

上の写真は2008年7月7日~7月9日の北海道洞爺湖サミットの会場となったザ・ウィンザーホテル洞爺です。現在のホテルの正式名はザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ (The Windsor Hotel TOYA Resort & Spa) です。前記事の「麦畑の中に突然出来た山 昭和新山」の中の地図でそのザ・ウィンザーホテルを紹介したのを機会に、そのホテルを紹介したいと思います。この時は、生憎(あいにく)の霧できれいな写真は撮りませんでしたが、雰囲気は伝えられると思います。写真は関係の深い外国の会社の人たちと一緒に1泊2日の北海道ツアーに来た時の写真です。我々は温泉が目的だったので洞爺湖温泉の湖畔の洞爺観光ホテルに泊まりましたが、ウィンザーホテルは一見の価値があると聞いたので、翌日に1泊2日のためにチャーターしたバスに乗って見に来ました。チャーターしたバスだからこそ、自由に行き先が決められたのでした。
偶然ですが、我々の飛行機が新千歳空港に着いた日には政府専用機が停まっていました。政府専用機の保管場所は千歳の自衛隊の基地だそうです。

空港にはポケモンジェットも停まっていました。



北海道に来たのは雪景色を見るのも目的の一つでした。私も記念写真を



その後に蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山が見える景色を楽しんだ後に洞爺湖に向かいました。

洞爺湖に到着した日は西山火口群などを見学して洞爺サンパレスに泊まりました。正式名は「洞爺サンパレスリゾート&スパ(Toya SunPalace Resort & Spa)」

その日の夕食は日本酒で宴会でした。

こちらは我々が泊まった洞爺湖の湖畔の洞爺サンパレスリゾート&スパ(Toya SunPalace Resort & Spa)のロビーからの早朝の景色です。目の前の洞爺湖は幻想的でした。

朝食の後に洞爺サンパレスを出発して、最初に昭和新山に向かいました。

昭和新山を見学した後にザ・ウィンザーホテル洞爺に向かいました。登っている途中のバスからの景色です。ホテルに近づいて驚いたことに、道に沢山のバスが並んでいたので我々のバスはホテルに近づけませんでした。したがって小雨の中をバスを降りて歩いてホテルまで行きました。人数は11名でしたが大型バスをチャーターしていたのでした。

こちらがホテルの玄関前です。中央が車寄せです。

こちらが車寄せの内部ですが、大型バスがUターン出来そうな広さに驚かされました。広いスペースには沢山のバスが入れるように作られていました。あまりにも沢山のバスが道路に停まっていたので、我々と同じように見学の人が多いのかと思いましたが、実はこのホテルに、1組だけで384人の団体の観光客の人が泊まっておられて、その人たちを迎えに来ていたバスの一団でした。驚く限りの光景でした。
韓国の団体の人はmetlifeと言う会社の社員旅行(または契約者旅行)だったのです。参考ですがmetlife(メットライフ)は1863年に設立したアメリカの生命保険会社で世界展開をしている会社です。最近、日本でもよく名前を聞きます。

我々がホテルに到着したのは9時14分でした。確かにホテルの中は韓国の人でいっぱいでした。サミットが洞爺湖で行われたことでアジアの各国の人に洞爺湖が注目を集めているようです。ネットの宿泊設備サイトであるトリップアドバイザーにおいて、サミットの翌年の2009年に日本国内1位になるなど、このホテルも注目を集めているのかもしれません。
右下のような、韓国の384人の団体の人のチェックアウト(체크아웃)などが書かれた出発スケジュールが張り出されていました。

チェックアウト 7:00 8:00 9:00
出発 8:00 9:30 10:00

洞爺湖から見たザ・ウィンザーホテル洞爺です。ホテルは標高624.8mのポロモイ山の山頂に建っています。洞爺湖の湖面海抜84mなので湖面との標高差は約541mになります。このホテルは倒産から見事にトップホテルに再生したことでも有名です。写真をクリックすると湖に写るホテルの景観を表示します。

英名 The Windsor Hotel TOYA Resort & Spa
住所 北海道虻田郡洞爺湖町清水336
電話 0142-73-1111
前身 ホテルエイペックス洞爺 1993年 開業 総工費 665億円
沿革 ザ・ウィンザーホテル洞爺 1997年 名前変更 1998年自己破産
売却 セコム傘下の会社が60億円で購入(2000年) エイペックス→セコム
投資 200億円を投じて改修(2001年)
開業 2002年6月1日(セコム傘下) 2014年 セコム→明治海運(現所有者)
階数 地下1階~地上11階 部屋:336室
延床 63,806 m² 敷地:28,474 m²

