2014年02月14日

ハノイ~ホーチミンの列車

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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ハノイの近くの踏切を2つ紹介いたしました。一つはハノイ駅からホーチミンの方向の南に105.4km行った場所で、もう一つがハノイ駅から北に700m行ったハノイ市内の踏切でした。今回、ハノイで泊まったホテルはハノイ駅か650mの位置にあるホテルで、目の前にハノイ~ホーチミンの線路が見えました。是非とも、その線路を走っている列車を撮りたくて窓の近くでカメラを持って構えていましたが、まったく列車が通りませんでした。通る列車の本数が極端に少なかったのです。結局、諦めました。
でも、ある理由により上の写真を撮ることが出来ました。その理由は後で種明かしをいたします。

地図で場所を紹介いたします。赤色マークの位置がハノイ駅です。緑色マークの位置が上の写真の列車の先頭です。空色マークが写真を撮った場所です。あと800m走るとハノイ駅に着きます。
半透明の赤色ラインは上の写真の列車の位置をイメージしたものです。

より大きな地図で 列車の先頭 を表示
動画も撮ることが出来ました。この動画はホーチミンの方角から来た列車です。この動画のプレーボタンをクリックしてもらうと、先ほど種明かしをすると言った列車がほとんど通らないのに写真や動画を撮影出来た理由が判るかもしれません。
幹線道路のように車が沢山通る踏切にはゲートや遮断機が設置されていますが、ほとんどの踏切がない上に線路の側は民家の軒先で沢山の人が行き来しているために警笛を鳴らし続けるのでした。つまりホテルの部屋の奥に居ても列車が来たことが判るためカメラを持ち出して撮ることが出来たのです。列車のスピードも遅いため間違いなく撮ることが出来ました。


こちらの写真はハノイ駅を出発して、これから南(ホーチミン方向)に向かう列車です。今回、掲載している写真はすべてクリックすると拡大するように設定しているので是非とも拡大写真を見てください。
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列車の最後尾を撮りました。民家の軒先を走っていることが判ってもらえると思います。
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私の部屋と反対側にハノイ駅がありました。エレベーターホールからハノイ駅を撮りました。こちらも目の前にあることがわかってもらえると思います。
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列車の先頭のディーゼル機関車ですが1800~1900馬力クラスのものだと思います。機関車の向かっていく方向に踏切がありますが遮断機がないことがわかってもらえると思います。
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先ほどの動画は南から来た列車でしたが、今度は南に向かう列車の動画も紹介いたします。ベトナムの鉄道は総延長2,600kmのうち2kmを除くほとんどが単線なのが特徴です。1905年に初めて開業してから109年が経ちますが、電化も行われず、昔のままを今に残しているのもベトナムの国鉄の特徴でもあります。


航空写真でも位置関係を説明いたします。緑色マークの位置が上の写真の列車の先頭です。空色マークが写真を撮った場所です。右下の方にはすでに紹介したトンニャット公園が広がっています。

posted by SORI at 21:42| Comment(18) | TrackBack(1) | ハノイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして
私のブログにご訪問並びにnice!をありがとうございます。
過去に不幸な戦争で傷ついたベトナムですが
見事に復興し繁栄していますね。
元々ベトナム人の方は勤勉なんでしょうね。
Posted by ちろ at 2011年06月25日 01:41
ちろさん おはようございます。
鉄道に関しても、これから近代化されて行くようです。道路のバイクや車の交通渋滞は早く解消して欲しいです。ハノイ⇔ホーチミンの新幹線も計画されています。
Posted by SORI at 2011年06月25日 05:39
結構、道路に近い場所に電車が通っているんですね。
電車が来ると、ちょっと怖いぞって感じがしますが
実際はどうでしたか?
Posted by youzi at 2011年06月29日 22:46
youziさん おはようございます。
動画を見るとわかるようにゆっくりと走っていたので、そんなには怖い感じはありませんが、動いている列車の横を平気で歩いているのを見ると、やっぱりヒヤッとしました。
Posted by SORI at 2011年06月30日 04:45
このルートかどうか分かりませんが、日本の新幹線が走る日も近いかも?ですね。ちょっと楽しみですが。
Posted by cocoa051 at 2014年02月14日 09:46
cocoa051さん こんにちは
これは走り甲斐がある距離です。平均260km/hで走っても10時間かかる距離です。出来たら楽しみですが、まだ時間がかかりそうです。
Posted by SORI at 2014年02月14日 11:18
ほんと軒先ぎりぎりを走っているんですね。
うっかり慌てて外に出たら・・・ブルブル
Posted by 昆野誠吾 at 2014年02月14日 16:20
この鉄道は乗ってみたいんです。
ハノイからホーチミンまで、逆でもいいんですが、
のり通してみたいなあ。
Posted by ナツパパ at 2014年02月14日 16:27
昆野誠吾さん こんにちは
線路が庭のようなものなのかもしれません。家の庭を本物の列車が通るのですから、鉄道ファンにとっては、たまらない家だと思います。
Posted by SORI at 2014年02月14日 16:30
ナツパパさん こんばんは
確かに時間が許せるのであれば、魅力的な冒険です。これだけの距離が単線なのもベトナムだけかもしれません。
Posted by SORI at 2014年02月14日 16:34
SORIさん、こんばんは。
こんな住宅地の真ん中に電車が通っているのですね。
日本じゃ考えられませんね。
Posted by PENGUIN at 2014年02月14日 20:24
鉄道が民家の軒先を通る。。。
ビックリ仰天ですね。。
まだ、そのまま残っていると言うのもオドロキです。
Posted by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 at 2014年02月14日 21:24
PENGUINさん おはようございます。
これだけの住宅密集地の中を走っているとは思ってもいませんでした。これは複線化するにしても大変です。
Posted by SORI at 2014年02月15日 05:04
なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん おはようございます。
住宅の軒先から仕切もなく間近を列車が走る光景が見れるのは世界でもハノイだけなのかもしれません。ホーチミンでは少なくとも住宅と線路の間には仕切があると思います。
Posted by SORI at 2014年02月15日 05:12
京都市内を走る嵐電(京福電鉄嵐山線)も一部、民家の軒をかすめて行く箇所があります。
ピアノの先生の家が線路脇にあったのですが、最初に行った時は地震かと思ったら、なんと電車の通過の振動でした。
今は事故防止のために柵がありますが当時はなくて、格好の子供の遊び場でした。
Posted by barbie at 2014年02月15日 12:46
barbieさん こんにちは
軒先をかすめて走る列車はハノイだけではなかったのですね。子供たちは楽しかったでしょうね。 遊んでいる姿が目に浮かびます。
Posted by SORI at 2014年02月15日 13:03
こんばんは。動画と拡大写真、隅々まで楽しく観察させていただきました。細いビルが互いに寄りかかるようにして建っているのが面白いですね。
Posted by sig at 2014年02月16日 00:52
sigさん こんにちは
拡大写真を見ていただきうれしいです。6階建の細い建物に気が付かれたのですね。私も、ベトナムに初めて来たときに驚きました。
Posted by SORI at 2014年02月16日 15:57
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国道1号線 ハノイ~ホーチミン
Excerpt: 2011年6月9日にハノイから南に230kmの町まで車で走る機会がありました。走る国道はベトナムで最も交通量の多い国道1号線でした。距離は230kmですが、所要時間は5時間半ほどで休憩も入れると6時間..
Weblog: まっくろクロスケ
Tracked: 2011-06-26 10:05
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