



皆さん、この違いに驚かれると思います。
さらに驚いたのが空気のきれいなことでした。本当にきれいな青空の下の万里の長城でした。
これぞ万里の長城と言う感じの写真が撮れたので紹介いたします。
午前中の早くに写真を撮るなら太陽の位置から見ても逆光気味の北東側の長城よりも南西方向に伸びる長城がきれいに撮れるのです。私が先に南西方向にのびる長城に登った3つの理由の最大のものが、太陽の位置だったのです。残り2つの理由は人が少ないことと、数十キロ先まで伸びる万里の長城の景色が撮れる場所だったからです。
下の地図で登城口から入って、北一楼方向に向かうと大変に混みあっていた万里の長城ですが、それとは反対側の南一楼の方向に向かって登ると今回紹介する景観に出会えるのです。上の写真は登ってきた南五楼方向を、南六楼から撮った写真です。写真をクリックすると北一楼~北十三楼も入った航空写真を表示します。

こちらの写真は登城口から登り始めてすぐに、これから登っていく南四楼を撮ったものです。これから歩いていく順番に紹介いたします。写真をクリックすると遠くに見える長城が判ると思います。

最初のころは緩やかな登りでした。北一楼方向が大変混んでいるのを見ていたので、歩いている人も少ないので驚かされました。左右の壁の違いに気が付かれたと思います。この写真では右側の1.5メートルほどの凹凸型の城壁が敵が攻めてくる北方方向です。そこには、銃眼も設けられていて、下から放たれる矢を防ぎ、逆に攻撃しやすい構造になっているのです。この壁の違いを覚えていると長城のどちら方向の写真であるか判るので覚えて置いてください。

徐々に急な坂になってきました。この急な階段も万里の長城の一つの景色です。

南四楼までは急な登り坂なので大変ですが南四楼まで来ると、南六楼までは高低差は少ないので楽に歩けます。南四楼から少し進んで南五楼および南六楼の方向を撮ったものです。

観光客は南六楼までしか行けませんが、その先にも万里の長城が続きます。その続いていく万里の長城の方向を南四楼から南五楼までの下り坂から撮りました。クリックすると山のはるか彼方まで続く長城が確認出来ると思います。

ほぼ同じ場所ですが南五楼と南六楼までの景色も入れた角度で撮りました。
万里の長城は東端の遼寧省虎山から今まで東端とされていた河北省山海関に西端の甘粛省嘉峪関まで総延長は8851.8kmの防衛を目的とした城壁です。一般に長城を作ったのは秦の始皇帝だと認識されていますが現存している「万里の長城」の大部分は明代に作られたものだそうです。

南六楼に着きました。南六楼は八達嶺長城の中で最も美しい景観を見せる場所と言われています。そのためかもしれませんが、大型カメラを持っている人が多かったです。

行き止まりの石碑です。

八達嶺長城の中で最も美しいと言われている景観の一つが行き止まりの先に続く長城だと思います。遠くの霞んだ尾根や山に万里の長城が続いている景色はすばらしかったです。それを見てもらうために、この写真は是非ともクリックしてもらいたいと思います。
ここに写っている万里の長城はすべて一般人は通行止めです。ところがクリックして見てみると

ここから先の写真は行き止まりの南六楼から登城口まで下山するときの写真です。一番手前の望楼は南五楼です。一番遠くに見える南四楼です。その間の望楼のような建物は名前は判りません。

この写真は南五楼を過ぎたあたりから南四楼の方向を撮ったものです。

南四楼に着きました。少し人が増えてきたようです。このときの時間は9時37分です。登城口を登り始めたのが8時50分だったので、人の少ない写真が撮りたい場合は9時までに南西方向の長城を登り始めることをお薦めします。

降りるときに南四楼への上り坂を上から撮りました。急坂であることが判ってもらえると思います。

下から見上げた同じ場所の急坂です。登るときに同じ場所を撮ったのが地図も入れて上から5枚目です。その時は9時1分でした。36分の差でもかなり人数が違ってきているのがわかってもらえると思います。


