


中国・北京の天安門の前の道路(西長安街/東長安街)の延長線上にある建国門内大街で珍しい道路標識を見つけたので写真を撮りました。場所は以前に紹介した明・清の時代の皇帝の天文台として使われた北京古観象台の近くです。

この標識は?
自爆テロ禁止?
答えは ↓
中国の「危険物積載車両通行止め」の道路標識です。
爆弾も危険物と言えますね。
早く自爆テロがない世界になって欲しいです。
こちらが日本の「危険物積載車両通行止め」の道路標識です。これでは漢字の国の人は別にして外国人には判らないと思います。
韓国にもありました。韓国の「危険物積載車両通行止め」の道路標識です。
韓国や中国の方が日本より国際的な道路標識と言えるのかもしれません。
冒頭の写真は逆光で不鮮明なので正式に公開されている中国の道路標識を紹介します。道路標識のことを中国語では交通标志牌あるいは道路交通标志牌と言います。→ポチッ
本標識は日本の規制標識に該当し、中国では禁止标志となります。本標識の中国語での正式名は「禁止运输危险物品车辆驶入」です。
日本の漢字で書くと「禁止輸送危険物品車輛駛入」となります。
道路標識の種類は下記です。相当する日本の道路標識を右に書いています。
看板タイプの道路標識 日本
警告标志 http://jtbiaozhi.911cha.com/list_1.html 警戒標識
禁令标志 http://jtbiaozhi.911cha.com/list_2.html 規制標識
指示标志 http://jtbiaozhi.911cha.com/list_3.html 指示標識
指路标志 http://jtbiaozhi.911cha.com/list_4.html 案内標識
其他标志 http://jtbiaozhi.911cha.com/list_5.html
道路上の表示(塗装)
指示标线 http://jtbiaozhi.911cha.com/list_6.html
禁止标线 http://jtbiaozhi.911cha.com/list_7.html
警告标线 http://jtbiaozhi.911cha.com/list_8.html
其他标线 http://jtbiaozhi.911cha.com/list_9.html
その他の国の「危険物積載車両通行止め」と思われる道路標識(Road signs)もネットで探してみました。1段目の左がアイスランド(北大西洋上)で、右がボツワナ共和国(アフリカ)です。2段目は2枚ともにポーランドです。3段目の左はイギリスで、右がギリシャです。4段目の左はウクライナで、右はイタリアです。文字のものは検索した範囲では日本だけでした。黄色の色が使われていると危険な雰囲気が出る気がします。
アイスランド ボツワナ共和国


ポーランド ポーランド


シンガポール ギリシャ


ウクライナ イタリア



イギリスの道路標識の爆発している部分は右の中国の道路標識とそっくりです。どうやら、中国の「危険物積載車両通行止め」道路標識はイギリスの「Vehicles carrying explosives prohibited」道路標識をアレンジしたもののようです。
斜めの赤い斜線は無いのは欧米では多いです。
ヨーロッパの道路標識一覧表(27ケ国)はこちらです。→ポチッ
アイルランドのものは斜め線があるので一番似ています。左上から
Belgium France Germany Greece Hungary
Ireland Italy Luxembourg Poland Portugal
Romania Russia & Belarus Spain Sweden Turkey
Ukraine United Kingdom です。









危険物には次のような道路標識もあります。沢山の道路標識はWikipediaから転用させていただきました。国ごとに微妙に違うのに驚かされます。タンクローリの絵を使った危険物禁止の道路標識もあります。つまりヨーロッパでは27ケ国の中で危険物に対する道路標識が3種類ある国が13ケ国(48%)あり、2種類の国が8ケ国(30%)で、1種類だけは6ケ国(22%)です。左上から
Austria Belgium Czech Republic Denmark Estonia
Finland France Germany Greece Hungary
Iceland Italy Luxembourg Netherlands Norway
Poland Portugal Romania Russia & Belarus Slovakia
Spain Sweden Switzerland Turkey Ukraine
United Kingdom Austria Belgium Czech Republic France
Germany Greece Hungary Iceland Italy
Luxembourg Poland Portugal Romania Slovakia
Spain Switzerland Turkey Ukraine です。

































冒頭の写真の道路標識があった場所を紹介します。


には判りませんね~
オリンピックに向けて
見直しがはじまってるようですね
外国人旅行者が日本で運転することが増えているようです。私も見直しが始まっていることをテレビで見たことがあります。この標識は見ものです。
ホント、これでは漢字の読めない外国人には分からないですね。
今日は一転冷え込みました。
今の時代だから、そう感じてしまうのでしょうね。
私自身も勉強になりました。
昨日の飲み会で、本話を話題にしてみましたが、確かに皆さん、危険部の道路標識をご存じなかったです。
朝から雨です。今日は上野で飲み会ですが、桜の花見は期待薄です。
少なくとも爆弾を積んだ車は走ってはいけないことは感じられましたが、調べてみるまで分かりませんでした。
考えなければいけませんね。
勉強になりました。
海外の標識って、目新しいせいもあるけど、
一瞬意味が伝わらないモノもあって、思わず「ん?!」って、
身を乗り出して見ちゃいますねー
危険物に関しても3種類に分類されている国が多かったです。そしてすべて絵で描かれていました。同じヨーロッパ内でも統一されていないこともわかりました。
ほんと面白いです。
一種類の道路標識でも、調べれば調べるほど興味深いことが発見できます。
誰でも一目でわからないと意味ないですね。
世界的に見ると文字の道路標識はSTOPだけのようです。日本では、止まれ、徐行、危険物で補助的には、通行止、原付、横断禁止、専用、優先、中央線、停止線などがありますね。
あとそれでちょいと考えたんだけど・・・タンクローリーの標識って・・・これって『マックを食べるのは禁止』って意味じゃなくて??
因みにトラックは・・・『マックシェイク禁止』でしょ・・・って、やばい・・・自分で書いてるのに全然面白くなかった(笑)
でも残しちゃうぞ!!
あはは・・・クマったもんだ!!
マック禁止は思いつきませんでした。さすが、むうぴょんこさんです。微妙に違いますが、似た標識が多いのに驚きました。