

2016年8月21日掲載 タイトル:ノートルダム寺院の内部を紹介します。

パリに到着した日はホテルに18時30分に到着したことからに散策を兼ねてノートルダム寺院を見学しに行きましたが、タッチの差で建物内には入ることが出ませんでした。したがって外からの写真を撮って、夕食もすぐ近くで食べてホテルに戻りました。上の写真は初日に撮りました。
その時の記事はこちらです。 → 散策&外観 夕食 さらに以前の記事
ルートルダム寺院の外側は初日(1日目)に見たのでパリ滞在中に内部を見学するつもりでした。丁度、4日目にルーブル美術館を見学した後にノートルダム寺院に行くことにいたしました。ルーブル美術館からノートルダム寺院には地下鉄を利用いたしました。
1日目

2日目 モンサンミッシェル
3日目 モンサンミッシェル
4日目

4日目

4日目

5日目 ベルサイユ宮殿
6日目 ロワールの城めぐり
7日目

7日目

7日目


入口を入って最初に見る景観です。さすが全長が127.50m教会のです。左右の柱の間の中央の空間が身廊です。ノートルダム大聖堂とも呼ばれているローマ・カトリック教会に属する大聖堂です。フランス語ではCathédrale Notre-Dame de Parisです。
教会全長 127.5m
教会全幅 48.0m
尖塔高さ 96.0m
双塔高さ 69.0m
身廊高さ 32.5m
身廊幅 12.5m

正面に主祭壇があります。

石で出来た水盤のようなものがありました。その石には「YO SOY EL CAMINO QUE BUSCA VIAJEROS」と書かれていました。

見上げると建物の大きさが伝わってきました。託さなの窓は見事なステンドグラスで飾られていました。

教会内は厳かな雰囲気が伝わってきました。

天井も見事な芸術品でした。

吊り下げられたシャンデリアも見事でした。

静かな雰囲気の中に沢山のシャンデリアが吊り下がっていました。

見事な彫刻もありました。

赤とオレンジのローソクも雰囲気がありました。

主祭殿以外にマリア像や小さな祭壇が沢山ありました。

主祭壇の前です。

こちらが主祭壇です。

主祭壇上のステンドグラスです。

地上に近い部分には大きなスタンドグラスが並んでおり、全て違うデザインでした。

上のステンドグラスと形は似ていますが、デザインが違うことが判ってもらえると思います。

出来る限り沢山のステンドグラスを紹介したいと思います。

こちらのステンドグラスも見事です。

ステンドグラスの前には小さな祭壇画が置かれており、石像も設置されたところが多かったです。

こちらもステンドグラスの横の石像です。

別のせてんどグラスを紹介します。

柱の内側から見たステンドグラスもきれいです。

こちらのステンドグラスの前にも祭壇が設けられていました。

こちらにも祭壇が設けられていました。

デザインが違うことが判ってもらえると思います。

こちらのステンドグラスも見事です。

上と似ていますが、約見ると違います。

柱の陰に見えるステンドグラスです。

南側と北側には直径13mの巨大なステンドグラスがあります。こちらの写真は北側の窓(北窓)です。

北窓を正面から撮りました。北窓には聖母子が描かれているそうです。

北側の直径13mの巨大ステンドグラスを拡大いたしました。

直径13mの南窓を下から見上げました。

こちらは南側の直径13mの巨大ステンドグスです。

南側の南窓を拡大いたしました。クリックして拡大して南窓と北窓を比べると形が似ているようですが、微妙に違うとともに、ステンドグラスに使われている絵も違うことが判ってもらえると思います。

北窓と南窓のデザインが違うことを一目で判ってもらうために巨大ステンドグラスの中心部分を並べてみました。
北窓の中心部 南窓の中心部


尖塔が立っている天井部分です。見えているステンドグラスは南窓です。主祭殿は左側で、入口となっている双塔(南塔と北塔)は右側です。

北窓を見上げた写真です。

方向を変えて見上げた北窓です。

引き続き地上近くのステンドグラスを紹介していきます。

こちらにも石像が置かれていました。大きな絵も飾られていました。

こちらにも祭壇があり、絵も飾られていました。

パイプオルガンの裏にもステンドグラスがありました。このステンドグラスが双塔(南塔 & 北塔)の間のステンドグラスだとしたら1210年に作られて、この教会で最も古いステンドグラスで、預言者達が描かれているはずです。直径も9.6mの大きさとなります。

