2014年05月10日

清の時代の宮廷料理店 白家大院

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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クリックすると拡大します。一昨日に右の写真の花びらのサラダを紹介した清の時代の宮廷料理を再現したしたレストランですが、このお店は清の時代の皇帝の兄弟だった人が住んでいた家だそうです。本宅ではなくて別荘のような使われ方だったそうです。この中には築300年の建物もあるそうです。こちらの黄色い服の女性が最初から最後まで面倒を見てくれました。
クリックすると拡大します。「白家大院」の中も案内してくれたし、最後はこの道路の門まで見送ってくれました。木の靴(下駄)を履いているのが印象的でした。クリックすると木の下駄が判ってもらえると思います。
実は2000年(14年前)ごろにレンストランとして利用するようになり、その時に名前を「白家大院」にしたそうです。 それまでは「楽家花園」と呼ばれていました。建設当初は作った人の名前から「禮親王楽園」と呼ばれいました。約14年前までの使い方は?と案内してくれた女性に尋ねると中学校として使っていたそうです。清の時代の皇族の食卓を再現したものだそうです。中国文では「再現清朝宮廷飲食文化」と記載されていました。

レストランの入口です。ここが道路に面した最初の門です。白家大院の看板が判ってもらえると思います。
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ここから奥に進んでいきます。車が沢山停まっています。最初の門から二番目の門までの間の道です。


道を進むと「白家大院」にたどり着きました。ここの門の前には星条旗の付いた車が停まっていました。ナンバープレートに赤の「使」の文字があったので、たぶん2台ともアメリカ大使館の車です。時間は13時50分で皆さんが帰る時間帯でした。我々はこれから昼食にしたので「白家大院」全体を独占することになりました。


沢山の店員さんが迎えてくれました。いらっしゃいませ! と言う感じです。


この人が門から部屋まで案内してくれました。時々振り向きながら静かに案内をしてくれました。この緑の服の方も最後まで面倒を見てくれました。
食事をする場所は庭園の中に点在している昔の住居を利用しています。こちらの写真もクリックすると木の靴を履いていることが判ってもらえると思います。
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「白家大院」の中は池のある大きな庭と言う感じで建物がところどころにありました。我々は一組だけは入れる建物の中で食事をしました。ちょっと贅沢ですね。大きな部屋では踊りなども行われるそうです。
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食事をした個室の前から見た池の景色です。
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航空写真を紹介します。この緑の部分が白家大院で、この緑の中に個室やホールなどの建物が点在しているのです。広い敷地の中の贅沢な空間でした。緑の木々の中に沢山の建物があるのが判ってもらえると思いますが、その中の一軒(個室)で食事をさせてもらいました。


クリックすると拡大黄色を基調としたテーブルです。右の写真のように食器も黄色で統一されていました。ここでは料理も美味しいけれど食べる雰囲気が最高のご馳走かも知れません。
通常は、一際高いナプキンが飾られてある席がホスト席ですが、こちらではテーブルのセットはすべて同じでした。でも、ちゃんとホスト席の目印があります。
一つだけ椅子が違うのがわかりますか。ここがホスト席です。勘定を支払う人が、この席に座ります。左端の布がかかっていない大きな木の椅子です。
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クリックすると拡大上の写真ではホスト席の木の椅子が判りにくいかと思い、別の写真を掲載させていただきました。中央の席より少し左側に木の椅子があることが判ってもらえると思います。その他の椅子にはすべて布がかかった椅子で、龍の絵との文字が印象的でした。秘儀の写真のように料理の器にも龍が描かれる徹底ぶりなのには驚かされました。
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各自のセッテングはこのようになっています。


沢山の女性の人たちが料理やビールを持ってきてくれました。
他のお客さんが帰ったあとのためかもしれません。でも必ず責任者が一部屋に一人付いてくれるのが中国なので安心です。黄色い服の女性に緑の服の女性に加えて赤い服の女性の3人の女性の方が我々の個室(建物)に付いてくれました。右の写真で、木の椅子に私が座らされたことが判ってもらえると思います。
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庭を背景に撮らしてもらいました。女性の衣装は少数民族の一つ満族のものです。頭の飾りが独特です。満族はこのレストランの歴史の舞台である清朝の支配民族でした。こちらの女性の薄化粧が新鮮で印象的でした。
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料理を運ぶ人もすべて民族衣装を着ています。