ロビーの、こちらの窓からは洞爺湖全体が見えます。この日は霧で霞んでいました。このあたりは昭和新山や有珠山や西山火口など水蒸気を上げている火山が沢山あるところでも有名です。天気が良ければ遠くには羊蹄山もきれいに見えるそうです。

その窓の標高625mからの洞爺湖の景色です。残念ながら霞んでいます。天気がよければすばらしかったと思います。有珠山山頂まで長時間歩けば733mから景色を見ることはできますが、洞爺湖を見下ろせる中で気楽に行ける場所としては一番高いと言えます。
625m ザ・ウィンザーホテル洞爺 1階
665m ザ・ウィンザーホテル洞爺 11階 標高は建物高さ50mからの推測
540m 有珠山ロープウェイ 山頂駅
573m 有珠火口原展望台 山頂駅から徒歩0.3km(10分)
531m 有珠山外輪山展望台 山頂駅から徒歩1.6km(47分)
733m 有珠山山頂(大有珠) 本格的登山

反対側からは太平洋に面した内浦湾が見えるはずですが、霧でなにも見えませんでした。こちらのホテルはレストランが充実していることで有名なようです。ミシュラン3つ星(最高ランク)レストランのMichel Brasの世界初の支店のミシェル・ブラス・トーヤ・ジャポンなど、確かにレベルの高いレストランが多数ありました。飲食店は12店もあるそうです。
フランス料理 ミシェル・ブラス・トーヤ・ジャポン
洋菓子 パティスリー&ショコラティエ「ミシェル・ブラン」
鉄板焼き アウト・オブ・アフリカ
ホテルダイニング ギリガンズアイランド
ピッツェリア ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ
日本料理 あらし山・吉兆
鮨処 祥庵・こげ津
中華料理 チャイニーズキュイジーヌ「ラ・ヴート」
蕎麦処 端渓
ロビーラウンジ カフェゼット
バー ポロ バー
ブーランジュリー ウィンザー

ザ・ウィンザーホテル洞爺の場所を紹介します。空色マーク(





― 国道230号線(洞爺国道)からザ・ウィンザーホテル洞爺への登り道
話題のホテルを見学した後は昼食場所に向かいました。北海道は、ちょうど桜の季節でした。

北海道の景色見ながらバスで移動いたしました。

北海道のお土産を買うのも目的だったので空港近くのドライブインの道産市場で蟹づくしの昼食を食べました。タラバ蟹は一人に半身(1肩)なのでたっぷりありました。さらに、みそ汁にもタラバが1脚入っていました。食事の後、新千歳空港に行き、東京に戻りました。

北海道ツアーのお土産に、大きな毛蟹を2匹と

トマトのゼリーを買って帰りました。morimotoの太陽いっぱいの真っ赤なゼリー(FRUIT TOMATO JELLY)です。

今回の記事で紹介した場所が入るような縮尺にした地図です。
最後にザ・ウィンザーホテル洞爺を航空写真で紹介します。
今回の記事で使用したGoogleの3枚の画像である地形図と地図と航空写真は同じもので、表示方法(形式、中心座標、縮尺)を変えただけです。
ほんと晴れたら絶景だったと思います。
レストランで美味しい食事をしながらの景色もすばらしいと思います。
ちょっと暑いかな、の1日でした。
明るいうちから夜まで飲まれたのですね。盛り上がったのが伝わってきます。
細かいところまで見ていただいてうれしいです。
価格は観光ホテルなので仕方ないのかもしれません。
想像するのもまた楽しいですね^^
ほんと絶景でしょうね。
海の方は霧が濃くてまったく景色は見ることが出来ませんでしたが、そちらも絶景だったと思います。
このホテル、ちゃんと成り立っているのですね~外国人(アジア人)が多いのかしら。
霧に煙る風景も存外良いものですよね^^
特に中国、韓国、台湾、香港の人が圧倒的だと思います。北海道はあこがれの場所のようです。
北海道と言えば蟹ですね。蟹の中でも美味しいのが毛蟹です。つい買ってしまいます。
毛蟹に目がいってもらえたのですね。ほんと北海道は美味しい食材が多いです。