も撮れる・・・
日本ではダメだったような・・・
オルセー美術館の場合は、展示されている全ての絵画がオルセー美術館の所有物であることも、写真撮影がokに出来る理由の一つであるとも日本と違うと聞いたことがあります。