屋外にもテーブルを設けていました。このときは5月で気候がよかったので夜は屋内も屋外も満席になるそうです。
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食事の後は黄色の服の女性にお願いして庭を少し散策させてもらいました。
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飾り付けも見事でした。緑の多い広い庭であることが判っていただけたと思います。
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昔に高貴な人たちが使った牛車も庭に展示されていました。
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クリックすると拡大します。我々が帰ったのは15時36分だったので我々が帰る時間には車は1台も残っていませんでした。来た時には右の写真のように沢山の車が停まっていました。結局13時50分から15時36分までの1時間46分の昼食を楽しんだことになります。


お店を紹介いたします。青色マークが今回紹介の白家大院で、黄色マークが先日に紹介した北京ダックのお店の羲和雅苑です。
クリックすると拡大します。マイナスのアイコンを数度クリックすると北京の中のおおよその場所がわかると思います。右の方を含めて3名の女性の方が我々の部屋の世話をしていただけました。
  店名 白家大院       クリックすると拡大
  住所 北京市海淀区蘇州街15号
  電話 010-6265-8851
  時間 10:30~22:30(L.O.22:00)
  営業 年中無休

より大きな地図で北京のレストランを表示
この冒頭の写真が、食事が終わって帰る時に黄色い服の女性が道路のところまで見送りに出てきてもらった写真だったのです。それが「こちらの黄色い服の女性が最初から最後まで面倒を見てくれました。」説明させていただいた意味だったのです。
料理の記事はこちらです。→ポチッ
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posted by SORI at 23:53| Comment(36) | TrackBack(1) | 北京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もてなしと風景が素晴らしい様子。
ところで日本の池は泳いでいる魚が見えますが中国の池は逆に澄んでいないんですね。
Posted by beny at 2012年03月05日 18:40
初めまして。ご訪問いただきましてありがとうございました!
清朝の時代にタイムスリップしたかのようですね。
美しい写真の数々を堪能させていただきました。
Posted by ゆうゆう at 2012年03月05日 22:16
なんとも贅沢な空間とお料理ですね。
すごいです!
Posted by まほ at 2012年03月06日 03:01
大変遅くなりました。ご訪問ありがとうございます。素敵な写真ですね。この写真を見る限り北京は美しい町に見えます。
Posted by birdland at 2012年03月06日 19:53
お久しぶりでございます。
恵乃実-enomi と申します。
前ブログ【鳥と猫と私と】
http://grat.blog.so-net.ne.jp/
を過去に一度でも閲覧頂いた方々にご挨拶申し上げます。

アドレスの移転と、更新再開のお知らせを申し上げに参りました。
改めまして、とれふる という名前に改名
http://klee.blog.so-net.ne.jp/
新ブログ【ぶらぶらmemorize】をよろしくお願いいたします。
Posted by とれふる at 2012年03月06日 20:12
SORIさんこんばんは。

