


フランス4日目は最初にルーブル美術館を見た後、地下鉄で移動してノートルダム寺院を見に行きました。この日は19時にからフランスに住んでいて長年お世話になった方とホテルで待ち合わせた後に、その人のお薦めのワインバーで食事をすることになっていました。ノートルダム寺院を見終わったて、少し時間があったので手軽に行ける凱旋門に行ってみることにいたしました。
ただし、この日は傘を持ってこなかったのに、ドシャ降りとなったことから一旦、地下鉄でホテルに帰って、着替えた上で傘を持って、上の写真の凱旋門に行くことにいたしました。
ホテルで着替えた後にオペラ駅から写真の地下鉄に乗って凱旋門の最寄り駅まで行きました。

地下鉄の改札を降りましたが凱旋門の方向が判らないので、とりあえず地上に出ると目の前に凱旋門がありました。ただし、凱旋門の屋上に登る入口が判らないので、周囲を廻って探しました。

少し廻って撮った凱旋門です。

まだ入口が見つからないので廻りました。

凱旋門の正面まで廻りました。正式名はエトワール凱旋門です。この写真はシャンゼリゼ大通りの反対側から撮った写真です。エトワール凱旋門はパリの象徴的な建造物の一つで、単に凱旋門と言えばこのエトワール凱旋門を指すことも多く、


凱旋門の入口に向かう地下通路の入口を見つけました。

これが地下通路入口です。

地下には沢山の人が並んでいました。
沢山の人は団体の人のようで、すでに事前購入のチケットを持っていて凱旋門に上がるために並んでいるようでした。左奥にあるチケット売り場には人が並んでいなかったのですぐにチケットが変えました。ラッキーなことにチケット売り場から直接に登るルートがあったことから待たないで凱旋門の登り階段の入口に行けました。

こちらがチケットです。チケットの値段は12€でした。11年前は8€だったので1.5倍になったことになります。

凱旋門の屋上には細い螺旋階段を登ります。

螺旋階段をましたから見上げました。

上まで登ると部屋があり、石像の頭部が置かれていました。凱旋門の柱に飾られていた石像の頭の部分だと思われます。シャンゼリゼ大通りから見て右側の石像です。

上の写真の部屋から、さらに階段を登ると凱旋門の屋上に出ました。こちらの写真が凱旋門の屋上です。雨は小降りになりましたが、まだ降り続いていました。娘は日本からレーンコートを持ってきたのは正解でした。私は傘だけだったので、結構不便でした。
エトワール凱旋門は、1805年のアウステルリッツの戦いに勝利した記念にナポレオン・ボナパルトの命によって建設が始まったそうです。

着工 1806年8月15日
落成 1836年7月29日
高さ 50m
幅 45m
奥行 22m

11年前の2005年は5方向の通り(Avenue)しん紹介していなかったので今回は全ての方向の通り、つまり12方向の通りを紹介したいと思います。最も有名なシャンゼリゼ大通りから反時計廻り(左廻り)に紹介いたします。
① ━━ シャンゼリゼ大通り (Avenue des Champs-Elysees)
② ━━ フリドラン通り (Avenue De Friedland)
③ ━━ オッシュ通り (Avenue Hoche)
④ ━━ ワグラム通り (Avenue de Wagram)
⑤ ━━ マクマオン通り (Avenue Mac Mahon)
⑥ ━━ カルノ通り (Avenue Carnot)
⑦ ━━ グランド・アルメ通り (Avenue de la Grande Armee)
⑧ ━━ フォッシュ通り (Avenue Foch)
⑨ ━━ ヴィクトル・ユーゴー 通り (Avenue Victor Hugo)
⑩ ━━ クレベール通り(Avenue Kléber)
⑪ ━━ イエナ通り (Avenue d' Iéna)
⑫ ━━ マルソー通り (Avenue Marceau)
①シャンゼリゼ大通り(Avenue des Champs-Elysees)
パリ市内で最も美しい通りとされていて、特にフランスでは「世界で最も美しい通り (la plus belle avenue du monde)」と言う表現が使われているそうです。日本でもオー・シャンゼリゼという流行歌のおかげで広く知られるようになったそうです。

②フリドラン通り(Avenue De Friedland)

③オッシュ通り(Avenue Hoche)
中央少し右の遠くにモンマルトルの丘が見えます。

④ワグラム通り(Avenue de Wagram)

⑤マクマオン通り(Avenue Mac Mahon)

⑥カルノ通り(Avenue Carnot)
昔からの高さ制限によりオスマン期の街並みが保全されてきましたが、1967年の規制緩和により1972年に建設された高さ210m、


⑦グランド・アルメ通り(Avenue de la Grande Armee)
シャンゼリゼ大通り(Avenue des Champs-Elysees)の反対側に延びる通りです。パリ中心は高さ制限がありますが、こちらの方向の高さ制限外の地域に高層ビル群がありました。
凱旋門から高層ビル群までの距離は4.4kmで、パリの中心であるノートルダム寺院から高層ビル群までの距離は約2倍の9kmです。

⑧フォッシュ通り(Avenue Foch)

⑨ヴィクトル・ユーゴー通り(Avenue Victor Hugo)
通りの名前になっているヴィクトル・ユーゴーは人の名前で、1959年から1965年に発行され5フラン紙幣の肖像画にもなった有名な人です。フランス・ロマン主義の詩人であり小説家でもあり七月王政時代からフランス第二共和政時代の政治家でもあります。