右の写真をクリックすると、南一楼~南六楼と北一楼~北十三楼が入った航空写真を表示します。

左端の赤色マークの場所が、今回紹介の八達嶺長城です。右上端の黄色マークが以前に紹介した司馬台長城です。真中あたりの臙脂色マークが慕田峪長城です。
赤色ライン 北京→八達嶺 への道
黄色ライン 北京→司馬台 への道
より大きな地図で 万里の長城 を表示
こちらは初めて万里の長城を訪れた19年前の1995年4月17日の八達嶺長城の写真です。今回紹介の場所「南楼側」から「北一楼から北八楼」を望んだ写真です。この時は中国が2回目で1995年4月11日~4月17日の旅で、帰国の日の早朝の5時にホテルを車で出発して八達嶺長城に来て、その車で空港に直接向かいました。ちなみに初めて中国を訪れたのは1994年9月19日~9月24日で「成田→北京→南京→広州→香港→成田」と旅をいたしました。
【関連する記事】
万里の長城だけは、死ぬまでに一度は見たいと思っています。
万里の長城は今までに三箇所見る機会がありました。三箇所とは今回の八達嶺と、やはり北京に近い司馬台に東の端の山海関/入海石城です。
それぞれ特徴があるため万里の長城の凄さが判ってきました。
司馬台
http://makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp/2009-09-05
入海石城
http://makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp/2009-11-08
中国は広いですね。有名な場所に行くときも移動に労力を要してしまいます。その点では高速道路のおかげで、八達嶺は北京から1時間以内で行けるようになったため人気のスポットになりました。偉大な建造物です。
万里の長城は、万里というだけあって、本当に長いですね。
敵の侵入を防ぐためだけに、意外に高さもありそう。
写真もふんだんにあり、興味深く読ませていただきました。
ありがとうございます。
いつもありがとうございます。
来月は北京に行く予定です。
万里の長城見たいですね~。
ブログの大先輩
SORIさんが私ブログに
有難う御座います
近寄りがたい方と思っていました
是からも宜しくお願い致します
行った場所を的確に説明するのには写真が便利ですね。見ただけで判ると思いますが、少しだけ説明させていただきました。見ていただけるとうれしいです。
来月は北京ですか。晴れるといいですね。いい旅行が出来ることを祈っております。万里の長城は歩いている時は暑いけれど天井の望楼の中は冷たい風が流れ込んできて涼しかったです。
こちらこそコメントもらえてうれしいです。ごくごく平凡な人間ですので、気楽に見ていただけたらと思っています。ありがとうございました。
白熊さん 氷のプレゼントうれしそうですね。
ペンギンさんの記事へのコメントもうれしかったです。
http://makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp/2010-04-07-1
色んな角度から、見る事が出来て、
圧巻です〜。スケールが違う!!!
素敵なお写真の数々に、興味津々です。
行ってみたくなりました〜。
素敵なブログですね。
これからちょくちょく遊びに来させて戴きます。
楽しみが増えました。
nice ありがとうございました。
いろんな写真を掲載した甲斐がありました。ありがとうございます。
数千キロの城壁のほんの一部だけですが、すごさが伝わってきます。
機械を使わずに、すべて手で作ったと想像しながら景色を見るとすごさが判ってきます。山の向こうまでつながっているのには驚かされました。
7月の終わりに食中毒に遭って、ようやくほぼ回復しました。
またよろしくお願いします。
数千キロですか!
これだけのものをよく作ったものだと思います。
一人、宙に浮いてませんか?(笑
ご無沙汰しています。食中毒とは大変でした。 回復してよかったです。夏は大変ですね。
万里の長城、すごいですね!
長さもさることながら、その風景の偉大さ・・・
青い空に緑燃える山々・・・延々と続く万里の長城・・・
素晴らしい景色を堪能しました。
万里の長城。名前の通り長いですね^^
素晴らしい景色!素敵ですね^^
ユーフォ相方
クリックして、見てもらえたのですね。
手前の方に二人、遠くに一人と見えたのですが、ご指摘の通り二人でした。人に見えたのは下に降りる階段でした。さすがです。それにしても、どうやって入ったのでしょうね。
