

寧夏回族自治区・中衛市にあるテーマパークに行きました。この石の塔の場所がテーマパークの入口です。石の塔には沙坡頭と書かれています。中国語では沙坡头なのですが、「头」の省略前の「頭」が使われています。「沙」は日本語では「砂」なので沙坡頭は日本語では砂坡頭となります。
航空写真の右端にある

テーマパークの沢山のアトラクションは黄河を上流に1.5km登るった場所の北側にあるのです。黄河の中をモーターボートで 茶色ライン━ で上流に向かいました。そこでいろんなアトラクションをした後の最後に 薄紫色ライン━ で、イカダによる黄河下りで出発地点に戻りました。
黄河を横断している 黄色ライン━ がすでに紹介のロープ滑降です。
より大きな地図で 砂坡頭(沙坡头) を表示
ここが上流に向かうためのモーターボート乗り場です。
モーターボート乗り場の前の広場に不思議なものが飾られていました。横の看板には「沙坡頭宁夏中卫」と書かれていました。日本語では宁夏は寧夏で中卫は中衛です。
この時は、これが何であるかは判りませんでしたが後で知ることになるのでした。

黄河を上るモーターボートは気持ちがよかったです。

一番手前の女性が我々の旅行社のガイドの方です。

モーターボートで着いた場所で、すでに紹介のいろんなアトラクションを楽しみました。




アトラクションを楽しんで、トングリ砂漠を満喫した後の最後のアトラクションが黄河のイカダ(筏)下りでした。不思議なイカダが沢山並んでいました。竹の下にあるのは羊の皮の浮き袋です。これを見てモーターボート乗り場の広場の前にあった謎の物の正体が羊の皮の浮き袋を使ったイカダであることが判りました。一隻のイカダに3個 x 5列 = 計15個の羊の皮の浮き袋が使われていました。このイカダに船頭+客4名の計5人で乗りました。広場に展示されていたイカダは28個使われていたので、実際にイカダが活躍していた時代には、もっと大きなイカダが使われていたのだと想像できました。



我々が岸を離れた後にもう一隻、岸を離れました。

我々の前にも一隻、出ていました。我々は街ださんも含めて4人だったので丁度一隻に乗れました。

私の足元です。羊の皮の浮き袋の上に乗っていることが実感してもらえると思います。

出発した時は3隻は離れていましたが、近づいてきて接近した状態で移動を始めました。最後までこの距離を保っていました。おそらく安全のためだと思われました。一隻が沈没しても他のイカダで助けられるとの考えではないでしょうか。みんなでワイワイ移動するのも楽しいです。手がつなげるほどに接近した時には、スマホを渡して写真を撮ってほしいと頼まれましたが、さすがに船頭さんに止められました。

動画でも紹介いたします。是非とプレーボタン( ► )をクリックしてみてください。
日本語で「撮影ていますか。」、「撮影している。」、「まずい。」のことばが収録されてしまいました。
船頭さんが使っている櫂(かい)です。西洋流ではオールです。

中間地点にある橋に近づいてきました。

橋を、くぐりました。

我々に船が近づいてきて、長い間、こちらを見ていました。

安全確認をしているようでした。船には「安全巡査」「救援艇」と書かれていました。

医バラクは3隻のイカダ旅です。

冒頭の写真で紹介した石の塔が塚づいてきました。

到着いたしました。

此のイカダで黄河を下ってきました。写っている方が我々のイカダの船頭さんです。1.1kmの約15分間のイカダ下りでした。歩く速さしと同じ程度なので、意外と黄河の流れが速いことが判りました。

下ったイカダは船で出発地点に運んでいました。

銀川市にある博物館の中に西夏時代(1038年~1227年)の街並みを再現した「西夏民族街」の中にも羊の皮の浮き袋を使ったイカダ作りのお店が展示されていました、この地域の文化が今でも観光に活かされて残っていくのだと思います。

我々が帰ってくると運転手さんがスイカを買って待っていてくれました。実は寧夏回族自治区の中衛市は中国で最も美味しいスイカが採れることでも有名なのです。

3日間ほどお世話になった運転手さんからプレゼントされた西瓜は格別に美味しかったです。テーマパーク沙坡頭のことを詳しく紹介している中国の方のブログがあったので紹介します。 → ポチッ → 和訳

写真の女性も運転手さんと一緒に迎えに来てくれました。女性は運転手さんの友人であり同僚とのことでした。レストランに向かう車の中で、彼女が、私の撮った写真を見ているところです。右は彼女のスマホです。画面の写真は本人です。ブログに掲載することを許可を得て撮らせていただきました。沙坡頭は別のガイドの方でしたが、前日の銀川を案内してもらい夕食も一緒に食べました。この日も昼食に一緒に行くところです。我々3名+ガイドの女性+運転手さん+彼女(運転手さん友人)の計6人の楽しい昼食となりました。運転手さんは銀川での夕食の記事で登場してもらうのでそれまでお待ちください。この日の昼食も、近いうちに紹介します。