⑩クレベール通り(Avenue Kléber)

⑪イエナ通り(Avenue d' Iéna)

⑫マルソー通り(Avenue Marceau)
写真のなかでポツンと建っている高層ビルが、高さ制限の強化のきっかけとなったモンパルナスタワーです。モンパルナスタワーはパリの中心(ノートルダム寺院)から2.4kmで、⑥で紹介した、もう一つの高層ビルであるHyatt Regency Paris Étoileはパリの中心から5.7㎞の距離に建っています。

一周して①のシャンゼリゼ大通り(Avenue des Champs-Elysees)の方向に戻ってきました。

シャンゼリゼ大通りを少し拡大いたしました。

さらに拡大いたしました。

そして、さらに拡大いたしました。パリで最も美しい通りはいかがでしようか。凱旋門を降りた後に シャンゼリゼ大通りを歩いてみました。

凱旋門の屋上から見たエッフェル塔です。

こちらは凱旋門の屋上から見えたモンマルトルの丘です。

屋上から階段を降りると広いホールがありました。

さらに1階降りると各国の軍服のシルエットを展示したエリアがありました。ここにはCafeもありました。

螺旋階段を下りました。登りとは別の階段です。つまり一方通行なのです。

地上に降りて凱旋門の真下から上を見上げてみました。

凱旋門の下には聖火が焚かれていました。その周りに沢山の花束が飾られていました。2015年11月13日の同時多発テロで犠牲となった130人の人達を悼む花束ではないかと感じました。

2005年12年1日訪問時の記事 タイトル:凱旋門の上からの景色
オリジナルの記事 → ポチッ

イタリアではサンピエトロ寺院の屋根の上に登りそこねましたが今回は凱旋門の上に登ってみました。凱旋門に登れることは知りませんでしたがパリに住んでいた人に教えてもらいさっそく行きました。
この螺旋階段を登ると一番上まで登れます。

上はこんな感じです。

柵は遠くからは目立たない形式でした。

料金は8ユーロ

凱旋門の上は360度のパノラマの世界です。航空写真で見ると凱旋門から放射状に道が伸びていることが良く判ります。特に地名の表示のチェックを外すと見やすくなります。
パノラマ写真を紹介します。 これから下の写真はクリックすると大きく表示します。
これが有名な「シャンゼリゼ大通り」です。

シャルル・ドゴール大通り 上の地図ではグランド・アルメ通りと書かれています。シャンゼリゼ大通りの反対側です。

オッシュ大通りとオスマン大通り(Av. de Friediand)

オスマン大通り(Av. de Friediand)とシャンゼリゼ大通り

イエナ通りとエッフェル塔

下から見上げた彫刻もきれいです。

この縮尺の航空写真だと、凱旋門の上がよく判ると思います。
少し縮尺を小さくすると同心円状の道がわかってきます。
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凱旋門に入り口があるのかと思ってましたが違うんですね。
あの高さと狭い螺旋階段を登っていくのは大変そうだし
目が回っちゃいそうだけど大丈夫でしたか?
雨降りですが凱旋門の上から見る景色はすばらしいですね!
50mの高さは結構ありました。なかなか上に着かなかったです。11年の歳月の中で2℃も登れるとは思ってもいませんでした。
知りませんでした。
素晴らしい景色ですね。
行った気分になりました。
遅くなりましたが、2000記事、おめでとうございます。
素晴らしいですね。
凱旋門に登られましたね。
あのらせん階段は長くて私には大変でした。
入場料は12€になっていましたか。
私が行った2010年には、9€でしたよ。
放射状にのびる道路は11ヶ所あったのでしたか?
シャンぜりぜ通りは、見事ですよね。
私もエッフェル塔に登った後、地下鉄で行きました。
螺旋階段と上からの景色 素晴らしいですね。
9€の時代に行かれたのですね。値上がりに驚きました。
次はシャンぜりぜ通りを報告させていただきます。
パリの街並みはすばらしいと思います。楽しい思いでいっぱいです。
街が広く感じます。
遠くの街外れに何があるのだろう・・・と想像力をかき立てるけど、
高層群があると、その思いはそこで止まっちゃいます。
ほんと、高さ制限はすばらしいです。
古い建物を大切にするヨーロッパだから出来たことなのかもしれません。
完成して180年が経つのですね。
体の不自由な人は登れないと思っていましたが、体の不自由な人のためのエレベーターがあるそうです。
それに、螺旋階段の美しいこと!さすがです、フランス!!
全ての道がシャルルドゴール広場に繋がってるんですね
素敵待街並み 凱旋門等 古きよきものを大切にする
事は素晴らしい事ですね~~~~~
私も11年前にパリに住んでいる人に教えてもらって初めて知りました。
50mの高さの螺旋階段を登るのは、意外ときつかったです。おかげで見事な景色に出会えました。
古い建物を使い続ける文化があることは羨ましいです。おかげで見事な街並みが残されているのですね。
コロナがなくなれば、行けるかな~
パリに旅行に行かれたことがあるとはすばらしいです。楽しい旅だったことでしょう。ヴェルサイユ宮殿 にも行かれたのでしょうね。