Seesaaブログに慣れるために、昔の記事に手を加えてブラシュアップして再掲載させことから始めさせていただきます。今回はカザフスタンの国内線の飛行機からの景色を紹介したいと思います。



カザフスタンの航空会社であるエア・アスタナでソウルからアルマトイ(アルマティー)に着いた翌日は同じ航空会社であるエア・アスタナの国内線に乗りました。上の写真がその飛行機に乗る前に撮ったものです。国内線と言っても2時間50分のフライトでした。時差もアルマテイから1時間ある場所でした。カザフスタンの広さを感じてしまいました。アルマトイとアクトベは往復いたしました。
機内の様子や機内食に関しては後半で紹介いたしましたが、先ずは窓の外の景色を紹介いたします。アルマトイからアクトベまでは中央席の通路側だったために帰り窓側にいたしました。表示が小さいので航空写真上のアイコン

緑色マーク





より大きな地図で アルマトイ⇔アクトベ を表示
アクトベを飛び立ってすぐの景色です。この町がアクトベです。この後、すぐに道も木もない世界になりました。こちらの写真はクリックすると拡大するように設定したいます。
ソウルからアルマトイのフライトでゴビ砂漠の景色を紹介しましたが、似たような景色でした。ゴビ砂漠では砂漠の中の湖が印象的でしたが、ここでは同じように白い湖らしいものが点在していました。7月なので湖が凍っている訳ではなさそうでした。

これは上の写真を拡大したものですが、どうやら白い湖のように見えたのは塩のようでした。長い間に水が流れ込んで蒸発を繰り返しているのだと思います。季節によっては塩水湖で今の季節は干上がって塩の湖になっているのではないでしょうか。

大きな塩の湖が沢山ありました。このあたりの砂漠はキジルクム砂漠(英語:Kyzyl kum)と呼ばれており、カザフスタン、ウズベキスタンとトルクメニスタンの一部にかけて広がっています。正確にはこのあたりより南にキジルクム砂漠が広がっているようです。キジルクムはテュルク諸語で「赤い砂」を意味するそうです。面積は約29万8000 km²で、北東にシルダリヤ川、南西にアムダリヤ川が流れています。金や天然ガスといった資源が眠り、川やオアシス周辺では農業がおこなわれているそうです。

同様に拡大いたしました。クリックするとさらに拡大写真掲載いたします。拡大写真を見てもらうとわかるように潮の中に水が残っているところも見受けられます。塩が飽和状態の塩水だと思います。

2時間近くこのような景色が続きました。

Googleの航空写真でも沢山の塩の湖が確認でしました。飛行コース全体にこのような塩の湖が点在していました。こちらも表示が小さいので航空写真上のアイコン

そのうちに中央アジア最大のバルハシ湖が見えてきました。この湖が見えるとアルマトイも、もうすぐです。

バルハシ湖は長さ605kmあるため飛行機の上から見ても、ほんの一部だけしか見ることが出来ませんでした。
昔はカザフスタンとウズベキスタンの国境にあったアラル海が中央アジアで最大の湖でしたが、綿花栽培のための灌漑事業により流れ込む水量が減ったためにアラル海は縮小・分裂したためにバルハシ湖(カザフ語: Balqash Köli、ロシア語: Озеро Балхаш)が中央アジア最大の湖となりました。もちろんカスピ海が圧倒的に大きいけれどもカスピ海は中央アジアの湖には含まれません。湖の西半分は淡水で東半分は塩湖という珍しい湖でもあります。

面積は16,996km²でアジアではバイカル湖に次ぎ2位、世界では14位です。長さ605km、最大幅74km、標高342m、貯水量122km³、平均水深5.8m、最大水深25.6mで、流れ込む川はイリ川などがあります。流れ出す川はなく、内陸湖です。11月~4月中旬の間は氷結するそうです。周辺にはバルハシ、サルイシャガン、レプスイなどの町があります。
近年では流入量の減少、水質汚染が危惧されているそうです。写真の水の色が異常に緑色なのは水質汚染によるもので銅精錬所の廃水の影響が大きいと聞きました。こちらも表示が小さいので航空写真上のアイコン

