2016年03月31日

客寄せの妙案に脱帽

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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上海から350㎞離れた安徽省無湖市のホテルから車で高速道路を移動している時に寄ったサービスエリアで人だかりが出来ているところがありました。テントの下で何かが行われているようでした。
右側のテントには「水碓麻糍 10元/碗」と書かれていることから水碓麻糍 というものを10元(173円)で売っているようでした。

テントの中を覗いて見ると、手作りの餅つき機が置かれていました。
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写真のように餅つき機が動かされていました。蒸器などのもつづくりに必要なものもそろえられているようでした。


餅をついているところの動画も撮ったので紹介します。上のアニメーションGIFよりもリアルだと思います。


餅は、この粉の中に入れて細かく切って
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網ですくって紙の碗に入れられていました。
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どうやら、表に書かれていた「水碓麻糍」は「きなこ餅」のようです。難しい文字の「糍」を調べてみると餅米を搗(つ)いて作った餅と書かれていました。「糍」は西南少数民族の食べ物だとも書かれていました。「水碓」は水力で回す米つき臼のことだそうです。この量で10元(173円)は安いと思います。結構、売れていました。


餅を網ですくって器に入れているところの動画も紹介いたします。是非とプレーボタン( )をクリックしてみてください。
沢山の人が集まっていたのは上で紹介の餅つき機が「人寄せ」になっていたようです。つまり「人寄せパンダ」ならぬ「人寄せ餅つき機」だったのです。


この「客寄せ餅つき機」があったのは上海と蕪湖を結ぶ高速道路の平望サービスエリア(平望服务区)でした。住所的には浙江省湖州市呉江区平望鎮となるようです。
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航空写真で平望サービスエリア(平望SA)を紹介します。航空写真上のアイコンマイナスを数回クリックすると場所がわかってくると思います。


この際、この日2016年3月26日に車で走ったルートも紹介します。高速道路名は沪渝高速公路(G50)です。「」は上海を表し、「」は重慶を表しています。つまり上海と重慶を結ぶ高速道路なのです。
  海螺国際大飯店
  平望SA(平望服务区)
  花園飯店(Okura Garden Hotel)
  上海浦東空港


サービスエリア(SA)には同じルート(蕪湖-上海)を走るバスも停まっていました。私を蕪湖のホテルから上海のホテルまで送ってくれた車はフルタイム四輪駆動(4WD)のアウディA6Lでした。8時50分に出発して上海のホテルにチェックイン出来たのは14時でした。上海の入口まで3時間と順調でしたが、上海市内は大渋滞で市内だけで2時間を費やしてしまいました。
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猫爺さんのコメントの中で、昔に足を使った餅つき機が使われていたことを知ったのでネットで検索して、その写真を転用させてもらいました。その餅つき機のことをダイガラ(台唐)と言うそうです。日本では平安時代の文献にすでに現れていて,江戸時代になってから一般に普及したそうです。餅もつきましたが脱穀が主な用途だったようです。
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posted by SORI at 17:54| Comment(18) | TrackBack(0) | 淅江省 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
SORIさん、おはようございます。

自動餅つき機、面白いですね~
さし水とかしないでも大丈夫なのでしょうか。。
きなこ餅は大好きです~
つきたては尚更美味しいですよね~
Posted by ゲンママ at 2016年03月31日 06:02
ゲンママさん おはようございます。
この時はデモンストレーションとして駆動させていたのだと思います。実際につくときは人が横にいるのではないかと思います。でも一人で餅がつけるので効率的です。
私も、きなこ餅は大好きです。
Posted by SORI at 2016年03月31日 06:46
客寄せの自動餅つき機とは考えましたね~!
それにしても、つきたてのきな粉餅がとてもやわらかそうで美味しそうです♪
お味はいかがでしたか~?
Posted by Rinko at 2016年03月31日 07:29
私が子供の頃に同じ構造で、機械の代わりに人間が足を使って餅をついていたのを憶えています。
Posted by 猫爺 at 2016年03月31日 08:05
Rinkoさん おはようございます。
実は写真だけ撮って食べなかったのです。帰って来てから食べればよかったと後悔しております。中国では甘いのが好まれるので日本よりは甘いかもしれません。それを確認すべきでした。
Posted by SORI at 2016年03月31日 09:51
猫爺さん おはようございます。
足を使う餅つき機を見てみたいです。ネットで探してみました。
本文の中にも写真を掲載したいと思います。
http://e-yuki.net/img/manabu/program/daigara.jpg
Posted by SORI at 2016年03月31日 09:55
うーん、なんか横着な気がしますね(笑)
やっぱり手でついたのが食べたいです(^^)v
Posted by barbie at 2016年03月31日 12:37
barbieさん こんにちは
確かに横着ですね。いいアイデアを思い付いたと思います。
日本式に二人で餅をついていたら、もっと沢山の人が見てくれて、すぐに売れ切れるかもしれます。
Posted by SORI at 2016年03月31日 12:48
きなこ餅ですか。
黒砂糖入ると一層おいしい。
Posted by 夏炉冬扇 at 2016年03月31日 18:45
夏炉冬扇さん こんばんは
確かに黒砂糖を入れると美味しそうです。
Posted by SORI at 2016年03月31日 19:34
付きたてのお餅は美味しいですよね。
日本人の閣下句ですとこの量ならお安いですね。
Posted by サンダーソニア at 2016年03月31日 20:16
ダイナミックな餅つき機ですね。
モチ返しする人は居ないんですね。。
モチも飛び散ってますね。
ご愛敬かな。。(^^)
Posted by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 at 2016年03月31日 21:44
サンダーソニアさん こんばんは
ほんと安いです。結構、売れていたので中国の人にとってもお得な値段なのかもしれません。
Posted by SORI at 2016年03月31日 22:44
なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん おはようございます。
売っているデモンストレーションで廻しているだけで、売っていると餅がなくなると餅をつくのだと思います。その時は同じ人がモチ返ししをしているのではないでしょうか。米を蒸すところから一人ですべてやっているように感じました。
Posted by SORI at 2016年04月01日 03:40
お餅大好きなので、食べてみたいです。
北京ではお餅は見る事はなかったですが、
上海の方では食べたりするって聞いた事があります。
Posted by youzi at 2016年04月03日 20:06
youziさん こんばんは
たしかにシンプルナお餅を中国で見ることはほとんどなかったです。新しい食べ物が浸透してきている時代です。
Posted by SORI at 2016年04月03日 21:26
餅つき機、笑える。中国人さんが考えそうなことや。(笑)
Posted by リス太郎 at 2019年08月23日 04:05
リス太郎さん おはようございます。
昔から伝わる足踏み式の餅つき機から考え付いたのでしょうね。客寄せ効果はあるので大成功というところでしょうか。
Posted by SORI at 2019年08月23日 04:33
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