

上流側ケーブルカー 下流側ケーブルカー
Monongahela Inclines Duquesne Incline

先日に紹介させていただいたシーフード店からきれいな夜景を見ることが出来たピッツバークの丘には2本のケーブルカーが登っています。2本共に真直線で且つ空中を走っているのが特徴です。どちらがお好みでしょうか。

角度がきついので写真のようなタイプになったようです。それぞれ違うので面白いですね。普通は平行四辺形が多いけれどここのタイプはいずれもあまり見ないタイプです。
ケーブルカーで登った丘の上は住宅街です。「丘の上の住宅地」で紹介した景色は衛星写真で説明すると左上から右下を写したものです。
オリジナルのGoogle航空写真でも2ケ所のケーブルカーの位置を赤色マーク



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下流側にあるケーブルカーです。名前はDuquesne Inclineです。こちらは137年前の1877年に建設されました。
別の角度からのケーブルカーです。昼食を食べたサンドイッチ店からり景色です。

下流側のケーブルカーの山頂駅の前には写真のような石碑がありました。中に売店もあり結構人気でお客さんがいっぱいでした。ここからシーフードレストランもサンドイッチ店も歩いて1分です。左側の緑ぽい建物が山頂駅です。道路標識にケーブルカーのマークがあります。

下流側のケーブルカー(Duquesne Incline)の麓の駅の写真は撮っていなかったのでWikimediaから写真を転用させていただきました。

ここから上流側のケーブルカーの記事を掲載いたします。
こんなに急ではないけれどモンマルトルの丘のケーブルカーはこのタイプでした。空中は走っていなかったですね。

上流側のケーブルカーを拡大いたしました。

こちらは上流側ケーブルカーの乗り場です。このケーブルカーは144年前の1870年に作られたそうです。朝、散歩している時に丘の上の住宅地からダウンタウへの通勤に使われている人を沢山見かけました。目の前の鉄の橋は133年前の1881年に作られたそうです。

建設当時の写真をネットから見つけました。ケーブルカーと思われるものが2ケ所に写っています。それぞれのケーブルカーの名前はCastle Shannon と Monongahela Inclinesです。写真の左側のケーブルカー(Castle Shannon )は今はありませんなが、写真の右側のケーブルカー(Monongahela Inclines)は今でも使われています。それが上の写真の上流側のケーブルカーです。この写真には1881年前に作られた橋も写っています。
今は通勤用に使われているケーブルカーも昔は石炭の採掘のためだったようです。写真には「Castle Shannon and Monongahela Inclines ascending Coal Hill (Mt. Washington)」と説明されていました。右側のケーブルカーMonongahela Inclinesをよく見ると2本あります。したがってこの写真には3本のケーブルカーが写っていることになります。つまり下流側のケーブルカーも含めると、この時代には少なくとも4本のケーブルカーが存在したことになります。
完成 1870年5月28日 蒸気駆動 (1870年 = 明治3年)
改造 1882年 鋼鉄製化
改造 1935年 電気駆動
改造 1994年 現状の駅完成
長さ 194m(635ft)
高低 112.59m(369.39ft)
角度 35度35分
速度 10km/h (6マイル/h)


写真を拡大すると大きい方のケーブルカーの巨大さがよくわかります。大型機材などを馬車ごと乗せることも出来たと思います。右のケーブルカーの形には現在のケーブルカーの面影があります。