【関連する記事】
- 酸味のあるトマト味の中華料理
- 地方都市のリゾートホテル 寧夏中衛秀水大酒店
- 寧夏新華国際飯店のディナー
- 寧夏回族自治区の11月の車窓 標高1300mの砂漠地帯
- 東方のピラミッド 西夏王陵
- 中国で高速バスに乗りました。
- 土の家
- 遅い昼食は簡単に! と思ったら
- 過積載?
- タクシーは天然ガスとガソリンの併用
- 硒砂瓜 すいか/西瓜
- 初日は羊料理専門店に行きました。 香山羊羔肉馆
- 国籍不明の戦闘機が飛来
- 巨大温室を利用したレストラン
- 土で出来た巨大温室
- 太陽のエネルギーを大切にする町でした。 中衛市
- 沙坡頭の後の昼食は屋外レストラン 乡村驴肉馆
- 銀川の回族料理
- 中衛市の市街地(都市部)の風景
- トングリ砂漠(騰格里沙漠)をラクダで行く 砂坡頭(沙坡头)
いかだには乗れませんでした。
広大なので、まだ色々出来そうな。。。
スイカも、完熟状態で、美味しそうです。。
21年前にも、このテーマパークがあったのに驚きです。この場所に21年前に行かれたのにも驚きです。掲載の写真が懐かしかったのではないでしょうか。
実質的に無限の広さがあるので、いろんなアドベンチャーが出来そうです。不便な場所なのに沢山のお客さんが来られていたのには驚きでした。
黄河はスケールがデカイから楽しそう
文化遺産のようなイカダで黄河を漂流出来るとは思いませんでした。楽しかったです。
ここの西瓜は楕円形が特徴です。標高が1300mで夏でも比較的すごしやすいところでした。ここには美味しいスイカが出来る要因があるのでしょうね。
中国語の筏子はイカダ(筏)なので「羊の皮のイカダ」、だったんですね!
なんか最初は豚かと思いました。
でも、さすが、中国、発想がすごいですね!
日本じゃ考えられないです。
中国の女性は、キレイな人が多いので、次の昼食風景が楽しみです。
もちろん、中国料理も是非、見たいです。
乾燥した地域で木や竹が少ないので羊の皮が活用されたのかもしれません。ほんとすごい発想ですが作るのは難しそうです。
今回はいろんなレストランで料理を楽しみました。是非とも紹介したいです。
ヒツジの皮のイカダってすごいですね。
おもしろい体験をされましたね。
中国でもっとも美味しいスイカは気になりますね。
美味しそうです。
イカダに関しては、ほんと面白い体験でした。
そのうちに、ここの西瓜だけで記事を書こうと思っています。
動画拝見しましたがピチャピチャと穏やかな
水の音と強い風の音が臨場感抜群でした♪
イカダのコースだけ設定されていたのです。
中衛には寺院もありました。
動画を見ていただけてうれしいです。雰囲気が判ってもらえたのではないかと思います。3隻の筏が一緒に行動するのも面白かったです。
イカダ下りが発展してテーマパークになったのですね。現在の中衛市はマンションの建設ラッシュでした。近いうちに紹介したいと思います。
落ちたら黄河だし、行方不明にと勝手に妄想しましたw
慎重に安全確認されながらだとは思いますが、妄想だけで落ちる自信ありましたが場所により、なるべく緩やかなところを通っているんですよね?^^;
綺麗なお姉さん画像は好きです(笑)
確かに身近なところに水が流れているので、迫力がありました。救命胴衣(ライフジャケット)の着用が身の安全の頼りです。紐がしっかり結ばれていることを、入念にチェックされて、ゆるい場合はしっかりと結びなおされます。
もしかして落ちる人がいるので、安全を確認する船が近くを廻っているのかもしれません。写真の女性に案内してもらった銀川の記事を早く掲載しなければなりませんね。
スイカもすごく美味しそうです^^
羊の風船を筏のブイにするんですね~
ビックリですよ(笑)
イカダ下りはかなりスリリングですね。
長く使い込んだ川の浮き袋のようでした。寧夏の文化を感じさせてくれる黄河下りでした。
胴体の皮には傷をつけないように骨や肉を取り出すわけですから、高い技術が必要そうでした。いい経験をさせてもらいました。
浮き袋は動物の形をしているので、確かにグロテスクです。確かにいろんなアトラクションの中で事故率(アクシデント率)は多いそうです。でも救命胴衣を着ているので、今の時期は命の危険は少ないと感じました。
動画はいいですね。筏のりをいっしょに体験しているようで、楽しませていただきました。かなり波立っているんですね。結構スリルがありそうですね。
動画を見ていただいてうれしいです。やっぱり動画を残していると後で実感が湧いてきます。ラクダの時に撮らなかったのを後悔しています。でも動画を撮るとバッテリーの消耗が激しいので、電池の残量が少なくなると、つい控えてしまうこともありました。
落ちたらって思うと怖いですが
乗ってみたくなりますね。
浮き輪もまさかと思ったら、まさかのものだったのですね。
これは伝統の乗物でした。作るのはすごい技術です。楽しく乗らせていただきました。