2014年09月27日

国籍不明の戦闘機が飛来

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

寧夏回族自治区に2014年8月28日から9月2日まで行っていました。上の写真は9月2日に銀川から南京へ乗ったCZ6963の搭乗券です。

そして下の写真が乗った飛行機CZ6963の写真です。民間航空機の後ろに軍用の輸送機が停まっていました。場所は民間空港の銀川河東空港です。
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銀川には2つの空港があります。今回の空港は民間空港の銀川河東空港です。軍用空港の銀川賀蘭山空港が近くに有りながら民間空港に軍用機が停まっているのは不思議でした。
 銀川河東空港   民間空港 1997年9月開港
 銀川賀蘭山空港  軍用空港 1972年6月建設
 银川御泉湾温泉假日酒店   2014年8月31日~9月2日に宿泊したホテル

より大きな地図で 銀川の空港 を表示
クリックすると拡大軍用輸送機を拡大いたしました。輸送機の垂直尾翼を拡大するとカザフスタン空軍のマークであることが判りました。4つのプロペラエンジンから大型の輸送機だと思われました。
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少し離れていましたが輸送機の横に写真の戦闘機が停まっていました。一緒に行動した中国の人がカザフスタン空軍の戦闘機が銀川空港に緊急着陸したニュースで放送されていたと説明してくれました。
合同軍事演習に参加していたカザフスタン空軍の戦闘機が機械トラブルのために8月30日に着陸したことを9月1日に発表したそうです。それまでは国籍不明機が着陸したとのうわさが広まっていたそうです。、
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さらに拡大いたしました。カザフスタン空軍のマークが垂直尾翼に確認できます。緊急着陸したのはカザフスタン空軍のスホーイ27戦闘機(Su-27)です。
このSu-27が参加していた合同軍事演習は中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタンが参加して8月24日~29日まで、内モンゴル自治区(内蒙古自治区)の朱日和訓練基地を拠点に開催されていました。その合同軍事演習からの帰還中に故障を起こしたために編隊の5機(Su-27x3 Tu-134A An-72)が緊急着陸し、その後、4機はカザフスタンに帰還したそうです。珍しいことに遭遇いたしました。
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目いっぱい輸送機を拡大いたしました。この輸送機は緊急着陸した5機の中に入っていないので後からカザフスタンから飛来したものと考えられ、修理用の部品を持ってきた可能性が高いと思います。輸送品の中にエンジンのようなものが確認できます。右の写真から拡大したので解像度はもう一つですが輸送物の形は何とか読み取れました。


こちらはネットに掲載されていた編隊で銀川河東空港に緊急着陸した初期の写真です。一番下の2枚の写真がTu-134AとAn-72です。他の写真はSu-27です。





広い範囲の地図で位置関係を紹介します。
 カザフスタン空軍のSu-27が緊急着陸した銀川河東空港
 合同戦闘訓練が行われた内モンゴル自治区朱日和
 カザフスタンの首都アスタナ