こちらの祭壇には沢山のローソクや飾り付けが行われていました。

こちらは石像と絵画でした。

こちらも石像と絵画です。

正面に石像が置かれて左右に絵画が飾られていました。

一枚を拡大してみました。

少しデザインが違うステンドグラスもありました。高い位置のステンドグラスまでは比較できませんでしたが、

余談ですが本記事が2000掲載目となりました。

館内にはノートルダム寺院の建設の歴史も展示されていました。
こちらが1163年のルートルダム寺院です。この年である1163年に内陣の建設が始まりました。建てられた位置が判るように書かれていました。

こちらが1245年の姿です。1240年に北塔が完成して1250年に南塔が完成しました。1265年には中央の尖塔も完成していて今に近い姿になっていました。

こちらが1265年の姿です。尖塔だけは現在よりも低い感じがします。

こちらが冒頭の写真の2016年の姿です。

2019年4月16日19時追記 タイトル:ノートルダム寺院で火災
世界中の人が悲しむことが2019年4月15日にノートルダム寺院に発生いたしました。驚いたことに石造りで火災とは無縁と思っていたノートルダム寺院で大きな火災があり、屋根や尖塔が焼け落ちるなど

2019年4月01日~15日平均 2件/日(=29÷15 全アクセスの0.0672043%)
2019年4月16日0時~19時 1361件(全アクセスの41.0%)
2019年4月16日 1612件(全アクセスの37.3%) 訪問:1463人
2019年4月 2246件(全アクセスの2.70%) 訪問:1811人
ノートルダム寺院で大規模な火災、尖塔焼け落ちる[2019年4月16日11時47分 日刊]パリ中心部の観光名所で世界遺産のノートルダム寺院(大聖堂)で15日午後6時50分(日本時間16日午前1時50分)ごろ、高層部から出火、屋根が炎上する大火災となり、高さ約90メートルの尖塔(せんとう)が焼け落ちた。消防当局の懸命の消火活動で16日未明、鎮火に向かい、建物の大規模な崩壊は防がれた。検察当局は失火の疑いがあるとみて捜査を始めた。
フランスのテレビは消防士1人が重傷を負ったと伝えた。寺院関係者や観光客の死傷の情報は入っていない。パリ市当局者は寺院が保有する宗教芸術など多数の貴重な文化財は運び出されるなどして焼失を免れたと述べた。マクロン大統領は寺院再建を誓った。
寺院は一部が改修工事中だった。屋根の上に組まれていた工事用の足場周辺から出火した可能性が指摘され、工事関係者が事情を聴かれているとの報道もある。建物の屋根や尖塔は木材が使われており、これが激しく燃えた一因とみられる。
ノートルダム寺院は付近のセーヌ川一帯がユネスコの世界文化遺産に登録されている。フランスやパリの象徴とも見なされ、世界中から年間約1300万人が訪問する寺院の火災は、国内外に大きな衝撃を広げた。
火災を受け、マクロン氏は15日夜に予定していたテレビ演説を延期して現場入り。「ひどい悲劇」に見舞われたが「最悪の事態は免れた」と述べた。寺院再建のため国際的な募金活動も始めたいと語った。
グッチやイブ・サンローランなど有名ブランドを手がける企業のトップは1億ユーロ(約127億円)を寄付する意向をフランスメディアに伝えた。
ローマ法王庁(バチカン)は「世界とフランスのキリスト教の象徴が壊れたことに衝撃を受け悲しんでいる」との声明を出し、パリ市民への連帯を表明した。
セーヌ川のシテ島にあるノートルダム寺院は12世紀に工事が始まり、14世紀に完成。ゴシック様式の建築はフランスの美術史上極めて重要な位置を占める。 (共同)
ノートルダム寺院の内部の火災中および消火後の写真です。実際の写真で見ると無残です。6枚の写真は「Notre-Dame en feu À l'intérieur」で検索して転用させていただきました。
写真を見る限りですが、どうやら2016年に紹介した直径13mの巨大ステンドグラスを含みステンドグラスの多くが致命的な破壊は免れたようです。おそらく地表に落ちてくる火のついた多量の木材の消化を決死て行って、椅子などへの延焼を防いだために被害は最小限に抑えられたのだと思います。さらに石で出来た天井に穴が開いたのは一部だけで、火のついた木材の落ちてくる場所が限られていたことも被害が致命的にならなかった理由でもあるようです。






