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2024年9月22日再掲載
タイトル : 世界遺産になった駅 チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅
インドのムンバイ(旧名:ボンベイ)の世界遺産の
エレファンタ島の石窟寺院を再掲載したのを機会に、ムンバイのもう一つの世界遺産
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(Chhatrapati Shivaji Terminus/Chhatrapati Shivaji Maharaj Terminus)を再掲載させていただきました。本記事を掲載したのは15年前の2009年11月17日でした。本ブログを始めた2009年5月5日なので、初期の記事ということになります。この駅に訪れたのは2008年2月20日でした。下の画像はGoogleマップのストリートビュー(
SV)で見た2021年10月のチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅です。旧名はヴィクトリア駅(Victoria Terminus)です。写真が霞んでいるのは大気汚染のためかもしれません。
2009年11月17日 掲載
2024年09月22日 再掲載 閲覧数:6,927 nice!:122 CMT :48
2024年09月23日 閲覧数:7,071 nice!:153 CMT :52
2024年09月24日 閲覧数:7,161 nice!:165 CMT :58
2024年09月25日 閲覧数:7,277 nice!:186 CMT :62
2024年09月27日 閲覧数:7,357 nice!:194 CMT :62
2009年11月17 タイトル :
世界遺産になった駅
世界遺産になった駅があるのをご存知ですか。それも現在も現役で使われている駅です。それが写真のムンバイの駅でインドで最も利用者の多い駅でもあります。その駅舎の中央部分を出来る限り遠くから撮りました。地上からではこれ以上遠くから撮ることはできません。残念ながら精一杯、遠くから撮っても全景が見せられないのです。本記事内の全ての建物の写真はクリックすると拡大します。
全体もすばらしいけれども細部もすばらしい建物です。中央の部分です。特にこの写真はクリックして拡大して見てもらいたい写真です。
斜めから全景をなんとか撮りました。でも真中の部分が写っていないのが残念です。駅自体の工事は1878年に開始され1887年に完成しましたが、この見事な駅舎はイギリスの建築家
Frederick William Stevensによって1887年~1888年に設計され、完成には10年かかったそうです。建物はベネチアゴシック建築様式で、壮麗で豪奢な建築物でヴィクトリア朝のゴシック・リヴァイヴァル建築とインドの伝統的建築の融合した傑作と思います。
ここはムンバイ駅でチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(マラーティー語:छत्रपती शिवाजी टर्मिनस、英語:Chhatrapati Shivaji Terminus)と呼ばれています。旧名は「ヴィクトリア・ターミナス駅」(Victoria Terminus)。世界遺産には2004年に登録されました。
CENTRAL RAILWAY(中央鉄道)と書かれています。これがライオン門です。この写真を撮るのに時間がかかりました。人通りが多いので人の切れ目が簡単には出来ませんでした。当然ですが現役の建物なので、他の観光施設のように入場料を取られることはありません。
上の写真を撮っている反対側が多くの人が出入りする通路になっています。表側からも出入りできますが入口が狭いので、この写真の場所から出入りしています。
SV
Googleマップの航空写真で駅を紹介します。緑マーク(

)のところが冒頭の写真の建物です。緑マーク(

)の
右側(東側)のエリアがを南北(下上)に沢山の人が出入りしている上の写真のところです。
中央駅だけのことはあって沢山のホームがあります。ここがすべての終点であり出発点なのです。

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駅の中は沢山の人がいます。 あっ!ターバンの人がいました。長距離列車の近くでは、いろんな民族の人を見かけました。

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キップ売り場です。 こちらで地元の人に入場券を買ってもらいました。ヨーロッパのように改札口はないのですが、マナーとして買わせていただきました。

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食べ物の値段も庶民的な価格です。3倍すると日本円なので安いもので15円で高くても45円です。紹介した
https://makkurokurosk.seesaa.net/article/2012-10-17.html" target="_blank">マクドナルドの値段とはかなり違います。

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長距離列車です。長距離列車用ホーム群と近郊列車用ホーム群は完全に分かれていました。ヨーロッパのように改札がないため、ホームには自由に入れますがキップなしが見つかると罰金を払わされるので入場券を買いました。

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近郊列車が入ってきたところです。まだ動いていますが、すでにドアは開いています。手動のようであけたまま走っているのかもしれません。

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近郊列車が停車して、沢山人が降りて来たところです。

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女性専用車があります。これは日本の満員電車の迷惑行為防止のための女性専用車ではないようです。必ずしもイスラムの服装の人ではないので宗教的なものだけではなさそうです。インドはレストランの給仕係も女性はほとんど見ないように習慣が我々とは違うようです。男性専用車はありません。一般車両は男性も女性も両方が乗れます。