より大きな地図で アルマトイ⇔アクトベ 飛行ルート を表示
目的地のアルマトイの町に近づいて、やっと人家や道を見ることが出来ました。飛行機で飛んで2時間近くも人家も道もない世界でした。塩の湖に塩を取りに行こうと思っても命がけになると思います。
アルマトイの町です。町の奥は6000m級の山が連なっています。もっと町の近くで写真を撮りたかったけれども電子機器の電源はここで切らなくてはなりませんでした。

それでは上で予告した通り飛行機の機内を紹介します。先ずは行きのアルマトイ→アクトベです。
さすがカザフスタンです。飛び立つ前の飲み物としていつもの水とオレンジジュースとシャンペン以外にヨーグルト系の飲み物も選択できました。料理はいくつかの種類から選択が出来ましたが、私はこの料理にいたしました。

国内線ですが料理が出ました。焼きトマトの中にオムレツが入った洒落た料理でした。

ヨーグルト系の美味しいデザートでした。

ソウルからの国際線は通路が真中1本の小さな飛行機でしたが国内線の飛行機はボーイング767で通路は2本の比較的大きな機体が使われていました。


下の写真がアクトベ空港のターミナルビルです。想像していた以上に近代的な空港でした。


乗ると前日のキャビンアテンダント(CA)の方と同じ方達で、顔を覚えてくれていたので、皆さんがにこやかに挨拶をしてくれました。エア・アスタナはアジア系の美人のCAの方が多い航空会社でした。
アクトベに来る時は真中の席でしたが帰りは窓側を頼みました。
この日は前日と同じように晴れていました。アクトベは雨の少ない地域であることは飛行機が飛び立ってすぐにわかりました。出発時間の1時間5分前の9時5分に空港に着きました。その時の車の中からの写真です。航空券の文字が読みにくい場合はクリックしてください。


遠めですが美人のアテンダントの方も紹介いたします。行きと同じフライトに乗っているのを気が付いてくれてうれしかったです。男性のCAの方も1名乗られていました。こちらもアジア系の方でした。

さっそくビールを頼みました。こちらは一番小さい缶が500ccなので機内のビールも我々で言うロング缶が出てきました。アーモンドをつまみに先ずは一杯です。ただし日本のようには冷たくはありません。

アルマトイへの帰りの便で選んだのは海老の天婦羅のようなフリッターでした。メニューにはTERIYAKI(照り焼き)とかかれており日本を意識した料理のようでした。こんなところでTERIYAKIの文字に出会えるとは思いませんでした。おそらく日本風というような使い方なのだと思います。

これが、すばらしく美味しいプリンでした。クリーミーなタイプのプリンで日本で流行のプリンのタイプでした。これは他の人も絶賛していました。

使われいてた食器も可愛らしかったので紹介いたします。手前はコショウと塩の入れ物です。

オレンジのラインを往復したわけです。緑色マーク


より大きな地図で アルマトイ⇔アクトベ を表示
青色マーク
次の目的地はウクライナのキーウ(旧名キエフ)で、アクトベはキーウに近かかったのですが、残念ながらアクトベからキーウへのフライトは無いことからアルマトイに戻ってからキーウに向かいました。

