


こちらが上海ガニの蟹みそです。すでに紹介したように2015年11月11日~11月18日まで100回目の中国に行っていました。☆
訪問した場所は、上海から数百キロ離れた場所ですが、その街に住んでいる日本人の方が、タイミングよく土曜日曜を利用した上海蟹ツアーを計画されておられたので参加させてもらいました。
赤色の星☆のマークの付いた写真は、クリックして出てきた拡大写真を中国からでも見ることが出来ます。もちろん、日本ではすべての拡大写真を見ることが出来ます。不思議に感じられる方がおられると思いますが、私が普段に写真を保管しているサイトは中国の機関がネット上にフィルターをかけて中国国内からアクセス出来ないために、写真も見れないのです。今回の記事の表示写真と特定の拡大写真はSo-netに保管しているので、中国からも見れるわけです。
見れないサイトで有名なのがGoogleやGoogle地図やYouTubeです。フリー百科事典のWikipediaなどのように昔は見ることが出来なかったけれども、今は見れるようになったサイトも多いです。
今回の上海蟹ツアーを依頼した旅行会社が作った日程表です。
月日 | 都市 | 日程表 | 食事 宿泊 |
11/14 土 | xxxx 陽澄湖 木渎 蘇州 | 朝食後、専用車にて、陽澄湖へ 無錫高速ICでガイドをビックアップして陽澄湖へ 着後、中国で最も名高い陽澄湖蟹全席料理の食事 昼食後、蘇州木渎へ 着後、木渎観光○厳家花園、○運河巡りなど その後、ホテルへ ホテル着 夕食は本格の日本料理 | 昼:陽澄湖蟹 フルコース 夕:日本料理 |
泊:蘇州 | |||
11/15 日 | 蘇州
| 朝食後、蘇州市内観光 (09:00)世界遺産の○拙政園、 (10:15) 蘇州のシンボルになる○虎丘斜塔など (11:30)昼食、(12:30)○日本料理食材店 (13:30)専用車にてxxxxへ戻る | 朝:ホテル 昼:蘇州料理 |
その町から下の写真のチャーターバスで中国で最も有名な上海蟹の産地である陽澄湖(ようちょうこ)で、上海蟹のフルコースを食べる1泊2日(2015年11月14日~15日)の上海蟹ツアーです。
集合場所に皆さん集まって出発いたしました。計画では7時出発の予定でしたが、渋滞でバスの到着が遅れて7時15分に出発いたしました。
実は昨年2014年に行われた上海蟹ツアーにも参加させてもらったので比較しながら報告させていただきます。2014年上海蟹ツアー記事 → ポチッ
ツアーには上海蟹フルコース以外の目的としては蘇州木渎観光、日本食材買物、日本食食べ飲み放題、蘇州料理、世界遺産の拙政園観光と虎丘斜塔観光が含まれていました。
昨年(2014年)は無錫観光で、今年(2015年)は蘇州観光となっているところが大きな違いでした。

すぐに高速道路に乗り目的地を目指しました。

今回のツアーを計画した無錫市中国旅行社日本部がある無錫の近くのインターチェンジ(IC)に寄り、日本語が出来るガイドの秦子量さんをピックアップして陽澄湖を目指しました。昨年と同じガイドさんでした。

陽澄湖北ICを下りると、上海蟹を売っている露店が並んでいる風景に出会いました。昨年は巴城ICで下りたのですが大渋滞でレストランまで時間を要しましたが、今回はすんなりとつくことが出来ました。下りる場所でこんなにも渋滞状況が違うのに驚かされました。

11時50分に陽澄湖に到着いたしました。昨年は上で説明の通り大渋滞のために12時40分到着でしたが50分早く着くことが出来ました。ここには沢山の上海蟹専門のレストランが並んでいました。☆

レストランは昨年と同じお店でした。中央の「金緑舫」でした。中国語では「金缘舫 」です。
店名 金緑舫 / 金缘舫
電話 0512-5765-8708
住所 江蘇省蘇州市 昆山市阳澄湖大闸蟹交易市场蟹舫苑8号码头

食事は2階の部屋でいただきました。前回よりも明るくていい部屋でした。

事前に連絡をもらった料理で、前菜を除いた全料理に蟹が入ったフルコース料理でした。料理のリストは出てきた順番です。⑬が最大の目的のメインです。このメニューは昨年と同じでしたが、実際には1~2品は少し違う料理が出てきました。もちろんすべてに上海蟹が入った料理であるところは同じでした。
① 前菜8品
② 海老と蟹の炒めもの
③ 蟹みそと魚浮き物の炒め
④ 蟹みそいれの肉団子
⑤ 海老剥き身と蟹肉の炒め
⑥ 蟹みそと肉の餡のワンタン
⑦ 魚肉の千切りの蟹甲羅盛り
⑧ 青梗菜とシイタケの炒めに蟹みそ乗り
⑨ 蟹みそと豆腐の炒め
⑩ 蟹みそ入れのシイタケと竹の子の羹
⑪ 蟹みそのチャーハン
⑫ 陽澄三宝スープ
⑬ 本場陽澄湖蟹丸蒸し雄雌2杯盛り付け
⑭ デザート
全ての料理の写真を紹介いたします。小さい写真は昨年の料理です。