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車内も見せてもらいました。こちらに注目しているのはカメラではなく東洋人(日本人や中国人)が珍しいのです。自動車に乗っていても隣の車の人は必ずと言っていいほどこちらを覗き込みます。いつも注目されてしまいます。
青い袋を持って立っている人は髭剃りを売っているようです。なぜ髭剃りかは、判りませんが、なかなかいいものみたいです。
注目は天井の扇風機の数です。それに3人掛けの椅子が2列ゆったりとおかれています。こちらはクリックすると拡大します。
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https://blog.ss-blog.jp/_images/blog/_919/makkurokurosk-1/m_IMG_2667E59B9EE8BBA2-1725-e8f12.jpg" width="480" height="356" border="0" align="" alt="IMG_2667回転-1725.jpg" />
運転席の写真も撮らせてもらいました。想像を超える古さです。建物だけでなく車両も世界遺産ものです。

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道を挟んで駅の前にもすばらしい建物がある場所でした。
建物は
https://en.wikipedia.org/wiki/Brihanmumbai_Municipal_Corporation" target="_blank">Brihanmumbai Municipal Corporation(BMC) Head Officeです。1888年のボンベイ市営企業法に基づいて設立されたBMCはインドで最も裕福な地方自治体だったそうです。
https://maps.app.goo.gl/i5JhvexwNZT9vsoJ9" target="_blank">SV1
https://maps.app.goo.gl/TtnsJ91FnVYwh9oZ9" target="_blank">SV2
https://maps.app.goo.gl/27CeE9DeWUdxF8EEA" target="_blank">SV3
https://blog-imgs-171.fc2.com/s/u/s/susuwatarikurosuke/IMG_2690-1908-24.jpg" target="_blank">

