写真の上のカーソルが
の場合はクリックすると拡大します。



これは「まみずくらげ」と言うそうです。
昔に一度だけ見たことがあります。その時の写真です。
丸い入れ物は直径15cmのシャーレーなのでクラゲ自体は大きくても2cmほどです。クラゲの4つの模様は生殖腺ですが右の写真のように生殖腺が3つのものもいました。
上の写真はクリックすると拡大しますがクリックが面倒な方のために拡大写真を掲載いたしました。これらの写真は私が撮りのしたが、撮った経緯は後半に記載させていただいております。

さらに拡大してみました。

横向きのクラゲが入った写真も紹介します。

台風の後に突然、学校の中の、この小さな池にマミズクラゲが現れました。通っていた学校は兵庫県立芦屋高等学校です。マミズクラゲがどこから学校の池に入ってきたのか知りたくて、学校の山側にある池を隈なく調べてみましたがマミズクラゲは発見できなかったために発生の謎を解くことは出来ませんでした。

池を反対側(運動場の方向)から見た写真です。
顧問であった生物の先生も長く学校におられましたがマミズクラゲが出現したのは初めてだと言われました。この池からはいつのまにかクラゲ(水母)が消えてしまいました。

マミズクラゲは珍しい上に、突然に出現して、いつの間にかいなくなってしまうことから地方の新聞によく取り上げられます。
ただし全国どこにでもいるクラゲらしいのですが、珍しい理由は「親クラゲの姿」になることが稀なためだそうです。いつもは別の姿をしている生物なのです。つまり下記の図のポリプやフラスチュールの姿で無性繁殖で増えて生き続けているのです。おそらく環境が変わるなどの何かのきっかけで有性生殖の必要が発生することで親クラゲが出現する気がします。あの時は台風がきっかけだったのかもしれません。

マミズクラゲのいろんな姿を、ネットから拝借した写真で紹介いたします。プラヌラとフラスチュールは動画になっています。











マミズクラゲに関してネットで書かれている説明を転記する形で紹介いたします。
マミズクラゲ(真水水母)はヒドロ虫綱淡水クラゲ目のクラゲの一種。
界 : 動物界 Animalia
門 : 刺胞動物門 Cnidaria
綱 : ヒドロ虫綱 Hydrozoa
目 : 淡水水母目 Limnomedusae
科 : ハナガサクラゲ科 Olindiasidae
属 : マミズクラゲ属 Craspedacusta
種 : マミズクラゲ C. sowerbyi
学名 : Craspedacusta sowerbyi
英名 : Freshwater Jellyfish
世界各地の温帯熱帯域の淡水産で、原産は中国大陸の長江周辺と考えられる。13世紀以降の文献には桃花魚や桃花扇の名で現れる(現代中国語では「桃花水母」と呼ばれる)。「桃花」はモモの花が咲く頃にクラゲが出現する事に由来する。
西洋にて知られたのは1880年にロンドンのリージェントパーク内の王立植物協会植物園のスイレンの水槽に現れたことから。学名はレイ・ランケスターが発見者サワービーの名をとったもの。
クラゲはヒドロクラゲであり、真性クラゲ類と異なり傘の下部に被膜を持つ。環状水管の周辺から触手が延びる。 最大成長時の直径は2.0 - 2.5cm。平らな性腺を除き体色は緑・白みがかった半透明。触手には何百もの刺胞を持つ。
貯水池、湖、砂利坑または採石場といった穏やかな淡水域にて見られる。また、アレガニー川、オハイオ川、テネシー川などの河川域にも見つかる。止水域を好み、通常は河川や急流などの流水域には現れない。年中干上がる事のない淡水で弱アルカリ性の硬水を好むが、塩素には弱い。 高温から気温が下がり始めるとクラゲの形成が進むので、夏の終わりから秋にかけて発生する例が多い。
出現する場合は大発生になることがよくあり、人目を引くことから地方新聞などをにぎわすこともしばしばである。ただしそのつぎの年からはさっぱり出現しない例も多い。
ポリプ
有性生殖によって受精卵がプラヌラと呼ばれる繊毛幼生となり、ポリプへと成長し水底の枯れ葉や切り株、小石などに付着してコロニーを作る。
一種類の貫通刺胞のみを持ち、水棲貧毛類(イトミミズ類)、棒腸類(プラナリアなど)、若齢のユスリカ幼虫を捕食する(橋本1987)。飼育下においては自分と同サイズのブラインシュリンプが餌になる。
通常は出芽によってコロニーの個体数を増やしていくがフラスチュール(frustule)という全長0.5 - 1.0mmの蠕虫状の幼生を作り出し、時速約1mmで離れた場所へ数日間かけて移動し新たなコロニーを増やす。
雌雄異体で、一つのコロニーから別れた個体は同じ遺伝子を持つため全て同じ性別となる。 自然の状態で同じ場所からマミズクラゲが雄と雌両方とも見つかる事はほぼなく、これらは無性生殖によって増えたものと考えられる。
被嚢体
マミズクラゲは寒い冬の間は被嚢体(podocyst)という形になり越冬する。そして再び生活に適した環境となるとポリプの姿に戻る。これが動物や水生植物について行くことで、この種の突発的な発生を引き起こし、人類の営みの全地球化に伴って現在の世界的な分布を生んでいると考えられる。
クラゲ
真性クラゲ類とは違いストロビラの段階を経ずにポリプの脇よりクラゲが出芽する。稚クラゲは2週間から1ヶ月で成熟して、その後1週間程すると放精・産卵し死亡してしまう。
クラゲはミジンコやケンミジンコを含む動物性プランクトンを触手の刺胞で麻痺させて捕食する。刺胞毒は弱く人が刺されても感じない程である。一般的なヒドロクラゲの模式図

