


阪急宝塚駅の写真です。
2014年5月23日~28日まで関西に行っていました。実家が宝塚市の逆瀬川にあることから阪急電車と宝塚駅を紹介したいと思います。宝塚駅での写真や動画は5月26日と28日に撮りました。
ご存じの方は多いと思いますが、その宝塚には未婚の女性だけで構成された宝塚歌劇団があります。今年2014年は宝塚歌劇の初公演から100年目にあたります。宝塚歌劇団は1913年に宝塚唱歌隊の名で結成され同年12月に宝塚少女歌劇養成会に改称され1914年4月1日~5月31日の初公演から現在に至りました。宝塚歌劇団は阪急電鉄の一部門(阪急電鉄創遊事業本部歌劇事業部)で阪急電車とは縁が深く阪急電鉄でも宝塚歌劇100周年にともないラッピング列車「宝塚歌劇トレイン」が運行されています。実は上の電車がラッピング列車「宝塚歌劇トレイン」なのです。
宝塚歌劇100周年を記念して宝塚駅の発車メロディーが新しくなりました。宝塚駅からは神戸線につながる今津線には宝塚市に5~24歳まで住んでいた手塚治虫にちなんで「鉄腕アトム」の曲がながされて、大阪(梅田)に直接向かう宝塚本線では宝塚歌劇の愛唱歌として知られる「すみれの花咲く頃」が流されています。その発車メロディーを動画で紹介いたします。プレーボタン( ► )をクリックしてみてください。
今津線 発車メロディー 宝塚本線 発車メロディー
鉄腕アトム すみれの花咲く頃
ラッピング列車「宝塚歌劇トレイン」の前後の先頭には宝塚歌劇100周年の金色のヘッドマークが取り付けられており側面も飾られていました。それぞれ1編成づつのため所要時間の短い今津線(14分)の方が、乗るチャンスも見るチャンスも多くなります。
宝塚線 9000系(8両編成)1編成 35分 宝塚~梅田
今津線 7000系(6両編成)1編成 14分 宝塚~西宮北口

側面のラッピングの見やすい角度の写真も紹介いたします。劇場大階段とダンスシーンをピンク色でデザインされていました。7101の番号から、これは7000系車両で今津線であることが判ってもらえると思います。

側面の金色の文字も紹介いたします。ラッピング列車「宝塚歌劇トレイン」は2014年3月21日~2014年12月24日まで運行するそうです。デザインコンセプトは車体のマルーンカラーと同系色を基調としながら、ゴールドをアクセントに使用してシンプルな中にも宝塚歌劇のもつ華やかさを加えて列車全体から宝塚歌劇100周年の伝統と品格を感じてもらうことだそうです。

こちらの写真は西宮北口駅に到着した時に撮った写真です。上で紹介した宝塚方向の先頭車両と反対側(西宮北口側)の先頭車両になりますがデザインが若干違います。上では等身大のダンスの絵は1人でしたがこちらは2人でした。この時5月24日に初めてラッピング列車「宝塚歌劇トレイン」に乗りました。

ラッピングが行われたのは7000系と9000系ですが2013年に最新の1000系が登場いたしました。関東の家に帰宅した5月28日に宝塚→蛍池まで乗った列車が最新の1000系でした。こちらが1000系の社内の写真です。私自身は小学校4年(10歳)の夏に広島から神戸に引っ越してきてから関東に引っ越した37歳まで阪急電車にお世話になってきたこともあり、この色合がなつかしいです。

こちらが連結部分です。取っ手に触れるだけで扉が開きます。
編成 8両
営業最高速度 宝塚線:100km/h 神戸線:115 km/h
設計最高速度 130 km/h
起動加速度 2.6 km/h/s
減速度 3.7 km/h/s(常用最大) 4.2 km/h/s(非常)
編成定員 1022名
車両定員 121名(先頭車) 130名(中間車)
車両寸法 全長 19000mm 全幅 2770mm 全高 4095mm
車体材質 アルミニウム合金
車両重量 Tc車:29.8t M車:36.7t M'車:33.3t T車:25.9t
軌間 1,435 mm
電気方式 直流1,500V(架空電車線方式)
編成出力 190kW×16=3,040kW(4077馬力 8両編成)

