

亀の子タワシを買ってきました。買ったのは千葉県香取市の佐原地区の古い建物が残る町並みの中にあるお店です。タイトルに高級と書かせていただきましたが、その理由は素材にシュロを使っているからです。普通は椰子の皮の繊維を使うそうです。椰子の皮の繊維の亀の子束子の場合は、このパッケージの緑色のところが赤色でした。値段も3割くらいの差がありました。
たわし(束子)を拡大いたしました。
右の写真のシュロの皮の繊維を使っているので細くてソフトな感じです。シュロは5種以上あるが我々の身近にあるのがワジュロで、これを単にシュロと呼ぶことが多いそうです。シュロ皮を煮沸し、亜硫酸ガスで燻蒸した後、天日で干したものが「晒葉」で、タワシやホウキなどに使われています。ワシュロは中国湖北省からミャンマー北部まで分布します。

目 : ヤシ目 Arecales
科 : ヤシ科 Arecaceae
属 : シュロ属 Trachycarpus
種 : ワジュロ T. fortunei

佐原の町並みの中の雑貨屋さんです。宝暦九年(1760年)に創業した植田屋荒物店で竹細工や手作り用品を販売しているお店です。佐原のの特産ではないけれども、置いている品のセンスの良さで人気のお店の一つのようです。

昔ながらの蔵があり、その蔵の中でも、いろんなものが売られていました。こちらが蔵の中の1階です。

こちらが2階になります。広い蔵なのに驚きました。蔵の中を散策するのも楽しいものですね。子供のころ元旅館の大きな木造の建物が親父の勤めている会社の社宅だったことがあり、友達同士で屋根裏を探検したことを思い出しました。

小野川沿いからみた植田屋荒物店の蔵です。やはり大きいです。震災で被害を受けたところを補修しているところだと思います。

中華ちまきを作るために竹の皮も買ってきました。近所では、なかなか売っていないのではないでしょうか。竹の皮を売っているところが、さすがだと思いました。2回目に行ったときですが、これ以外に2種類の料理用の竹ベラに孫の手にウチワに麦わら帽子を買いました。いずれもちょっと洒落たデザインの物ばかりでした。

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束子で高級ってなんかちょっと違和感が・・(笑)
最も重要な洗浄力ってどうなんでしょう?
そのうちに懐かしい束子と言われるかもしれません。そして古いものが洒落たものに変わっていくのかもしれません。
恥ずかしながら、初めて知りました(汗)
化学繊維でも造れるのですから、
昔ながらのちゃんとした原料を使って作ると、高いのでしょう。
竹の皮も、売っているのを始めて見ました。
歴史のあるお店なんですね。
私もパッケージを見るまでは漢字は知りませんでした。ふだんひらがなかカタカナで表現しているものでも、ちゃんと漢字があることが多いですね。なるほどと感心させられます。
こちらのお店ではシュロのホウキも売っていました。天然素材を使ったにつ用品のお店なのでした。歴史のあるお店でもあり人気店のようでもありました。
昔からあるものは、いいですね^^
ちょっと欲しくなるパッケージでした。さすがメルシオさんは見るところが違いますね。
行ってみたくなりました!
行った場所は、思い入れが出来ますね。古い街並みを、いつまでも大切にしてほしいです。沢山の人が訪れることが町並み保存につながっているのだと実感いたしました。
今年の「日本クラフト展」で、棕櫚の編み籠のバッグを見て
感動したのですが、束子もあるのですね〜。
天然素材で出来ている昔からの日用品には優れたものがありますね。
昔からの生活を見直して暮らしたいものです。
普通の束子よりソフトでテフロン加工のフライパンに向いていると説明されていました。棕櫚の編み籠のバッグもすばらしいです。自然のものは心にもやさしいですね。
竹の皮、昔おにぎりを包んでもらった事があったような
気がしますが、今は見かける事が少なくなりましたね。
最近、木を薄く削って紙替わりにした経木を使って色ところを見つけました。もう少ししたら掲載したいと思います。