これほどクリヤーに見えたのは初めてです。日本に帰る日だったのですが朝早く出て万里の長城に来てよかったです。この後、急いで空港に行きました。
山の彼方の長城がクリヤーに写真に撮れたのはラッキーでした。このような天候にはなかなか恵まれないと思います。最近は空気がきれいになってきたのも関係しているような気がします。
万里の長城、話には聞くけれど本当に長~いですね。
興味深く見せて頂きました♪(*^_^*)
とても興味をそそられじっくり最後まで読ませてもらいました(o^^o)
一度行ってみたいです~
こちらこそコメントありがとうございます。うれしいです。
きれいな景色に出会えるのは天候しだい!
でも確率を上げるポイントは天気。だから今の時期はいいのでしょうね。それと朝早く行くことをお薦めします。まだ出会っていませんが万里の長城の日の出の景色もいいかもしれません。
この城壁を8851.8kmも造ったのは驚くことです。レンガや石を一つ一つ積み上げていったと思うとなおさらです。現代に残った、この建造物は、昔の人の命の結晶だと思います。
最後まで読んでいただけたとは、うれしいです。記事の掲載にあたって調べることも多くなるので勉強になります。 ありがとうございました。
八達嶺長城は私も二回行きました。
最後に海に入って行く所も見てきましたよ。
万里の長城は、とっても綺麗なところですね。
あんなに急な斜面だと思っていなくて、びっくりです。
北京にはよく行っていましたが最近は八達嶺に行くチャンスがなかったので思い切って行ってみました。北京の町も前日は青空が広がっていたのできれいな写真が撮れることを期待していました。期待通りの天気でよかったです。
最後に海に入って行く所は秦皇島の山海関や入海石城ですね。幸いにも昨年の末に見る機会がありました。石炭のにおいがする町でした。
http://makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp/2009-11-08
万里の長城は山の自然の尾根に合わせて作っているので急な坂道になるところもあるようです。お年寄りにはきつい坂ですが、家族の方が手伝って登っているのを見るとほのぼのとしたものを感じました。他の有名な山では二人で担ぐ籠があるのですが万里の長城は昔から見かけたことがありません。籠は人が多すぎて危険なのかもしれません。
急坂は下りる時に、慎重になりますね。手すりがないと怖いと思います。でも、きれいな景気に出会えました。
エジプトのピラミッドやスフィンクスもそうだけど
姫路城の石垣だってね~
いや~!昔の人はえらかった!
中国行ったことがないので、写真見せてもらえて嬉しいです(^^♪
ピラミッド、スフィンクス、姫路城どれもすばらしいです。文明が発達して機械やコンピューターが出来たけれど、人間自体の考える底力は数千年程度では変らない気がします。そんな人たちの知恵の積み重ねおかげで今があるのだと思います。
今回の万里の長城はきれいでした。千メートル近い高度でもあり空気は、すがすがしかったです。
こちらこそ、見てもらえるのが一番うれしいです。ありがとうございます。
凄いしとか言葉が出ません・・・
世界遺産に登録されているところは、それだけのことにあります。さすがでした。
結構歩くので健康にもいいですね。汗拭きと水を持参するといいですよ。
ご経験されたのですね。景色の写真の風景を思いだしてもらえるでしょうね。
nicce 訪問をいただきありがとうございました。
私が初めて行ったのは1995年(15年前)なので、その倍の30年前の長城をご存知とは驚いてしまいました。素朴な八達嶺長城を見てみたいけれどタイムマシンが必要ですね。
人間の凄さを実感させられました><
写真の数々に心動かされ何度も見返しちゃいました。
迫力ありますね。
人が少なくて、空気が澄んでいて、きれいな写真ですね。
これを人力で作ったというのは驚きですね!
一枚一枚が、とても綺麗な写真ですね。
本当に、万里の長城って長いんですね。
一説によると、月の直径に匹敵するとか・・。
日本じゃ、考えられないスケールの大きさですね。
実物は写真と違って360度を感じることが出来ます。
でも写真を撮っていると後で気がつくこともありました。例えば通行止めの先を2人の人が歩いていたことなどです。
あまりの長さに驚くばかりでした。このすごさを見せ付けて戦争を事前に阻止する狙いもあったのでしょうね。
うれしい言葉、ありがとうございます。帰国の日だったけれども朝早くから出かけた甲斐がありました。
山の彼方の長城 急坂の長城 尾根に続く長城 などいろんな景観を見せてくれました。すばらしいです。
