2025年03月12日

大潮の時期だからこその珍しい光景 モンサンミッシェル

2025年2月1日にSSブログからSeesaaブログに全記事を移行させました。Seesaaブログに慣れるために、昔の記事に手を加えてブラシュアップして再掲載させことから始めさせていただきます。
今日はモンサンミッシェルの最後の7つの記事を連続掲載します。
これでモンサンミッシェルの21の全ての記事が出そろいます。
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写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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モンサンミッシェルの大潮の時だけに出会える貴重な風景に出会えました。大潮で干潮の時に広大な干潟が現れて、その干潟を歩くイベントのために沢山の人が集まるのです。特に学校で企画された旅行で来る人たちを沢山見ました。

クリックすると拡大我々がモンサンミッシェルに着いた2016年5月9日は大潮の日(5月8日)の翌日でした。大潮前後の時の満潮時には水が押し寄せることから門の前の広場も水に浸かってしまうようで、その時間帯を示した貼紙が案内板に貼られていました。
Dimancheは日曜日で、Maiは5月を表しています。
右の2枚の写真はネットから転用させていただいたクリックすると拡大2015年3月21日の18年ぶりの大潮時の写真です。この時の水位は+14mだったそうです。通常の大潮は+9~12mのようです。今回を調べてみると潮位は+13mに達することから規模の大きな大潮で、上の案内板からも水が押し寄せることを実感いたしました。
案内板の貼紙には La Maree Arrivera Dans Cette Zone A: と書かれていました。
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クリックすると拡大右の図は参考に添付した大潮時と小潮時の、満潮と干潮の太陽と月の位置です。Mareeの意味は潮位の意味のようです。案内板を見た時も、書かれている時間が最高潮位になる時間と思いました。しかしネットで調べてみると最高潮位となる時間の約1時間25分前であることが判りました。つまり注意喚起のために、このあたりが水に浸かり始める時間を書いているのだと思います。
大潮と言えば満潮時の光景を思い浮かべますが、実は干潮時はいつもより水が引くことから特別なツアーが組まれているようでした。干潮の時間は書かれていませんが満潮と満潮の中間になるとすれば次の時間に近いと思われます。カッコ内数値は潮位です。満潮時刻と潮位はモンサンミッシェルの公式Webページに書かれていたものです。
滞在中(5月9日12時15分~5月10日16時20分)が赤色です。
                満潮時刻(潮位)        干潮時刻(推測)
 2016年5月08日 09:04(12.95m) 21:22(13.00m)  02:51 15:45
 2016年5月09日 09:48(12.70m) 22:04(12.65m)  03:35 14:01
 2016年5月10日 10:31(12.15m) 22:45(12.00m)  04:17 13:44
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初日の5月9日はモンサンミッシェルの対岸に12時15分に到着して、マイバスの使途が手配していただレストランで有名なオムレツを食べて、宿泊ホテルにチェックインをした後に、連絡バスに乗ってモンサンミッシェルに着いたのが13時50分でした。最干潮の約10分前に来たことになります。そこで見た光景がこちらの写真です。沢山の高校生(あるいは中学生)たちが半ズボンで集まっていました。
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水の引いたモンサンミッシェルの周囲の干潟を歩くツアーのようでした。
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モンサンミッシェルの頂上である修道院を目指している時に、門の前の広場で出会った泥歩きツアーの高校生たちを、モンサンミッシェルの上からも見ることが出来ました。右から左に歩いています。
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修道院を見学し終わって干潟を見ると戻っての泥歩きツアーの人達を見ることが出来ました。時間は15時50分だったので2時間ほどのツアーだったようです。
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もうすぐ門の前の広場です。
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広場に下りてみると別の人達が歩いている光景も見ることが出来ました。16時23分なので満潮までは、まだ5時間41分あるので安全な時間帯でした。
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滞在2日目となる2016年5月10日の朝にも泥ツアーをみかけました。早朝に出発して戻って来る人たちでした。
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クリックすると拡大校旗と思われる旗には文字が書かれていて、「Aumo.... St. REMBERT」と読み取れました。
ネットで調べた範囲ではSt. Lambert High Schoolがありました。St がSaintであれば聖Lambert高校となります。それにしても、きわどい時間でした。5月10日は潮位が+12.15mの満潮になる時刻は10時31分だったのです。それに対してこの時の時刻は満潮の1時間34分前の8時57分で、海水が迫ってきていたと思います。案内板にも海水が迫って来る時刻は9時00分と書かれていました。
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やはり急いでいる感じがしました。
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やっと、たどり着けた雰囲気がありました。
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水位が上がってくる前に、無事に戻れてきて先生もほっとしていることでしょう。
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上の泥の干潟を歩いた人たちがファニルス倉庫の手前の右側の洗い場に直行して足を洗っていました。



