


長野県の蓼科高原に住んでいる学生時代(サイクリング部)からの友人が2016年11月21日に我家に泊まってくれたことを紹介しましたが、彼は沢山の長野県のお土産を持ってきてくれました。4つお土産の内、蕎麦と山芋とジャムの3つのお土産は紹介させてもらいました。今回、最後の洋ナシを紹介させていただきたいと思います。遅くなったのは理由がありました。上の写真が頂いた洋ナシで、傷がつかないように丁寧に梱包されていて気持ちが伝わってきました。
土産品 記事のタイトル (タイトルをクリックすると記事を表示)
蕎麦 お土産でもらった鴨セイロをいただきました。
山芋 とろろご飯
ジャム 完全自家製ブルーベリージャム
洋ナシ 待ちに待った洋ナシを2週間目に食べました。
洋ナシの品種は高級ブランドの ル レクチエ でした。食べごろシールの袋に入っており、濃い黄色に変わると食べごろです。まだまだ食べ頃は先のようなので黄色くなるまで待つように友人からも念押しされました。

下記の大きな方の円グラフは2010年の日本での洋ナシの栽培面積ですが、ラ・フランスが圧倒的です。ル レクチエ は、Wikipediaに掲載されていた左のグラフのように2004年には3位(6.5%)でしたが2010年は2位(7.9%)になったようです。和梨の栽培面積が10,805.7ha(2013年)or13,500ha(2013年)に対して洋ナシの栽培面積は1705.8ha(2010年) / 1650ha(2013年)です。洋ナシの国内生産量は約23,900トン(2013年)です。それに対して世界一の生産国のイタリアは日本の52倍の125万トンです。



2 ル レクチエ
3 バートレット
4 オーロラ
5 ゼネラル・レクラーク
6 マルゲリット・マリーラ
7 シルバーベル
8 バラード
9 マックス・レッドバートレット
10 フレミッシュ・ビューティ
11 プレコース
12 ブランデーワイン

14 メロウリッチ
15 レッドバートレット
16 パスクラサン

数日後に一番黄色になったものを一つ食べてみました。上品な味わいの洋ナシで美味しかったけれども、友人が念押ししたように我慢して、もっと待った方がいいとの結論で、じっくりと待つことにいたしました。



全体が黄色くなったので2016年12月5日に食べることにいたしました。洋ナシをいただいたのが11月21日なので、14日目(ずばり2週間目)に食べることが出来たわけです。洋ナシは木で完熟させるのではなく固いうちに収穫して追熟させて食べるのが特徴の果物であることを初めて知りました。

袋から出した洋ナシ・ル レクチエ です。
ル レクチエ (Le Lectier)は名前のイメージからわかるように原産国はフランスです。果皮に「さび」が少なく外観が美しいのも特長であることも、よくわかりました。ル レクチエ は1902年に新潟県中蒲原郡茨曽根村の庄屋小池左右吉が、ロシアのウラジオストクへ旅行した際にセイヨウナシに出会って、栽培を決意し、翌1903年に原産地フランスから苗木を直輸入したのが発祥とされています。一旦食べごろを迎えると一気に熟成が進むので注意が必要なところが日本の梨と違うようです。これは追熟によって生じるエチレンの作用により果実に含まれるデンプンが分解されて果糖、ブドウ糖などの糖となるとともに、ペクチンのゲル化により、甘みと滑らかさが増加するためだそうです。

やはり2週間ほど待った甲斐ありました。他の洋ナシも黄色くなっているので、これからは毎日食べることが出来そうです。分類学的区分を記載します。食感と違う別の果物のような和ナシとはナシ属まで同じです。
界:植物界 Plantae
:被子植物 Angiosperms
:真正双子葉類 Eudicots
:コア真正双子葉類 core eudicots
:バラ類 Rosids
目:バラ目 Rosales
科:バラ科 Rosaceae
属:ナシ属 Pyrus
種:セイヨウナシ P. communis
品種:ル レクチエ Le Lectier

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自分で買って食べた事無いですね!
ケーキにもよく使われますね。食べるタイミング大切な果物のようで、食べる時期によって誤解されることも多い気がします。
でも最近、スーパーで見かけるようになりました。ファンが増えているのでしょうね。
洋ナシは香がいいですね~
そお言えば最近食べた記憶が
ないです、たべたくなりました
和梨とは味も香りも違いますね。食べてみると意外と癖になる果物です。稀にですが時々、買っています。
良い香りを想像しています❤
そうかぁ、樹で完熟させるんじゃないんですね。
わたしも初めて知りました!
まるでキウイみたいですね。
黄色くなるまで待って、やわらかーくなったところが美味しいですよね♡
私はラフランスしか食べたことないです。
ラフランスより少し大きいように感じます。
美味しそうですね。
なかなか色が変わっていかなかったけれども、最近は急に変わったような気がします。非常にタイミングだ大切だと知りました。
日本の梨とは明らかに違いますね。知り合いの人が外国人に日本の梨をプレゼントしたのですが、いつまでも食べないで熟成させていたので驚いたそうです。
ラ・フランスに比べると12%しか生産していないし贈り物に廻るのが多いようなので見かけることは少ないかもしれません。スーパーで売られている洋ナシの品種を確認してみたいと思います。
お使いものやお供え物として取り寄せを始め
最近は自分たちのために取り寄せて食べます。
シルバーベルもラ・フランスも追熟が上手く行っ
たら本当に美味しいのですが…今年は気温が
微妙だったからか待っている間に痛み始め
上は硬くて、真ん中が柔らかくて下は包丁でなく
ても皮が剥けるというような洋梨を食べました。
絶品の洋梨がお口に入ったそうで何よりです☆
ル・レクチェの名前だけは知っていますが食べた事がありません。
一つ一つ丁寧に包まれていて高級なのがわかりますね。
2週間待ってとても美味しく食べられたんですね。
シルバーベルもご存じとは、洋梨通なのですね。高価な洋梨の追熟が上手く行かないと残念でしよう。今日も食べましたが美味しかったです。
最初はゆっくりにしか色が変わっていきませんでしたが、ここ2~3日で色が変わってきた気がします。
これが旨かったです!生産数が少ないので、なかなか出回らないのですが、好物になりました。
我家も家内が好きで影響されました。そんなところが似た境遇なのかもしれません。今回は記事を掲載するにあたり、いろいろと調べたおかげで勉強になりました。
洋梨はお菓子や料理に使われることが多いですね。
そう言えば、今年、梨も食べてない・・・。
和梨はよく食べますが、私も若いころは洋梨を食べていませんでした。最近は不思議と食べる機会が増えました。家内が元々、洋梨が好きだったことも関係していると思います。