


寧夏回族自治区の中衛市(中卫市)に2015年5月31日~6月3日まで滞在いたしました。3泊4日なので3回ほど夕食を食べました。最初の2回はすでに紹介したリゾートホテルで食事をしましたが、最後の6月2日の夕食は町に出て、屋外で食べれるレストラン街に仲間7人で行きました。その内、日本人は2名でした。屋外と言ったも屋台ではなく通りの両側がレストランになっており店内でも食べれるのですが、今の季節はヨーロッパのように屋外で食べるのが人気でした。上の写真は通りの入口から撮りました。
横断幕には 热烈庆祝商城美食一乗隆重开业 (熱烈慶祝商城美食一乗隆重開業)と書かれています。
選んだレストランはこちらです。名前の通り酸味のある料理が食べれるレストランでした。その酸味は酢などを使うのではなく、驚いたことにトマトの酸味なのです。
店の名前は「酸菜肚?馆」と一文字判りません。菜は料理で、肚は腹で胃腸のことです。?部分は「丝」のようでもありますが確証はありません。4文字目が判る方がおられたら教えいただけると嬉しいです。
丝が正しいとすれはお店の名前は「酸菜肚丝馆」となります。km45さんがコメントで店名は「酸菜肚丝馆(酸菜肚絲館)」で正しいと教えていただきました。ありがとうございます。料理として「羊杂碎」麻辣馿肉「素杂烩」「各种炒菜」などが書かれています。地方风味や中卫名店や王杰老字号の文字も見受けられます。老字号は老舗のことのようです。

こちらは座った席からの写真です。

先ずはビールです。この日の昼食までは中国の焼酎である白酒(ぱいちゅう)だったので、全員がビール、大歓迎でした。冷えたビールが無かったので、すぐに氷水で瓶ごと冷してもらいました。最初のビールは冷えが甘かったけれども途中から冷えたビールとなりました。この時の時間は19時24分でした。この季節は遅くまで明るいのです。

ビールと言えばピーナッツです。中華鍋で温めて塩が振られていてビールにピッタリで、ビールを飲みながら料理を待ちました。料理は出てきた順番に紹介いたします。

寧夏では必ず注文する「砂漠の葱(ネギ)」です。この辺りの名物なので何度も食べましたが、今回の「砂漠の葱」が一番おいしかったのです。その理由はトマトの酸味です。皿の底の汁が赤いのが判ってもらえると思いますが、これがトマトの味付けだったのです。「砂漠のネギ」の正式名は砂葱(沙葱/シャーツォン)で、砂漠という過酷な環境で育つ野草でしたが、今では栽培されて手軽に食べることが出来るようです。栽培されている為いつでも食べれますが、春から夏にかけてが旬のようなので、今の時期が一番おいしいということになります。

こちらの料理は粉皮と野菜とスライスしたジャガイモのが入った料理です。りっかりとトマトが入っていました。スライスしたジャガイモは油で揚げてあり食感が良かったです。

こちらは青い野菜と椎茸の料理です。こちらにはトマトは使われていませんでした。

こちらもトマトは使われていませんが、ピリ辛の細く切ったジャガイモが美味しかったです。

揚げたインゲンの料理ですが、唐辛子でピリ辛に仕上がっており、ビールにピッタリでした。これは家で試してみる価値がありそうです。

ここから後の料理はすべてトマト味です。辛くない料理あり、辛い料理ありで結構楽しめました。こちらはロバ肉の料理です。

豆腐とトマトとピーナンの料理です。これも美味しかったです。

8皿が出たところで写真を撮りました。トマト味が4皿です。

次は瓜のような野菜の料理です。

最後の2皿は似ていますが別の料理です。豚肉のようにも見えますが、ここはイスラム圏なので豚肉は使われていないとすると、いずれも羊肉か、あるいは1皿はロバ肉と思われます。

ピーマンと長ネギと肉です。少しピリ辛に仕上げたトマト味です。ロバ肉と羊肉とすると、最後に掲載したメニューの中で、似た名前の料理は「馿肉小炒」と「羊肉小炒」です。

全ての料理が出てきたところで写真を撮りました。食べた料理は11皿ですが1皿は片づけてしまったようで10皿しかありません。片づけられたのはインゲンの唐揚げでした。やはり中国の人にも人気があったようです。一緒に並べてみるとトマトがよく使われていることが判ってもらえると思います。11皿中、7皿がトマトを使った料理でした。

最後の締めは麺です。平たい面でトクト味のスープです。パスタのような感じでもありました。これは一人一皿なので7皿頼みました。みんな完食でした。麺には意外とトマトが合います。

