ベトナム・ホーチミンの11記事のブラシュアップを完了したことから次にベトナム・ハノイの35記事をブラシュアップして紹介したいと思います。本記事が23/35です。
ベトナムに初めて訪問したのは1998年で、それ以来16回訪問したことからブラシュアップのための写真が探せなくて、ベトナムの記事では一部の写真の解像度が上げられないことをご了承願います。
の場合はクリックすると拡大します。
前記事でホアンキエム湖の大亀のことを記載しましたが、その一か月後の11月23日から11月25日までベトナムのハノイに行っていました。前記事の写真をを撮った一ヶ月前の10月28日~10月30日のホアンキエム湖を散策では肝心な場所に行っていないことをネットを調べていて知りました。今回、再度ハノイに来る機会があったのでその場所に行ってみることにしました。
前回の記事がハノイ訪問5回目(10月)で今回の記事はハノイ6回目(11月)でした。

その行き忘れた場所はホアンキエム湖の中の島(右の写真)にある玉山祠(Đền Ngọc Sơn / ゴック・サン・テンプル)です。
そこには、このホアンキエム湖(還剣湖 / Hồ Hoàn Kiếm / 湖還劍)で捕獲された巨大な亀の剥製(はく製)が保管されているのです。その亀の剥製が上と下の写真です。
伝説では、「15世紀に農民出身の反乱指導者レ・ロイ(Le Loi)は魔力を持つ剣を駆使して中国軍を追い返し、自らの名をつけた王国を築いた。王となったレ・ロイがある日、ホアンキエム湖で小舟に乗っていると1匹のカメが姿を現し、レ・ロイから魔剣を受け取ると、湖底に消えて行ったという。カメはベトナムが次に存亡の危機に立たされるときまで魔剣を安全な場所に保管している。」と伝えられています。
この剥製の亀は1968年にホアンキエム湖で捕獲されたシャンハイハナスッポンと推定されている大亀で、捕獲時の体重は250kgだったそうです。大きさは長さ210cm、幅120cmで、伝説の亀とされて、ここに祭られたそうです。湖に生息していると言われているシャンハイハナスッポンおよびいくつかの種の大型の軟殻亀は絶滅の危機にあると言われていますが、湖面に大型の亀の浮上が確認され、現在はシャンハイハナスッポン(あるいはホアンキエムハナスッポンという説)の雄の2頭が生息していることが定説なっています。シャンハイハナスッポンは中国・蘇州の動物園のつがい2頭と
合わせて世界で4頭しか確認されていない貴重な亀です。野生ではホアンキエム湖の2頭だけです。このうちの1頭が釣り針などでケガを負い、首と脚の皮膚に潰瘍ができている事から、2011年に治療目的のため捕獲されました。200kgの個体を捕獲するのに軍の特殊部隊50人がかりだったそうです。治療後は元の湖に戻されてたそうです。2014年4月にも治療のために捕獲もされました。その亀の推定年齢80~100歳で、体長200cm、体重は200kgでした。右の写真はホアンキエム湖で治療のため捕獲した時の大亀です。

はく製(剥製)が保管されている建物です。シャンハイハナスッポンの分類を記載します。
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 爬虫綱 Reptilia
目 : カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : スッポン上科 Trionychoidea
科 : スッポン科 Trionychidae
亜科 : スッポン亜科 Trionychinae
属 : ハナスッポン属 Rafetus
種 : シャンハイハナスッポン Rafetus swinhoei
学名 : Rafetus swinhoei
日本語 : シャンハイハナスッポン (上海ハナ鼈)
中国語 : 斑鱉 鱉(中国語) = スッポン(鼈)
ベトナム語 : Rùa Hồ Gươm

ここは玉山祠(Đền Ngọc Sơn)と呼ばれている場所で、10000ドン(55円)の下のチケットを買って中に入ります。

左の写真がチケットの表紙に使われている玉山祠の入口です。右の写真が玉山祠の内部です。


玉山祠の、さらに奥の内部です。玉山祠は18世紀に建てられたそうです。そこには13世紀の中国・元との戦いで活躍した陳興道、文昌帝や1864年に寺の修理を担当した儒者者で作家の阮文超らが祭られているそうです。

この赤く塗装された木製の橋が島と岸を結ぶフク橋(Cầu Thê Húc, 棲旭橋)です。

上で紹介した島の写真は小さかったので、あらためて亀のはく製があった島の大きな写真を紹介します。上の写真の橋を渡って島に入りました。真中のこんもりした部分が島です。
島の名前はゴックソン島(Đảo Ngọc Sơn)です。もう少し時間が経つと赤色のイルミネーションで玉山祠が浮かびあがります。

島に入って水面がざわついているのでフラッシュを使って写真を撮ると沢山の小魚がいることがわかりました。亀さんは餌には困らないようです。夕刻の暗くなった時間帯でした。
この後に湖の周りを歩いて対岸の湖畔のレストランに入り生ビールを飲みました。