テーブルに前菜8品が置かれていました。
右の写真は2014年の前菜8品と似ていたのはピータンと枝豆と小魚のから揚げの3品で、後は違う料理でした。

前菜の8品を紹介いたします。
①-1 皆さんご存じピータンです。

①-2 枝豆です。

①-3 小魚の唐揚げです。ビールにピッタリでした。蟹アレルギーの方もツアーに参加されていました。前菜はたべれるのですが、前菜だけでは可哀そうだと蟹や海老の入っていない料理を用意していただきました。さらに、その人の食事代(350元)も免除されました。

①-4 鶏肉の前菜です。

①-5 キャベツの漬物のようです。
こちらは個別に写真を撮るのを忘れたので全体から切り取りました。

①-6 湯葉を歩測切った料理です。

①-7 これはキクラゲの料理です。

①-8 焼豚のゼリー寄せのような料理でした。



いよいよここからが上海蟹料理です。上海蟹は日本での一般的な呼び名で中国では上海蟹とは呼びません。中国では大閘蟹(大闸蟹/ダージャーシエ)と呼びます。料理は出てきた順番に紹介します。

半分に切っていますが、いきなり蟹の姿が出てきました。ミソがたっぷりでした。海老が隠れるように入っていました。蟹を食べ終わると皿の上に沢山乗っていました。前回はシンプルな唐揚げでしたが、今回は汁に入っていました。

ミソの部分を拡大いたしました。クリックするとさらに拡大足します。


黄色いものは不思議な食感の食材でした。言われなければ魚のうきぶくろとはわかりません。イカのような食感なので、イカや貝と思ってしまうと思います。


こちらは一人一人に運ばれてきました。前回よりも大きめの器だったのでスープも楽しめました。こちら以外の料理は大皿に載って回転テーブルの上に置かれました。


全て海老のむき身で食べごたえのある美味しい料理でした。野菜は前回と違いチンゲンサイが主体でした。海老とのマッチングはよかったです。


これは名前の通り具の中に蟹ミソが入ったワンタンでした。厚めの皮なのが中国風です。イタリア利用理のパスタのような存在なのかもしれません。


蟹の甲羅に乗った料理で淡白な魚が使われていました。
他の料理は前回とは微妙に違いましたが、この利用理に関しては前回と全く同じでした。


今回はシイタケがたっぷりと乗っており前回とは別の料理が出たと感じました。戻ってから前回の写真を見て同じ名前の料理だと気が付きました。チンゲンサイ(青梗菜)の緑とシイタケの茶色の色の組み合わせも食欲をそそりました。


蟹ミソと豆腐の料理は何度か食べたことがありますが、これはメニューの料理と違いスープが主体の料理でした。少なくとも豆腐は入っていませんでした。蟹ミソスープという感じの料理でした。後で紹介するスープと合わせると3種類の蟹ミソスープが出されたことになります。


メニューの中の「羹」は「あつもの」と呼び、料理では熱い汁物を表すようです。こちらも蟹ミソスープの一種でしたが、シイタケと竹の子ではなくワカメとチンゲンサイだと思われました。少なくとも「陽澄三宝スープ」ではないと判断いたしました。


やはり、チャーハンは日本人に合います。見た目では分かりにくいけれども、たっぷりの蟹ミソが使われていて上海の風味を味わうことが出来ました。




上海蟹フルコースのにメインデッシュはこちらです。本場陽澄湖の雄と雌の上海蟹を丸蒸しにしたものです。これを食べるためにここまでやってきたのです。甲羅の裏の違いから雄と雌を自分の皿にのせます。☆

裏にすると雄と雌が判るので裏から撮った写真を掲載いたしました。左が雄蟹で右が雌蟹です。☆

刻み生姜が入ったタレにつけて食べます。

こちらは雄蟹のミソです。人によって、雌蟹のミソが好きな人と雄蟹のミソが好きな人に分かれるほど、どちらも美味しいのです。雄蟹のミソは雌蟹のミソよりは柔らかくゼリー状です。私は、どちらかと言えば私は雄蟹のミソの方が好きですが、時期によって美味しさが違うので是非とも両方を味わってほしいです。冒頭の写真ははこちらでした。☆

ミソの写真を拡大いたしました。


今回は中国でよく出てくるスイカだったので写真は省略いたしました。右の写真は昨年の時のデザートで、キンカンとヒシの実が出されました。この辺りの名産品なのだと思います。ヒシの実は見たことがないくらい大きなものが出されました。
顔が分らないように小さな写真にしておりますが、楽しい雰囲気が感じてもらえると思います。自撮り棒も活躍していました。自撮り棒の写った写真はクリックすると自撮り棒のみ拡大(☆)します。










