


これは2日前(2010年8月6日)の写真です。
今回、万里の長城として有名な八達嶺長城を訪れました。今回で八達嶺長城は3回目となりますが、驚いたのが人の多さでした。この写真の位置では登りも下りもまったく動けない状態になりました。すでに少し動いている状態ですが、その場所を上から撮りました。時間は10時20分ごろでした。この時間帯は北東方向の長城は避けて南西方向に登ることをおすすめします。
日本のガイドブックは登城口から見て北東方向の長城を「女坂」、南西方向を「男坂」と称しています。(中国ではそのような呼び方はないそうです。) 大渋滞が起こったのは北五楼のあたりです。

一番低いところから撮った長城です。右端の一番上の望楼のところが大渋滞の起こるところです。道が狭くなり急勾配となるために起こってしまうようです。長城は基本的に右側通行で、この部分には仕切りの柵が設けてありますが、詰まってくると無視されてしまうことが大渋滞に拍車をかけているように思えました。
根本的な原因は中国の経済成長に中国国内の観光客が増加しているためだと思います。今後も増え続けるので右側通行を徹底すると共に入場制限も必要になってくるかもしれません。我々に出来ることは混む時間帯を避けることだと思います。午前8時前ならば大丈夫です。観光客の少ない景色を撮りたい場合は7時前だと思います。

大渋滞の起こる部分を下から撮った写真です。混んでいるようですが、まだ大渋滞にはなっていません。

大渋滞に巻き込まれてしまいました。この状態で長時間待たされてしまいました。この後に整理の人が来て右側通行を徹底させるようにしたことでゆっくりと動くことが出来ました。

大渋滞の中から下を撮った写真です。車の待ち合わせ時間があるので少しずつ心配になってきました。

右端の一番上の部分が大渋滞の起こるところです。写真の中央近くの一番上の望楼(見晴台、のろし台)が北東側の長城の最高峰である北八楼(海抜1015メートル)です。大渋滞のところから、さらに奥に進むと行けます。せっかくここまで来たのだから、時間は気になりましたが最高峰の北八楼を目指しました。

ここが北東側の長城の最高峰(海抜1015メートル)です。皆さん満足そうでした。この写真だけ露出過多で真っ白になってしまいました。なんとかPCで露出調整したのがこの写真です。カメラをポケットに入れている間にツマミが回ってマニアル設定になってしまっていたのです。

登る時に降りる人の苦労を見ていたので覚悟していましたが、やはり時間がかかってしまいました。降りるときの写真です。登る人であふれており右端をやっと一人通れる程度の状況でした。それでも車との待ち合わせ時間に間に合ったので、飛行機にも間に合って無事に帰国することが出来ました。

この写真は8月8日16時20分に追加させたもらいました。
最高峰の北八楼まで登った人が登城口に下山する場合は北七楼から北五楼までは下山専用の道を歩くことになります。北五楼から長城の上に戻って降りるので北五楼の付近とその下が大渋滞になっているわけです。左の写真が北六楼~北五楼で、右の写真が北七楼~北六楼のあたりです。北六楼~北七楼の間は登りも長城の上が歩けないので、この道を歩くので前からも沢山の人が歩いてきているのです。このような道が作れるのは限られた場所でした。この2枚の写真はクリックすると拡大します。


