

カサフスタンからウクライナへはウクライナの航空会社であるアエロスヴィット航空でした。えっAeroSvitじゃない!! ウクライナ語の略称АероСвітが機体に書かれていました。正式名はАвіакомпанія "АероСвіт"です。ロシア語ではАвиакомпания "АэроСвит"なので独立後にウクライナ語が復活している傾向にあることが伺えました。ちなみに英語ではAeroSvit Airlinesです。
この飛行機に乗ったわけですが、乗るまでに、ちょっとした苦労がありました。
便名はVV430でアルマトイを7時50分発であるためホテルを朝早に出て1時間半前に着いたのですが、下の表示画面の通りに遅れが発生していました。表示画面がDelayedです。この空港では画面がChack inに変わらないとチェックインカウンターがあるフロアーに入れてもらえないためロビーで不安な思で待つことになりました。いつもと違うシステムだと本当かどうか心配になってきます。1時間程度待ったところでころで、やっとChack inの表示に変わりチェックインカウンターあるフロアーに入ることが出来ました。
チェックインを果たして出国審査に行くとここでも、ちっとトラブルがありました。ウクライナのビザがないのでカザフスタンを出国させられないと言うのです。ウクライナはビザが要らないはずと言っても受け付けてもらえません。ウクライナに入国する時にわかったことですが日本人はウクライナに入るのにビザがいらないけれど、ビザが必要な人の方が圧倒的に多かったのです。おそらくカザフスタンの人もビザが必要なのだと思えました。ウクライナに着いて入国の列でNO VISAは一列だけだったのです。それも並んでいる人はほとんどいませんでした。日本人がビザが必要ないことをカザフスタンの出国審査官は知らなかったのだとおもいます。審査官も不安に思ったのか上司らしい人に電話をかけて、その後、すぐに通してくれました。
ちなみにロシアとカザフスタンは日本人でもビザが要ります。

フライトスケジュールではAlmaty(アルマトイ/アルマティー)を7時50分に出発してKiev(キエフ)には10時15分に到着予定でした。たった2時間25分のフライト? いえアルマトイとキエフの間には下記の時差の地図にあるように4時間の時差があるので飛行時間は6時間25分です。ちなみにカザフスタン国内の中でも1時間の時差がある地域があります。訪問したアクトベも1時間の時差がある地域でした。地図の中の数値は世界標準時刻からの時差の数値です。
ところで

アエロスヴィット航空(VV ウクライナ)
An-148B 1 機 (+9 機発注)
ボーイング737-200 1 機
ボーイング737-300 2 機
ボーイング737-400 4 機
ボーイング737-500 4 機
ボーイング737-800 7 機 (+7 機発注)
ボーイング767-300 3 機
サーブ 340A 1 機
ボーイング社の中で他の機種に比べて墜落事故率の高い737に比べて最近のロシアの飛行機の事故が多い訳ではありませんので誤解のないように!
これがアルマトイ(アルマティー)のラウンジです。こちらのラウンジでは置かれている飲み物や食べ物に値札がついていました。確認すると約千円までは無料でそれ以上は有料とのことでした。でも、いろいろ頼んで値段がオーバーしたと思えたけれどお金は取られませんでした。要求されても現地通貨はなかったので物を返すしかありませんでした。

ラウンジでさらに1時間以上も待たされることになりました。表示上は搭乗時間が1時間20分遅れの8時40分と書かれていますが、後からの飛行機が次から次に出発して行き、我々の飛行機だけが遅れて最終的にキエフには2時間以上遅れで着きました。次の飛行機に乗る前にキエフの町に出て食事をするアイデアは消えてしまいキエフの空港で昼食をとって次の目的地に移動することになりました。

バスからアエロスヴィット航空の飛行機が見えてきました。この飛行機に乗りました。

私の席からの機内の景色です。
今回は真中の席のため残念ながら窓の外の景色は紹介出来ませんでした。

シートも紹介しておきます。

さっそく日本人らしくビールを頼みました。こちらでは350mlの缶がないため我々で言うロング缶が出てきました。私以外はみなさんワインかシャンペンを頼まれておられました。6時間25分と結構な長いフライトなので、アルコールをゆっくりと楽しむことが出来ました。