昔のケーブルカーも含めた4本のケーブルカーの位置を航空写真に記載しました。
航空写真の中の2本の緑色ラインのケーブルカーは今はありません。
2本の赤色ラインが今も活躍しているケーブルカーです。左上のケーブルカーがサンドイッチ店の近くにあったケーブルカーです。
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私は電車みたいのが付いている方が好きです。
これが通勤に使われているなんて・・・。
満員になったりするのかな?外国だとそれはないんですかね。
でもちょっと怖そう、中国のよりはましですかね^^
楽しいケーブルカーでした。乗ってみたくなりましたが、時間の関係で実現は出来ませんでした。ケーブルカー乗り場の中には入ってました。趣がありました。
どんな町にも特長があるんですね。それが大好きです。
中国のケーブルカーのことを覚えていただいていてうれしいです。139年前のケーブルカーの方が安心感がありますね。
はじめして。訪問&nice!ありがとうございました。
す、すごいです!!(>w<)
高いところ苦手なウチですけど…このケーブルカーには乗ってみたいなぁ〜♪なんて思ってしまいました!(笑)
写真もとても綺麗ですね!本当に素敵です♪
日本では見られない風景ですよね〜。目の保養になりましたです!
ありがとうございますぅ〜♪
ピッツバーグはアメリカの中でも印象的な町でした。すばらしい景色もあり古い歴史を感じる町でもありました。そんな町を紹介出来てコメントもいただいてうれしいです。ありがとうございました。
乗り場もテーマパークみたいな雰囲気で素敵です。
それにしても、その頃の日本は?
っと思うとすごい差を感じますね!
きれいで風景にとけ込んでいてでも不思議です。
乗りたい。
生活の中に溶け込んでいる『歴史』が感じられます。
乗ってみたい雰囲気ですね。観光客の人も利用していました。
通勤で利用している人は毎日利用していますね。町の中心まで歩いて行ける距離なんです。家を出てケーブルカーに乗って歩いて合計で25分で会社に着くと思います。羨ましいです。
おもちゃのようなケーブルカーかわいいですね。
ドキドキ感もちょっと味わえて楽しそうです。
元々は炭鉱のための蒸気機関で動くケーブルカーだったとは楽しいですね。定員は23名だそうです。
ケーブルカーの形がカワイイ?ですね♪
まるで、家が動いているみたいです(^-^)
見ているだけで楽しめますね。
百年以上も活躍してきたケーブルカーとは驚きです。
色鮮やかで可愛らしいでした。
通勤で使われているというのもすごいです丘の上の人の重要な足ですね。
はじめまして!! &
拙BLOGへのご訪問ありがとうございました!!
おおお!!
これはなんとも素敵なケーブルカーですなあ!!
しかも、「通勤用」とは!!
はじめて知りました!!
ご紹介ありがとうございました!!
こちらこそコメントありがとうございます。何気なく撮った写真ですが、調べるといろんなことがわかってきました。通学で使われている方からも別の記事にコメントいただきました。
絵的には 下流の赤いケ-ブルカ-が
面白いですね 空中に浮かんでるように
見えますね
下流側のケーブルカーは景色がいい場所にあるし可愛らしいですね。
現代のケーブルカーは車掌がすれ違う中央だけ2本になっていますが、この時代はうえから下まで2本だったのが興味深いです。
このケーブルカーが通勤に使われているのは驚きです。
ケーブルカーの色がいかにも「外国」という感じですね。
オモチャみたいでかわいい✿
・・・でも 乗るのは・・・(高所NGだといろいろ損してる気がします)
オフィス街まで歩いて行ける距離に住宅地があるので通勤に使われているのだと思います。世界的に見ても大都会のビジネス街とこんなに近くに環境の良い住宅地があるのは珍しいでしょうね。羨ましい限りです。
高所はNGでしたか。確かに迫力がありますが、それが魅力になっている気がします。これからも活躍するのでしょうね。
なんとSo-netの身近な方がピッツバーグに5年間もお住まいだったとは驚きました。ピッツバーグは朝の散歩で散策いたしました。ステーションスクエア周辺にも歩いて行きました。ステーションスクエア駅の写真は近いうちに掲載したいと思います。
そんな国と戦争して勝てる訳がなかったですねぇ。
安心感あると思ったら歴史に裏打ちされた
ケーブルカーだったとは♪
通勤の人は毎日乗ってるから、もう慣れっこでしょうね。
高所恐怖症の人は無理だわ^^
1910年代には、全米で生産される鉄鋼の1/3~1/2がピッツバーグで生産されて、第二次世界大戦中には、ピッツバーグでは9,500万トンの鉄鋼が生産されていたわけですから、すごい底力です。
昔のままに使われ続けたことも称賛に値します。調べてみていろんなことが判りました。
毎日、遊園地に行っている気分になれるのではないでしょうか。こんな通勤をしてみたかったです。
見た目で安定性のある上流側のケーブルカーが、いいですね。。
下流側のケーブルカーは、ナンカ苦しそうな格好の印象です。。(^▽^)
安定性で評価されたとはさすがです。それにしてもケーブルカーが出来たのが明治3年とは驚きでした。
関西に来られるのですね。
23-25は浜松に出張です(^^;)
確かにアメリカが独立したのが1776年なので、すでに238年経ちました。建物などは古いものは少ないけれども産業革命に関するものは古いものが多いです。
アメリカには何度も行きましたが東側ばかりです。でもアメリカで海岸を直接見たことがありませんでした。
上流側の山頂駅舎は1905年にはあったようです。下の駅舎は比較的新しいようだけれども昔の面影を残して作られているようです。