2日目の昼過ぎは泥ツアーの出発光景を沢山見かけました。
モンサンミッシェルからの景色です。手前の塔はTour du Roiです。
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門の前の広場にも、これから出発するグループが集まっていました。
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こちらは別のグループです。
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泥に入り始めたところです。
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かなりの集団でした。
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一列になって歩いていました。
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列の先頭にはワンちゃんがいました。
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そのワンちゃんを拡大いたしました。
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こちらの別のグルーブは別の方向に歩いています。
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これもまた別のグループです。
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上の2つのグルーブを一緒に撮った写真です。広さが判ってもらえると思います。この時14時2分でした。干潮時刻は13時44分で18分経過していました。満潮までは8時間43分あるので十分に安全な時間帯でした。写真をクリックすると、さらに広さが実感できると思います。
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今回で連絡道路の方向の写真の中で、海が最も満ちた状態がこちらです。2016年5月10日10時02分なので満潮(10時31分)の29分前です。上で紹介した8時57分の状態から約1時間でここまで潮位が上がるとは想像がつかないと思います。周囲が海になっていることが実感できる写真です。
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この2枚の写真を比べてもらうと右の写真ま橋の下が、全て海水となっていることが判ってもらえると思います。
2016年5月09日15時06分            2016年5月10日10時02分
干潮から1時間5分後                  満潮の29分前
クリックすると拡大 クリックすると拡大
前年の 2015年3月21日の大潮の写真 潮位+14m ネットから転用
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満潮に最も近い時刻に撮った2016年5月10日10時26分の海の写真です。満潮の5分前です。連絡道路が写っていないけれども中州が上の写真より小さくなっている具合から水位が高くなっていることが想像されます。
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ネット内に2015年3月21日の大潮の日の動画があったので追加で掲載いたします。
posted by SORI at 21:47| Comment(36) | TrackBack(0) | Mont Saint-Michel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
引き潮の時の泥ツアー人気なのですね。

モンサンミッシェルの界隈って特殊な潮の
流れがあって、ガイドがいないと危険だと
テレビで見た記憶があります。
(遭難した人もいると。)
Posted by あとりえSAKANA at 2016年07月01日 01:27
泥歩きツアー、面白そうですね。
現地で参加してみたいです。
Posted by toshi at 2016年07月01日 04:51
あとりえSAKANAさん おはようございます。
十数kmの遠浅のため一気に水位が上がるうえに、流れが強いので、昔は巡礼の人が沢山亡くなったようです。
今は満潮、干潮の正確な時間が判ってはいますが、泥の深みもあるそうなので、危険なのは今でも同じだと思います。長時間の泥ツアーを楽しむためには、ここの水の変化や深みを知り尽くしたガイドの人は必要だと思います。
Posted by SORI at 2016年07月01日 05:55
toshiさん おはようございます。
きっと一生の思い出になると思います。
Posted by SORI at 2016年07月01日 06:02
おはようございます
引き潮の干潟ツア-面白いですね
日本ではあまり聞かないツア-ですね
Posted by kazu-kun2626 at 2016年07月01日 06:54
みなさん楽しんでるように見えます。
やっと日差しの朝です。
Posted by 夏炉冬扇 at 2016年07月01日 07:01
SORIさん、おはようございます。