さっそく機内食が出てきました。

6時間25分のフライトにしては簡単な食事でした。おそらく朝食だからなのだと思いますが、ビールやワインを飲むのにぴったりでした。これに比べるとカザフスタンの航空会社であるエア・アスタナはすばらしいことが実感できました。機内食に関しては国際線はもちろんですが、国内線でもこちらの航空会社より豪華でした。
でも日本の航空会社でも朝食は驚くほど質素なので、こちらの航空会社でも夕食や昼食の時間帯に乗って比べる必要がありそうです。

でもトイレは豪華でした。

お手洗いに入って驚いたのは豪華さだけではありませんでした。


アルマトイからキエフまでフライトルートです。もうすぐキエフに到着する時間に撮りました。カザフスタンに比べるとロシアのモスクワやサンクトペテルブルグやヨーロッパに近い位置です。

りささんのコメントでウクライナカラーとのコメントをいただき、急遽ウクライナ国旗を追加掲載させていただきました。まさにご指摘の通り飛行機はウクライナカラーでした。

最後にもう一度、国旗の色と比較してもらうために飛行機の写真を掲載いたします。

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僕はあまり飛行機に乗る事がありません(高所恐怖症&着陸時の耳鳴りがひどいので)。 それにしても機内は凄く豪華なんですね。トイレを見てビックリしました。
航空会社によって特徴がありますね。特に今回のカザフスタンとウクライナの航空会社に乗って感じました。
でも、サービス一番 が何よりですね・・・
いやー 今は トイレ こんなに なってるんですか・・・
スゴイ こりゃ 生き残り 大変ですね・・・(@。@)
エキサイティングな日々をお過ごしのようでうらやましい限りです。
久しく海外へは行っていないので楽しい記事拝見させていただきます。
金色は珍しいけれどもきれいにしているところは多いですね。蛇口にもこだわったところがありました。
この日は移動だけだったのでしっかりと飲ましていただきました。キエフの昼食でも生ビールをいただきました。
今回はカザフスタンとウクライナということで、なかなかいく機会が少ない場所だと思います。それだけに楽しく過ごすことが出来ました。これからウクライナの記事を掲載させていただきます。
航空会社によっていろんな特徴がありました。まさかウクライナの航空会社に乗るとは思ってもいませんでした。
青空に似合います(^。^)
今回、乗った航空会社の中で一番きれいな飛行機でした。世界には沢山の航空会社があることを知りました。
ウクライナの大きな航空会社は今回乗ったアエロスヴィート航空と最終日にキエフからヘルシンキまで乗ったウクライナ国際航空ですが、小さな航空会社を入れるとウクライナだけでも下記の数だけありました。
AAR航空
アエロチャールテル・エーイルラーインズ
アエロミースト・ハルキウ
アエロセールヴィス・カールゴ
アエロスタール
アエロスヴィート航空
アエロヴィス航空
AGO
エーイル・ボヨーマ
チャイカ
IREN航空
ハルキウ航空
キロヴォフラード航空
ARP 410航空
ターヴリヤ
ウクライナ航空
ウクライナ航空貨物
ウクライナ国際航空
ウルハ国際航空株式会社
ANTAU
アントノフ航空
アントノフ貨物
アルテム・アヴィア
AS航空会社
エア・トランス・インテリジェンス
アトラントSV航空
アヴィアーント
アゾフ・アヴィア
アヴィア・タクシー
ブコヴィーナ
ブーソル航空
CABI航空
チャレンジ・アエロ
コルムブス・アヴィア
コンスタンタ・ステイト・エーイルレーインズ
クルィーム国際航空会社
DM国際航空
ドニプロアヴィア
ドネーツィク航空
ドンバスアエロ
ホールリツァ
ホセバSIC
イリイチ・アヴィア
ISDアヴィア
ハルキウ航空会社
ホリウ・アヴィア
ホルス航空会社
インデペンデント・カリエル
KROCN
ルハンスク航空
リヴィウ航空
エーイル・ピーヴァ
モトール・シーチ
オデッサ航空
ポジーリャ・アヴィア
リーヴネ・ウニヴェルサール・アヴィア
セヴァストーポリ・アヴィア
ショウコーヴィイ・シュリャーフ
シリウス航空
南方航空
UESアヴィア
ウクライナ航空同盟
ウクライナ航空会社
ウクライナ航空安全アカデミー
ウクライナ国立航空
ウクライナ貨物航空
ウクライナ飛行士学校
