


パリに来るとやっぱりマンマルトルの丘に行ってみたくなり来てみました。想像していた以上の雰囲気でした。狭い範囲で沢山の人たちが沢山の絵を売っていました。
うわさ通りに絵を描いている人たちもいました。

こちらで絵を売っている人たちは、どのような人たちなのでしょうね。自分で描いた絵を売っているのでしょうね。このように芸術家たちが集まるようになったのは19世紀半ば、ヨハン・ヨンキントやカミーユ・ピサロといった芸術家たちがパリ大改造で整備されてしまった市内を離れ、まだ絵になる農村風景の残っていたモンマルトルに居を移すようになったからだそうです。安いアパートやアトリエ、スケッチのできる屋外風景を求める画家達が後に続き、19世紀末の世紀末芸術の時代にはモンマルトルはパリ左岸のモンパルナスに対抗する芸術家の集まる街へと変貌していったそうです。パブロ・ピカソ、アメデオ・モディリアーニ、ほか貧乏な画家達やがモンマルトルの「洗濯船(Le Bateau-Lavoir)」と呼ばれる安アパートに住み、アトリエを構え制作活動を行ったそうです。ギヨーム・アポリネール、ジャン・コクトー、アンリ・マティスらも出入りし議論する活発な芸術活動の拠点となったが、1914年以後は多くはモンパルナスなどへ移転したそうです。現在は多くの観光客がテルトル広場、サクレ・クール寺院、キャバレー・ラパン・アジル、ムーラン・ルージュ、ピカソらのアトリエ、ユトリロの描いた風景を訪ねて歩いて雰囲気を楽しんでおられます。

比較的狭い範囲に集まっていました。モンマルトル (Montmartre)の丘ははパリで一番高い丘です。

上の4枚の写真はすべて下の航空写真の建物で囲まれたテルトル広場(Place du Tertre)と呼ばれている場所で撮ったものです。画家達が集まり観光客の似顔絵を描いていることで有名です。テルトル広場を和訳すると「画家広場」であり、かつてはパブロ・ピカソやモーリス・ユトリロらもここで絵を描いていたと言われています。写真をクリックすると航空写真また地図が表示されます。赤いマークのところがテルトル広場です。

お店やカフェも沢山ありました。モンマルトルの名は、『Mont des Martyrs(殉教者の丘)』が由来するそうです。紀元272年ごろ、この丘の付近で、後にフランスの守護聖人となったパリ最初の司教聖デニス(サン・ドニ)と二人の司祭ラスティークとエルテールの3人が首をはねられて殉教したと伝えられています。


モンマルトルの丘のもっとも目立つところに建っているのがサンレ・クール寺院(Basilique du Sacré-Cœur de Montmartre)です。サクレ・クール寺院 はロマネスク様式・ビザンティン様式のバジリカ大聖堂で、ギベール・パリ大司教が計画を提唱し、アバディが設計を担当したそうです。パリ市内を見晴らせる観光名所で、比較的新しいものであるにも関わらず、今やパリになくてはならない存在になっているようです。丘の上からの景色はなんともいえません。

こちらはパリで最も古い教会の一つであるサン・ピエール寺院ですがサンレ・クール寺院のすぐ奥に建っています。

細い道ですがモンマルトルの丘の中のメイン通り的存在です。沢山の人が行き来していました。個性的な方が歩かれていました写真をクリックするとわかると思います。

どこに行っても人が多いようですが少し離れると静かな路地もあります。この辺りは観光客人は少なくなってきますが、モンマルトルの丘の上の一面です。細い道がまた魅力的です。住宅街なのでしょうね。

急な坂道にある家も絵になります。驚くほどの急坂でした。

ここからはマンマルトルの丘の小片の景観を紹介いたします。典型的な路地とマンマルトルへの上り坂も見とれてしまいますが車の駐車の仕方には感心します。

丘の麓ではドラマの撮影もしていました。

モンマルトルの丘の最寄の地下鉄のアベス駅には巨大なエレビーターがあります。
写真はエレベーターの中ですが奥に見えるのが入口です。そして私の背中のはるか後ろに出口のドアがあります。部屋ごと動く感じてす。広さを実感してもらえたでしょうか。ものすごく深いところに駅があるので体力に自信がない方は、このエレベーターに乗ることをお薦めします。深さを実感したい人は歩きですね。

エレベーターを降りてからも丘の上まで急な坂が続きますが、体力に自信のない方はケーブルカーにも乗ることをお薦めします。地下鉄の切符で乗れるので地下鉄の一日券を使えばお徳です。

mizuhoさんのコメントにヒントをえて凱旋門の上からの写真を追加しました。中央より少し左側がモンマルトルの丘です。写真をクリックすると拡大するのでサンレ・クール寺院が確認できると思います。