今回のレストランのことをネットでは金缘舫水上餐船と呼ばれているとおり、湖の上に建てられています。水の部分が陽澄湖です。

食事の後は前回同様にレストランの蟹の水槽と生簀を見学させてもらいました。沢山の蟹料理に対応した規模の大きな生簀でした。この後、バスに乗って蘇州の木渎観光に向かいました。
上海蟹 / 大閘蟹の分類学上の名前はチュウゴクモクズガニ(Chinese mitten crab)です。
界 : 動物界 Animalia
門 : 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 甲殻亜門 Crustacea
綱 : 軟甲綱 Malacostraca
亜綱 : 真軟甲亜綱 Eumalacostraca
上目 : ホンエビ上目 Eucarida
目 : エビ目(十脚目) Decapoda
亜目 : エビ亜目(抱卵亜目)Pleocyemata
下目 : カニ下目(短尾下目)Brachyura
科 : イワガニ科 Grapsidae
属 : モクズガニ属 Eriocheir
種 : チュウゴクモクズガニ E. sinensis

マークの場所が陽澄湖です。中国語では阳澄湖と書きます。場所は上海の西50kmの場所にあります。面積は119.04k㎡で平均水深 2mの淡水湖です。大昔は太湖の一部でした。この日は無錫(无锡)に泊まりました。現在の太湖の広さでも2250k㎡(琵琶湖の約3.4倍)ですが、昔はかなり広かったようです。さらに昔の古代には東シナ海でした。

今回は高速道路から陽澄湖北ICで下りて上海蟹レストラン街で食事をして巴城ICから高速道路に乗り蘇州に向かいました。レストラン街の辺りは中国語では「昆山巴城阳澄湖大闸蟹养殖基地」と呼ばれているようです。
A 巴城IC(巴城収費站)
B 上海蟹レストラン街(巴城阳澄湖蟹舫苑)
C 陽澄湖北IC(阳澄湖北収費站)

上海蟹レストラン街の航空写真です。マーク( B )のレストランで食事をいたしました。この写真からレストランが陽澄湖の上に建っていることが判ります。上で紹介した蟹の生簀も湖を利用したものだったのです。写真をクリックすると、はっきりとわかると思います。☆

メインのまえにお腹いっぱいになりそぉ(^о^)
確かに早めに蟹が出てきた方がいいかもしれません。いろんなものを食べながらワイワイ!
でも蟹が出てきたとたんに静かになります。
カニ道楽で食べるカニより
ずっとお料理として上等ですね。
カニ好きとしてはメニューの文字だけで
どうかしてしまいそうです(笑
どこに行っても、蟹は特別に好まれます。有名な蟹は、ほとんどが海の蟹ですが、上海蟹だけは淡水の蟹です。浅くて広い湖が上海蟹の生育に向いているようです。
全ての料理にカニが入っているのがすごいと思います。人気なのに驚かされました。
さすが本場のカニ尽くし、目が点になりました~(笑)
今年も上海蟹ツアーを紹介することが出来ました。中国に行くと、単品の上海蟹を食べることはよくありますが、フルコースの上海蟹となると滅多に食べれないと思います。それだけに値打ちがありました。私も中国に100回来て609日ほど滞在しても、今回を入れて2回しか経験がありません。
中国は爺も仕事で長く居たし旅行でも行きましたが上海カニは御目にかかれませんでした。また行きたいです。
中国は仕事で縁がおありだったのですね。私は1994年間の付き合いとなりました。いろんな料理をいただきました。
カニみそがたまらなく美味しそう・・・。
カニみそは大好きですし、身も嫌いじゃないんですが、
あの殻を取る作業が、とにかく嫌いなんです。
こちらは調理済みの料理がたくさんあって、これはいいですね。
でもやっぱり丸蒸しでは黙ってしまうんですね(^^;
これだけあると食べきれませんが、
3~4時間かけて食べたいです。
ご指摘の通りです。特に上海蟹は脚が細いので身を取るのをあきらめてしまうほどです。その点、料理になって出してもらえるのは助かります。
この時は2時間10分かけていただきました。上海蟹の話で、話が弾みました。
うらやましい限り!
さすがですねー
それにしても上海蟹フルコースおいしそうです。
あー
食べたくなりました。
まだ2回目ですが、恒例の上海蟹ツアーになりました。
いろんなものが食べれるのはいいですね。
記念の100回目に上海蟹ツアーに行けたのは偶然とは言え嬉しいものです。滅多にない偶然でした。
上海が二の味噌がたまらないですね!!
みんなに人気のツアーです。みんなが参加するのは、貴重な休みを利用してくるだけのことはある証拠です。
どれもみんな美味しそう。
蟹ミソ、たべた~い!!
上海ガニ料理は蟹ミソ料理と言っても過言ではありません。沢山の蟹が使われたのだと思います。
青梗菜も中の部分だけを使っていますね。
上海蟹はヒルトン東京ベイの王朝で食べた事があります。
上海蟹のコース料理だったんです。
大きくない上海ガニを母と妹と3人で無言で食べつくして、
レストランの支配人にここまでキレイに食べた方は初めてですと言われ、
ほめられているのか、ここまで食べるかって言われているのかと
困ってしまった事を思い出します。
大きなカニを食べなれている日本人にとっては面倒な作業だと思います。
そこまで食べてもらえたら蟹さんも本望かもしれません。