2016年12月06日

待ちに待った洋ナシを2週間目に食べました。 ル・レクチエ

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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長野県の蓼科高原に住んでいる学生時代(サイクリング部)からの友人が2016年11月21日に我家に泊まってくれたことを紹介しましたが、彼は沢山の長野県のお土産を持ってきてくれました。4つお土産の内、蕎麦と山芋とジャムの3つのお土産は紹介させてもらいました。今回、最後の洋ナシを紹介させていただきたいと思います。遅くなったのは理由がありました。上の写真が頂いた洋ナシで、傷がつかないように丁寧に梱包されていて気持ちが伝わってきました。
  土産品 記事のタイトル (タイトルをクリックすると記事を表示)
  蕎麦  お土産でもらった鴨セイロをいただきました。
  山芋  とろろご飯
  ジャム 完全自家製ブルーベリージャム
  洋ナシ 待ちに待った洋ナシを2週間目に食べました。

洋ナシの品種は高級ブランドの ル レクチエ でした。食べごろシールの袋に入っており、濃い黄色に変わると食べごろです。まだまだ食べ頃は先のようなので黄色くなるまで待つように友人からも念押しされました。
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下記の大きな方の円グラフは2010年の日本での洋ナシの栽培面積ですが、ラ・フランスが圧倒的です。ル レクチエ は、Wikipediaに掲載されていた左のグラフのように2004年には3位(6.5%)でしたが2010年は2位(7.9%)になったようです。和梨の栽培面積が10,805.7ha(2013年)or13,500ha(2013年)に対して洋ナシの栽培面積は1705.8ha(2010年) / 1650ha(2013年)です。洋ナシの国内生産量は約23,900トン(2013年)です。それに対して世界一の生産国のイタリアは日本の52倍の125万トンです。
クリックするとWikipediaを表示クリックすると拡大クリックすると拡大 1 ラ・フランス
 2 ル レクチエ
 3 バートレット
 4 オーロラ
 5 ゼネラル・レクラーク
 6 マルゲリット・マリーラ
 7 シルバーベル
 8 バラード
 9 マックス・レッドバートレット
 10 フレミッシュ・ビューティ
 11 プレコース
 12 ブランデーワイン
クリックすると拡大 13 グランドチャンピオン
 14 メロウリッチ
 15 レッドバートレット
 16 パスクラサン


数日後に一番黄色になったものを一つ食べてみました。上品な味わいの洋ナシで美味しかったけれども、友人が念押ししたように我慢して、もっと待った方がいいとの結論で、じっくりと待つことにいたしました。
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クリックすると拡大食べごろシールの部分を白い紙の上においてみました。この色を参考にしてください。洋ナシは収穫は固いうちに行われ、収穫後に追熟させることで初めて生食に適すようになることから食べの時期が大切なのです。右の写真がWikipediaから転用させていただいた追熟前の ル レクチエ です。この色で収穫して追熟させるので辛抱強く待つ必要があるのです。収穫農家でも約40日間ほど寝かせて追熟させてから出荷されるようですが、さらに最適な時期まで色を見て追熟させると一番おいしく食べれるようです。 ル レクチエ は大半は新潟県下越地方の信濃川下流域で収穫されているそうですが、年々増加しているそうで、もともと洋ナシ生産量全国2位の長野県も ル レクチエ を生産するようになったのだと思います。