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モンマルトルの丘は素晴らしいところでしたね。
小さな場所で絵を売っていましたし、似顔絵も書いていた人がいました。
私もアベス駅から少し歩いて、このケーブルカーに乗りました。
サクレクール寺院に行くためでした。
寺院の中に入りお参りしてから、入り口付近の自動販売機でサクレクール寺院のコインを買い求めました。
その後、正面を左手に回り、階段を下りていくとそこにはあの寺院の一番高いドーム展望台へ行くチケット販売所がありました。
狭いらせん階段を何段上ったでしょうか、かなり登ると一度進路が変わって、また登っていくのです。
疲れたころに前が開けて、真ん中の一番高いドームの写真にあります「3個づつ並んでいる窓」のそばに出ました。
一周できるようになっていて、パリ市内はもちろんエッフェル塔も見えるのです。絶景を暫し眺めていました。
見学後はまた地下鉄でオランジュリー美術館に向かいました。
マンマルトル丘のことを鮮明に覚えておられるのですね。サクレクール寺院の上に登れるとは知りませんでした。
マンマルトルの丘そのものが目的だったので丘の上を散策いたしました。丘から降りた場所は別の駅でした。そのあとエッフェル塔に向かいました。
モンマルトルの丘 美しい風景ですね。
7年前パリ市内駆け足で巡りました。
懐かしいです~♪
ここに来て、パリに来た実感を感じました。街の中とは違った雰囲気でした。
丘って呼ばれてるのは知ってましたが、本当に丘なんだって初めて知りました。
40年経ってしまったわっ
似顔絵描いてもらいたいなぁ~
昔々に・・・♫
行ったことないですが、地図は持っています^^♫
何かの教科書に出ていた様な風景が実在しているのですね・・・後世に名の出る画家も居るかも知れませんね(^_-)-☆ ケーブルカーに乗って上がる程
高い場所にお家があるのは凄いですね。
あんなに遅れるんだたらちょこっとパリ市内観光でもすりゃよかった・・
でも、ホントにテレビとかで見た光景のまんまなんですね。
今回のモンマルトル、サクレクール寺院、
以前旅行で行ったところで、懐かしくなりました。
学生時は、フランス語学科だったので、
勉強したことも思い出します。
パリの中でも、モンマルトルの丘は好きな場所です。
画家の卵さんたちがいっぱいいて。
カフェの雰囲気もいいですね~。
凱旋門とか違う場所から、サクレクール寺院を見るのも、
またいいなぁと思います。
やはり国民性でしょうか?
日本も昔は何事も規律を守っていましたが最近はどこかの国のようになってきましたね。
丘と言ってもそんなに高くはありませんがパリで最も高い地面だそうです。やっぱり坂道のある景色は魅力的です。
いつかはパリですね。実現できました。憧れのモンマルトルの丘にも来ることが出来ました。
懐かしい〜( ´−`)
モンパルナス(Montparnasse)はセーヌ川左岸14区にある地区だそうですね。1920年代の狂乱の時代に芸術家たちの中心地となったそうです。
噂では聞いていましたが、こんなに沢山の絵が露店で売られているとは驚きました。まさに噂どうりの光景に出会えて満足でした。
8時間も遅れたら街に出るのがいいと思いますが突然だと行き先が難しいですね。最初から乗継時間が長いことが、わかってる場合は町に出れますね。ドイツのミュンヘンとカザフスタンのアルマトイで経験いたしました。
ミュンヘン
http://makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp/2011-01-21
アルマトイ
http://makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp/2011-08-05
フランス語が専攻だったのですね。フランス旅行に行っても言葉で苦労しなくてもすむのは素晴らしいです。
パリの駐車には驚かされます。前後にスペースがほとんどないのにどうやって出すのでしょう。
懐かしく思ってもらえてよかったです。モンマルトルの写真を掲載した甲斐がありました。
ゆっくりとまわってみたいと思いました。
ゆったりと雰囲気を味わいたいですね。下調べせずに行った分だけいろんなところを回れました。
なんとおしゃれに見えてしまうことか!(笑)
やっぱりパリって、とーっても素敵ですね♪
パリは格別な場所ですね。来てみて初めて知りました。モンマルトルは凝縮された境でした。
いつものごとく素敵な写真ですね
拡大できる写真はどれかずっと探してしまいました(笑)
昔はほとんどの写真を拡大するように設定いたしましたが写真の保管容量が減ってきたので節約させてもらいました。
食事もゆっくり食べたのは夕飯だけで、
お昼なんて、ほとんど食べないで、移動していたんです。
美術館を巡ったりで、記憶にないので、行けなかったのでしょうね。
モンマルトルの丘は行かれなかったですか。いい雰囲気の場所でした。
モンマルトルの名が、殉教者の丘に由来するとは知りませんでした。
でもパリは、街全体が芸術の香りに満ちていますね(*´▽`*)
今年も、行ってみたいと思っています。その時は、またここに来てみると思います。
全く興味もないまま乗り物酔い、人酔いして
サン・ピエール寺院だか
サンレ・クール寺院も解らず、引きずり回され、
景色を眺める余裕もなく、バックを握りしめてました
今ならきちんと下調べをしてあんな無意味な旅行を
したりしないのにと悔やまれますが・・・
体力的に長時間、飛行機に乗るなんて無理
SORIさんの旅行記で行ったつもり
ツアー楽しみます^^;
10代でパリに行かれるとはすばらしいです。
私は初めてパリに行くまでは、単なる都会としか思っていませんでした。が、町をその目で見て、一瞬で、すばらしい町だと感じてしまいました。長くパリを誤解していたのです。有名な建物に感心したのではなく、沢山の石造りの建物を大切に何百年も使い続けているのに驚かされたのでした。それ以来、パリには7度、行くことになりました。