大潮の時にモンサンミッシェルに行かれたのですね。
逆に干潮が大きくてこの様に沢山の人々が遠浅の
海岸を歩き始めているんですね。
数十km遠浅になるとは驚きですね。
貴重な画像をありがとうございます。
Posted by kazu at 2016年07月01日 07:21
kazu-kun2626さん おはようございます。
テレビで泥ツアーは見たことはありましたが、これほどの人が歩いているとは知りませんでした。修学旅行の高校生が多いように感じました。きっと、この時期に合わせてツアーを組んだのだと思います。
Posted by SORI at 2016年07月01日 08:05
夏炉冬扇さん おはようございます。
皆さん楽しそうでした。きっと楽しみにして来たのだと思います。
こちらも今朝は明るいです。
Posted by SORI at 2016年07月01日 08:07
タイミング良く大潮に当たっていたんですね~。
フランスでもその様な時は遠くまで歩いて見学ツアー(?)があるんですね^^
楽しそうです♪
Posted by Rinko at 2016年07月01日 08:18
kazuさん おはようございます。
偶然にも大潮の時に来ることが出来ました。大潮の中でも+13mの大潮は珍しいので貴重な体験となりました。マイバスの人からもラッキーと言われました。フランス旅行自体は5月8日から5月15日まで、期間自体は確定していましたが、最初にモンサンミッシェルに来たのは大潮のことを娘が知っていてスケージュール決めてくれたからです。
Posted by SORI at 2016年07月01日 08:49
Rinkoさん おはようございます。
楽しかったと思います。キャーキャーいう歓声が聞こえてきました。ほんとラッキーでした。
Posted by SORI at 2016年07月01日 08:51
大潮の時は歩いて渡れるのかな・・・・
凄いですね(^○^)
Posted by tarou at 2016年07月01日 10:46
tarouさん こんにちは
今回の+13mの潮位では確認できていませんが+14mの潮位の場合はネットの写真のように、橋も水没いたします。
http://i.huffpost.com/gadgets/slideshows/412042/slide_412042_5197878_free.jpg
Posted by SORI at 2016年07月01日 12:24
SORIさん、こんにちは。
モンサンミッシェルの周りで泥歩きツアーがあるって知らなかったけど
面白そうですね!
でも、歩くのが大変そうかな!?
今回の写真だと若い人達のグループが多いみたいですね。
Posted by poko at 2016年07月01日 15:51
pokoさん こんにちは
ご推察の通り、一般の人もおられましたが、圧倒的に修学旅行生が多かったです。戻ってきた人を見ていると半ズボン近くまで泥だらけで、かなりきついのではないかと思いました。底なし沼のように深く沈むところもあるようです。
Posted by SORI at 2016年07月01日 16:00
面白がって行くと危ないですね。
Posted by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 at 2016年07月01日 19:25
なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん おはようございます。
水位が上がって行くスピードは速いようなので、余裕のあるスケジュールでツアーを組む必要がありそうです。
Posted by SORI at 2016年07月02日 05:42
引き潮の泥ツアーとても行ってみたいです。
パリに行った時に、行きたかったのですが、
行く事ができずに、とても残念に思っています。
いつか行く機会がありますように!
Posted by youzi at 2016年07月10日 21:07
youziさん こんばんは
泥ツアーを歩かれている方が多いのに驚きました。結構、面白いし、珍しい角度からの写真が撮れると思います。
Posted by SORI at 2016年07月10日 21:20
こんにちは
半ズボンということは、寒くはないのでしょうか!
はしゃいで、楽しそうですね!
モンサンミッシェル、日本人には人気です。
Posted by ファルコ84 at 2025年03月12日 15:49
日本の高校もやりそうですね。
Posted by 夏炉冬扇 at 2025年03月12日 18:08
ファルコ84さん こんばんは
ほんと、楽しそうです。
見ていると歩きたくなります。珍しい光景に出会えました。
Posted by SORI at 2025年03月12日 18:44
夏炉冬扇さん こんばんは
すごく楽しそうでした。
確かに、日本だったら修学旅行でありそうですね。
Posted by SORI at 2025年03月12日 18:46
nice!です。
Posted by ヨッシーパパ at 2025年03月12日 18:58
こんばんは。
今日も来ましたよ♪
Posted by てんてん at 2025年03月12日 20:28
モンサンミッシェルの大潮、素晴らしいですね!干潮時の広大な干潟と、満潮時の水に浮かぶ姿、どちらも息をのむ美しさです。
特に、潮の満ち引きの時間と潮位を詳細に記録されている点が素晴らしいです。写真と照らし合わせながら読むと、その迫力がより一層伝わってきました。
干潟を歩くツアーに参加された学生さんたちの楽しそうな様子も印象的でした。貴重な体験をされたことでしょう。
Posted by いっぷく at 2025年03月12日 22:32
モンサンミッシェルの潮は怖いと聞いたことがあります。
あっという間に押し寄せてくると。だから必ずガイドさんの
引率のもと引き潮ツアーに参加するようにと。勝手に素人が
行ってなくなる方が多いとも聞きました。
Posted by あとりえSAKANA at 2025年03月13日 00:13
大潮をとはいえ、歩いて渡るのは
ハラハラドキドキの感じがします。
でも、この時期だけの貴重な体験かもしれないですね。
Posted by kuwachan at 2025年03月13日 00:26
ヨッシーパパさん おはようございます。
nice! ありがとうございます。
Posted by SORI at 2025年03月13日 04:36
てんてんさん おはようございます。
訪問 ありがとうございます。
Posted by SORI at 2025年03月13日 04:36
いっぷくさん おはようございます。
大潮の日は全く知らないで、飛行機のフライトを予約したので、全くの偶然だったのです。パリに着いてからツアー会社(マイバス)の事務所に行って初めて知りました。知ってからは、景色のことは期待していましたが、今回紹介の干潟を沢山の人が歩くツアーに関しては、実際に目にして知りました。
Posted by SORI at 2025年03月13日 04:43
あとりえSAKANAさん おはようございます。
そうなんです。遠くから見ていてもものすごい勢いで海水の境界線が迫ってきているのが判りました。確かに人間の足よりも速かったです。まして地面は泥なので余裕を見て陸に戻る必要があると感じました。
Posted by SORI at 2025年03月13日 04:47
kuwachanさん おはようございます。
時間を知っていても、自分たちだけで歩くのは、まさにハラハラドキドキだと思います。
子供達の後ろに波が迫ってきている下記のURLの写真は、かなり危なかったのだと思います。1分遅れただけでもかなり危険が増したのかもしれません。
 https://blog-imgs-91.fc2.com/m/a/k/makurokurosk/IMG_0941-954.jpg
Posted by SORI at 2025年03月13日 04:52
こちらの記事は以前に興味深く読んだ記憶がありました。
この大潮のときの印象が強く残っていて、切り離された島のイメージが定着しています。
Posted by TOQ at 2025年03月14日 01:14
TOQさん おはようございます。
私もモンサンミッシェルでの泥ツアーは印象的でした。したがってモンサンミッシェルのブラシャアップ(主に写真を大きくする)記事の最後に本記事を選びました。
Posted by SORI at 2025年03月14日 05:53
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