全体が黄色くなったので2016年12月5日に食べることにいたしました。洋ナシをいただいたのが11月21日なので、14日目(ずばり2週間目)に食べることが出来たわけです。洋ナシは木で完熟させるのではなく固いうちに収穫して追熟させて食べるのが特徴の果物であることを初めて知りました。
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袋から出した洋ナシ・ル レクチエ です。
ル レクチエ (Le Lectier)は名前のイメージからわかるように原産国はフランスです。果皮に「さび」が少なく外観が美しいのも特長であることも、よくわかりました。ル レクチエ は1902年に新潟県中蒲原郡茨曽根村の庄屋小池左右吉が、ロシアのウラジオストクへ旅行した際にセイヨウナシに出会って、栽培を決意し、翌1903年に原産地フランスから苗木を直輸入したのが発祥とされています。一旦食べごろを迎えると一気に熟成が進むので注意が必要なところが日本の梨と違うようです。これは追熟によって生じるエチレンの作用により果実に含まれるデンプンが分解されて果糖、ブドウ糖などの糖となるとともに、ペクチンのゲル化により、甘みと滑らかさが増加するためだそうです。
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やはり2週間ほど待った甲斐ありました。他の洋ナシも黄色くなっているので、これからは毎日食べることが出来そうです。分類学的区分を記載します。食感と違う別の果物のような和ナシとはナシ属まで同じです。
  界:植物界      Plantae
   :被子植物     Angiosperms
   :真正双子葉類   Eudicots
   :コア真正双子葉類 core eudicots
   :バラ類      Rosids
  目:バラ目      Rosales
  科:バラ科      Rosaceae
  属:ナシ属      Pyrus
  種:セイヨウナシ   P. communis
 品種:ル レクチエ   Le Lectier
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ラベル:洋梨 長野 果物
posted by SORI at 23:50| Comment(20) | TrackBack(1) | 土産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そう言えば洋梨は外食時に料理の食材として食べるぐらいで
自分で買って食べた事無いですね!
Posted by そら at 2016年12月06日 05:57
そらさん おはようございます。
ケーキにもよく使われますね。食べるタイミング大切な果物のようで、食べる時期によって誤解されることも多い気がします。
でも最近、スーパーで見かけるようになりました。ファンが増えているのでしょうね。
Posted by SORI at 2016年12月06日 06:40
おはようございます
洋ナシは香がいいですね~
そお言えば最近食べた記憶が
ないです、たべたくなりました
Posted by kazu-kun2626 at 2016年12月06日 06:56
kazu-kun2626さん おはようございます。
和梨とは味も香りも違いますね。食べてみると意外と癖になる果物です。稀にですが時々、買っています。
Posted by SORI at 2016年12月06日 07:13
じっと我慢して追熟させた洋ナシはさぞ美味しかったでしょうね~^^
良い香りを想像しています❤
Posted by Rinko at 2016年12月06日 10:41
ル・レクチェおいしそう~
そうかぁ、樹で完熟させるんじゃないんですね。
わたしも初めて知りました!
まるでキウイみたいですね。
黄色くなるまで待って、やわらかーくなったところが美味しいですよね♡
Posted by ミケシマ at 2016年12月06日 11:42
黄色くなると食べごろなんですね。
私はラフランスしか食べたことないです。
ラフランスより少し大きいように感じます。
美味しそうですね。
Posted by リンさん at 2016年12月06日 12:00
Rinkoさん こんにちは
なかなか色が変わっていかなかったけれども、最近は急に変わったような気がします。非常にタイミングだ大切だと知りました。
Posted by SORI at 2016年12月06日 12:11
ミケシマさん こんにちは
日本の梨とは明らかに違いますね。知り合いの人が外国人に日本の梨をプレゼントしたのですが、いつまでも食べないで熟成させていたので驚いたそうです。
Posted by SORI at 2016年12月06日 12:14
リンさんさん こんにちは
ラ・フランスに比べると12%しか生産していないし贈り物に廻るのが多いようなので見かけることは少ないかもしれません。スーパーで売られている洋ナシの品種を確認してみたいと思います。
Posted by SORI at 2016年12月06日 12:18
祖父や父(故人)が洋梨が好きで、最初は
お使いものやお供え物として取り寄せを始め
最近は自分たちのために取り寄せて食べます。

シルバーベルもラ・フランスも追熟が上手く行っ
たら本当に美味しいのですが…今年は気温が
微妙だったからか待っている間に痛み始め
上は硬くて、真ん中が柔らかくて下は包丁でなく
ても皮が剥けるというような洋梨を食べました。
絶品の洋梨がお口に入ったそうで何よりです☆
Posted by あとりえSAKANA at 2016年12月06日 15:53
SORIさん、こんにちは。
ル・レクチェの名前だけは知っていますが食べた事がありません。
一つ一つ丁寧に包まれていて高級なのがわかりますね。
2週間待ってとても美味しく食べられたんですね。
Posted by poko at 2016年12月06日 16:20
あとりえSAKANAさん こんにちは
シルバーベルもご存じとは、洋梨通なのですね。高価な洋梨の追熟が上手く行かないと残念でしよう。今日も食べましたが美味しかったです。
Posted by SORI at 2016年12月06日 16:59
pokoさん こんにちは
最初はゆっくりにしか色が変わっていきませんでしたが、ここ2~3日で色が変わってきた気がします。
Posted by SORI at 2016年12月06日 17:05
小生は、洋なしは歯ごたえがイマイチで苦手なのですが、妻がル・レクチェが大好きで、だまされたと思って食べてみなさい、と言うことで食べたら・・・。
これが旨かったです!生産数が少ないので、なかなか出回らないのですが、好物になりました。
Posted by newton at 2016年12月06日 18:09
newtonさん こんばんは
我家も家内が好きで影響されました。そんなところが似た境遇なのかもしれません。今回は記事を掲載するにあたり、いろいろと調べたおかげで勉強になりました。
Posted by SORI at 2016年12月06日 18:36
洋ナシ、娘が箱で購入してお菓子に使ってます。
Posted by 夏炉冬扇 at 2016年12月06日 18:38
夏炉冬扇さん こんばんは
洋梨はお菓子や料理に使われることが多いですね。
Posted by SORI at 2016年12月06日 19:03
洋なしは、あまり食べたこと無いです。
そう言えば、今年、梨も食べてない・・・。
Posted by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 at 2016年12月06日 21:32
なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん こんばんは
和梨はよく食べますが、私も若いころは洋梨を食べていませんでした。最近は不思議と食べる機会が増えました。家内が元々、洋梨が好きだったことも関係していると思います。
Posted by SORI at 2016年12月06日 23:40
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Tracked: 2016-12-06 04:32
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