人家が見えない所は、地球とは思えない様な景色ですね。
私も旅してる気分になれます(^。^)
単なる砂漠とは違う色合いの地面でした。塩の湖も刺激的でした。
初めての路線では窓側を選ぶべきですね。思いがけない景色に出会えることがあります。今回も思いがけない景色でした。
初めてです。
かなりの数の湖がある場所なんですね。
灌漑事業のために中央アジア最大の湖のアラル海が干上がってしまった地域に近い場所でした。塩の湖を見て乾燥した地域であることを実感してしまいました。
まわりの生物たちは生きていけるのでしょうか…。ここまで乾燥しちゃって
もう生物もいないのかしら…。塩を取りに行くにも命がけなんですものね。
人が近づけない地域があるのもカザフスタンでした。鉄道や道がある場所は限られているのです。でも一度はこの塩の湖のところに行ってみたいです。
子どもの頃に見た、
まだアスファルトの敷かれていない道路にできる
雨上りの水たまりを思い出してしまって・・・m(. ̄  ̄.)mス・スイマセーン
私が子供の頃はアラル海がまだ大きかったけど
今では干上がって縮小してしまっているのが残念です。
でもバルハシ湖の平均水深がたった5.8mというのを見て
干上がるのも納得と思いました。
空から見える幻想的な景色に感激いたしました。陸路で行くのは難しそうな場所でした。
この辺りは規模が大きいです。シルクロードの時代は、このような砂漠をラクダで渡ったのだと思うとロマンを感じます。迷うこともあり、命がけの旅だったのだと思います。
なんか、地の果てって感じを受けます。
結構仕事疲れました。
建設機械で鉱物として塩が採掘できるということですね。
輸出とかしているのでしょうか?
飛行機の上から見ても果てしない広さでした。何もないように見えますが、カザフスタンは地下資源の宝庫なのです。
塩よりも超高価な地下資源があるので、塩には目が行っていないようです。
お帰りなさい。これからも宜しくお願いします。
空からの塩湖 不思議な眺めですね☆
同じ地球上にこんな景色が存在するなんて・・・(゜o゜)
空の上からだから見れる景色です。カザフスタンの広い大地を感じることが出来ました。ロシアのソユーズ宇宙船の打ち上げも着陸もカザフスタンで行なわれる理由を納得いたしました。
塩ですか!(@@
自然のすごさを感じますねー。
流れ出て行かないので周辺の塩分が集まって水が蒸発して濃縮したのでしょうね。
もう行く事ないだろうなぁ~
この場所に車で入り込んだら、きっと遭難すると感じました。空の上から見ることが出来て良かったです。
海外旅行の最後にマカオに行かれたのですね。思い出深いところだと思います。
私もマカオに3度行きました。1999年2回と2000年1回です。2回目の時は1999年12月12日にマカオに入って返還の式典の前日12月19日にホテルが満席になるので追い出されたことを鮮明に記憶に残っています。元々、返還の数日前に帰る予定でしたが無理を頼んで宿泊を延ばしてもらっていたのです。要人が泊るホテルで式典の目前のホテルだったので式典が見れなくて残念でした。ポルトガル料理が美味しかったです。私にとっても思い出深いところでした。
返還後はマカオには2000年3月15日~21日に滞在しました。
目標体重、まだまだ届いてないんですよ。
美味しそうですね。ぜひ食べてみたいです。
1番遠い所がハワイで海の上(旅の疲れ?寝ていました)
嬉しいですね。
周辺部から水に溶けた塩分が低い土地に集まったのかもしれません。
nice! ありがとうございます。目標達成はこれからなのですね。
国内線ですが、立派な料理にアルコールまで出て国際線のようでした。
私も一番最近行ったのがハワイでした。初めてのハワイ楽しみました。
カザフスタン内の移動を楽しむことが出来ました。
ナイス ありがとうございます。
降った雨は海に流れことが出来ないような、乾燥した地域の大きな大陸の中央部分では、あり得ることだと思います。
僕もコメントしていたような・・・
塩の湖で思い出したのですが、48年前にアメリカのソルトレイクへ行きましたね。
はい、2015年03月22日にコメントいただいています。
3月いっぱいまでは昔の記事をブラシュアップするつもりです。
ほんと、神秘的な色です。北が淡水で南が塩水とは不思議です。
ソルトレークに行かれたのですね。素晴らしい景色だったことでしょう。
沢山の流入がある湖で流出がないと流入してきた塩分が濃縮するそうです。
この後、アルマトイからウクライナの首都キーウ(旧名はキエフ)に向かいました。
この時は下のように、いろんな場所に行きました。
成田 → ソウル → アルマトイ → アクトベ → アルマトイ → キーウ → DNEPROPETROVSK → キーウ → ハンブルグ → 成田
https://makkurokurosk.seesaa.net/article/2011-07-17-2.html
nice!です。
nice ありがとうございます。