宝塚駅構内を動画で紹介いたします。

宝塚歌劇は現在は年間公演数約1300回、観客動員数約250万人、歌劇団員総数約400人です。宝塚歌劇団の名前の沿革は次の通りです。昔の写真はすべてフリー百科事典Wikipediaから拝借いたしました。2014年の「ドンブラコ」再現公演の写真はネットのニュースから転用させていただきました。いずれもクリックすると拡大します。
1913年 宝塚唱歌隊
1913年 宝塚少女歌劇養成会 1914年4月1日~5月31日に初公演
1919年 宝塚少女歌劇団(宝塚音楽歌劇学校の中の組織)
1939年 宝塚少女歌劇団と宝塚音楽舞踊学校に分離
1940年 宝塚歌劇団
1946年 宝塚音楽舞踊学校を宝塚音楽学校に改称
写真:1914年公演 第1回公演「ドンブラコ」桃太郎

1919年練習風景 1928年公演 1930年公演



1935年公演 1947年公演 1948年公演



1951年公演 1951年公演 1954年公演



2014年公演 宝塚歌劇100周年「夢の祭典」 第1回公演「ドンブラコ」再現



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鉄腕アトムとすみれの花咲く頃♪のメロディーいいですね~
手塚治虫は宝塚出身だったんですね~
幼いころ、鉄腕アトムを夢中になって読みました~
大阪にはかつて叔母がいたり、親友がいます。
神戸は、母が戦時中過ごした所なので
関西は懐かしい場所です。
また行きたくなりました。
宝塚に縁があるのですね。宝塚には手塚治虫記念館があります。まだ行ったことが無いので次に帰省した時は行ってみたいと思います。宝塚市立のところから関わりを感じます。
ラッピングは12月24日までだそうです。今回初めてラッピング車に乗れて記念になりました。
阪急電車には乗った事がありません。
なんかハイソなイメージを抱いています(^^)ニコ
タカラヅカは家内とともに大好きなんです。今日は図らずも、その大好きな宝塚ゆかりの電車とホームを動画でご案内していただき、とてもうれしかったです。「アトム」も「スミレ」もいいですね。それから、動画もお上手ですね。
なかなかモダンな記念車輛ですね^^
阪神間には3線が平行に走っており山側から阪急、JR、阪神ですね。先入観かもしれませんが、確かに色合いも上品な気がします。
宝塚に長く住んでいた身としては嬉しいコメントです。古い宝塚歌劇の写真を追加させていただきました。
初公演は大正3年で、昔の写真を見ると十数年で急速にモダンな雰囲気になっていったことが判りました。まさに大正時代を感じさせてくれるものでした。
昭和49年頃、沿線の服部西町に、
仕事の出張で半年間住んでいましたね。
電車の色は変わってませんね。
ラッピング電車がオシャレです。。
鉄腕アトムのメロディ、他のところで聞いたような???
気のせい?かな。。
何のメロディだったんだろう。。。
高田馬場駅と新座駅の発車メロディも鉄腕アトムです。アニメの中で鉄腕アトムは高田馬場で誕生した設定になっており、新座には手塚プロの製作スタジオがあるからだそうです。宝塚駅のものとは編曲が異なるそうです。
高田馬場 http://youtu.be/4F8e02icTCo
新座 http://youtu.be/XUuJIwbFaDE
この色、好きだったのでとても懐かしいです^^
大阪にお住まいで阪急電車を使われていたのですね。学生時代は宝塚から大阪に阪急電車で通学いたしました。この色はいい色ですね。
去年、初めてお逢いしに行くのに阪急電車に初めて乗りました。
とっても好きです。
なんだか品があるな~って思うんです。
長く乗ってきて贔屓(ひいき)しているわけではありませんが、阪急電車の品は格別な気がします。不思議です。
もちろん関西でも珍しい色です。このマルーンカラーを阪急色と呼んでいました。なれ親しんだ色なのです。
そこに「スミレの花咲くころ」のメロディー!
宝塚歌劇団ファンの方はもちろん、よく知らない自分でもウットリした気分になります。
宝塚はとても歴史ある劇団だったのですね。
以前テレビで見たのですが、戦時中は軍服を着せられ、敵を討つというような内容の歌劇をさせられていたと知りました。本当はそんなステージはしたくないと思っていた少女たちも多かったようですね。そんな歴史を辿りながら、今の宝塚歌劇があるんだなぁ…なんて思いました。
うれしい。阪急宝塚駅の記事にもジャンプしていただいて、コメントまで書いていただいたのですね。阪急電車のカラーは不思議な魅力がありますが、その色との組み合わせた歌劇のラッピングの色合いを決めた人はすごいと思います。阪急センスです。
宝塚歌劇は長い間にいろんな歴史が刻まれたのだと思います。近所に宝塚音楽学校に入って舞台に立った人もいます。音楽学校の生徒の人が通う塾も近くにあって学生の人の歩いている姿も近くでよく見ました。