後ろに見える景色は芦屋浜(打出浜)で芦屋川が流れ込む場所で卒業記念写真を撮りました。校歌の中に出てくる打出浜(芦屋浜)は埋め立てられて住宅地に変わっています。芦屋川には清流にしか生きられないプラナリアが住んでいました。プラナリアは再生能力が優れており、どんなに小さく切っても成体に再生する生命体であることで有名です。

この航空写真の緑色マーク(


2016年9月25日にホテル竹園芦屋の飛鳥の間で高校の同窓会がありました。卒業生494名の内、115名が参加いたしました。黄色の丸印(〇)が私です。

男子 300名 90名 14名
女子 194名 25名 1名
合計 494名 115名 15名

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稚クラゲが可愛らしいです(^^)
クラゲに見えません!
卒業写真は 眺めるたび
思い出にふけってしまい、その後の行動に
影響がでます(笑)
マミズクラゲは私にとって高校時代の懐かしい思い出です。海岸線がなくなって時代の流れを感じてしまいます。
マミズクラゲ、初めて知りました~(@_@;)
パソコンに、マミズと打つとマミズクラゲがでてきました。
卒業写真、思い出がいっぱい詰まっていますね~
不思議なことが起こるもですね。。
台風で運ばれてきたのか?
そうであれば、他の水場にもいても良いはずですが。..
ミステリーですね。。
運動場とか空き地に落ちていたやつですかね?
「まみずくらげ」初めて見ました。
不思議な紋様(?_?)ですね〜 宇宙船みたいです !
マミズクラゲなんているんですね。初めて聞きました。
自然界には色々な生き物がいるんですね。
最近はマミズクラゲを研究している人も多いようで、実態が解明されてきているようです。あのころは全くわかりませんでした。
あのころに比べると解明されてきていますが、まだ謎の多い生命体です。また見たいものです。
どうでしょうか。
クラゲの水分は95~99%で、おそらく、このクラゲは99%なので水が抜けると、確認できる形が残っていない気がします。
クラゲと言えば海を想像します。ほんと不思議です。
残念ながら現時点では継続的に飼育するのは難しいようです。
思い出しますよね。
たまにはのぞいてみようかな~。
紹介して知ってもらえてよかったです。淡水なので飼いやすいと思いきや、すぐに消えてしまうようです。
今一度、見てみたいです。
水族館でも見たことがないので、なかなか見ることが珍しいものだと思います。突然に身近な池に現れるのも不思議です。
高校時代は楽しい思い出が多いです。
あらためて思い出しました。
最近、個人的に写真の中の2人と会いましたが、あとは皆無なので同窓会をしてくれたらいいな。と思っています。
台風の後、波打ち際で〜
カツオの烏帽子 を探したものです!
てっきり自転車関係かと思ってました
富士五湖の宿泊は 迷わず河口湖を
お勧めします 富士山を部屋から見るなら
湖山亭うぶや でしょうかね
河口湖の産屋が崎にある老舗ホテルです~
台風の後のクラゲとは、縁がありますね。浜に打ち上げられたカツオノエボシの写真を見つけました。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/63/PortugueseMowBermuda
自転車は大学のクラブからですが高校の生物部は自転車と無塩ではなかったのです。クラブ活動の一つが六甲山の横池のプランクトンの数の推移を調べるために頻繁に山に登りましたが、いつも走って登っていたために持久力だけは自信があったことが自転車のクラブに進むこのになった一因でもありました。
生態も特異で、これも興味深いです。
世の中知らないことだらけですねえ。
海水浴の時にいるクラゲは嫌いだったけど
水族館にいるクラゲは可愛いので好きなんですよね。
ワクワクしちゃいます(笑
多種多様な生物の機能美というか
面白くて奥深く、興味は尽きません^^
私も高校の時に出会っていなければマミズクラゲを知らなかったと思います。いい経験になりました。
クラゲは不思議な美しさがあります。クラゲの水族館が大人気だと聞きました。夜に癒される空間も作っているそうです。
ついつい、調べてみたくなります。珍しい存在になっている理由も今回判りました。突然に表れたり消えたりする理由も、なんとなくわかりました。
知っていただけてうれしいです。不思議な生き物です。
神奈川県の江ノ島水族館も有名なんです。
読んでいるだけでワクワクして参りました。
幾何学的な美しい模様の西武差は多いですね。このクラゲも四角対称形の形をしています。
水族館の方々の努力によりクラゲの展示が出来るようになり美しい菅をを見ることが出来るようになりました。また水族館に行きたくなりました。
クラゲは美しいだけでなく不思議な生態を持っているのに驚かされます。昔はポリプやプラヌラやフラスチュールは別の生物と思われていのでしょうね。
感謝の気持ちでいっぱいです。
自転車の東北の旅、見させて頂きました。
感動しましたよ!・・・
あのころから玉川温泉は秘境でした。今でも、雰囲気が残っているようです。楽しい旅行でした。
淡水というだけで親しみを感じます。また会えるといいのですが!
クラゲもイソギンチャクも刺胞動物で近い仲間ですね。形は違いますがサンゴも近い仲間です。
いずれも不思議な生き物です。
一橋大学の池にもマミズクラゲがいたのですね。普通の池でマミズクラゲが生息しているのは不思議です。