航空機あるいはヘリコプターから撮られた火災中のノートルダム寺院です。屋根が焼け落ちて、正に炎の十字架です。ノートルダム寺院全体が炎に包まれているように見えますが、上の写真を紹介した時に記載している通り、屋根が焼け落ちても、右下の小さな写真の石造りの頑丈な天井(一部は崩壊)によって下の空間が守られていたのです。


参考にGoogleマップの航空写真を紹介します。上の写真の炎の形が屋根の形であることが分かっていただけると思います。左方向が東南東方向です。
地図内に赤い文字でIncendie de la cathédrale Notre-Dame de Parisと書かれているのが印象的でしたが、2019年4月18日の6時の時点では表示が無くなりました。

2019年4月17日 7時24分時点でネットで公表されていた被害状況です。
実際に見ていないので状況は判らないために、記載されていた内容を枠内に、そのまま転記させていただきました。
火災の炎の温度は1200℃以下のため、屋根や尖塔に使われている約300トンの鉛は炎では気化することはありませんが、炎で溶解した鉛は煙の一部に含まれ空中で個体となり飛散したものも多少はあると思われます。2019年4月17日 7時24分までに判明している被害状況
■聖遺物
イエス・キリスト(Jesus Christ)が十字架刑に処される際にかぶっていたとされる聖遺物「いばらの冠(Holy Crown of Thorns)」は無事運び出され、現在はパリ市庁舎で保管されている。消防隊はさらに、後に聖人となった13世紀の国王ルイ9世(Louis IX)が着用していたとされるチュニックも救い出した。
15日の火災で崩落した尖塔には、いばらの冠の一部と、パリ市民の間で広く尊ばれている聖人2人、聖ドニ(Saint Denis)と聖ジュヌビエーブ(Saint Genevieve)の遺物があった。
■パイプオルガン
15世紀に製造されたオルガンは数世紀かけて拡張され、現在では8000本近いパイプを有するフランス最大級のオルガンとなった。ノートルダム寺院に3人いるオルガン奏者の一人で、同寺院で35年にわたり演奏してきたフィリップ・ルフェーブル(Philippe Lefebvre)氏は、オルガンに火の手は及ばなかったものの、オルガンの構造が損傷を受けた恐れがあると説明。オルガンの一部ががれきやほこり、水に覆われたと話している。
■ステンドグラス
同寺院が誇る「ばら窓」3つは、ステンドグラスで作られた円形の窓で、13世紀の建造以来、数回にわたり修復されてきた。16日時点で、南側の窓と、西側正面の2つの鐘楼の間に位置する窓の計2つが無事となっている。フランク・リーステール(Franck Riester)文化相は、ばら窓は「破滅的な損害を受けなかったようだ」と語った。
■聖母マリア像37体
寺院内には37体の聖母マリア像が設置されている。リーステール氏は、寺院内の文化財については安全が確保され全面的な調査が可能になった際により詳しい状態が分かると述べている。
■絵画作品
パリの金細工師組合は1630年から1707年の間、毎年5月1日に絵画作品1点をノートルダム寺院に贈呈した。76ある作品のうち、13点が寺院内の複数ある礼拝堂に展示されていた。
リーステール氏によれば、絵画は炎による被害は受けなかったものの、煙と水で損傷。19日にルーブル美術館(Louvre Museum)に運ばれ湿気の除去と修復作業が行われる予定だ。
■13トンの鐘
同寺院で最も古い約300年前に鋳造された鐘は「エマニュエル」の名前で知られ、重さは13トンにも上る。寺院には2013年、9つの鐘が追加された。これらの鐘は火災を逃れたとみられている。
鉛の気化温度は1749°C 鉛の融点は327.5°C
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ステンドグラスの綺麗な教会なんですよね。
また、行ってみたいです。
昔に行ったときはステンドグラスが手ぶれ防止機能の関係で、あまりよく撮れなかったので、今回はリベンジでした。
沢山、撮りました。
どこを見ても何を見ても本当に素敵ですよね。
たくさんのステンドグラスのデザインが違うのもすごいと思うし
どれもみんな美しい!
石像も本当に美しい!
直径13mのステンドグラスを実際に見ると感動するんだろうな~。
