

水生植物園では水車(みずぐるま)が似合っていました。この水車は水路などから人間の足の力で水田に水を導きいれる道具で昔の水郷地帯の風物です。その足踏み水車を復元したものだと思います。踏車とも言われています。
上の「みずぐるま」はこの写真に写っていたものでした。周りの風景とマッチしたきれいな姿を見せてくれていました。写真をクリックすると園内の舟めぐりコースを表示します。あやめ祭りなどお客さんの多い時期は半分の距離になるようです。

植物園内には沢山の水車があり花菖蒲のある風景に色取を添えてくれていました。水車は、別名「踏車(ふみぐるま)」とも言うそうです。

これが水車の全景でクロスした竹竿が印象的でした。「すいしゃ」ではなく「みずぐるま」というのが新鮮な呼び方でした。




それでは「みずぐるま」のある景観をいくつか紹介いたします。

この中には2つの水車が写っています。小さくてわかりにくいと思いますが手前の水車の少し奥です。

上の写真と同じ場所から撮ったものです。つまり同じ場所から3つの水車を見ることが出来るのです。

どのような原理で水を汲みいれるのか不思議でした。

地上に展示されている水車を見て、やっと水を汲み上げる原理がわかりました。

右の写真はパンフレットから拝借した実際に足踏み水車(みずぐるま)を使って水田に水を入れているところの昔の写真です。水の流れる力を利用した揚水用の水車が絵として登場したのは室町時代の「石山寺縁起絵巻」です。足踏み水車(踏車)が発明されたのは江戸時代初期だそうです。踏車がはっきり文章に現れるのは江戸中期1680年の東海地方の農書「百姓伝記」だそうです。


江戸時代に踏車が使われていた絵のようです。

実際に使われていた時代の写真を探してみました。重労働のようで男性の写真が多いです。古い写真を見ると、大型の足踏み水車もあるようです。これらの写真はクリックすると拡大します。












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水車は私が子供のころは使っていましたよ。
田んぼへ水を引く場合、もちろん今みたいにパイプから水が出るわけがなくて、川をせき止めて水車で田んぼへ水を入れるのです。
川沿いの田んぼの水がいっぱいになったら、その上の田んぼにも同じ要領で水を汲み上げていました。
水郷地帯に残っていたとはびっくりですね。
その後は井戸を掘って手押しポンプで水を汲み、エンジンのポンプになり、今の各田んぼにパイプで水が入る前は,U字溝を使って各田んぼに水を入れていました。
懐かしい水車をありがとうございます。
このような道具を考えついたとは昔の人の知恵には驚かされます。 そういえば昔、テレビで、この水車を使っている場面を見た記憶があります。kazuさんが水車の経験者だったとは驚きました。
実際に使うことも出来るほどのしっかりとした出来栄えでした。今でも、つくる人がおられるのですね。
のどかでいい感じですねぇ。
今は、観光用に設置してあるだけですかね。
雰囲気を盛り上げる演出だと思います。観光用とわかっていても、雰囲気はいいものですね。このような道具が、昔に使われていたことを子供たちが知るだけでも値打ちがあると思います。
なるほど。人が回すものだったのですか。
どこかで見た記憶があるのですが、いつ回るんだろう?って思ってました(汗)
それにしても、のどかでのんびりできそうな所ですね。
群馬からはちょっと遠いのが残念です...
今は使われなくなったけれども、昔は農家で大切に保管してあったそうです。水郷地帯の風物だったのだと思います。
素晴らしいモノが残っていますね。
古いものを大切にすることはいいですね。是非とも回しているところを見たいものです。
なんだか懐かしい感じがしますねぇ〜。
テレビでしか見たことがなかったものでしたが、今回、実物を見ることが出来ました。さすが、水郷地帯です。
水車(みずくるま)は初めてだと思います。
とても風情がありますね。
昔から、お米を作っている方は水車(みずぐるま)をよくご存知でした。水郷地帯の風物だったのだと思います。
足踏み水車は水郷地帯によく似合います。昭和の中頃まで使われていたそうです。
足で回している光景は何か映像で見た記憶があります^^
昭和30年代に竪型ポンプが普及し始めて実用の役目は終えたそうです。でも今でも作り続けられているそうです。いろんなイベントで使われているようです。
水車があると風景のメリハリが随分と違いますね
足の力で動かしていたんですね
昔の良き時代が偲ばれます
これはすごい発明だと思います。数百年間も使われてきたと思うとロマンを関します。水を効率よく揚げるためには羽と外枠の隙間は極限まで小さくする必要があるため江戸時代の精密機械と言えるのではないかと思います。
どちらにしても、人力でくみ上げるのは大変ですが、エコですね。。
日本の木で組む技術が素晴らしいです。
この風景の中に、さりげなく溶け込んでいますね。。。
水郷地帯では必需品だったののでしょうね。まさに木製ポンプです。これのおかげでお米の作れる水田が広げられたのかもしれません。