


この時、桂林を訪れるのは7回目になります。桂林の離江下りは有名です。最終の船の出発時刻は午前10時なのです。さらに離河下りの船着場は町から遠いので少なくとも桂林には8時半にはいないと離江下りには行けません。
我々が桂林に着いたは午後だったので離江下りに行くには、まったくの論外の時間だったために離江下りの遊覧船は断念しました。もちろんモーターボートをチャーターすれば時間は関係はないし3~4人であれば値段も安いくらいです。暖かい時期に時間のない人にはお薦めします。しかしこの寒さでは風邪を引くのが、せきのやまなので雰囲気だけ味わうために市内の遊覧船に乗ってみました。値段は離江下りの十分の一です。時間は五分の一の1時間です。上の写真は遊覧船の乗船場所です。この川も離江なのです。水はきれいでした。
本格的な離江下りの記事はこちらをクリック ⇒ ポチッ
漁をしているところです。円錐形の網を使った漁です。この2枚の写真の景色が最も興味を引かれました。竹のイカダで昔ながらの漁の方法が受け継がれているんですね。近代的な橋やビルと漁の風景の落差が印象的です。

上から網を川底までかぶせて小さな魚を網に引っ掛けるのでしょう。

ほんとうに沢山の人が漁をしていました。

船の後ろには炊事場が付いていて、簡単な料理ですが注文すると、ここで作って熱々の料理を出してくれます。日本で言えば屋形船のような感じです。
町の川でも竹のいかだが利用されています。この写真はクリックすると拡大します。

船内で食べれる料理のメニューです。大ビンの冷えたビール(啤酒)が10元(130円)と飲み物の値段も離江下りの数分の一です。やっぱり外国人専用船の離江下りは外国人値段なのでしょうね。
左上に離江四宝と書かれているのが、つまみの4種類でいづれも10元なのはうれしいです。熱々の海老と蟹と小魚の、から揚げを食べました。いずれもビールのつまみに最高でした。巻貝は食べなかったけれどおいしそうでした。離江で採れる4つの宝(魚、海老、蟹、貝)なのでしょうね。蟹は小さな沢蟹でした。

テーブルが満席になるまでは船は出ませんでした。30分くらい待たされましたが、増えるときはあっという間に2隻分が埋まりました。観光バスが着いたのでしょう。出発までにビール2本を飲んでしまいました。さすがに大概の外国人は離江下りの方に行くので乗っていませんでした。すべて中国の人たちでした。

景色はこの程度なので、景色そのものは期待しないでください。でも町は町なりに楽しめます。
7回桂林を訪れて山水画の世界の離江は5回(離江下り4回 離江上り1回)ほど経験しました。行けなかったのが2回です。今回はその2回の経験の方にはいります。ある意味で貴重な経験でした。

竹の遊覧イカダが沢山ありました。以前に乗ったことがあります。

像のような岩が遠くに見えます。

目の前にも似たような岩があります。これが遊覧の目玉のようです。桂林の町の中の観光スポットである象山公園の中にある象鼻山です。桂林を訪れた中国の人が必ず訪れる観光地で、その姿が象が璃江に鼻を入れて水を飲んでいるように見えるところからそう呼ばれているようです。ほんとうは向こう側から見るともっと像らしく見えるのです。


このときは写真に写っている観光用の小船も実は右の写真のように竹のイカダで出来ています。沢山の座席がついています。竹のイカダもたいしたものです。この竹の小船(いかだ)に乗って象鼻山の回りを楽しみました。ただし、この写真は今回ではなくて13年前の2002年6月25日に撮ったものです。


遊覧船から中州に踏み板を渡して中州に降ろしてくれました。中州からは象鼻山がよく見えました。
一緒に乗っていた子供たちは大喜びで走り回っていました。
中州は結構広かったけれど、水が多い時期は中州はなくなってしまう感じでした。

竹のいがたが沢山あります。漁に使うのだと思います。

鵜飼も行われているようです。生活の雰囲気が漂っていました。観光用ではなく正式な漁の方法として行われているようでした。鵜飼は中国と日本ではどちらが先きなのか調べてみると、どうやら日本の方が起源である可能性が高そうです。その根拠は中国の史書「隋書」に開皇二十年(600年)の条に、日本を訪れた隋使が見た変わった漁法として「以小環挂項令入水捕魚日得百餘頭』(小さな輪を鳥にかけ日に100匹は魚を捕る」と記されていることです。その後、中国でも一般的な漁法として広まったようです。

こちらは泊まったホテルの窓からの景色です。前を離江が流れており遠くの景観は桂林の雰囲気そのものでした。こちらの写真はクリックすると拡大します。桂林市(けいりん-し)は中華人民共和国広西チワン族自治区に位置する町で、カルスト地形でタワーカルストが林立し、絵のように美しい風景に恵まれ、世界的な観光地であることが有名ですが、最近は海外企業の誘致にも熱心な町でもあります。市全体の人口は約500万人ですが市の中心地は75万人程度のようです。