清朝時代の建物もあるとはびっくりですね。
ここは本当の豪邸ですね。奥まで行く間に迷子になりそうです。
もてなしも最高のようで、きっと料理もおいしかったことでしょうね。
うらやましい限りです。
Posted by kazu at 2012年03月06日 20:49
ひえ~~~。豪華ですね~~。
自腹では無理かな~~
Posted by Ronnie at 2012年03月06日 23:17
benyさん こんばんは
中国でも済んだ池がありました。でも北京では新しい水がないために藻が繁殖しているのかもしれません。
Posted by SORI at 2012年03月06日 23:46
ゆうゆうさん こんばんは
こんばんは
皆さんが思っておられるのですね。皆さんの思いを反映いたします。
Posted by SORI at 2012年03月06日 23:50
まほさん おはようございます。
都会に、このような空間があるとは知りませんでした。
Posted by SORI at 2012年03月07日 06:18
birdlandさん おはようございます。
北京は今は高層ビルが立ち並ぶ街になりましたが、昔のままの空間が残っているのは大きな意義がありそうです。
Posted by SORI at 2012年03月07日 06:20
とれふるさん おはようございます。
紳ブログ拝見いたしました。
猫ちゃんのあくび、カワイイですね。
Posted by SORI at 2012年03月07日 06:23
kazuさん おはようございます。
こんな形で別邸があったのを知りました。贅沢な空間でした。
Posted by SORI at 2012年03月07日 06:24
Ronnieさん おはようございます。
北京はもともとレストランの値段が特別に高い町です。他の高級なレストラン比べれば同じくらいなので、意外とお得な気がしました。
Posted by SORI at 2012年03月07日 06:27
おぉ〜。なんともゴージャスなレストランですね。
私の旅とはずいぶん違うなぁ…。
それにしても印象的な黄色ですね。ヘレンドの黄色の食器を
思い出します。高貴な色なのかしら?
Posted by みんこ at 2012年03月11日 00:00
みんこさん おはようございます。
花びらのサラダのレストランにふさわしいレストランでした。黄色は清時代の高貴な色だそうです。だから食器だけでなくテーブルクロスから椅子まで黄色い色なのだと思います。
Posted by SORI at 2012年03月11日 04:05
ここ、私が留学していた清華大学から、比較的近い場所のようですね。
Posted by youzi at 2012年03月19日 22:08
youziさん こんばんは
ご推察の通り、近くの高層ビルから北京大学と清華大学が見えました。
Posted by SORI at 2012年03月19日 23:53
SORIさん、おはようございます。
民族衣装がきらびやかですね。
北京や大連でもこんなレストランには入ったことはありませんね。
Posted by PENGUIN at 2014年05月10日 08:04
PENGUINさん おはようございます。
女性の華やかな衣装は印象的でした。それにも増して都会の中に緑豊かなレストランがあるのにも驚かされました。
Posted by SORI at 2014年05月10日 08:12
おはようございます。
すごい!こんな高級なお店、行ったことないですー。
Posted by hasseyおやじ at 2014年05月10日 10:19
ご訪問、ナイスありがとうございます("⌒∇⌒")
宮廷料理素晴らしいですね。
Posted by chocobo at 2014年05月10日 10:23
hasseyおやじさん おはようございます。
私にとってもいい経験となりました。ほんと緑豊かな広い敷地でした。
Posted by SORI at 2014年05月10日 11:32
chocoboさん こんにちは
北京でこのようなお店に出会えるとは思ってもいませんでした。大使館が使うだけのことはありました。
Posted by SORI at 2014年05月10日 11:47
私の知らない世界、行く事が無い世界・北京を紹介して下さって嬉しいです。
民間の交流のように、お互いの国も良い関係でいたいですね、、この先もずっと。
Posted by puripuri at 2014年05月10日 14:46
puripuriさん こんにちは
このようなレストランは、おもてなしの心が大切ですね。その、おもてなしの心が、もっともっと広がってくれるといいですね。
Posted by SORI at 2014年05月10日 15:03
こんにちは。
広い敷地の中に緑もたくさんある素敵なレストランですね。
気候のいい時期は屋外で食事するのが気持ちよさそうでいいですね!
Posted by poko at 2014年05月10日 16:00
素晴らしい料理店ですね。
テーブル席も黄色で統一されているのも
ある意味オシャレです。。
椅子の模様のドラゴンがいいなぁ~。。
最後まで付いていてくれるスタッフが居ると安心しますね。。
木靴は、慣れないと歩きにくいのでは。。。
Posted by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 at 2014年05月10日 16:11
お料理も派手で豪華ですが、衣装もすごい。
そして卓や椅子といった調度品もかなり派手ですね~
見ているだけで盛り上がってきますね^^
Posted by 昆野誠吾 at 2014年05月10日 17:02
pokoさん こんにちは
夕刻に食事をしてみたくなりました。でも明るいのも広い庭園が、よく見れてよかったです。
Posted by SORI at 2014年05月10日 18:24
なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん こんにちは
テーブル席だけでなく料理の器も黄色に統一されていました。ほんとお洒落な感じでした。この木靴を履くとかなり背が高くなります。当然足も長く見えるのでスタイルがよく見えますね。西洋のハイヒールのようなものなのかもしれません。
Posted by SORI at 2014年05月10日 18:32
昆野誠吾さん こんにちは
ほんと食事をしながらもレストランの話だけでも話題が尽きないですね。それだけでも値打ちがありました。
Posted by SORI at 2014年05月10日 18:33
北京には仕事で長く居ましたが、この様な高級な店には入れませんでした。
Posted by 旅爺さん at 2014年05月11日 05:03
旅爺さんさん おはようございます。
長く北京におられたということは美味しいお店を沢山ご存じなのでしょうね。私が初めて北京を訪れたのは1994年9月19日でした。あのころから北京もずいぶんと変わりましたね。
Posted by SORI at 2014年05月11日 06:46
こんにちは。さすが清王朝を髣髴させる圧倒的な景観ですね。お料理も見せていただきましたが、まさしく皇帝気分だったことでしょう。それにしてもSORIさんの詳細な記録写真にはいつもながら敬服いたします。
Posted by sig at 2014年05月12日 13:16
sigさん こんにちは
写真を沢山撮ったので役に立ちました。これほどのお店は少ないと思うので、食事をさせていただいた値打ちがありました。
Posted by SORI at 2014年05月12日 13:46
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花びらのサラダ 白家大院
Excerpt: 写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。 清の時代の宮廷料理を再現した白家大院の料理を紹介します。こちらのレストランは由緒あるある場所で、この時もアメリカ大使館の車が何台か停まっていまし..
Weblog: まっくろクロスケ
Tracked: 2014-05-10 14:57
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