2025年04月13日

ヴェルサイユ宮殿の緑の中を散策

2025年2月1日にSSブログからSeesaaブログに全記事を移行させました。Seesaaブログに慣れるために、昔の記事に手を加えてブラシュアップして再掲載させことから始めさせていただきます。
パリからのバスツアーのロアールの城めぐりを紹介しましたが、その前日にヴェルサイユ宮殿に行ったので、そのヴェルサイユ宮殿を紹介したいと思います。ヴェルサイユ宮殿は見どころがあったので連続20の記事をブラシュアップして掲載いたします。本記事が15/20です。
ちなみにヴェルサイユ宮殿へは泊まったホテルの最寄駅から電車で往復いたしました。
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
ヴェルサイユ宮殿の庭園は幾何学的なフランス式庭園ばかりとだと思いましたが、自然な森のような庭園や自然豊かなイギリス式庭園も広がっていました。本記事では大トリアノン宮殿から出発して、小トリアノン宮殿や、王妃の村里(Hameau)を散策した景観を紹介したいと思います。王妃の村里(Hameau)内に関しては、特別にとりあげる値打ちがあると思いましたので、別途掲載したいと思います。

下記のGoogle地図で、散策したルート(━━)を紹介したいと思います。建物の部分はマークと同じ色で着色をいたしました。  
   大トリアノン宮殿 (Grand Trianon)
   小トリアノン宮殿 (Petit Trianon)
   フランス式あずま屋 (Pavillon Français)
   フランス式あずま屋 (涼みの館 Pavillon Frais)
   愛の殿堂 (Temple del Amour) 
 ━━━ 徒歩で歩いた散策ルート


大トリアノン宮殿を出発してすぐの景色です。広い道が真っすぐに北西方向に延びでいました。
クリックすると拡大

歩いている女の子たちがダンスしたくなるような雰囲気でした。道の突き当りに見えるのはBuffet d'eauと呼ばれている噴水です。ただし、時間の関係で途中で引き返したので噴水までは行きませんでした。
クリックすると拡大

途中にはこのような噴水もありました。
クリックすると拡大

この道は橋なのです。
クリックすると拡大

その橋の下には石畳の小道が通っていました。
クリックすると拡大

庭園の中に小さな建物が見えました。これが小トリアノン宮殿ではないかと思いましたが、庭園の中のフランス式あずま屋でした。
クリックすると拡大

そのフランス式あずま屋を拡大いたしました。このあずま屋は、当時流行し始めていたイギリス式庭園に対して、フランス式と呼ばれ始めた左右対称の庭園の中に位置しているために「フランス式あずま屋」と呼ばれています。1750年にガブリエルによって築かれたもので、トリアノンにおけるルイ15世の最初の建造物の一つだそうです。ルイ15世は幼少の頃からこの地所に強く惹かれていたそうです。ポンパドゥール侯爵夫人を連れたルイ15世は、植物庭園を散歩したり、あるいは隣の「涼みの間」で軽食を取った後にここで休息を取ったり音楽を鑑賞したりしたそうです。
クリックすると拡大

航空写真で上から見るとこのような四方向・点対称の建物でした。円形の大きな広間が中心にあり、周囲に私室、料理保温室、厨房、衣装部屋の4つの小さな部屋を配した構造です。


あずま屋の西側の庭園です。
クリックすると拡大

あずま屋の南側にも趣のある建物がありました。この建物は「涼みの館(Ppavillon Frais)
」です。これはフランス式あずま屋の第2の別館として建てられて、酪農小屋と菜園の産物を味わうための食堂として使われたそうです。
この建物を修復した時の動画があったので紹介します。→ポチッ
クリックすると拡大

小トリアノン宮殿から東側には広いイギリス式の庭園が広がっていました。遠くに見える丸い建物は「愛の殿堂(Temple del Amour)」と呼ばれています。マリー・アントワネットの自室(2階)から見えた景色でもあります。ただし写真は1階から撮った景色です。
クリックすると拡大

こちらが近くで撮った「愛の殿堂(Temple del Amour)」です。
この愛の殿堂は1778年にリシャール・ ミックにより建設されました。この建物には新古典主義様式が採用されています。全体が大理石で出来ていて、コリント式柱頭、 浮彫装飾、そして内部にデシャンの彫刻が彫られた円屋根を特徴としています。中央にはフランスの彫刻の傑作として知られるブーシャルドンの作品「ヘラクレスの棍棒で弓を作るキューピッド」が飾られています。ただし現在はレプリカで、オリジナルの彫像はルーブル美術館にあります。レプリカと言えども18世紀のもう一人の偉大な彫刻家、ムシーによって作られたレプリカです。
クリックすると拡大