右のグラフはSu-27を相手にした空中格闘戦での想定勝率グラフ(BVR combat rating VS Upgraded Su-27 Flanker)です。Su-27戦闘機はアメリカのF-15戦闘機に相当する戦闘機のようです。
写真は上がSu-27で、下がF-15です。
クリックすると拡大           Su-27     F-15
 乗員      :1名       1名
 全長      :21.94m    19.43m
 全幅      :14.70m    13.05m
 全高      :5.93m     5.63m
 翼面積     :62.0㎡     56.5㎡
 空虚重量   :17,700kg   12,973kg
クリックすると拡大 最大離陸重量:33,000kg   30,845kg
 最大速度   :マッハ2.3    マッハ2.5
 航続距離   :4,000km   3,450km
 実用上昇限度:19,000m   19,800m
 初飛行     :1977年     1972年
 運用開始   :1986年     1976年
 生産数     :680機      1233機
posted by SORI at 23:28| Comment(16) | TrackBack(1) | 寧夏回族自治区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ロシア製の戦闘機を肉眼で見るって
なかなかできないようなイメージがありますが
今はそんなことないんでしょうかね^^
Posted by 昆野誠吾 at 2014年09月25日 18:43
昆野誠吾さん こんばんは
やっぱり、簡単には見れないです。私は初めて見ました。民間空港には基本的に戦闘機が来ないと思います。
Posted by SORI at 2014年09月25日 19:13
よその国の空軍機が見られるとは、
運が良かったですね。
中々、こういうチャンスは無いですね。。
Posted by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 at 2014年09月25日 20:46
なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん おはようございます。
ほんと珍しい光景に出会えました。
16年前の1998年6月20日に、ミヤンマーのヤンゴン空港で戦闘機が墜落した場面に遭遇いたしました。もちろんパイロットは脱出したそうですが、遠くに黒煙が上がったのが目に焼き付いています。
Posted by SORI at 2014年09月26日 04:49
本当だ!珍しいところに遭遇しましたねー。
こんなにはっきりとお写真も撮れる位置にいらっしゃったなんて!
Posted by Rinko at 2014年09月26日 07:38
Rinkoさん おはようございます。
これには驚きました。場所も日にちも偶然が重なりました。
Posted by SORI at 2014年09月26日 07:53
SORIさんおはようございます
珍しい事に遭遇されましたね~
戦闘機見る機会なんてないですから
Posted by kazu-kun2626 at 2014年09月26日 08:06
戦闘機や軍用輸送機を見ると緊迫したムードになりますが。
最後写真の皆で戦闘機を押してる絵をみるとほのぼのします。
Posted by koni at 2014年09月26日 08:53
kazu-kun2626さん こんにちは
中国国内でカザフスタンの戦闘機を見れるとは思ってもいませんでした。中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタンが合同演習をやっていることも初めて知りました。
Posted by SORI at 2014年09月26日 12:27
koniさん こんにちは
私も人力で押している姿が、微笑ましくて大きな写真で掲載してしまいました。
Posted by SORI at 2014年09月26日 12:28
F15だと勝率半分以下なんですねえ。
世代が違う戦闘機なのかしら。
コクピットが上になっていて見晴らしよさそう。
Posted by ナツパパ at 2014年09月26日 16:14
ナツパパさん こんにちは
日本の主力戦闘機はF-15(344機中201機)です。F-15もSu-27は第4世代だそうです。今話題のF-22が第5世代です。
世界の主力戦闘機は第4世代と第4.5世代で第5世代は実質F-22だけのようです。
日本の戦闘機の内訳は次の通りです。371機は世界で11番目となります。ちなみに北朝鮮は603機で5番目、韓国は462機で8番目です。ヨーロッパで一番多い国が12番目のイギリスの365機です。
 第4.5世代 F-2   80機
 第4世代   F-15 201機
 第3世代   F-4   63機
 その他         27機
 戦闘用航空機合計 371機
Posted by SORI at 2014年09月26日 17:00
すごい! 特ダネですね。写真のクローズアップも素晴らしいですね。臨場感満点で楽しませていただきました。
Posted by sig at 2014年09月30日 11:04
sigさん おはようございます。
偶然に居合わせたおかげとは言え、滅多にないことだと思います。戦闘機のことを調べてみるきっかけにもなりました。
Posted by SORI at 2014年09月30日 11:08
よその国の戦闘機が見れるっていいですね。
Posted by youzi at 2014年09月30日 20:50
youziさん おはようございます。
滅多に出会えないので幸運でした。主力戦闘機ですね。
Posted by SORI at 2014年10月01日 11:14
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東方のピラミッド 西夏王陵
Excerpt: 写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。 写真はと恵方のピラミッドと呼ばれている西夏王陵です。寧夏回族自治区と言えば、謎の王国と呼ばれた西夏があった場所です。西夏はタングートの首長李元昊..
Weblog: まっくろクロスケ
Tracked: 2014-10-10 06:42
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