玉山祠とフク橋を航空写真で紹介します。
地図内のアイコン
かつてはシャンハイハナスッポンは中国の長江・太湖・雲南省およびベトナムの一部地域で広く生息が確認されていましたが人間による乱獲(食用&漢方薬)および開発による自然環境の変化により、激変してしまいました。現在は世界で中国2頭、ベトナム2頭の計4頭しか確認されていないことから国際自然保護連合のレッドリスのト絶滅危惧種の区分で CR の絶滅寸前に分類されています。4頭の内、雌は中国・長沙動物園から人口繁殖の目的で2008年5月に中国・蘇州動物園へ移送された1頭(約80歳)のみのため2008年から懸命に人工繁殖を試みて産卵は何度か行われましたが孵化にはいたっていない状況です。そして4頭の亀たちはいずれも高齢(80~100歳)であることから予断が許されない状況のようです。下の写真はネットから拝借したホアンキエム湖の大亀です。ベトナム語「"Rùa Hồ Gươm" "Hồ Hoàn Kiếm"」で検索すると沢山の写真や動画が表示されます。 → 写真 動画
EX 絶滅 EW 野生絶滅
CR 絶滅寸前

EN 絶滅危惧VU 危急
CD 保全対策依存
NT 準絶滅危惧
LC 軽度懸念
DD データ不足
NE 未評価




大亀 私も見ましたよ
大亀をもられたとはすごいです。
私は何度もハノイに来ているのに大亀のことは先月に来た後にネットで検索するまで知りませんでした。でも知ってからは是非とも見てみたかったので実現できてよかったです。
五年前からSo-netを続けられているとはすばらしいです。
まだ観光のしていないところが有りそうなので、また行ってみたいですね。
淡水の亀(スッポン)で海亀なみの大きさがあるものが、いるとは知りませんでした。 こんなに大きいのは神秘的です。伝説の亀と思われるのも当然かもしれません。
ベトナム観光をされたのですね。クチにはまだ行っていないので、行ってみたいです。ハノイやホーチミン以外で、よかったのがハーロンです。幸いなもハーロンには2回行九機会がありました。
ネットで見ると、現在、生きているシャンハイハナスッポンは世界で確認して保護されているのは3匹だけだそうです。いずれも重さが数十キロ程度なので250kgは驚く大きさです。ご指摘の通り長生きしたのでしょうね。
東西を問わず、いろんな国に剣にまつわる伝説がありますね。ベトナムにも魔剣伝説とは興味深いですね。 日本のアニメにも特殊な能力を持った剣の話が出てきます。
この大きさって…ちょっと信じられないくらいです。
「伝説の◎◎」って話はあったりするけど、ほとんどはマユツバで、
実際にそれが残っているって話はあまりないですよね〜。
亀は神聖な生き物なので大きな亀に会うと神様のような扱いなのでしょう。それにしても大きいです。みんなびっくりしたと思います。
これだけ大きいと、神の使いとか思いますね。
この大きさには驚きでした。やっぱり見にきてよかったです。
絶滅しないでほしいです^^;
絶滅回避は蘇州の動物園の「つがい」にかかっています。人口繁殖を試みて6年が経ちます。有精卵も産卵したことがあるようなので、是非とも繁殖に成功させてほしいものです。
恐竜時代のスッポンの化石は、現代とほぼ同じ姿だそうです。恐竜時代の生きた古代生物と言えるのかもしれません。
恐竜みたいですね。
淡水で、こんなに大きな亀が存在することを知らなかったので、ほんとうに驚きました。目のあたりにして本当に驚きました。恐竜時代と変わらない姿だと思います。
神秘的な風景写真がとっても心に残ります
奥深い何かがまだいっぱい詰まっているような
ベトナムですね
ハノイの記事を見ていただいてうれしいです。あと10記事を掲載予定です。ベトナムは魅力的な場所でした。
この湖にだけ大ガメが残ったのは、亀伝説のおかげなのかもしれません。大切にされてきたからこそだと思います。
クラクションの音がひっきりなしで
交通事情の違いがよくわかりました(笑
動画を見ていただけたのですね。交通事情の違いを音から感じ取られたとはすごいです。亀さんも車やバイクの音がうるさいことでしょう。
SORIさん、この記事って2010年の分の再アップなんですか?
nice!を押そうとしたら、もう押してるじゃありませんか……(笑)。
ベトナムは機会があったら行ってみたい国のひとつですね~。
赤いC国とかお隣のK国よりも親日的な感じがするので……^^;。
下のはちゃんとすっぽんぽいですね。
貴重種は何とか存続してほしいものです。
はい、再アップと新規の記事を織り交ぜております。ベトナムはいろいろ行った国の中でも魅力的なところです。皆さんにも人気があるところのようです。
町の中で基地ような亀が100年も暮らしていたところがベトナムらしいです。是非とも復活してもらいたいものです。
これだけ大きいと
神格化しますね~(゜゜)
昨今のサプリメントブームで
すっぽんエキスがダイエットに効くとか騒いでいますが
種の未来を優先すべきですね。
多分、サプリメント用のスッポンは養殖されたものなので絶滅は気にしないでダイエットしていただいていいと思います。神格化したからこそ大切に扱われたのかもしれません。
親亀の背中に子亀を載せて・・・
そんな歌を思い出しました (^_-)-☆
パソコン不調で訪問出遅れました m(__)m
スッポンがこんなに大きくなるんですね!!!
nice!です!!!
動画を見ていただいたのですね。貴重な亀です。
nice ! ありがとうございます。
私も親亀の背中に子亀 思い出させていただきました。
痛いではすまないかもしれないですね。
でもおとなしそうです。
nice! ありがとうございます。
nice♪ ありがとうございます。
nice ! ありがとうございます。
この亀ならなら乗れそうです。
私も淡水でこんなに大きな亀がいることを初めて知りました。
ほんと驚きました。
nice ! ありがとうございます。
Nice‼ ありがとうございます。
ほんと お利益も大きそうです。