https://blog-imgs-171.fc2.com/s/u/s/susuwatarikurosuke/IMG_2690-1908-24.jpg" width="477" height="358" border="0" align="" alt="IMG_3710-400.JPG" />
大きすぎて全体が撮れませんでした。すごい駅でした。
実物を見たら、すごいんでしょうね。
ちょっと見てみたくなりました。
相当お金をつぎ込んで造られたのでしょうね。
イギリスが没落する前の輝きですね。
昔の建物って小さなところまで気を配ってあるというか
一番てっぺんまで上って外を眺めてみたいです§^。^§
素晴らしいの一言に尽きますね。
日本の大きな駅って、ただの箱みたいな物が多くって、
味気なさを感じます。
現役の駅で世界遺産になると、いろいろと大変な問題もありそうですが
いつまでも残してほしいですね。
すごぃ・・・・・。
とにかく綺麗ですし、駅とは思えないですよね。。。。
びっくりしました~
ほんとに 宮殿ですよね~。
美しいです。
いろんなことを見てきたんでしょうね。。。。
東京駅だって充分、素敵で近代的だと思ったんですがね・・・^^;
私は鉄道が好きですから、見覚えはあります。
でもさすがに圧倒される人には、驚きますね。日本なら東京や
新宿駅の朝の様子に似ているんでしょうね。
車両は幅が広いので、古さを除けばゆったりしています。
運転台は、見ただけで大体わかります。日本とあまり変わりま
せんから、運転できそうです。
しかし、すごい人!
立派な駅で美しくて素晴らしいですね。
宮殿みたいな建物で駅が
世界遺産って凄いですね。
ホント宮殿のよう・・・すごく美しいです~(*´艸`*)
最近、テレビでもこの駅のことが、とりあげられていました。すばらしさに感激でした。
ホテルはなかったような気がします。鉄道の人の事務所などがスペースをとっていると思います。
そうなんです。車に乗っていても、覗き込まれること多いです。
人件費が安い国だから、これだけの建物を造ることが出来たのでしょうね。日本で、今作ったらものすごいお金がかかるでしょうね。
ほんと、手間のかけ方が半端じゃないですね。すばらしい世界遺産でした。
世界遺産になった世界で唯一つの駅ですね。まさに世界一と言ってもいいかもしれません。私もムンバイに来るまで知りませんでした。
ムンバイの誇りでしょうね。維持費もかかるかもしれませんが永遠に残してほしいです。
列車が高級な乗り物の時代があったのかもしれません。
車も新しい形のの物が増えてきましたが、まだまだ古い形のままの車も走っている国でした。
esmeさんの言葉はムンバイ駅の人が喜ばれると思います。
列車ファンにとってはこの古い車両も魅力に思える人も多いのでしょうね。古いものを大切に使っていました。
重くてすみません。 すばらしいところばかりなので沢山写真を掲載させていただきました。紹介出来てよかったです。
運転できるなんて詳しいのですね。車両の写真も掲載してよかったです。全てがタイムスリップしたような世界でした。
鉄道は庶民の足であることを、この沢山の人を見て実感させられました。建物もすばらしいけれども、この活気にも驚かされました。
いろんな歴史があったのでしょうね。それを100年以上前から見続けてきたと思うと感激度が上がります。
写真が好きな人にとっては、あきない場所かも知れません。いろんな民族の人が乗り降りしていました。
いましたねー。ターバンの方。都会には少ないんですか?
実はターバンはシク教(シーク教)の人が巻いています。シク教徒はインド全体の1.9% だそうです。屈強な人や金持ちの人が多いので1.9%よりは目立っています。
素晴らしいです!!
何度かムンバイに行っていましたが、初めて薦められて行ってきました。見て驚きでした。まさに必見の価値ありでした。
と思っていたら、駅に到着した電車はどっぷりインドって
感じでお~って思ってしまいました。
インド人を見るといつも思う事。
中国人は何故かインド人嫌いな人が多いんですよね。
うちの会社の関連会社があるので、ちょっと身近ですが、こんなに立派だとは知りませんでした!!!すごい立派な建築物ですね。
しかも建物の中もかなり近代的!!ほんとうにびっくりです。
やはりムンバイあたりは上流階級が住む場所なのでしょうね。
華麗な駅舎も魅力的ですがインドぽい車両や人ごみも魅力があります。
人口が1位と2位で安い工賃の国なので競争相手でもあるし考え方もま反対のところがあるのは確かですね。
デリーは政治の中心でムンバイは経済の中心です。でもムンバイの中はインドの縮図のような感じで貧しいテント生活をしている人も見かけます。
インドには、すごい金持ちの人がいますね。それに私の見立てですが日本人と同じ程度の生活をしている人が2億人程度いる感じです。ところが数億人近くの人は極端に貧しい生活をしているのもインドですね。
こちらに掲載されている。
写真(駅全体が映っている)ものを
企業のHPにて掲載したいのですが、可能でしょうか?
突然のお願いで申し訳ないですが、
是非ご検討をお願いいたします。
どこかに当ブログから転用していること記載していただければ、まったく問題ありません。自由に利用してください。
さっそく検討させていただきます。
使ってもらえるのはうれしいです。
インド人の顔はほりが深いのでちょっと違うのでしょうね。ただし日本人は西洋人よりは信頼されているようです。
道や構内が意外に清潔に見えます。もっとぐちゃぐちゃかと(^^;
窓口の列もきちんとしてますね(^^)
インドの自分なりのイメージがあったので驚嘆の建物でした。本当に素晴らしい建物でした。これは是非とも雛さんに知ってもらいたいです。
インド全体ではぐちゃぐちゃなところが多いけれども、最近、急速に変わってきています。
五大堂にコメントを有難うございました。
もう少し、ドライブを楽しみたいと思い18年乗っていた
愛車を乗り換えました、今度の車が最後になると思います。
初めは、2009年ごろに書かれた記事のようですが、アイコンが
無くなっている人も見受けられますね。
海外旅行は、ドライブが出来なくなってからと考えています。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅も素晴らしい、
舌を噛みそうな名前です。
屋根の上にも乗るインドの列車を想像できません。
最近の車は衝突防止など安全度が上がってきているのでいいですね。私も安全のために1年前に買え換えました。
経済発展がさらに進むと、貴重な鉄道車両写真になるのだと思います。
この時代、インドで鉄道の旅はハードルが高そうでしたが、知り合いで経験している人がおられて驚きました。
ほんと立派な駅でした。さすがに建て替えることはないでしょうね。
駅舎が作られた時代は設計や技術はイギリスで、豊富な労働力のあるインドだから出来た駅舎なのでしょうね。ほんとすばらしい駅でした。
この時代、鉄道は文化の中心だったからこそ立派な駅舎を造ったのだと思います。日本で最初の鉄道(新橋~横浜)が開業したのが1872年に対して、インドで40km最初の本格的な鉄道が出来たのは19年も早い1853年だったのです。その路線の駅舎が手狭になったことから新駅舎として作られたのが今回の駅でした。
ほんと人が多いのに驚かされました。世界遺産の駅はここだけなのかもしれません。
インドは人口が多いっていうけど、本当にたくさんの人がいますね。