【関連する記事】
出ているのでしょうか それとルールを守るというモラルの問題も
あるのでしょうか でも行ってみたいです 桃太郎より
経済発展の影響は大きいと思います。これからさらに訪れる人とが増えると思うので一方通行にするしかなさそうですね。下山は長城の脇を歩く方法です。
実は北七楼~北五楼は基本的に一方通行なのです。北七楼を越えて上にあがった人は下山は長城の上を歩けません。
いつも、こんなに混んでいるのでしょうか?
この混み方には驚きでした。駐車場に車を停めるのも大変でした。
昨日は家の近くでも花火大会がありました。
季節のいい時期や休みは混むような気がしました。この日は金曜日でしたが夏休みのせいかもしれません。土曜日、日曜日はもっと混むのでしょうね。
これで地震が来たら、と想像してしまうのは私だけ?
地震は想像しませんでしたが、急坂で誰かが転倒 するのではないかと想像してしまいました。
もっと増えても事故に繋がらないようにと願います。
渋滞しなかったらいんだけど・・・無理かなあ
連続コメントありがとうございます。お年よりも結構おられました。急坂で狭いところが、特に混雑するので危ない気がします。
一部(北七楼~北五楼)で採用している一方通行を(北五楼~北四楼)にも広げる必要がありそうです。でもここの部分は長城以外の山の部分は険しいところなので下り専用の道を作るのが大変そうです。
戸畑祇園や博多祇園山笠は有名な山笠ですね。一度は見たみたいと思っていますが実現していません。行っても見るのも大変なのですね。
お盆の高速道路の大渋滞も大変だとニュースなどで耳にしますが、
こちらの大渋滞もまた大変ですね。
どちらも引き返そうにも困難ですね(=_=)
時間的制約がなければ多少の渋滞など気にしないのですが、この後に直接空港に行き帰国の予定なので渋滞は気になりました。でも八達嶺から空港までは高速道路で短時間でいけるので、実際には空港では、沢山の時間が出来てしまいました。
すごい渋滞ですねー。
すごいですね~ この渋滞!
後戻りも出来ませんね。
みなさん大丈夫なのかなと
ちょっと心配になってしまいました(^^ゞ
この行列の先には何があるんだ!?って
美味しい餃子屋さんだったら面白いのに。
なんて訳の分からない妄想が膨らんでしまいました。
3年前はこんなに混んでなかったのに、
オリンピックやら万博やらで、様変わりした感じですね。
途中でリタイアできないほどの長い行列ですね^^;
日本の各観光地も中国からの観光客であふれていますが
これも中国経済の発展の影響ですね~。
この渋滞には、驚かされました。さらに反対側(南西方向)の長城がすいているのにも驚かされました。
万里の長城にはところどころに下りる階段がありました。そこには沢山の簡易トイレが並んでいました。 でもこれだけ渋滞すると困る人もいるかも知れません。このまま上に行って戻ってこれるのかなと心配してしまいました。
流しそうめんとは、よく例えられています。10時くらいは人が増えてくる時間帯だったのでしょうね。
国内旅行はもっもっと多いです。どこに行っても沢山の観光客の人があふれていました。
これでは遺跡も壊れてしまうのではと心配するばかりです
これはホントにすごい!
あらまぁ~・・・遺跡は大切に扱われているでしょうかね^^;
さすが万里の長城。
人の数も並大抵ではありませんね。
さすが総延長は8,851.8kmの建造物です。我々の想像を超えるものがありました。
8月ですから日差しは強かったです。日傘を使いたくなるのも理解できます。でも高度が高いので日陰に入ると冷たい風が体を冷やしてくれました。
混んでいることは想定していましたが、まさか朝の8時半から、こんなにすごい人が来ているとは想定していませんでした。皆さん混むことを知っていて朝早く来ているのでしょうね。
多いということもあり 不衛生でトイレも穴を掘って板を置いているようなところで 男女が一緒に大も小も恥ずかしげもなくそれがあたりまえだそうです
水も飲めないし 中国に行って良かったという人がひとりもいませんでした
中国は無法地帯というイメージがあります
ピラミッドも世界最大の建造物ですが、総延長は8,851.8kmの万里の長城も世界最大の建造物だと思います。今回歩いた長さは2.5km(往復5km) 程度でした。まだまだ驚かされることがありました。
貴重なコメントありがとうございます。
私は今回の中国の訪問で丁度80回目となります。初めて訪問したのは1994年9月19月でした。その時は西の辺境地を除いて、中国で最も貧しい省と言われていた場所でした。それから16年間に信じられないほどの変化があり、それを見てきました。16年前には高速道路がなかった国が、今は、世界最長の高速道路網を持っています。
今から200年前は中国も日本も変らぬ国でした。その後の日本とは違う世界を進みました。今の中国は40年前の日本のように、安い賃金を武器に爆発的な経済発展をしています。その経済力によって、あらゆる分野で海外の最新の設備や斬新なデザインのものを導入しており、交通網や街の中は近代国家のようにも見えてしまいます。一方で日本の40年前の面も持っており、さらに日本では考えられない貧富の差がある国でもあります。それは巨大な人口を抱える国の宿命でもあると考えています。
巨大な人口を抱える国の爆発的な経済発展は、過去の世界の歴史の中でも初めての経験なので、戸惑いもあります。しかし人類文明の数千年の歴史の中の数十年の出来事でもあります。どのように変化していくかは判りませんが、大切なことは、お互いの信頼関係であることは16年間の中で学んだことであります。
ほんと驚きでした。こちらのルートに登り始めたのは9時58分で渋滞に巻き込まれたのは10時15分でした。最高峰の北八楼に着いたのは10時46分で下山して車との待ち合わせ場所に着けたのは11時25分でした。
もうただただドヒャ~~~ですね~
これでは登りつく前に疲れそ~
おかえりなさい ハワイいいですか、中国と違いハワイはリゾートやバケーションの代名詞ですね。
私は寒い時期にしか行ったので、動くのに困るほど、
人はいませんでした。もう、15年も昔の話なので
行く人の数も変わってきているのでしょうね。
暑い中、身動きできないくらいに混んでいるのは
辛いですね。
今でも上の方に行くと、登頂証明みたいなものが
売っているんでしょうか?
登頂証明、売っていました。物売りは禁止のようで2ケ所だけでした。それも行きは売っていましたが帰りには見かけませんでした。おそらく、朝早くだけではないでしょうか。沢山のコメントありがとうございました。うれしいです。私が始めて万里の長城に行ったのは14年前です。同じ時期の万里の長城を知っているわけですね。
腰折ってすいませんが、長城建築には人柱ってのはあったんでしょうか?primitiveですいません。
心遣いありがとうございます。うれしいです。
私の信念の一つの言葉が「地球上の酸素濃度は同じ」です。 どこにいても普段通り無理しなければ、疲れることもなく行動が出来るという意味です。
時差ボケだけは負担がかかるので、「普段通り無理しない」ではなく「普段より無理しない」ですね。
儀式的な人柱があったかどうかわかりませんが、強制的な過酷な労働が行われ沢山の命がなくなったと聞いております。人の命によって造られてわけですから、ある意味で人柱と言えるかも知れません。
万里の長城の渋滞スゴイですね~(>0<)
やっぱり、毎年ひどくなっているのでしょうね。朝早く出たつもりでしたが、駐車場は、すでに80%の状態でした。
何か良くない事が起こりそうな、なんか危険な感じがしますね。
ほんと驚きました。こんなことがあるのですね。