ウクライナ地中海航空
ヴォラーレ
ヴェテラン航空会社
ユジュマシャヴィア
国立航空交通サーヴィス会社
トランス・キエフ
ウェスト・ハリコフ
旧ソ連から独立していろんなビジネスの過渡期なのかもしれません。安全の問題もあり統合が望ましいと思います。
そして豪華なトイレもウクライナらしい。。。
そしてたくさんの航空会社があるのにビックリです!
勉強になりました。
りささんのコメントにヒントをいただきウクライナ国旗を掲載させてもらいました。カザフスタンも飛行機会社が多かったです。旧ソ連から独立した国の特徴なのかもしれません。
時々、ご訪問してくださっているのはわかていたのですが、
なかなかこちらへ来ることができませんでした。すみません。
いつも、nice!をありがとうございます。
カザフスタンにウクライナですか。旅行が趣味の方でもなかなか行く機会がない地域でしょうね。ロシア語なんだ~と、ちょっと感動。
国内旅行もままならない私は、羨ましい限りです。
世界遺産だけでその国の良さはわかりませんが参考になると思いカザフスタンとウクライナの世界遺産を調べて見ました。知られていないところが多い国なのでこれからさらに増えていくと思います。
カザフスタン
2003年 ホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟
2004年 タムガリの考古的景観にある岩絵群
2008年 サリャルカ - 北カザフスタンのステップと湖群
ウクライナ
1990年 キエフ:聖ソフィア大聖堂
1990年 キエフ・ペチェールシク大修道院
1998年 リヴィウ歴史地区
2005年 シュトルーヴェの測地弧
2007年 カルパティア山脈のブナ原生林
半分行ったような気分にもなれましたよ!
貴重な写真をありがとう。
沢山見ていただけてうれしいです。ありがとうございます。初めて行った国を離れるのは寂しいけれども新しい国に行く楽しさもありました。
いつもビジネスでうらやましいです(^^)
カザフにビザが必要でウクライナは要らない、って何かロシアの影響の度合いとかは関係あるんでしょうか?
ウクライナはいろんなところでロシアに対抗している感じがします。「ロシアと仲がいいのですか。」と一緒に食事をしたウクライナの人に質問するとちょっと困った顔をして「中国と日本です。」との答えでした。ベストアンサーかもしれません。
私の通勤路では伊丹行きのJALとANAしか見れないので、
色々な飛行機を見る為には関空に行かないと・・。
でもこんなに沢山の種類はいませんが・・。
これに比べてカザフスタンは基本的に「エア・アスタナ 」と 「カザフスタン航空」でした。ウクライナの航空会社の多さにはおどろかされました。
飛行機でこんなにきれいなトイレがあったのですね。
沢山の航空会社の中でウクライナを代表する航空会社であるとの思いがあるのかもしれません。
経験のない事ばかりで飛行機の最近の事情など吃驚です。
と言いましても以前に乗った飛行機の事も記憶が薄らいでいます^^;
ウクライナの航空会社は初めてでした。少しどきどきした経験でした。
ですね~。
何だか子供の頃に百科事典を見てたようなワクワクした気持ちで
いつも拝見させていただいてます。
今まで知らなかったことは新鮮に感じます。同じように感じる方もおられるかもしれないと思い掲載させていただいております。見ていただけると俺しいです。ありがとうございます。
ビールに合いそう。。
好きな物ばかりです。
航空会社によって特徴があるので新しい航空会社に乗るときはワクワクします。
びっくりです!
昨日の雪はすごかったです。
フクライナの航空会社の飛行機のトイレには驚かされました。
旧ソ連圏のウクライナ、カザフスタン、ロシアの航空会社の機内のビールは基本的にロング缶でした。最初は驚かされましたが、そのうちに当たり前のように感じてきました。
気持ちを持って空と向かい合う小さな会社のスピリットだけは大切にできればいいのですが、機体はだんだん規格品になってしまってソフト面の人間も機械的になってしまうのでしょうね。
ご指摘の通り、ウクライナの沢山の飛行機会社のほとんどは小さい会社だと思います。ある意味でビジネスのチャンスがある国であることを示唆しているのかもしれません。新しい飛行機も実質的には複数の会社で作るようになってきました。