柱の内側から撮った写真、好きだなぁ。
ここまでデザインが違うとは思いませんでした。全体のデザインが同じでも細かいところは違うのです。
ロッキーちゃんも暑そうでしたね。
やっぱり直径13mのステンドグラスは圧巻でした。
ステンドグラスが見事の
一語ですね~
まるで、万華鏡です。。
ステンドグラスと建物の大きさに驚かされました。
沢山のステンドグラスが紹介出来ました。
特に直径13mのステンドグラスは圧巻です。
ご指摘のように美しい形をした建物です。みる価値があります。
うっとりします☆
まるでTV番組を見ているかのようなお写真と説明。ありがとうございます!
せっかく2000個目の記事なるので雰囲気を感じていただけるように沢山の写真を掲載させていただきました。
イッパイ撮れててスバラシイ~
それと、建て増ししてたっていうのは聞いたことあったんですが、
こうして建設途中の3D画面みたいなのあると、すごい分かりやすいデス~
ほんと、ステンドグラスはすばらしいです。
建設途中の3Dの絵は12枚ほど展示されていて、その中の3枚を紹介させていただきました。
残念なことですね。
世界遺産、残念ですね
内部の絵画や展示品の一部は
運び出されたみたいですが
早期に再建されるといいですね
失われたものも沢山あると思います。ほんと悲しいことです。
結果から見れば、「人間はミスをする」という前提での念には念を入れた対策が不足していたのかもしれません。
まさか、こんなことが起こるとは思ってもいませんでした。
すでに多くのところから援助が申し入れられているようなので早い再建を期待したいです。とは言え、建物自体が芸術作品で、金ではスピードが買えない世界なので、相当の年月が必要な気がします。
それでも再建への寄付がぞくぞくと集まっているようで、さすがだなーと思いました。
建物自体を修復する技術も大変だと思いますが
内部のものも持ち出せても、すすや匂いが付いて
回復させるのが大変だと思います。
情報素材の収集力と素速い編集、すべて素晴らしい‼️
ノートルダム寺院の焼失はとても残念です。
天井の大型ステンドグラス3枚は無事だったとか。
残念なことですが、世界中の温かい心が伝わってきました。
どれほどの歳月が必要か、想像がつかないです。
ノートルダム寺院を訪れた方は驚きも大きいでしょうね。
一部が崩れましたが天井が石で出来ていたことで、ある程度は内部が守られたのでしょうね。 天井の一部が崩れたのは、崩れ落ちた尖塔の一部が当たったのではないかと想像しています。大きな円形のステンドグラスは心配しました。
ノートルダム寺院火災、日本人の私でもショックなんですから、パリの人々はどんな思いでしょう。お察しします。
私もずいぶん前に訪れたことがあります。とても立派な寺院で、ステンドグラスがすばらしかったのが、印象的でした。
SORIさん、たくさんお写真を撮っておられたんですね。見せていただけて良かったです。有難うございました。
火災が発生して40時間が経ち、いろんな方面から状況が入ってきていますね。これからは立ち直りモードなのだと思います。
ほんとステンドグラスはすばらしくて写真を沢山撮りました。火災の時も、ステンドグラスのことが最初に頭をよぎりました。
まっくろクロスケSORI様
はじめまして。
ウェブニュース媒体 ガジェット通信
編集部の寄稿チームと申します。
弊社では寄稿という形でさまざまな方のブログ記事やウェブサイトから
編集部が気になったものを許諾を得て転載させていただいております。
「ノートルダム寺院の内部を紹介します。 [パリ]」
SORI様執筆のこちらの記事を大変興味深く拝読し、弊社媒体に寄稿記事として掲載させていただきたくご連絡申し上げました。
お手数かとは存じますが、ガジェット通信編集部までご連絡いただければ幸いに存じます。
何卒ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
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東京産業新聞社
ガジェット通信編集部 寄稿チーム
kiko2@razil.jp
今すぐ行くか、修理が完了してから行くか、悩ましいと思います。
興味を持っていただいてうれしいです。
新婚旅行で行った思い出の場所だけに、驚いたことでしょう。記事のアクセス数も落ちつきました。