その時のフライトです。
6月23日(日) 成田→北京
6月25日(火) 北京→桂林
6月29日(土) 桂林→北京
6月29日(土) 北京→成田

冒頭で桂林には7回ほど来たことがあると紹介しましたが、2回目から6回目は下の写真の漓江下りをいたしました。つまり漓江下りが出来なかったのは初めて桂林に来た時と、今回でした。今回は出来ませんでしたが5回も漓江下りをすることが出来たのでした。漓江下りと書きましたが、一度だけ漓江のぼりもありました。


地形図で桂林市内の漓江遊覧と本格的な漓江下りの場所を紹介します。
━ 桂林市内の漓江遊覧(今回紹介)
━ 漓江下りのルート

【関連する記事】
久しぶりの訪問となったかと思います。こちらこそありがとうございます。町中の中とは言え川との生活を感じとることが出来てよかったです。
趣も違って遊覧船に乗ってよかったです。やっぱり船の上のビールは美味しかったです。
那个象鼻山很有名的 あの象の鼻の山は有名です
竹のいかだ?!浮くんですね!びっくり!^^にゃはは
さすが桂林に詳しいですね。大善士さんは中国語ののブログなのですね。何度も中国に行っていながら、読めないのが残念です。
竹のいかだは桂林に似合います。 離江の畔には沢山の竹が生えていました。
時間がゆっくりと流れる感じですね。
我々にとっては新しい物と古いものが織り交ざった不思議な世界ですが、そこに住んでいる人にとっては当たり前の世界なのでしょうね。
中華料理は種類が豊富です。日本人ばかりで注文するといつも似たようなものになりますが中国の人に頼むと新しい料理を味わうことが出来るのは不思議です。
やっぱりお互いに漢字の国だから単語がわかるとことがありますね。漢字が省略されていないともっと判ると思います。
ご訪問ありがとうございました。
これからもよろしくおねがいします。
写真がきれいで楽しいブログですね!
また遊びにきます~(^o^)/
新しいパソコンが届いたのですね。いいですね。新しいとアクセスが早いのでうらやましいです。
テーマーがばらばらですが写真の掲載を中心にやっています。どうしても海外ものと食べ物が多くなってしまいます。
今度、夏に長良川の鵜飼いに行って来ますので、覚えていたら、蘊蓄を披露してしまおうかな。
中国から伝わったものが多い中で誇れるものですね。中国側の文献に書かれているので真実味がある気がします。
今は日本では観光用になってしまいましたが、中国では今でも生計をたてる漁法の一つとして広く行われているのには驚かされました。
いつもありがとうございます!
趣のある光景を沢山見ることが出来ました。こちらこそありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
中国には、数年前に行った事があります。
たった一週間のツアー旅行だったので、
あの国を知ったという言うには程遠いのですが、
それでも、とても楽しかった思い出です。
ほんと像のようです。
もう少し角度を変えると鼻の部分が細く見えてもっと像のように見えるのですがその角度の写真は撮っていませんでした。
こちらこそありがとうございます。桂林は昔の雰囲気が残ったきれいなところでした。
中国は広いので行く場所を悩むでしょうね。私も80回中国に行きましたが、まだまだ行ったことがない場所ばかりです。
船は酔ってしまうので、景色どころではないのではって
思ってしまいますが、これだけきれいな景色を見ていたら、
酔ったりはしていられないって感じですかね。
ビールでよってしまいました。出発前の待ち時間で2本飲んでしまったわけで計4本は飲んでしまいました。
中国、行ってみたいと思っております。
中国には沢山の世界遺産があります。桂林は世界遺産に登録されていない不思議です。
ツアーにひとりで参加したのですが、ツアーの方たちがとても気さくな方ばかりで桂林の街を歩き回った事を思い出して、楽しい気分になっています♪
20年前に海外旅行を経験されているとはすばらしいです。それも中国の桂林は珍しいことだと思います。思い出のことにかかわれて光栄です。
桂林 は一度訪れてみたいあこがれ
の場所です~
7回ですか、羨ましいかぎりです
最初のお写真 素晴らしい景観ですね✿
拡大できないのが残念でした・・・
水の流れが緩やかそうなので 船は揺れないのかしら(^^)
皆に人気がある場所は、やっぱり違いますね。行くまでは漠然とした知識でしたが、実際に経験して、回数を重ねることで、さらにいい場所であることを実感いたしました。
さっそくクリックすると拡大するように設定いたしました。他の写真も貴重だと思うので、クリックすると拡大するように設定していくつもりです。
確かに漁民の船との風景ギャップが大きいですね。
その内ボートなどの船も近代化しちゃうでしょう。
確かに近代化はされられないかもしれませんが、千年以上の歴史ある竹のイカダによる漁はいつもでも残ってほしいものです。もしかしたら数千年の歴史のあるイカダなのです。
宍道湖のしじみ漁を思い出しました。
料理もこの価格で美味しいなら、大満足です。
地元の方しかいないっていうのも、良さそうですね。
昔ながらのやり方で漁をしているのはすばらしいです。いい景色を見させていただきました。