こちらがメニューです。値段は42元が1品ありますが、その他は1皿が14元~40元です。中国語が判る方は、上の料理の名前を予想してみてください。

寧夏回族自治区の中衛市(

なんと「上海~寧夏」は「成田~上海」と同じ程度の距離です。
ベトナムと同じ経度でありながら日本との時差は1時間なので遅くまで明るいことが理解していただけると思います。
より大きな地図で 中衛市 を表示
【関連する記事】
- 地方都市のリゾートホテル 寧夏中衛秀水大酒店
- 寧夏新華国際飯店のディナー
- 寧夏回族自治区の11月の車窓 標高1300mの砂漠地帯
- 東方のピラミッド 西夏王陵
- 中国で高速バスに乗りました。
- 土の家
- 遅い昼食は簡単に! と思ったら
- 過積載?
- タクシーは天然ガスとガソリンの併用
- 硒砂瓜 すいか/西瓜
- 初日は羊料理専門店に行きました。 香山羊羔肉馆
- 国籍不明の戦闘機が飛来
- 巨大温室を利用したレストラン
- 土で出来た巨大温室
- 太陽のエネルギーを大切にする町でした。 中衛市
- 沙坡頭の後の昼食は屋外レストラン 乡村驴肉馆
- 銀川の回族料理
- 中衛市の市街地(都市部)の風景
- 黄河のイカダ下り 沙坡頭
- トングリ砂漠(騰格里沙漠)をラクダで行く 砂坡頭(沙坡头)
北京の歓迎会のお料理を思い出しています。
これだけトマト味の料理が中華料理で出てきたのは初めての経験でした。屋外で食べるのも滅多にないことでした。
息子さんとの中国旅行を思い出していただいて光栄です。北京での料理は豪華だったでしょうね。
いずれもおいしそうですが、トマトというところが健康的で
よいですね。
中華にトマトが合うことが判りました。トマトの姿が美味しそうに見えました。
今までは、あまり聞いたことがありませんでした。
中国はやはり広いから、色々な料理がありますね。
山西省の太原で食べた麺のつけダレも絶品のトマト味でした。しかし、これだけトマト味の料理が並んだのは初めてでした。
ジャガイモだけの場合は花椒と香醋で味付けをして、
ピーマンを入れる時は同じようにトウガラシを入れて、
お塩味で食べていました。
ジャガイモを細く切って炒めたものは食感がいいですね。日本人にも好評でした。
野菜たっぷりでヘルシーですね♡
野菜料理は、美味しかったです。トマトが使われていたりと味付けが良かったのだと思います。
お店の名前を教えていただき、ありがとうございました。メニューも見ていただけたのですね。ロバ肉料理が6種類もあるということは、確かに名物料理のですね。
中華でトマト味は以外ですね
料理が美味しそう~
トマトで酸味をつけるとは!想像しただけで、お腹が鳴っています。笑
海蔵寺をご覧頂き有難うございました。
どの料理も野菜がいっぱいで、
美味しそうです(^○^)
料理美味しそうですね!
食べるということも知りませんでした^^;
見た感じ、美味しそうです♪
馬肉に似てるのかしら?
でも、馬は刺身しか食べたこと無いなぁ。
炒めると硬くなっちゃいそうだけど、どうなんでしょう?
こんなに沢山、トマト味の利用りが並んだのに驚かされました。
ご推察の通り、豆腐の料理は日本人にピッタリでした。でもどれも美味しかったです。中国人の人が沢山のお店の中から、このお店を選んだのに理由があると感じました。
人数+1の料理を選ぶのが常識だそうです。今回は7人だったので8皿ということになりますが、今回は11皿も注文した上に、大きな麺も一人一皿頼みました。でも意外と沢山の種類が食べれてよかったです。
そうなんです。ここは野菜料理が、抜群に美味しかったです。いつもは脇役の野菜料理が、十分に主役になっていました。
このような屋外で食べるのも良かったです。照明が無くても、いつまでも明るかったです。
3本目から冷えていました。何度も行ったのが効果があったようです。結構、沢山飲みました。
ここは羊が有名ですが、ロバも名物のようです。前々回に初めて中衛に来た時にロバ専門店に行って、ロバが有名なことを知りました。
ロバの料理は茹でたり炒めたりです。馬肉は刺身鹿食べたことが無いので、似ているかどうかは判りませんが、感じとしては似ていないと思います。茹でた肉はすごく柔らかでした。
中華料理で酸味と言えば、黒酢(的なもの)のイメージがあるので。
それにしても、一人分ではないとはいえ、
やっぱり凄いボリュームですね(^^)
確かに11皿はボリュームがありました。でもほぼ完食したのはすごいです。私もトマト味におどろかされましたが、おいしさにも驚かされました。