広い庭園には細い道が沢山あり、迷ってしまうほどでした。
クリックすると拡大

鳥さえも庭園の一部の景色になっていました。
クリックすると拡大

庭園の散策をした小トリアノン宮殿に戻ってきました。
クリックすると拡大
posted by SORI at 10:38| Comment(30) | TrackBack(0) | ヴェルサイユ宮殿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これが「あずま屋」だなんて、さすがベルサイユ宮殿ですね~!
自然な形を残している森の木々もどことなくおしゃれな感じがします^^
Posted by Rinko at 2016年10月14日 07:39
Rinkoさん おはようございます。
数百年の歴史があるだけに、大きな木も多かったです。フランス式の幾何学的な庭園もきれいでしたが、自然を生かした庭園もすばらしかったです。
Posted by SORI at 2016年10月14日 07:56
木々の剪定って国によって色々で面白いですよね^ ^
Posted by kuwachan at 2016年10月14日 09:07
kuwachanさん おはようございます。
選定に目が行ったのですね。確かに特徴がありますね。特に日本庭園の選定と比べてしまいます。
Posted by SORI at 2016年10月14日 09:09
フランス式とイギリス式で庭園の様式もだいぶ違うんですね~
きれいなシンメトリーのあずま屋。
庭を散策した後にこちらで休憩したのかなー
優雅で憧れます…♡
Posted by ミケシマ at 2016年10月14日 11:55
ミケシマさん こんにちは
あずま屋はどこの国の大きな庭園にはあるのでしょうね。厨房まであるということは、ちゃんとした食事をすることも出来たのでしょうね。
Posted by SORI at 2016年10月14日 13:21
最後の写真の木、魔物ですね。
夜見たら怖いかも・・・(^▽^)
Posted by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 at 2016年10月14日 14:07
SORIさん、こんにちは。
緑がきれいなとても広い庭園のお散歩は気持ちよさそうですね。
Posted by poko at 2016年10月14日 15:25
なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん こんにちは
確かに太い枝が手のようです。動きそうです。
Posted by SORI at 2016年10月14日 15:37
pokoさん こんにちは
ヴェルサイユ宮殿の建物の中を歩き、 大トリアノン宮殿の中を歩いた上の散策だったので、いい運動になり、気持ちよかったです。
Posted by SORI at 2016年10月14日 15:40
SORIさん、こんにちは。

ヴェルサイユ宮殿内の庭園の散歩は素晴らしかったですね。
何度も感じますが、やはりツアーでは見られないところが沢山あって
個人旅行はいいですね。
Posted by kazu at 2016年10月14日 17:11
kazuさん こんにちは
8年前の2008年に、帰国の日にヴェルサイユ宮殿に行ったことがありますが、フライトの関係で時間がなかったために2時間しか見ることが出来ませんでした。帰国してから、今回の場所に行ってみたいと思っていたことが実現出来ました。
追伸
柿とカボスありがとうございました。さっそく柿をいただきました。美味しかったです。
Posted by SORI at 2016年10月14日 18:20
おはようございます!
ナイスです。
Posted by shiho at 2025年04月13日 04:59
緑の中。新鮮新鮮。これが一番。
Posted by 夏炉冬扇 at 2025年04月13日 07:56
nice!(^_^)
Posted by jun-ar at 2025年04月13日 08:38
広大な広さで、むかーし、昔、何を思い
何を感じ、どれだけの人が、ここに携わったのか
と、思うと、膨大な想像に駆り立てられます!!
Posted by もーもー at 2025年04月13日 09:27
こんにちは。
とにかく広いですね。
意外と鬱蒼としているようですね。
Posted by よしあきギャラリー at 2025年04月13日 09:49
nice!です(^^)
Posted by そら at 2025年04月13日 10:56
東屋でも十分住めそうな広さがありそうですねw
Posted by 歳三君 at 2025年04月13日 11:24
小トリアノン宮殿はマリーアントワネットが愛した離宮ですね。美しい場所ですね。
Posted by 溺愛猫的女人 at 2025年04月13日 12:47
拝読しました。
Posted by 侘び助 at 2025年04月13日 13:42
shihoさん おはようございます。
ナイス ありがとうございます。
Posted by SORI at 2025年04月14日 04:58
夏炉冬扇さん おはようございます。
緑におおわれた休まる空間でした。マリー・アントワネットも散歩したのでしょうね。
Posted by SORI at 2025年04月14日 05:01
jun-arさん おはようございます。
nice ! ありがとうございます。
Posted by SORI at 2025年04月14日 05:02
もーもーさん おはようございます。
自然だけは昔のままなのだと思います。
沢山の人が歩いた同じ空間だと思ってしまいます。
Posted by SORI at 2025年04月14日 05:06
よしあきギャラリーさん おはようございます。
整備されたフランス式庭園もあれば、ここのように自然のままの(イギリス風の)庭園もあったようです。
Posted by SORI at 2025年04月14日 05:09
そらさん おはようございます。
nice ! ありがとうございます。
Posted by SORI at 2025年04月14日 05:10
歳三君さん おはようございます。
ほんと、すごく広い東屋でした。外気が遮断できるので冬の散策でも寒さを防ぐことが出来たことでしょう。
Posted by SORI at 2025年04月14日 05:14
溺愛猫的女人さん おはようございます。
心の強い人だったようですが、心が休まる場所だったのでしょうね。
Posted by SORI at 2025年04月14日 05:16
侘び助さん おはようございます。
訪問 ありがとうございます。
Posted by SORI at 2025年04月14日 05:17
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
Seesaaブログのコメント設定について・・・
1 コメント入力に関する設定 →ポチッ
2 コメントリスト         ポチッ
3
昨日の記事ランキング
    先週(月~日)の記事ランキング
      先月の記事ランキング