やはり朝早く(8時に着く程度で)来たのは正解でした。でもさらに一時間早く出た方がほんとうはよかったと思います。 この次の機会があればチャレンジしてみます。
万里の長城 一度は行ってみたい場所ですよね~
ガイドブック代わりにしっかり楽しませていただきました♪
莫大な資金と人員が投入されたと聞いております。このおかげで資材や食料を手配した山西商人が莫大な富を得たとも言われています。
景色のおかげです。
月の赤道部分の直径が3476kmに対して万里の長城の総延長は8852kmです。月の直径の2.5倍の長さです。そう考えると、さらにすごさが感じられます。
皆さんの参考になったとすれば、よかったです。また違った景色を撮ることに挑戦してみたくなりました。
万里の長城どころか、中国そのものにも行ったことがありません。
SORIさんのブログを見ていきたくなりました。
すごい力作ですね。私も見習いたいものです・・・・・(笑)。
SORIさんは5時間位しか寝ておられないようで.、真似できませんね。
ありがとうございます。せっかくの写真なので説明したくなりました。
いつもだと、朝は6時くらいなのですが、今はお盆休みと言うことで自由に寝起きしたいます。8月16日には体制を整えなければなりませんが、まだ時間があります。
ますます、行ってみたくなりました!
海外は、何を見ても感激するものばかりです。それにしても万里の長城は雄大です。月の直径の2.5倍の長さであることを知りました。
やっぱり、上っているんですかね。
階段の高さが低かったり、高かったりで、とても上り難かった事を
思い出します。
階段の高さが一定でなかったのは、敵が入ってきた時に上り難くして
いたのか、ただ単にあまり考えずに作って行ったのかって
思いながら上ったんです。
撮ったところが一番急な坂でした。これを登ると万里の長城に来たと実感してしまいました。それにしてもすばらしい景色でした。
こんなに混雑してる万里の長城!!!ビックリしました。
空いているときに行きたいです^^;
万里の長城は2回行きましたが、眺めが良かったですね。
今度行った時は慕田峪の方に行ってみたいと思います。
この混雑には驚きました。でも反対側はこの記事のようにすいてすました。
国内は旅行者が増える一方なので、時期や時間帯など工夫が必要になってきている気がします。
場所によって趣が違うので楽しみですね。慕田峪長城は私が行ったことのある司馬台長城と八達嶺長城に位置しますね。航空写真で見る限り見事な長城です。ロープウエーも見えます。
https://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=216721550134703593141.0004e61027afa21e82761&msa=0
SORIさんの写真を見てたら、行った気になってきちゃった(笑)
私も万里の長城八達嶺はちょこっと行ったことがあるんですが
高低差を見事に表現していますね
素晴らしい写真見せていただきました
でもよく考えたら山々の上を延々と
続いているわけですからアップダウンが
激しいわけですよね~体力が必要ですね!
今日は、ムサシ君のお誕生日ですね!
14歳、おめでとうございます~\(^o^)/
これからも元気で。。。
イタズラもいっぱいしてね~(笑)
急な坂がところどころにあります。それも意外に急な坂です。そんな急な坂があると万里の長城に来た実感が湧いてきます。
高い壁がある方が敵が攻めてくる北方側です。長く続いている万里の長城を見ると昔を想像してしまいます。険しい山の尾根の上に建つ万里の長城は驚かされます。
確かに健康によさそうです。家族の人がついて年寄りの方も来られていました。手伝われながら登る姿から根ほのぼのとした心遣いが伝わってきました。
ありがとうございます。14歳になりました。今晩はご馳走かな。
朝の散歩に出る時不思議と積極的でなかったのですが、玄関を開けるとムサシの嫌いな雨でした。家の中に居ながら雨だとわかるのに、いつものことながら驚かされました。
こんな場所に延々と、
万里の長城をよく造ったものですね。。
スゴイとしか言いようがありません。。
今まで、総延長は8,851.8kmとされていたが、2012年6月5日に21,196.18kmと発表されました。現存する延長は6,259.6kmだそうです。ほんと、恐るべき長さです。ご指摘のように厳しい山の尾根での建設なので大変だったと思います。
衛星写真で見ると、あらためて「すごいな」と思います。御ソロべき世界の遺産だと思います。