


この日の飛行機の最高高度は41000feet(12496m)で、その時の機内圧は2300mの高さに相当していました。日本を出発した時の便では最高高度が40000feet(12192m)で機内圧の相当高度が2278mでした。
結構高さを変えていることも、今回、気がつきました。
フライトは5月29日のJL82便(上海・虹橋→羽田)でした。
こんな感じで機内圧の相当高度を記録しました。

計測・記録しながらビールもいただきました。

食事もいたしました。

デザートもいただきました。

そして、もっとも気になっていたフライトの飛行機の機内圧の変化を紹介いたします。今回の旅の目的地の一つが九寨溝ですが、最寄りの空港が四川九寨溝黄龍空港です。この空港は世界で5番目に高い場所にある空港なのです。Wikipediaによるとその高度は3447.65mと記載されていました。成都(500m)から40分間のフライトの機内圧に相当する高度が青いラインで徐々に気圧を変えていくのではなくで着陸寸前に空港の高度に機内圧を合わせることがわかりました。赤のラインは飛行機の高度ですが、巡航高度が7000mと仮定した場合の想定です。
近くに主峰の5588mの雪宝頂のある岷山山脈が連なっていることから40分のフライトではありますが7000mが妥当と考えました。
こちらはのフライトは5月26日のEU2707便(成都→九寨溝黄龍)でした。私の持って行った高度計(気圧計)では空港は3300mでした。気圧から想定なので誤差は多少でるようです。

EU2707便(成都→九寨溝黄龍)の窓からの景色です。


赤いラインの飛行機の高度は、あくまでも想定です。飛び立った時から飛行機は高く上がっているのに機内の圧力に相当する高度は下がりっぱなしなのは、なんとなく不思議です。右の写真が今回使用した高度計です。車で移動中などにも高度が判ったので結構、重宝しました。
こちらのフライトは5月28日のMU5852便(九寨溝黄龍→成都)です。

四川九寨黄龍空港のレストランからの景色です。ここは3448mの標高です。

成都から上海のフライトの機内圧も記録したので紹介いたします。緑色のラインは機内圧(hPa)です。フラントは5月28日のCA1946便(成都→上海・浦東)でした。中国内の国内線のためフライトマップの表示がなかったので実際の飛行高度の記録を取ることが出来ませんでした。

機内圧力と相当標高の関係をグラフにいたしました。気温5℃で計算しています。

グラフを書いた簡易式は下記の通りです。
時計と並べて記録いたしました。15時52分なので巡航高度になって20分後くらいです。

成都→上海は国際線なみのサービスでした。

【関連する記事】
- いよいよ九寨溝に向かいます。 四川九寨黄龍空港
- 黄龍のチケットも絵葉書でした。
- 九寨溝のチケットは絵葉書でした。
- 甘海子村
- トラクターが大活躍でした。
- 九寨溝 樹正瀑布(じゅせいばくふ)
- バスの窓から見えるチベット族の村々
- これがインターコンチネンタル九寨溝の中華料理
- 九寨溝 盆景灘(ぼんけいたん)
- 九寨溝 蘆葦海(ろいかい)
- 九寨溝 双龍海(そうりゅうかい)
- 九寨溝 火花海と火花瀑布
- 九寨溝 臥龍海(がりゅうかい)
- 九寨溝の水車小屋 樹正磨房
- 九寨溝 老虎海(ろうこかい)
- 九寨溝でバター茶を初体験
- 九寨溝 犀牛海(さいぎゅうかい)
- 九寨溝で結婚写真
- 5月の標高2700m 朝の散歩
- 九寨溝の魚は一種のみ 嘉陵裸裂尻魚(かりょうられつこうぎょ)
面白いデータですね。
この気圧計はデータロガー付きですか?
全て手書きです。飛行機の離着陸は電気のスイッチを切らなければならないので電気を使っていなかったのはよかったです。
突然に変化し始めるので1分ごとに記録しました。機内食もそこそこになってしまうほどに忙しかったです。でも食べました。
標高にカウントしているんですね。
面白いですね。
通常地上の7~8割くらいの圧力に下がるようです。 標高に換算するとわかりやすいかと思ってグラフにしてみました。
九寨溝、黄龍智に素晴らしいところだったでしょうね。
気圧の変化も面白いデータが分かりましたね。
徐々に気圧を変化させていると思っていましたが。
「着陸寸前に空港の高度に機内圧を合わせることがわかりました」と言われている様だったのですね。
新発見ですね。
ありがとうございます。
短時間で3500mから4000mまで登ったので空気の薄さを実感いたしました。気になっていた気圧の変化も、持ってきた気圧式の高度計で確認できました。
私はそれよりも、機内の乾燥が気になってしまいます。
初めてアメリカ本土に行った時、西海岸だったのに
爪がボロボロになってしまい、それからは飛行機に乗る時は
マニキュアを塗って、乗るようにしていました。
今回は気になっていたことが確認できました。飛行機の中は、いつもと違う環境だなので気をつけなければならないということですね。長距離は知らないうちに負担になっているのかもしれません。
やはり機内の気圧も多少変化(上がる)のですね~
一定かと思っていました。
地上の気圧を保ち続けると機体の応力が高くなるので寿命を縮めてしまうようなので、少しですが外の気圧に近づけるようです。
耳が付いていけなくなったことが2回ほどあります。
飴をなめるといいとか つばを飲み込めばいいとか言いますが
2回目は寝ていた最中だったので
ちょっと軽くパニックになってしまい
お水をもってきてもらいました。
耳が痛くで大変だったと思います。私はいつもアクビ作戦ですが、地上に下りてもなかなか圧が抜けないことがあります。圧が抜けるとすっきりしますね。
この測定機器は自前ですか?
わたしはいちばん長いフライトで北米まででしたが、気圧のことより足のむくみが大変でした。
靴を脱いで乗っていたら到着して降りる時に靴が履けなくなるほど足がむくんでしまい…
せまーいエコノミーですとこういうことになるんですね…苦笑
はい、自前で買いました。これ日本製なんです。数値的に安心できました。確かに標高4007mの雪山梁峠では、ほぼ4000mを表示していました。
http://makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp/2012-06-08
気になっていることがグラフで表現できました。意外な発見がたくさんありました。